千曲川の北側と南側に広域農道があるのです。
それは特別な名称を与えられ、いい感じのツーリングルートになっています。
意外と知られていないけど標高が高くツーリング時期には気分良く走れるおススメのルートです。
当記事の目次
長野の東信地区を東西に走る広域農道がある
千曲川にそって古くからある街道なので市街地も多く、交通量も多いです。
のんびり進むにはいいのですがちょっと時間がかかりすぎ。
そんなときは広域農道を使いましょう。
ワタクシが東信方面に進む場合、軽井沢までR18を使うことはほぼありません。
というのは、
時間がかかるから。
※高速を使わないのはお金がもったいないからです。
R18は古くからある千曲川に沿った市街地を繋ぐ街道です。
ロードサイドにはお店がたくさん並び、一本入れば住宅が広がっています。
とはいえ、
知らない土地では国道ほど頼れるものは無いのも確かでして。
地元ナンバー以外の車も良く渋滞に巻き込まれています。
ドライブやツーリングではこういう所をいかに避けてルーティングするかがポイントになります。
長野の東信地域には、
と呼ばれる広域農道があるのです。
これを使わない手はありません。
両方とも快走できる気持ちの良いルートです。
今回、半日時間ができたので周遊をテーマにぐるっと回ってきました。
北側を走る浅間サンライン
上田-小諸間は長野県道79号、小諸-軽井沢間は長野県道80号です。
※恥ずかしながら何十回も走ってるくせに県道については今まで知らなかった。
千曲川の河岸段丘の北側が「浅間サンライン。」です。
上田側は市街地を抜けると長野県道4号の分岐あたりまで、ちょっとした工業団地を抜けるルートです。
長野県道4号を抜けるといかにも高原と言った景色に変わります。
※今回は県道4号の西側の「浅間サンライン。」は走りませんでした。
標高的には割と高く、高いところでは標高800mを超えます。
広域農道なのでほぼコーナーはないので曲がるのがあんまり得意でない人たちのツーリングにも向いています。
「浅間サンライン。」から県道を使って北に向かうとグネグネ道だらけになるのでお好きな人はどうぞ。
※有名なツーリングスポットに比べると空いているので快適ですが、真夏でもだいぶ寒いくらい標高が上がるので要注意です。
こんな記事もあります▼
こんな記事もあります▼
「浅間サンライン。」は途中に「道の駅:雷伝くるみの里。」がありますし、ジェラート屋さんとかもあるし、コンビニも多いです。
ゆえに、
交通量は結構多いですが流れはいつも良いです。
でもアップダウンが激しいので前に自転車がいると軽い渋滞になることがあります。
割とダイナミックな上り下りが続くので自転車は大変だと思う。
木々の間や畑の開けたところから浅間山が見え隠れするのですが、
「絶対的なビューポイントはありません。」
これがイマイチメジャーになり切れないところなのですが絶景ポイントでもあったら混みそうなのでこれはコレでヨシ。
当倶楽部では東に進む際、時間的に速いので大抵「浅間サンライン。」を使います。
が。
止まって写真撮影できる場所はありません。
※しいて言うなら、某コンビニの駐車場が景色がいいです。
基本的に通過する道路です。
なので、
「浅間サンライン。」の途中の画像はないのです。
※マジで手抜きではなく、改めて走ってみても撮影ポイントがないのよ。交通量多いので道端に止めるわけにもいかず。
交通量が多い浅間サンライン
地元民はもちろん、ツーリングやドライブで県外から来る人も良く利用するようです。
途中はそれほど混まない「浅間サンライン。」ですが、入口と出口は割と混みます。
特に東側の出口は軽井沢にほど近く、県内でも有名な渋滞ポイント「浅間サンライン入口。」の交差点で休日はいつも渋滞しています。
シーズンはそこから東に進む「追分宿。」あたりから軽井沢を抜けるまでずっと渋滞だと思ってヨシ。
行楽シーズンの軽井沢なんて行くもんじゃありません。
今回寄らなかったので昔の画像です。
また、
西側は上田市街のはずれとはいえ、渋滞ポイントになっています。
上田市街地は城下町なので入り込むと渋滞から抜けられません。
上手に上田バイパスに逃げるのが得策です。
※長野県民のバイク乗りにはおなじみの「南海部品上田店。」の辺りから徐々に混みだします。
長野県上田市は散策しても面白い街なのですが、
駐車場があんまりないので宿をとって歩き回るのがおススメです。
こんな記事もあります▼
まあ完全走破するというより、途中途中の街を東西につなぐ生活道路的な位置づけです。
普通に走ればまず間違うことはないくらい、走ってれば普通に走破できます。
小諸や佐久と言った市街地に降りる場合は、
急こう配を下ることになって「いかに高い所を走ってたか?」がよくわかります。
※冬の雪降った後とか車で走るのはちょっと怖いレベルの急勾配です。
ちなみに・・
当倶楽部のある長野市街から小諸ICまで県道と「浅間サンライン。」を使えば1時間ちょっとです。
※佐久は市街地をちょっと走るのでもうちょいかかります。
ゆえに。
関東方面からツーリングに来る仲間を小諸ICまで送り狼をする際はよく使います。
高速代を少しでも浮かせたいのはよくわかるし、
天候と時間が許せば高速に乗る直前までそれなりの高原ツーリングっぽいこともできるので喜ばれるのですよ。
大抵、いつも快走できるしねえ。
※天気が良ければ浅間山もちょと見えるし。
欲張って佐久や軽井沢まで出ちゃうと大渋滞にはまるリスクがあるのでほどほどにしておくのが吉なのです。
「どうしても軽井沢を抜けたい。」
という場合は大浅間ゴルフ倶楽部の手前から「千メートル林道。」を経由してR146に抜けるのがセオリーですがわかりづらいし狭いので車で行くのは結構ツライ。
※この辺りの別荘住まいのデカい高級外車がバンバン走ってるのでぶつけると大変だし。
南側を走る千曲ビューライン
西側は上田市南部の長野県道82号(別所丸子線)の分岐迄が「千曲ビューライン。」です。
※恥ずかしながらワタクシは西側は上田女子短期大学の辺りまで「千曲ビューライン。」だと思ってました。
千曲川の河岸段丘の南側が「千曲ビューライン。」です。
「千曲ビューライン。」は「浅間サンライン。」に比べるとずいぶんとマイナーな広域農道です。
ゆえに交通量は少なくてとても良いのですが、いささか分岐が多くごちゃごちゃしていてわかりづらいのです。
※初めて通るとまず間違いなく迷います。
案内板も出ているのですが、
等と表記が一定ではありません。
どっちも千曲ビューラインなのだった。
また、分岐ごとに確実に表記があるわけではなく、
曲がり角にいきなり小さい看板があったりするので油断してると行きすぎます。
一部は長野県道40号(諏訪白樺湖小諸線)と共用してたりするのでさらにわからない。
※迷っても楽しい道が多いのでそれはそれでいいのですが本来の目的と変わっちゃいますな。
こちらもちょっとした高原と言ってもいいくらいの標高を走るのですが「浅間サンライン。」とは様相がだいぶ違います。
※陽の「浅間サンライン。」陰の「千曲ビューライン。」というくらい違います。
浅間サンラインよりもっと生活道路 というかもろに広域農道 っぽいですが、コンビニも自販機すらもろくにありません。
ビューラインというからにはさぞ景色がいいだろうと思われがちですが、実は景色がいいところはほぼありません。
止まって写真撮影できる場所はほぼありません。
市街地を抜けるとずーっとこんな感じの交通量の少ない広域農道です。
基本的に通過する道路です。
なので、
「千曲ビューライン。」の途中の画像はない・・と言いたいのですが無理やり撮影することにします。
っていうか、
道を一本それたところの景色ですが。
「千曲ビューライン。」沿いじゃねえ。
っていうか、
走ってみればわかるのですが「千曲ビューライン。」には驚くほどビューポイントがないのです。
※快走路であることは間違いないのですが景色という点ではイマイチ。
ワイナリーが多い千曲ビューライン
ワイナリーの辺りはブドウ畑になっていてそれなりに景色もいいのですが、
「千曲ビューライン。」から細い道を分け入った先に複数のワイナリーがあります。
一本道を外れると超静か。
直販もしてくれたりもしますが、
「千曲ビューライン。」沿いじゃねえ。
試飲させてくれたりするところもあるし、飲み比べお得セットとかもあるところもあるのですが、
バイクや車でワイナリーとか醸造所とかブルワリーとか行っても運転する以上飲めないので全然面白くないのです。
そもそも、
最低グレードのワインですらすんごい高級なのでワタクシは恐れ多くて飲めないのです。
※長野のスーパー「ツルヤ。」の箱ワインで十分美味しいです。
手前はブドウ畑ですので日本の景色っぽくない。
他にも何個かワイナリーがあるので回ってみるといいよ。
※以前、ほぼ全部回りました♪
今回もバイクなので寄らずに遠くから眺めるだけにしました。
ワイナリーの駐車場には県外からの車が止まっていました。
そういう高級なワインはお祭りテンションとか観光テンションじゃないと庶民には買えないのです。
東京駅のお土産とかお弁当みたいなもんです。
まあ「お土産にするならどうぞ。」って感じですが、バイクだと瓶を割るリスクがあるのでやめておくべきですな。
周遊するにはいいのですが
長野市外からだと走るだけなら半日コースです。
まあ道中に寄るところも特にないので(笑)淡々と走るだけだと120kmくらいだし、迷わなければ半日もあれば十分です。
ポイントは、
「浅間サンライン。」と「千曲ビューライン。」を繋ぐか所です。
今回、ワタクシは「浅間サンライン。」の東の果ての浅間サンライン入口交差点を直進、
旧中山道を南西に進み、御代田駅、長野県道9号(旧中山道)、佐久ICを通り過ぎ、R141、「千曲ビューライン。」とつなぎました。
周遊すると千曲川の北側と南側を走ることになるのですが、千曲川はほぼ見えません(笑)
千曲川が見えるのは「千曲ビューライン。」の小諸大橋の付近のみ。
両岸が崖になあってるのがよくわかる光景を見ることができます。
とはいえ、
バイクを止めて撮影できる場所はないのです。
ちょっと半日時間ができたので走りたいな、という人におススメ。
また、関東から遠征する際には高速乗る前にちょっとだけ高原ムードを味わいたいな、という人にもおすすめです。
その場合、周遊ではなく片道になりますが
と、使い分けるのはアリです。
※「浅間サンライン。」なら小諸IC、「千曲ビューライン。」なら佐久ICが使いやすいです。
まとめ
可もなく不可もないルートですが気持ちよく走れるおススメのルートと言えます。
関東圏にあったら週末渋滞するくらいは混むはず。
途中に何かがあるわけでも無いのですが晴れた日に走るのは気持ちがいい散歩ルートです。
周遊するだけでなく、散歩ツーリングとして比較的気楽に走れるので長野の東信地区を抜けるにはおススメのルートです。
※途中に何もないので淡々と走るので意外と距離は稼げますし。
特に初夏や秋口は意識せずとも標高が比較的高いので意外と涼しく快適です。
日差しはあっても風通しが良いので渡ってくる風が気持ちよいのです。
※「千曲ビューライン。」は標高の割に貯水池が多く、田んぼも多いので涼し気です。
なーんもないけれど、田んぼを見るとなんかいいのですよ。
とはいえ、
真夏の内陸部は熱いので真夏に本気で涼を求めるのならもっと標高が高いところがおススメです。
※2000m級の峠が長野には結構あるのですが、そういう所は真夏には超混むと思ってよろしい。
こんな記事もあります▼
こんな記事もあります▼
半日くらい時間ができたら長野から散策するのもいいですな。
大型バイクでも小型バイクでも楽しいと思います。
※枝道に入り込むなら小さいバイクの方が絶対的に楽しいですが。
長野ツーリングから関東圏に戻る際にちょっと利用するのもいいルートですよ。
時間があればぜひ。
山奥に行かなくても日本昔話っぽい景色が見れます。
関東圏からの長野ツーリングだと東信地区は高速でワープしがちです。
いい道でもメインのルート以外は意外と知らない人が多いので、こういう道を知ってるとちょっと尊敬されます。
※周辺のオシャレなカフェとかレストランを知ってるとより良しですが、ワタクシは開拓する気なし。
まあ参考まで。