残されたバイクや車、大量のパーツの処分に残された家族が困るのを目の当たりにしたのでした。
どんなに高額な車やレアパーツでも家族に価値がわからんのです。
色々考えた結果、当倶楽部でも少しずつガレージを整理しておくことにしました。
当記事の目次
ガレージを整理することにしました
長期にわたって使ってないパーツや車両を手放しています。
当倶楽部のガレージは伏魔殿でして(笑)
いろんなバイクや車のパーツであふれかえっています。
まあそのおかげでいろんなパーツの流用ができたりするのですがストックが多すぎて、
「どこに何を置いたっけな?」
ということも増えました。
※特に純正部品の細かいストックパーツは型番見ただけではわからないのよ。
いままで先送りにしてきたのですが、いよいよ整理整頓をする気になったというわけです。
亡くなった友人の遺品処理で思い知る
でも家族にとってそれらの価値はわかりません。
家族同士の付き合いもある仲間の家族に残された車両やレアなパーツの処分を頼まれることも有るのです。
コレは結構嫌な作業なのですよ。
残された家族が自分の趣味をよく知らない場合、
自分が先に死んじゃったらどんなに高価なレアパーツでもただのゴミと変わりありません。
適正な処分方法すら知らないことも多いです。
こうなると一山いくらのタダ同然で叩き売られることになるのですが、
売れればまだいい方で逆に処分量を請求される場合もあるのですよ。
MG-MidetMk4のオーナーが亡くなった時なんて、
「エアコンないし年式的に古いので廃車料を請求された。」
なんて話も本当にあるのです。
※置き場があればワタクシが欲しいくらいだ。
このままでは貴重な車両やパーツが失われかねません。
コレは一大事なのです。
ちなみに・・
人生100年時代とか言いますが50代にもなるといつ死んでもおかしくないと思った方がいいのです。
マジで昨日までピンシャンしてた仲間が朝起きてこないと思ったら・・。
なんて話は普通にあります。
※今年一番の寒さとかそういうときに起こりやすい。
普段から健康に気を使っていても、酒もたばこもやらなくても、別に肥満でなくても、です。
生き物としての人間は必ず死ぬのです。
ワタクシは何人もの仲間を送ってきたのでよくわかってるつもりです。
バイクや車の老朽化には非常に詳しいし細かいところまで気が付く人でも、
自分の身体の劣化や老化というのは意外と気が付かないものらしいのですよ。
昨今「バイクの終活。」という話を良く聞くようになりましたが、
リアルな終活は最後のバイクを決めるのということではなく、
自分の生きてきた間のバイク環境の整理やストックパーツの処分などを考えることが先のような気がします。
ワタクシもどこかで自分はまだ大丈夫♪とか思ってる節があったのですが、
ワタクシより元気だった仲間が逝くのを目の当たりにすると少しずつ整理した方がいいと思った次第です。
家族が処分方法を知らないと希少車もレアパーツもゴミになる
年末年始の長期休暇でやることやったので、余った時間はガレージから売れそうなパーツをピックアップしました。
それなら売れるうちに売っておこうっていう魂胆です。
当倶楽部のバイクの車体に関しては稼働実績の少ない車両から売っています。
どれも思い入れたっぷりですが
「動かす時間が短いのはもったいないので次の世代に引き渡す。」
という思いで処分しています。
引き続き車体の処分は進めますが、はっきり言うと誰でも扱える代物じゃないので譲る相手はこちらが選んでいます。
※じゃないと「エンジンがかけられない。」とか言う間抜けなアフター問い合わせが殺到しそうだし。
また。
当分使いそうもないストックパーツもまとめて処分します。
Z1系の希少パーツは山ほどあるのですが、10年以上も動いてないストックパーツは処分対象にしました。
※特に純正を社外品にリプレイスしたパーツが多く、多くの余剰純正品が数多くあるのです。
Z1-Rの純正外装一式とかは迷い中。
Z1-Rの純正新品タンク(マジもんの当時生産モノ。欧州で見つけてきた)があるのですがいくらで売れるかね(笑)
※これも適当な時期を見て売るかな。
Z750D1の外装も一式あるわな。
マックレーンの新品バックステップとかもあるし、
KERKERのステンレストグロ管(旧エンブレム付き)の新品もある。
※未使用新品でも錆びるのが外国パーツですなぁ。
いずれも希少で現在入手困難なパーツです。
いつかは処分せねばならないとは思うけれど、こういうのは利用価値があるので後回しにします。
※ちょっと惜しいし。
取捨選択をしつつ、残す車両やパーツに関しては、
「処分方法を事細かに書いたメモを家族に残す。」
という手法をとります。
※葬式代くらいにはなると思うし。
車体や高価なパーツの処分に際しては、プロの手を借りることも有ります。
ワタクシが認めた数少ないプロに依頼する予定です。
急いでやる必要もないとは思うのですが、こういうのはタイミングもあるのですよ。
そして。
この先の日本はどうなるかわからんじゃないですか。
日本経済は衰退する一方、人口は減る一方、高齢化は進む一方なので趣味のバイクや車はそれに比例して減ると思われます。
バイク業界や車業界が衰退してからではいくら貴重なパーツでも売れるとは限らない。
先が見えてきたワタクシのバイク趣味の時間を考えれば、こまめにガレージを整理する必要があると判断しました。
ガレージの整理は数年前から思っていたのですが、なかなか重い腰が上がらず先送りにしてきました。
田舎は保管場所があるのでモノが増えがちなのよ。
いくらでもパーツなどの保管スペースは作れるし。
そんな生活が十年以上続くと要不要問わず「とりあえず追い置ておけばいいか。」というパーツや車両が増えていくのです。
正月休みに実家に帰った際、たくさんの旧友といろんな話をした結果、
意外と多くの仲間が無くなってることが分かったのでした。
ワタクシはこの話を聞いてガレージの整理を決心した次第です。
こんな記事もあります▼
ちなみに・・
ここ数年で何台か知り合いのバイクの処分を頼まれたことがあるのですが・・。
よほど人気があるバイクを除けば車検のあるバイクは売れにくいです。
とにかく引きあいが多いのは125cc以下。
ついで250cc以下。
車検が無くても古かったり不人気車だったりするとやっぱり売りにくいんですがね。
とにかく。
車検のあるデカいバイクは買い手にとって面倒くさいのですよ。
消耗品費も高額になりがちだし、取回すのも重いし。
買う側もそれなりに趣味趣向があるし、メーカーによっては新しいものだけが正義、みたいな価値観マウント合戦もある。
BMWをはじめとする外車の多くは新型以外は全部売れないと思ってよろしい。
※パーツ供給もかなり厳し目だしね。
大型バイクはちょっとマニアックだったり不人気車だったりするとまったく売れませんな(笑)
いくら新車価格が高価でも中古バイクの引き合いは人気次第です。
売り価格も全然読めないんですよねえ。
ですが。
今後、ほぼすべてのバイクは売りずらくなるハズですよ。
なにせ後10年もすればバイク乗りの総数は激減することは確実です。
今後はこれをどう考えるか、なのですよ。
具体的に言うと、
「自分がいなくなった後、自分が所有するバイクや趣味の車はどうなるのか?」
ってことです。
バイクや車趣味文化は下火になる
そういう世情ではバイクや車で遊んでいる場合じゃないのですよ。
バイク趣味も車趣味も庶民には手が届かない高根の花になるのです。
・・というのは大げさか?と思いたいのですが、
某ネット関係で販売した当倶楽部のYZ85LWの買い手は「ドミニカ人。」でしたよ。
結構いい値段で売れた上 日本語よくわかってない癖に 素晴らしく金払いは良いのです。
※言葉は片言でしたが直接会って引き渡ししました。
「日本人は遊びにしか使えないバイクにはお金を払わないけれど外人は言い値で買っていく。」
※日本人の買い手はつまんねえ質問ばっかししてきて結局買わない奴らが多い。
今は既にこういう世の中なのです。
「日本では中古車が安いので外人バイヤーが買い漁って外国に売る。」
この図式はちょっと前に車の業界でリアルに起きたことです。
我々世代は平成初期くらいの年式の中古スポーツカーが根こそぎ外国に持ってかれたのは記憶に新しいハズです。
ついでに割安だったスーパーカーも根こそぎやられましたね。
マジで本業から聞いたリアルな話では国外に出た日本で走ってた高価な車たちはドバイのデポを経由して世界中に出荷されているそうです。
※中古バイク業界はまたちょっと違うんですが。
現在、日本のバイク文化はマジで斜陽気味です。
そして日々刻々と日の陰りは加速中なのです。
その理由の一つはバイク業界を引っ張り続けてきた我々中高年世代が年齢とともにバイクから降り始めました。
実際、ワタクシの回りでも大型バイクから小型バイクに乗り換える人が増え、それ以上にバイクから降りる人は増えています。
車と違ってバイクは確実に体力を使うのりものです。
ワタクシは当ブログでバイクに乗るにはある程度若さが必要と言い続けています。
若者の減る高齢化社会では絶対にバイク人口は減るのです。
今、中古バイクは非常に高価ですが、いつまでもその水準で移行はしませんよ。
ネットオークションなどでも高値が付いてる個体は全然売れてないですし。
ワタクシなら「在庫のバイクはここ一年程度で多少安値でも売り払って別の業界に仕事を探すだろうな。」というくらい先行きは暗いのです。
こんな記事もあります▼
既に日本には高価なバイクを買う人はそんなに多くはないのですよ。
現在は終のバイクという理由で一部の高価な大型バイクは売れているようですがそれもいつまで続くか・・。
※数年内にこれらのバイクが中古市場に溢れて供給過多で安値になり、海外バイヤーに買い叩かれる・・のパターンです。
海外のお金持ちのマニアには趣味性の高い古いバイクはある程度行き渡っちゃったのでレアな物件出ない限り高値では売れませんよ。
※そういうバイクは既に日本にはないし。
今絶賛高価買取中の国産中古のスポーツカーとはちょっと市場が違うのです。
日本のメーカーの古いバイクが人気なのは日本だけです。
現在、日本国内では古い形を模したバイクが人気ですが海外ではそれほど人気はないのです。
※CB1100RやCB-Fのイメージのバイクのうわさが何度も出ては消えますが主な市場である海外で売れないから商品化しないだけです。
それに。
日本のバイク市場はバイクメーカーからも見捨てられつつあります。
海外仕様の150ccの使い勝手の悪いバイクを国内で売る。
メーカーも苦肉の策なのかもしれませんが日本国内のユーザーは舐められているようにしか見えません。
それぐらい日本のバイク業界は衰退しています。
今後はもっと衰退します。
バイク業界の衰退状況が酷くなったときに自分がいなくなったら、
自分の乗ってきたバイクはどうなる?
当ガレージで埃をかぶったまま朽ちていくのは本意ではありません。
まあ一生のうち半分以上一緒にいるZ1-RやDT200WRはワタクシの葬式の際には並べてもらうとしても、
それ以外のバイクは徐々に整理して次のオーナーに引き渡していくべきと考えています。
ちなみに・・
車業界はとっくに日本市場を見捨てていますよ。
日本で売らない魅力的な新車とかたくさんありますし。
今の日本では車は金食い虫の贅沢品なのです。
日本人はビンボになったうえ、人口が凄い勢いで減ってるので商品としての車は売れませんよ。
※昨年は鳥取県の全人口くらいが減ったらしいね。
そんななので、
まず海外で売ってみて日本国内で販売する日本の車メーカーも凄く多い。
日本市場はメインのターゲットではないのです。
日本のメーカー製の車両でも海外生産はもはや普通ですし、
最近、日本車の定義がわからなくなるのですよ。
国産メーカーってだけで生産は海外。
パーツの輸入は昔からですがやっぱりなんだかなぁ、と思っちゃいますね。
バイクも純国産車なんてのはもはや少数派。
中国だけでなく、アジア諸国での生産が一般的になりつつありますし。
日本はそれだけ国力がない貧乏国家であり、貧民の国になったのですな。
売れるものは売っておくという結論に
需要が減ればどんな商品でも価格は下落するのです。
※当ブログの過去記事を参照のこと。
・・という世の中が間もなく来る、とワタクシは読んだのです。
ゆえに。
「売れるものは売れるうちに売ってしまおう。」
という結論に達しました。
逆に持ち続けてれば価値が上がるかも。
という考えもありますが我々中高年はそんなに待てないのです。
※そういう売り時買い時の読みは株式に似たものがありますな。頭と尻尾はくれてやる、というのが株売買のセオリーですよ。
買い漁った貴重なストックパーツなどもたくさんありますが、
ガレージ整理も兼ねていますので売れるパーツや乗らない車両は容赦なく売ります。
まあどれもマニアックすぎて汎用性がないのもが多いのですが、
マニアにはたまらないハズ。
DT200WRのオーバーホール済みの前後サスとかエンジン3基とかあるしね。
※外装一式もあるな。
KDX125SRは現在レストア中の個体があるので、今のところ整理対象から外すけれど外装とかは売ってもいいな。
新品のリザーバータンク付きの KAWASAKIの倉庫にストックしてあった最後の一個だった リアサスもある。
それにKDX125SRの珍しい貴重な純正の白い外装もあるのだ♪
※全部マニアックすぎて売れないな(笑)
ワタクシは要る要らないの決断は早い方なのです。
それに、やるなら徹底してやる方なのです。
ゆえに。
現在、ガレージで埃をかぶってるパーツ群整理の真っ最中なのです。
※春までには整理がつくといいなぁ。
平日夜も仕分けしています(笑)
なのでネタは山ほどありますがブログの更新してる場合じゃないのです。
こんな記事もあります▼
ちなみに・・
全ての予備パーツは埃避け程度でもビニールなどの袋に入れて保管するのは必須です。
レカロシートなどのファブリック素材はきちんとビニールなどで覆っておかないと埃だらけになりますな。
当ガレージではほとんどのパーツはラップで包んで保管しているのですが、
大物までは手が回ってませんでした・・orz。
現状、という売り方もあるのですがせっかくなので埃を掃除して良い状態にしてから売りたいのです。
※汚いまま売ってる奴もいますがワタクシのポリシーが許さない。 見栄えが良ければ高く売れるし。
バイクや車の保管には常に気を付けてるつもりでしたが、ストックパーツまでは気が回ってませんでした・・。
ただし。
ストックパーツを売るに際して拭いたり磨いたりするだけでも結構時間と手間がかかるのです。
最初からちゃんと保管しておくべきでしたな。
※当時はすぐ使うと思ってたんですがね。
予備のキャブなんかは絶対ラップで包んで保管すべきですよ。
※蜂の巣とか作られると掃除は厄介です。
当倶楽部にはそんな保管方法でストックしているCVKキャブが4基あります(笑)
一基だけフロートバルブ周りの修理をしてストックしますが他は部品取りで処分する予定です。
※すでにキースターのCVKキャブリペアキットは入手済みですが暇がない。
まとめ
いつ何が起こっても起こらなくてもいいようにしておきたい。
今まで面倒くさいと言って後回しにしてきたことを今やってる感じです。
今年は当倶楽部は整理整頓の年ということになりそうです。
既に1月14日時点で第二ガレージの一部と第一ガレージの二階3分の一くらいの整理が出来ています。
もちろん、ゴミのようなパーツも多いのですがそういうのは不燃ごみで小分けにして出す予定です。
※コレだけでも結構あるのですがまとめで出すと町内会で怒られるので。
ケミカルや電工関連のパーツなんかも結構ある。
初期のLEDランプ自作用の工作キットとか出てきたけれどパワーLEDが全盛の現在はただのゴミだしねえ。
基盤にダイオード組むとか既に面倒くさいしねえ。もったいないけれど今後使う予定は皆無だし。
貧乏症なので 交換したスプロケやチェーン、パンクしたレギュレーターとかも残してあったりするので、
この機会に容赦なく整理していくつもりです。
※何用だかわかんないミラーとかたくさんあるし。
第一ガレージ二階に空間ができたら 真夏は灼熱になるけど 工作場を作る予定です。
大物ではレカロシートとか旧FIAT500の純正シートとかLOTUSヨーロッパのリアトランクとかあるので、
これらを整理すれば一気に場所が開く予定なのです。
今ワタクシは遅れてきた断捨離ブームに乗ってる気がしますな。
※とか言いつつ、ほとぼりが冷めたらまた新しいバイク(中古)の整備を始めたりしかねませんが。
ネタは山ほどあるのですが文章書く時間がないのよ。
休日は基礎体力作りで動き回ってるし。
ちゃんとお正月らしい家族サービスもしているのだ。
最近、当ブログの記事の更新が少なくて心配のお問合せを頂くことがありますが、
「マジで 仕事も 忙しいだけだから。」
ということなのです。
そんなわけで。
ブログの更新が滞ってるからと言ってすぐにお問合せしてこなくてよろしい。
※非常にありがたいことなのですがそういう時こそ当ブログの古い記事を覚える位読み返すのがマニアってもんだぞ。