【蓼科スカイライン】なんてのは走る人には楽しいルートですよ。
部分的にしか眺望はよくないのでいまいちメジャーになれないだけです。
地元民でもあんまり知りません。
でも超メジャーなビーナスラインのすぐそばにひっそりとあるのです。
当記事の目次
蓼科スカイラインは佐久市の南端部と女神湖を繋ぐルート
蓼科山の北麓を通り抜ける全長36.8kmの無料林間ルートです。
一応地味に「蓼科スカイライン。」の案内板はある。
池野平白樺高原ホテル横が西の起点
蓼科スカイラインは隣接するビーナスラインと比べると確かに景観は劣る。
ビーナスラインに比べると地味なので雑誌やネットなどのメディアでもほぼ取り上げられることはないのでした。
佐久から八ヶ岳を横断するルートは普通は一本南にあるR299(メルヘン街道・麦草峠)を使うのがセオリーです。
しかも、
R299は中部横断自動車道の八千穂高原ICにダイレクトに接続してるので行きやすいし。
※蓼科スカイラインは、佐久側の入り口が非常にわかりにくいのです。
国道ばかりを走るライダーが多い中、好き好んで県道ですらないこの蓼科スカイラインを選択する時点で、
「地図が読めるライダー認定。」
されるでしょう。
それほどあか抜けない感じの道なのです。
なので、
ツーリングルートとしては「イマイチメジャーではない。」のです。
実際、地元民でも長野県民でも知らない人は多いです。
「蓼科スカイライン?はぁ?」
みたいな反応をされることも多いくらいマイナーです。
空いてて楽しめるのはマイナーだから♪
駄菓子菓子。
マイナーな分、空いているので走りごたえのあるルートになっています。
すいてる峠を好むライダーには 地味に 結構人気があるルートだったりします。
ちなみに・・
交通量の比較的多い国道や県道は、いつだって通れる可能性が高いです。
ところが、
「蓼科スカイラインのようなマイナーな道はいつでも通れるとは限らない。」
のですよ。
蓼科スカイラインのようなマイナーな山間部のルートというのは、通行止めが非常に多いのです。
通行止めにしても、どれほど地元民に迷惑が掛からないので割と自治体も放置気味ですし、予算もつかないのでしょう。
国道どころか県道ですらないのであればなおさら修繕工事は後回しになりがちです。
ゆえに。
通れるときには通っておくのが正解だと言い切りましょう。
通行止め情報すらまともに更新されないような道ですので、
「通れたらラッキー♪」
という気持ちで臨むのが吉です。
景色はそれほどでもないが走りごたえはある
峠が好きな人はR299の麦草峠。
街道が好きな人はR142を使うのがセオリーです。
でも、山越えが純粋に好きな人は蓼科スカイラインを使ったりするのです。
蓼科スカイラインは、
ようなルートです。
文字にすると伝わりにくいですが、
といった、ちょっと殺伐としたルートです。
標高の上がり具合と気温の下がり具合はGARMINのハンディGPSがあると標高差を追えて面白くもあるのですが。
長野のツーリングにもっていくと面白いのがハンディGPS。
ちなみに・・
今回は幸い好天でしたが、ワタクシが昔蓼科スカイラインを通った時は視界が良くない雲の中を走るような感じでして。
真っ白な峠道で突然出てくる崖っぽい個所や崩落した石や岩にビビったもんです。
※一人で進むのが勇気がいるくらいの魔界感。
この辺りは夏は天候が急変するんですよねえ。
そして、
2000m級なので雨天時は真夏でも寒いです。
ちょっとでも濡れるとメッシュジャケットに長袖Tシャツでは確実に寒いですよ。
JAXA 美笹深宇宙探査用地上局があったりするので侮れない
これがJAXAの美笹深宇宙探査用地上局です。
アンテナと一緒に撮影するポイントは非常に悩むのですが、
というのが一般的なようです。
今思えば見下ろす写真も撮っておくべきだったな。
また行けばいいや。
今回は上から見下ろす撮影はしませんでしたが、複数のバイク乗りが上から路駐で写真撮っていました。
交通量が少ないですが、気を付けて撮影すべきですよ。事故しても救急車は2時間くらいは来ません。
ココが蓼科スカイラインの、ハイライト観光スポットと言えましょう。
ちなみに・・
野辺山にもこの手の宇宙観測施設がありますな。
こちらは施設も古く、老朽化が激しいですが職員の皆さんが一生懸命説明資料を作ってくれていていい感じなのです。
悪く言えば、文化祭の展示みたいですが。
ぜひツーリングやドライブでは、立ち寄って日本の宇宙科学を応援してあげたいものです。
※ワタクシ達は、車検の代車で借りたユーノスロードスターでこの辺を400kmも走りまくって、車検屋にあきれられた記憶を持つ。
野辺山のJAXA施設前にて。
アンテナと一緒に写った写真がなかった・・。
蓼科山の北側の登山ルートがある
大河原峠という ガンダムのメカデザイナーの様な名前の 峠が蓼科スカイラインの最高地点です。
ここは、蓼科山の北側の登山口になってるようで、朝早くから結構路上駐車組がいらっしゃいます。
※休日の早朝は登山客でにぎわうんですかねえ。
なんだかワタクシたちのようなにわか登山客でもいけそうな気がする。
路駐なのでその陰から人が出てくる可能性もあるので注意深く進む必要がありますね。
※いつ崩落があってもおかしくないような場所にも車が止まってる。石落ちてきたら車なんかベコベコになるけどねえ。
バイクで来て登ってるのかしら?
登山道と言っても、数時間で行ってこれるような割と初心者向けのルートっぽいです。
※そのうち、ワタクシ達も登る気がします。
もう一か所、さらに女神湖側に進んだところには鳥居のある登山口があり、シャトルバスなどで送迎しているようでした。
※でも荷物も多いし、マイカーで登山口まで来たい気持ちもわからないではないですな。
ちなみに・・
こういうルートを攻略する際はあんまり大型バイクではないほうがいいように思えます。
この日も何台かの大型バイクのツアラーを見ましたが、
と言った場合は中型バイクの方がはるかに楽です。
デカいバイクのパワーは持て余すし、重いとキツイ。
また、通行止めがあった時のUターンなんかは道が狭いと大変です。
※路肩の未舗装部分にちょっと止めるのも大変だし。
やはり、
悪路走破が想定される道の攻略には中型オフ車が最高のパフォーマンスを見せますな。
とはいえ、
長距離の高速移動の割合が増えるなら、デカいバイクの方に軍配が上がるのですが。
臨機応変、というか同じバイクでも性格の違うバイクを使い分けるという運用ができるとベストですな。
※家庭の事情や住環境、お財布事情などでそうも言ってられないとは思うのですが、人生は一回です。
まあ大きなお世話なんですが。
賑やかな女神湖周辺
ここは紛れもなくビーナスラインです。
蓼科スカイラインの地味で暗めな印象と違って、ビーナスラインは明るくて派手な印象です。
※とはいえ、ビーナスラインの白樺湖の東側のエリアは比較的地味なのですが。
こんな記事もあります▼
厳密にはここは県道40号ですが。
ここまでくれば、飲料の補給も可能になります。
蓼科スカイライン はマイナーすぎて 道中ではほぼ水分を入手する手段はありません。
※もしかすると大河原峠にあるかもしれませんが。
蓼科スカイラインの途中で休憩時に水分補給をしたければ、佐久側のR141かこの辺りでペットボトルを購入していくのがいいかと思います。
※途中でコーヒー沸かして飲むのもまた一興ですが、火災には十分気を付けましょう。風があるし枯草も多いです。
まとめ
にはとてもおススメです。
部分的に崩落や道幅が狭い箇所もあるので気は抜けませんけれども。
※あと運転が好きじゃない人は結構苦痛かも。
ワタクシとしてはこのあたりの2000m級道路には、
みたいなイメージがあります。
これくらいの案内板しかないと思ってよし。
道中にも蓼科スカイラインの看板があるんですが、今回は撮影し忘れました。
また行けばいいや。
どのルートも走って楽しいです♪
※まあどれも通行止めや季節による通行規制があるんですがね。
長野の道はほんとにおもしろいです。
この八ヶ岳と佐久の間にはたくさんの県道や市道、よくわからない道がたくさんあるので一つずつ時間をかけて攻略してみたいものです。
長野市からだとこの辺は結構行きづらいエリアなので敬遠しがちなのですが。
ちなみに・・
長野市方面からだと、蓼科スカイラインをはじめとするこの辺りのルートは結構使い勝手が悪かったりします。
ぐるっと蓼科山を周遊する日帰りルートならいいんですが、
地図を見ればわかる通り、
諏訪湖を起点として、八ヶ岳と蓼科山に挟まれたこのエリアは、南西から北東に行く道が多いんですよ。
南東の東京圏に向かう道はR20の集中しますので都市の出入り口では大変混雑します。
※ワタクシが裏道を知らないだけかもしれませんが。
東京に出向く時などは、このあたりのルートを使うと逆行する印象があるのですな。
ごくまれに、佐久平方面を一望できたりもします。
でも、ビーナスラインのような派手さは皆無。
※それが正しい長野の道っぽくてワタクシは好きですが。
同じように、
関東圏のライダーはイマイチ使い勝手が悪いため、時間的な縛りを考えると敬遠するのも分かります。
※ビーナスラインも結構そういう感じっちゃ感じなのですが、ツーリングのメインディッシュですから。
地形的に難しいんですが、ワタクシ個人の欲を言うと、
R18の南、R20の北あたりに一本ドーンとデカい街道が欲しいところです。
とはいえ、
一応東西をつなぐ国道はあるにはあるのです。
だけれども、
上記二つの国道は関東圏に行く際にはイマイチ使いが手がよろしくないのでした。
出来れば、割と短時間で関東圏まで出向ける無料ルートがあると嬉しいんですけどねえ。
それでも、
この周辺のルートはいろんな理由でメジャーにはなり切れないルートなのですが、ワタクシは長野県内の他の道と同じように愛でているのです。
当ブログの「県道散策カテゴリ。」では誰もいかないような場所ばっかり走っていますので地味な道が好きな 変態 ライダーは是非情報共有しましょう♪