その途中の集落は色々街おこし的なことをしようとしてて楽しいのです。
普通行かないけど、よそ者が入り込んで古民家改修とかやってる。
なんだか楽しそう♪
そのはずれにあるサルスベリの丘にいったらディープすぎた。
当記事の目次
行ってみたらディープスポットだった【サルスベリの丘】
当倶楽部にサルスベリを植えたので、最近は余計に目につくのです。
一雨が降り出すかわからんような夏の休日の午後、数時間空き時間ができました。
※午前中雨がパラパラ降ってたので「自家製みそ。」を仕込んでいました。これぞ田舎ライフ。
昼食の休憩時に天気予報を調べると「午後はちょっと晴れ間がのぞきそう。」とYahoo天気の雨雲レーダーは言いいます。
休日は雨の隙を縫っても出掛けたい。
そういうことになった。
当倶楽部では隙間時間がある場合、
夫婦で別々に地図を見てローラー作戦的にマニアックでマイナーなスポットを探すのが恒例でになっています。
※大体、隙間時間で往復できる距離もわかってるので。
という条件で探しました。
そんな条件で近場でなんとなく適当なドライブ先を探してみたら。
長野市保科地区にある「サルスベリの丘。」を見つけたわけです。
当倶楽部でも近年サルスベリを植えたのでちょっと育成方法に興味があるし。
というわけで、ここが目的地になったわけですが、 爽やかそうな名称からは想像もできないレベルで ディープスポットでした(笑)
ちなみに・・
夏の時期は気を付けて街をみると、いろいろな場所でサルスベリが咲いているのです。
夏の短い長野では夏に賑やかな花が咲くのはちょっと嬉しいのです。
当倶楽部にも近年サルスベリを植えました。
その前は「全く興味がなかった。」んですが、よく見ると色も白、ピンク、紫、赤とまあ個性アリアリで面白い。
※当倶楽部のサルスベリは真っ赤ですが、白いのも綺麗です。
寒さに強いのか長野の街中でもよく見かけます。
サルスベリは、百日紅とも書くくらいあって、ホントに100日くらい咲き続ける大変コスパがよろしい木でもあります。
実際は、一つの木でも蕾がタイミングをずらして次々と花が咲くシステムなのです。
※最近知った。
庭木としては割と育てやすい というか勝手に伸びる し、花も賑やかなので人気があるようですな。
ちゃんと手入れすれば、幹がつるつるのすごい大木に育ちます。
※当倶楽部のサルスベリは、今年枝の剪定をしなかったので「はすっぱな感じ。」になっておりますが来年は細かい枝はぶった切る予定。
一般に、花とか蕎麦とか、愛で始めると「正しいジジイ趣味。」なわけですが。
これに最近はデカいカメラも「ジジイ趣味。」と言われ始めましたな。
※花の写真とか合わせ技に走ると正統派のジジイ趣味です。
ワタクシも確実に年を取ってるということか。
↓こちらの記事ではヒマワリの群生の話を書いています。
こんな記事もあります▼
「サルスベリの丘。」にはGooGleMapとか無いとたどり着けない(笑)
ええ!ここ?みたいな細い道を抜けた先にあるのでした。
長野県道34号(長野菅平線)沿いにある保科地区。
長野市街地にも近く、その割に適度に田舎で暮らしやすそうではあります。
でも長野駅まで出るのは結構面倒くさい。
まあ、保科川に沿った菅平に向かっての扇状地なのでずっと坂ではあるのですが。
実は最近、このエリアは古民家のリノベとかで割と有名なのですよ。
古民家を専門的に再生してくれる業者もある。
実は長野市街のはずれの山すそには結構古民家が残っています。
古民家があるような場所は坂だったり道が細かったりして、なかなか開発が進まなかった場所なので、古い民家が残りやすいらしいのですよ。
この辺りは地方ローカルなTV番組でもたまに取材が来るくらい結構オシャレな古民家リノベが盛んなエリアでもあります。
長野県道34号沿いはいたって普通の田舎街ですが、一本裏に入ると道が細くてデカイ車では行きづらいくらいです。
そんなところに古民家が残ってるんですよ。
でもそういうところに好んで住む人は大抵地元民ではないのですな。
※すごい田舎の古民家に住んでる人は外人が多いのにはビックリします。
知ってる人は知ってる。
そんなマニアックなエリアになりつつあります。
こんな記事もあります▼
サルスベリの丘は、そんな保科地区のはずれにあります。
丘っていうよりも山の斜面です。
「オシャレなスポットなんじゃないかな?」
と思ってました。
行ってみるまでは。
長野県道34号線を外れて集落を南西に進んでいきます。
※曲がるところが非常にわかりにくいのでちょっと迷った。
その後もリンゴ畑の間を縫うような細い道を登っていきます。
最近のでかい車だとちょっと嫌かもしれません。
極稀に、手書きの看板がありますが、非常に小さく見ずらい。
車で行くと 小さすぎて看板に気が付かないので あっさり通り過ぎます。
この辺りで、
「だんだんオシャレスポットじゃないな?」
という感じになってきます。
「サルスベリの丘。」は、たまたま立ち寄るというよりは、
「はっきり目的地として気合を入れて向かう場所。」
と言った方がいいでしょう。
小さいバイクでトコトコ迷いつつ、登っていくのが楽しいかもしれません。
そして謎の石像(笑)が増えてくると「サルスベリの丘。」です。
駐車場は未舗装です。
区画とか無いので自由♪
駐車場は草をきちんと刈ってくれてありますが、結構な傾斜と段差があるので車高の低い車だとは腹を擦らないよう気を付けたほうがいいかもしれません。
ここまで来ると、
「オシャレスポットじゃなくてB級スポットなんじゃないか?」
という確信めいたものに変わっています。
※ワタクシの経験上、テーマの統一されていない謎の石像が、たくさんある場所がB級スポットじゃなかったためしはないです。
ちなみに・・
長野県道34号は長野市から菅平まで直線で結んでる道です。
ココが通れないと、須坂の方まで回るか、真田町の方まで回るかしないと菅平にはいけません。
この道、バイクで行くと面白いんですよ。
※車ではあんまり行きたくないくらいの狭さと勾配とカーブの曲率。
2022年8月は長野県道34号が崩落のため通行止めになっています。
※お盆の時期は復旧工事が休止してたので通れたんですが。
冬は全面通行止めになるので、早く復旧してもらいたいものです。
※長野市から菅平にスキーに行く際にこの道は使えないため、大きく迂回するしかないので結構時間がかかるのです。
こんな記事もあります▼
謎の石像・謎のブランコ・謎のオモテナシ(笑)
※昔、政治家の田中真紀子さんが来た時の写真が飾ってあった。
でもサルスベリが咲いてない時期は何やってんだろう?
「サルスベリの丘。」は割と高台にあるので木々の間から保科地区の住宅街やその向こうにある長野市の市街地が見えたりもします。
天気が良ければ結構な散策が出来るハズです。
晴天だったら結構いい景色なはず。
道の両脇一杯迄サルスベリが植えてあるので見ごたえは確かにある。
写真がヘタですまん。
恐らく私有地(たぶん庭木屋さん)だと思うのですが、
「私有地に自由に入ってヨシ。」
みたいな看板が立ってたりします(笑)
石像は写真に撮ってませんが、多種多様で全く統一性がないのが特徴。
そして、
※困った変わり者の田舎のオジサン臭がプンプンします。
あんまり天気の良くない8月の終わりの土曜の午後でしたが、結構お客さんいますな。
客層としてはワタクシ達が割と最年少くらいでしたが、結構な数の人が歩き回っています。
平日でもこんなに人がいるのかしら?
そして、
「コーヒー無料♪」
という看板に引かれて 掘っ立て小屋 ゲストハウスに行ってみます。
とにかく、おもてなし精神が凄い。
基本的に何かを買わない限り全部無料(笑)
ボランティア?というかオモテナシしてくれる方々もみなご長寿です。
コーヒーはもちろん、お菓子とか果物とか食べ放題。
全部タダ。
お手製の椅子に座ると、テーブルにどんどんお菓子とか出されます。
そんなに食べられんっちゅうの。
※おばあちゃん家か?
実はもっとすごいらしい
後で聞いた話ですが、地元の保科地区に住んでる知り合いSくん(まだ30代。若い)によると。
「熊が採れたから食ってけ。」
と言われて、サルスベリの丘で熊肉食ったことがあるという凄い経験の持ち主。
まあ、ほぼ山なので熊も鹿もカモシカも出るそうで。
※ゲストハウスの入り口には、ムササビのはく製が吊るされてる。
S君が行ったのは割と小さいころだったらしく「不思議な空間。」という印象しかない、と言ってましたが。
子供には、楽しいかもしれません。
ゲストハウスの入り口付近では、ちょっとした物販的なものもあったりします。
これもディープな品ばかりなので、興味があれば言ってみるとよろしい。
自作の木酢液とか売ってる。
実際目の前で売れてた(笑)
ワタクシ達は、ゲストハウス前に並べてある多肉植物のポットを3つほど購入。
※バイク出来たら買わなかったけど、いつ雨降るかわからんので車できたので。
一応アドバイス的なことも書いてある。
栽培方法なども教わって、格安で入手♪
ついでなので、サルスベリの消毒や肥料などの情報も入手。
なんだか得した♪
疲れるくらい気後れするような場所ですが 結構面白いのでお好きな方は行って見るといいですよ。
まとめ
サルスベリ綺麗だし、むりょうだし。
まあ、単独で行くとオモテナシ隊に囲われて大変かもしれませんが。
スーパーカブとかそういうバイクで、ポテポテと近所を散策してる間に迷い込んだら不思議の国っぽい「サルスベリの丘。」です。
夢?と言われてもおかしくないレベルのカオス然とした感じが大変よろしい。
ゲストハウスにはよくわからないものがたくさん置いてある。
見方に寄っては楽しい・・のかもしれない。
ツーリングやドライブでわざわざ遠くから来る価値はないかもしれないですが、散歩としては面白いです。
※B級スポットとしてはかなりアリ。
恐らく、庭師(元庭師かも)のオジサンが調子に乗っていろいろやってるのではないかと推察します。
※ちゃんと聞けばよかった。
「サルスベリの丘。」は夢の中の空間のような、逆に目が覚めるような、何とも形容のしがたいスポットなのは間違いないのです。
そして、
「サルスベリの丘。」の様な田舎の変ったオジサンが運営するディープスポットってのは日本中どこにでもあるのですな。
※そういうスポットばかりを回るってのも面白そうですが、変ったオジサンは狂暴だったりすることも有るので油断ならんのですが。
ちなみに・・
田舎の困ったオジサンは、
という傾向があるのです。
田舎の国道沿いの 絶対儲かってない 古道具屋とかもう典型的なこのパターンです。
※中には、神経質なコレクター的な人もいますがかなり稀な存在です。
田舎には車やバイクの収集癖がある人も多いです。
ナンバーのない車体がたくさん空き地においてあったりします。
何せ駐車場代はほぼタダです。
もちろん、
無造作にバイクがたくさん置いてある場所もあります。
※でも決して解体屋ではないんですよねえ。
こういった場所は、ワタクシが知ってるだけでも長野県内に数十か所ありますし。
※貴重な車ももちろんある。ただ保管状態が悪いのでどれも再生は難しそうですが。
ワタクシでは直す自信がないレベルの朽ち果て方している個体も多いのですが、見せてもらうだけでも結構楽しいものです。
画像に映ってるのはほんの一部。
この3倍以上の車が軽くある。もう少し早く知ってれば・・。
多分、家族は猛烈に「処分しろ。」と言ってるのでしょうが、こういうオジサンは頑固なのでたぶんそのまま。
そして月日は流れ、負の遺産として残った廃車を親族がお金をかけて処分するんですよねえ。
困った親族を持つといい事はありませんな。
コレクションを処分しないと土地もは使えないし、田舎では春から秋までの間は1カ月もすれば車なんて余裕で草に覆われますし。
ただの藪になる。
ワタクシは早めに片づけることをおススメします。
※車を放置すると、ネズミとかハクビシンとか住み着いちゃうらしいです。
そうなると再生する気もなくなるし、非常にもったいない。
少しでもお金になるうちに処分しておかないと、親族に迷惑が掛かりますよ。
でも一縷の希望として、
今後は状態の悪い廃車体すらも金属や樹脂の資源となる日が来るかもしれません。
※誰かのゴミは誰かの宝・・になる可能性は 限りなくゼロに近いですが ゼロではないです。