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【中古バイク価格高騰バブル】の終わりが見え始めた?

Z1。お宝はあるところには大量にある。

Z1。お宝はあるところには大量にある。

 

ワタクシ
適正価格って何?ってくらい中古バイクの値段が高止まりしています。
でも最近売買の勢いが「鈍化。」してませんかね?
ヤフオクでも強気の値段設定だと、人気車種でも入札ゼロで終わることも多いです。
いったいどうなっているのか、何処に向かうのか。
個人的な意見をまとめて見ました。

 

ヤフオクでバイク車体への入札数が減ってる?

 

ワタクシ
昨年末くらいからヤフオクで中古バイクの車体への入札が減った気がするのです。
ちょっと前まで比較的安めなら不人気車種でも盛んに売買されていましたが、今は回転ずしの不人気ネタ状態な車両も見かけます。
中古バイクはちょっと前ほど売れてないように見えます。

 

次のレストア候補バイクを探すという名目で、ここ何年も週一くらいでヤフオクを見ています。
「中古バイク車体。」のカテゴリで、思いつくまま維持しやすそうな車種で絞ったりしています。

あくまでワタクシ個人の感覚ですが、
安めの価格帯の個体にはそれなりに入札がありますが、活発に入札されているのは20万円くらいまで?な気がします。
特に、車検が必要な車両になると入札側は腰が引け気味な印象を受けます。

これって中古バイクが売れてないってこと?

VT250FG,FH。方向性がよくわからなくなってるけど今見ると個性的なデザイン。

VT250FG,FH。方向性がよくわからなくなってるけど今見ると個性的なデザイン。


この間、ヤフオクで入札したんですが1000円差で負けました。

そもそも、
超高額の中古バイクに値段並みの価値はないです。
「10年経ったら新車時の半額程度でも高い。」
というのがワタクシの持論です。

現在、中古バイクは、
「適正価格とは程遠い思い入れの金額。」
で取引されていますなぁ。
※人それぞれ、ほんと色んな価値観があるんですよねえ。

賢い、というか普通の感覚のバイクユーザーは
「こんな異常な高価格で買ったら損をする。」
ことに、そろそろ気が付き始めたのではないかと思うのですよ。

確かに、中古バイクは

  • 今のバイクにはないスタイル
  • よくわからない伝説がある(笑)
  • メカが簡単で素人でもいじれそう
  • と言ったメリットっぽいものはありますが、

  • コスパは超悪い
  • 部品がない
  • いつ壊れるかわからない
  • 遠出が不安
  • 維持費が超高い
  • 車検に通らない
  • 修理に出したら半年過ぎた
  • ショップの保証期間が不安
  • フルレストアの定義が不明確
  • などなど、ネガティブなデメリット部分だらけです。

    普通の感覚を持ってたら「そんなもんに高額払うリスクは取りたくない。」と思うはずです。
    中古バイクなんて、 遊びなんだし 出せても頑張って50万円がいいとこ・・ではないですかね?
    ※みんなもっと出せるの?ワタクシが貧乏なだけ?すごい頑張って50万円出すのがやっとなんですが。

    バブルはいつか必ずはじける

     

    ワタクシ
    かつての金余りの時代の不動産バブルがはじけたように、
    「中古バイクバブルはいつまでも続くものではないのでは?」
    と思い始めています。

     

    そして、中古バイクバブルの終焉は近いように思えます。

    ココからはワタクシの持論ですので、異論もあるでしょう。
    まあ、いったん落ち着いてもう少しお付き合いくださいな。

    中古バイクバブルのメカニズム

  • 1.最初は、メディアが散々取り上げて盛り上げて、中古バイクの価格は高騰していきます。
  • 二度と増えることのない希少価値から、ある程度の価格高騰は納得いきます。

  • 2.中古バイクを転売目的で価格をどんどん吊り上げる調子に乗ったゴロツキブローカーが増えだします。
  • 余は転売ブームです。
    そりゃ右から左で数十万単位の利益が出るならブレーカーになる人も増えるってもんです。

  • 3.中古バイク乗りが市場価格並みの強気な値段で売りに出します。
  • ブームに乗って、
    「今が売り時と判断したバイクを維持できなくなりつつある個人ユーザー。」
    達が市場価格並みの値段で売り出します。

    ヤフオクなどは言い値が設定できるので「売れたら儲けもん。」なのですよ。
    例え、バイク買取で5万円と言われたバイクでもヤフオクなら30万円とかで売れる可能性もあるし。

  • 4.流行り廃りに敏感だけれど、情報弱者のにわかバイク乗りが異常な高額でも購入し始めます。
  • ほんの一時、雑誌やメディアでちやほやされるけれど、そんなの一瞬です。
    ※一流中古バイク雑誌「MiBike.BG」などに、すごい不人気バイクを買って、どや顔で写ってる人とか見ると「大丈夫か?」と心配になりますが、その人の価値観を尊重したい。

    中古バイク業界は、この上記4サイクルを上手に回しました。

    ブームを仕掛けた車種の市場での個体数が減ってくると、

  • メーカーを変え
  • 車種を変え
  • 年代を変え
  • 売られた背景のストーリーを紹介し
  • 誇張した表現で試乗インプレを乗せ
  • カッコいい角度で写真を撮り
  • 次々とブームとして仕掛ける車体をズラしていったわけですよ。

    最初に業界が価格高騰を仕掛けた車種は、恐らくZ1000Mk2あたりだと思います。
    Z1000Mk2の売り物が無くなったら、あっさり次の車種を推し始めます。
    そして、Z1、空冷CBなどに価格高騰が波及していったわけです。

    なので、
    販売当時は全く日の当たらなかった不人気バイクでも、順々に中古価格が高騰するというカラクリです。

    RZ250。中古価格高騰の代表的なバイク。

    RZ250。中古価格高騰の代表的なバイク。


    君は100万円もするのか。
    舐めてるのか。

    Z1-RはZ1系では割と後の方にフォーカスされた車種ですね。
    市場にZ1-Rの個体がだぶついたんでしょうねえ。
    Z1-Rは生産台数の割に長らくZ1系では不人気車種でしたから。
    ※今では昔は超不人気だったZ-LTD系なんかまで高値で取引されてるのにはビビりますな。

    その結果、過去に例がない中古バイクバブルが数年にわたって続いてきたように思えます。
    これも一連のマーケティングなので、仕掛けの上手さには感心します。

    今では中古バイク雑誌の巻頭特集になるようなバイクは、中古バイク業界から車種指定であおりが入るのではないかと疑ってしまいます。

    とはいえ、
    中古バイクの価格高騰が続いてもう何年も経ちます。
    既に高価格で中古バイクを買う人は、それほど多くないのではないかと思うのですよ。

    現在の市場価格の様に500万円即金なら、ワタクシのZ1-Rを売ることも考えてもいいです(笑)

    ちゃんと動きますよ(笑)
    改造ポイントも全部明確に回答できますよ。
    屋内保管で30年です。

    そこまで素性がわかっていても、何が起こるかわからないのが10年以上前の中古バイクなのです。

    それでも、

  • マジで中古のバイクに数百万も出しますか?
  • マトモに動くかどうかも怪しいのに?
  • オブジェにするにはもったいな値段です。

    確かに古いバイクの値段が上がる理由もわかるのです。

    現代の「電気」や「自動」による安全&快適装備を満載したバイクに乗る楽しみもわかったうえで、
    「バイクの原点というか電気でないメカメカしさのバイクを操る楽しさ。」
    が古いバイクにはあるのです。

    バイクの楽しさというのは速さや楽さではないのですよ。

    旧態依然としたSR400みたいなモデルが長らく生き残って来れたのは、
    「電子制御。」が満載する現代のバイクにはない、目からウロコが落ちる部分は多いのです。

    モーターの用に完成度が高い振動が全然ないエンジンではない、鼓動感なんかは良くも悪くも生き物っぽくてかわいくもあるし。

    古いバイクでもバイクを操る根本的な楽しさは今のバイクと変わりないのですが、

  • ブレーキの効きは良くない。
  • 操作はいちいち重たい。
  • ウインカーレバーのオートキャンセラーもない。
  • 細いタイヤは迫力がない。
  • 意外とコンパクトだが重い。
  • 絶対的な加速力もない。
  • のです。

    それでも、とりあえず街中でクルマの流れをリードするような走りは出来る。
    「もうこれでいいんじゃないだろうか?」
    と思う人がいてもいいのです。

    ただ、現在の中古バイクの価格高騰は、
    「みんなが中古バイクの価値に気が付いて価格高騰したというわけではなさそう。」
    なんですよねえ。

    中古バイクの価格高騰でユーザーが離れ始めた

     

    ワタクシ
    投資とか転売目的で中古バイクに手を出す人が増え、相場の高騰を続けた結果、バイクを買うユーザーたちが離れ始めたように見えます。
    話題的に「中古の○○が数百万円だってさ!」というのは面白いですが、所詮他人事です。

     

    かつては、

  • 新車バイクはお金持ちバイク乗りが買うもの
  • 中古バイクは貧乏バイク乗りが買うもの
  • という区分けがきっちり出来てたのですよ。

    一部のマニアックな車種においては中古でもそれなりの価格が付いていましたが、大抵この法則が当てはまったのです。

    「高い新車を買えないから安い中古車を買う。」
    という本来のバイク業界のセオリーが通用しなくなっています。
    ※低価格の新車も出始めましたしね。やるな、SUZUKI。

    SR400。2021年型が最終型。

    SR400。2021年型が最終型。


    生産終了間際に、ブローカーに買い占められたという話も聞きますな。
    現に最終型は、ほとんど見走行で新車より高く売られていますね。

    お金のない若者ライダーが選ぶのは必然的に型落ちした安い中古バイクでした。
    ※バブル真っ盛りの頃くらいですよ、若いライダーが新車を乗り回してたのは。

    不景気が長い日本ですので、バイクなんて 遊びにしか使えない ものにはお金を掛けられないのです。
    それに、バイクに乗りたい 少々変わった趣向の 若者はいつだって貧乏なのです。
    ※今でもバイクをフルローンで買うような若者はいるんだろうか。

    金持ち中高年ライダー

    確かに中高年ライダーの中には過去に憧れた車種の入手に糸目をつけないお金持ちもいました。

    そういう人たちは、ショップやメディアに踊らされて高値でも中古バイクを買ったのではないかと推察します。
    ※大抵は痛い目見て手放すのですが。

    バイク価格が高騰した原因の一つは、
    「多少高くても金持ち中高年ライダーが昔憧れたバイクを買った。」
    ということにありそうです。

    言っておきますが「金持ち中高年ってそれほど多くはない。」のです。

    現在、
    「それほどたくさんいないお金持ちライダーに高額中古バイクが一通り行きわたった。」
    「日々高騰する中古バイクを見てはっきり諦める中高年ライダーが増えた。」
    のではないかと。

    たまに市場に出てくる高額な中古バイクは、

  • 中高年ライダーが飽きて手放したのが市場に出てきた。
  • 中高年ライダーが年齢的、体力的に乗れなくなり市場に出てきた。
  • 中高年ライダーが維持できずに市場に出てきた。
  • と言った個体が多いのではないかと思っています。
    ※特に某高級外車バイクはこの傾向が非常に強いです。市場で個体がだぶついていますがイマイチ売れないね。

    思っている以上に、皆カツカツで生活しているのですよ。
    それは、バイク乗りだけでなくバイク屋さんも同じようなのです。

    車両価格ASKって何?

    中古車には「価格応相談。」「ASK。」とか表示がありますが、ちょっとズルいです。

    最近買った某一流中古バイク雑誌に掲載されているショップ在庫の中古車が、ほとんどASKで何の目安にもならないのはどうかと思いました。
    「中古バイク探しの雑誌で最も大事な情報である車体の価格が不明確。」
    では、雑誌を買うユーザーの目的に合いません。
    ※そんな情報しかない雑誌なら買う必要ないし。

    ワタクシ的には、
    「価格応相談。」「ASK。」
    という表記がある在庫がある時点で、その店で買う気はなくなります。

    確かに、金額乗せちゃうとイタズラの問合せとかあるんだろうけれど、
    価格を明記しないのは市場価格を見て、より高く売ろうという魂胆にしか見えません。

    「下取ったばかりでまだ整備してないから売値が決められない。」
    とか言いますが、それなら整備してから雑誌に載せたり店頭に並べたりするべきだと思うのですが。

    どうしても
    「このASKのプライスタグが付いてる個体は売る気がない客寄せパンダ。」
    と思えて仕方ないのです。
    ※そして昔から、そんな客寄せ手法を使うショップのレベルは知れています。

    結局、ショップは一円でも高く売るためにはいろいろ工夫してるのでしょうねえ。
    それは「買い手がいれば。」という話ですけどね。

    メーカーも黙ってはいませんでしたね。
    性能を落としても安い新車を用意すれば売れる、という逆説的なマーケティングが功を奏しているように見えます。

    新車の250ccはお買い得

    250ccクラスの単気筒やツインエンジンのバイクが急に増えました。

    新車ほど保証もない中古バイクとそれほど変わらない値段で新車が買えるなら、新車のほうが良いに決まっています。
    ※整備スキルがないと、10年以上前の中古バイクを選ぶのはかなり危険な賭けです。

    各メーカーがこのクラスに比較的安価なモデルを投入したのはここ数年の話です。
    ※NINJA250以前は、250ccのバイクがほぼ絶滅したような時期すらありましたねぇ。

    Ninja250結構かっこいい

    Ninja250結構かっこいい


    KAWASAKIのバイクはいつも信念があるよね。
    今の世界一のメーカーは売上ナンバーワンのHONDAではなく、いつも時代を作るバイクを出すKAWASAKIだよなぁ。

    かつての贅沢な250ccを知ってる世代にはチープに映る今どきのバイクは、若者にとっては小奇麗な新車なのです。

    それに維持費を気にするユーザーには、車検制度は大きなハードルです。
    ※実際は、車検と言ってもそれほど費用は掛からないけど、ショップに頼むと高くつくのは確かです。

    そんなこんなで、
    昨今は街中で新しい250ccクラスのバイクが次第に目立つようになってきています。
    コスパも最高なので250ccはビギナーライダーには最適ですし。
    ※昔は皆250ccとかの小さい排気量のバイクで日本一周したもんです。

    実際に、バイクの価値観が中高年ほど偏ってない若いライダーは、
    「装備はチープかもしれないけれど、割安に感じる新車バイクを選ぶ方が得。」
    だと冷静に判断しているようですね。
    ※新車の250ccクラスの売り上げが好調だそうで何よりです。

    ちなみに・・

    ワタクシは、 いつまでたっても貧乏なので 今まで一度も「新車のバイク。」を手に入れたことはありません♪

    ワタクシの半生では 遊びにしか使えない バイクの新車を買えるほど豊かな生活が出来た時代はありませんでした。

    学生時代は、土星貧乏(輪をかけた貧乏)だったので新車バイクなんて夢でした。
    ※メーターを新品にして、距離計のゼロを見て「なんちゃって新車。」としてニマニマするのが関の山でした・・。

    社会人になってからもザル貧乏(救いようない貧乏)だったので、新車バイクを買うなんて滅相もない話だったのです。

    それが数十年続くと、ワタクシのような ひねくれた考え方の 大人になれるのでございます。

    みんな貧乏が悪いのです。

    まもなく中古バイクブローカーたちが慌てる日が来る

     

    ワタクシ
    不人気だろうが動かなかろうが書類がなかろうが、ブローカーってのは中古のバイクを集める時は集めるものです。
    ※デカいトラックで、地方を回って根こそぎ中古バイクを持っていくらしいですな。
    そしてその在庫をさばけなくなる日が来ます。

     

    近い将来、中古バイクが思うように捌けなくなる日が来るように思えます。

    今となってはバイク乗りなんて、そんなに数は多くないんですよ。
    本気で欲しい人たちには、ある程度渡り切ったように見えます。

    Z1000Mk2の欧州仕様

    Z1000Mk2の欧州仕様


    高額で購入したものの、不具合に泣いている人も多いのではないかと思うんですよ。

    バイクを趣味としているのは主に中高年ですが、中高年ライダーはどんどん年を取ります。
    「高額で古いバイクを買う人はどんどん減る。」
    ということです。

    買う人が居なければ、売れるわけはないのです。

    バイクは資産として危うい

    コレだけ価格が高騰すると、バイクはいっぱしの資産になります。
    ※最近は競売物件でバイクが扱われてたりしますね。

    とはいえ、
    「中古バイクは資産としてはかなり危ういもの。」
    です。

    中古バイクという商品の特性上、欲しい人は限られていて、すぐに売れるモノでもありません。

  • 免許持ってる
  • お金を持ってる
  • バイクが欲しい
  • タイミングよくそういう人がいれば、現金化できますが、
    そんな人はそれほど多くはありませんので、大抵すぐに買い手は付きません。

    さらに、
    同じ車種でも個別に程度が違うので価格設定が不明確なです。
    買い手側もそれなりの金額を払うので、慎重に検討します。

    そんなわけで、
    「中古バイクは即時に大量に現金化しずらい資産。」
    なのです。

    しかも、
    バイクは土地や貨幣と違って、置き場が必要です。
    屋根のある場所を確保できればまだマシですが、屋外に放置するとすぐに傷んで取引価格は下がります。
    ※当然、置き場の経費も掛かり続けます。

    バイクは2、3台のバイクをきっちり丁寧に維持し続ければ資産にすることは可能だと思います。
    ただ、ソレを商売にするのはかなり大変です。

    バイクの数が多くなると手をかけれれません。
    そうなると放置しがちです。
    資産価値が駄々下がりになります。

    中古バイクバブルがはじけたら、中古バイクをかき集めてきたブローカーの人たちは大変なことになりそうです。
    ※特に不人気車種や程度の悪い個体を高額で売ってた人達は不良在庫の処分にすら苦労するはずです。

    ちなみに・・

    バイクのブローカーというと思いだす話があります。
    かつて、GPZ900R(NINJAね)のバブルというものがありました。

    スタイリッシュで汚すのが惜しいセロー250

    スタイリッシュで汚すのが惜しいセロー250


    最近新車を買い占められたっポイのはセロー250ファイナルエディション。

    GPZ900Rは結局20年近く売られたわけですが、その間に何度も新車の生産が終わる噂が流れたのですよ。

    90年代中盤から後半くらいには、その手のうわさが流れるたびに、NINJAブローカーが買い占めに走りました。
    その結果、中古車が新車並みの値段になったことがあります。
    ※フロントが17インチの中期以降のモデルは値が落ちないと、まことしやかに言われていました。

    まだ売ってた新車はブローカーがかなりの数を押さえていました。
    当時はまだ900ccは逆輸入車なので、ショップの言いなりの価格設定で売られていました。
    当然、あっという間にNINJAの新車価格も上がります。
    ※特に即納!というような宣伝文句が付くと、相場より数万から十数万も高かった気がします。

    1996年ごろ、HONDAがCBR1100XX(スーパーブラックバード)の生産・販売をかなり事前にリークしまして。
    「HONDAからスゲエのが出る。」
    という噂を頼りにNINJAで味を占めたブローカーたちが、CBR1100XXの新車を買い占めます。
    高性能でデビュー時こそ、それなりに売れたCBR1100XXでしたが、人気は長続きしませんでした(笑)
    ※2年くらいしか売られなかったんじゃないかな、ブラックバード。以降めっきり見ませんな。

    この事件で、ブローカーたちは大損、資金力のないブローカーから廃業していったというまことしやかな噂を聞いたことがあります。

    転売とか買占めとか、そういうやり方は感心しませんが、やはり自業自得なわけです。

    歴史は繰り返すのですよ。

    まとめ

     

    ワタクシ
    そもそも中古バイクの転売で一儲けしようなんて、無理があるのです。
    そもそも買い手のバイクユーザーはびっくりするくらい少ないのです。
    買い手がいない高額商品ほど切ないものはないのです。

     

    どんどん金額だけが高騰・暴走していくような経済のバブルは必ずはじけます。
    かつては花形で日本の基幹産業だった会社の株だって暴落するのです。

    頭と尻尾はくれてやれ

    株取引の世界には、
    「頭と尻尾はくれてやれ。」
    という格言があります。

  • 最初ギリギリでは買わない
  • 最後ギリギリになる前に手放す
  • という、余裕を持った取引をして損害を最小限に、利益を最大にするセオリーらしいのです。

    価格相場に陰りが見え始めたら、さっさと手持ち資産を手放すのが賢明です。

    これが、
    変動する相場を生き抜くコツらしいですよ。
    ※実体験としては知らんけど理屈はわかりますね。

    中古バイクは確かに今のバイクにはない魅力があるかもしれないけれど、

  • 古い
  • いつ壊れるかわからない
  • 部品供給が全然期待できない
  • 不安で遠出ができない
  • ので、新車並みのお金を出せる人は、相当お金と時間と修理スキルに余裕がある人だけです。

    「そんな人、何処にどれだけいるんだ?」

    少なくとも、貧乏ライダーには今の価格帯の中古バイクには手は出せません。

    CBX400F。走ってる最中に囲まれてバイク奪われる事件もあったね。

    CBX400F。走ってる最中に囲まれてバイク奪われる事件もあったね。


    日本はそんな事件が発生するほど、治安が悪化したと言わざるを得ない。
    世も末ですな。

     

     

    間もなく、中古バイクの価格高騰バブルは終わるのではないかと思っています。
    ワタクシが中古バイクブローカーなら、値段が付くうちに多少安値でも売り払いますけどね。
    中古バイクは、一瞬で価値が暴落することもあるのです。
    ※不人気中古バイクはただのゴミの山になるリスクも忘れてはいけません。

    バイクユーザーとしては、中古価格高騰バブルが早くはじけて適正価格に落ち着いてもらいたいものです。
    でないと、
    ワタクシ達が適当にレストアして遊ぶバイクが高くては困るのです。

    人生はそう長くはないのですよ。

    そもそも、
    バイクには屋根も、エアコンも、ドアもないくせに中古価格が高すぎるのです。

    ちなみに・・

    車の世界はまたちょっと違うようです。

    国産ネオヒストリックと呼ばれる80年代終盤から90年代、00年代位までのスポーツカーの価格高騰の理由は、
    「海外のお金持ちユーザーの需要に合わせているから。」
    です。

    外国のバイヤーから、日本国内のネオヒストリックカーの中古車情報を見て普通に海外から問い合わせが来るようです。
    ※田舎の中古車屋さんへ、英語で問い合わせが来ると言ってました。電話で(笑)

    うむ、バイクと違って市場がグローバルですな。

    ちょっと前に、世界に比べて割安で程度がいい日本国内の空冷ポルシェが根こそぎ海外に持っていかれましたね。
    あっという間に中古の空冷ポルシェの市場価格が倍近くになってビックリしました。
    ※ロータス・ヨーロッパの市場価格が全然上がらないのは世界では人気ないからです♪エランの方が人気ある。

    あっさりしたラーメン食ってる場合じゃないのです。

    あっさりしたラーメン食ってる場合じゃないのです。


    記事が地味だと、食い物の画像を載せたがる癖はそろそろ見直す時期に来ているのかもしれない。

    世界の金持ちの資金力は度を越えています。

    というより、
    日本がそれだけ貧乏になったので、そういう資産が海外に流出し始めているのです。
    ※バブルの頃は、日本が車や美術品などの資産を世界中から買い集めましたが、今まさにその逆の流れだということです。

    バイクの世界はどうなんですかね?
    海外セレブは、小汚い古いバイクもコレクションしているのかしら?
    ごっそり中古バイクを積んだコンテナが 盗難車ではなく お金持ちに買われていく、という話はあんまり聞いたことがないです。
     ※世界にもバイクマニアはいると思うけれど、みんな貧乏そうです。 

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    Z1-Rに乗り続けて30年
    東京から長野に移住して15年
    ロータスヨーロッパに乗り始めて10年
    そんなワタクシのリアル実体験「北信州のりもの倶楽部。」です。
    車・バイク共に旧車生活の長さや田舎への移住経験、気が付いたことを記事にしています。
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