もうバリバリに(泣
窓なんか視界が一切ないくらい・・
ここで一発お湯をかけちゃう?
いやー最悪窓ガラス割れますよ♪
こうなると心も凍ります。
しかもしばらく溶けません。
じゃあどうすりゃいいのだ?
そんな貴方が自棄になる前にワタクシなりの経験則と豆知識をご紹介♪
当記事の目次
凍った車の窓にお湯をかけるとどうなる?
凍った窓ガラスにお湯かけてもいいことないですよ。
お湯を沸かしてる間にできることがありますよ。
お湯かけてはいけない理由を
お湯以外で対応する方法を順を追って上から目線で説明する。
いや、同じ目線で説明したい。
・・すみません、説明させてください。
氷にはお湯だろ?という考えはガラスを痛める
車のウィンドウは事故などで飛散しないよう、けがを最小限に抑えるよう加工されてるんですよ、実は。
合わせガラス
1987年の法改正で自動車のフロントガラスには「合わせガラス」の使用が義務となりました。
簡単にいうと、
合わせガラスは2枚のガラスの間にクリアの樹脂を挟んで3層構造としたものです。
「合わせガラス」は主にフロントガラスに使われます。
※ガラスにひびが入っても樹脂で保持して崩れ落ちないのはこのためです。
ついでに、
事故の際、割れても鋭利な割れ方をしない様になっています。
車の「合わせガラス」って実はとても重くて燃費重視のメーカーの設計にとっては厄介な代物なんですよ。
ガラスが多く視界がいい車は「重たい」という事です。
※最近はリアウィンドウを小さく軽くしてカメラで視界を確保、みたいな車が増えているのは軽量化のためですよ。
複数の素材で構成されてる「合わせガラス」なので、
素材の異なる構成物は熱膨張の割合が違います。
しかも、
凍ってるということは氷点下から一気に沸騰レベルの温度差を加えると・・
「割れちゃうよ」
ということなんです♪
飛び石などで目に見えて傷ついている車の窓はもちろん、
車のガラスは結構目に見えないような細かい傷が入ってたりします。
「超冷たいガラスに、超熱い熱湯をかけちゃえ!」
となると、
温度差の膨張から細かい傷にを起点として・・
「メリっ」という香ばしい音とともにひびが入ります。
「あちゃー」
となるわけです。
なので、
凍った車のガラスにやたらとお湯かけたりしない方がいいですよ♪
という事なんですよ。
事故現場にガラスが飛び散らないのは「合わせガラス」のおかげです。
ちなみに・・
お湯かけて一時的に氷が解けたとしても、走り出して外気でお湯が冷やされると再び凍ります♪
そうなると視界は一気になくなります。
霜状態ではなく厚めに完璧に凍るので視界がしばらく回復しませんよ。
※ワイパーなんか全く意味がないくらい凍ります。
雪国の冬は走行中はウィンドウォッシャー液ですらあっという間に凍ります。
※長野では寒冷地仕様のウォッシャー液以外は逆に危険です。
雪国ではホームセンターでもカー用品店でも普通に「寒冷地仕様のウィンドウォッシャー液」が売られています。
※そんなに高いもんじゃないので絶対に「寒冷地仕様のウィンドウォッシャー液」に入れ替えた方が身のためです。
お湯を使わずに窓の氷をとるにはどうすればいいのか?
要するに
「氷を解かすのではなく凍ってるものを物理的に取り除く」
です。
※運転免許のようなカードでも代用が利きます♪ボロボロになりますが
カーショップやホームセンターで売ってる三角形のやつでもいいんですが、削った氷が手について冷たい。
柄がついてるとちょっと幸せになれます。
スクレーパーもいろいろありますが、無駄に硬いプラスチック製のものは使わない方が無難です。
車の窓はガラスですので、なるべく優しく気を使って対応してあげましょう。
※おすすめは硬質ゴムのやつです。
一度傷つけると元に戻らないし、交換するにしても「車の合わせガラスは非常に高価」です。
窓が凍ってパワーウィンドウが動かないのに、無理やりモーターを動かし続けるとモーターが焼けます。
車に雪が積もってる場合
車の上に雪が積もってる場合は、先にスノーブラシなどで車の乗ってる雪を落とすのがセオリーです。
暖気したらウィンドデフロスターを窓に当てまくる
※車の窓に熱気を当てて再度凍り付くのを防止します。
ワタクシはブラシ部がスポンジのやつが好き。
積もった雪を落とさずにスクレーパーで窓の氷をそぎ落とすと手が猛烈に冷たくなります。
※雪の下の車と接してる個所は雪が解けたものが結構がちがちに凍ってる場合が多いです。
というわけで、
雪は先に落としましょう。
大雪積んだまま走ってる車も見かけますが、走行中にガンガン雪が落ちてきて危険です
「後続車にとってはいい迷惑」
です。
それに、
最悪、というか笑えない事態になりかねませんよ。
※指さして笑われますよ、長野では。
ちなみに・・
ヒーターやデフロスターは基本的に車のエンジンの熱気を使っています。
なので、
エンジンの暖機が終わるまでヒーターからは暖かい空気出ません♪
勘違いしている人が多いですがエンジン始動直後はデフロスターやヒーターからは冷風しか出ません。
せめて水温系が動くくらいまでデフロスターやヒーターのスイッチは切っておくのが正解です。
エンジン温めるために暖機運転しろとは言いませんが、走り始めはエンジンは高回転まで回さない方がいいと言われています。
冷えたオイルは潤滑性能も低いと言われています。
ということは、
冷え切ったオイルがエンジン内に循環するのは車の寿命を縮めるだけですよ。
※電気自動車は電気ストーブと同じ構造なので、すぐに温まるのかもしれませんが所有したことないので知りません
流行りのケミカル「氷塊スプレー」はどうか?
主に氷点下でも凍らないアルコールの性質を利用し、窓ガラスの氷結する温度を下げることで氷を溶かしています。
結構、すぐに効果が実感できるので多用している人もいます。
ワタクシは
「氷解スプレーに含まれているアルコール成分がボディ部分にダメージを与える」
という説をいまだに強く信じています。
いろんなメーカーから出ています。
※寒すぎるとスプレーって出なくなるよね。
アルコールは油分をも分解する性質があります。
ただでさえ雪や氷、融雪剤で弱ってる車のボディ部分にとどめを刺してしまう気がするんですよ。
今の車は鉄板が薄くて錆びるとすぐ穴空きます。
窓とボディの境目あたりが錆まくっている車を見ると
「氷解スプレー使ったね?」
とか思っちゃいます。
ワタクシは、
長く一台の車に乗りたいので出来るだけボディにダメージを与えそうなもんは使わない主義
です♪
ボディの錆は修理するととんでもなく高いんですよ。
窓や車が凍る原因は放射冷却という魔物
冬のの夜の空に星がきれいに見えたりすると翌朝凍ってる可能性が高いです。
曇ってる方が凍りません。
車が凍るメカニズム
冬は地表の熱が水分と共に一気に大気に向けて放熱して大気中の水蒸気が凍ります。
空気中に含まれる水分が大気の温度で一気に冷やされて霜となって車に積もります。
これが車の窓が凍るメカニズムです。
※実は夜晴れた日の朝の方が寒いです!長野にきてさらに実感しています。
曇っている夜は雲が大気中の冷気をブロックして保温効果を発揮します。
曇っていると放射冷却は起こりずらいですが車が濡れてたりすると普通に外気温で凍ります。
※この場合は、霜というよりも氷です♪
放射冷却は防げないのか?
では、
雲の代わりになるものを考えればよろしいのです。
つまり、
空と車の間になんかしら遮るものがあればフロントガラスに積もる霜を防ぐことができます。
だから、
ガレージやカーポートのような屋根のある場所に車を止めれば車の窓は凍りません。
窓が屋根の下になるように車の頭だけ屋根の下に突っ込むだけでも結構効果はあります。
※車が濡れてる場合は、その限りじゃないです。
そして、
「フロントウィンドウの保護カバー」
も効果的です。
要するに、
屋根やカバーで大気の霜が降りるのをブロックしてもらうんですよ♪
外車乗りで、こういうアイテムを普通に使ってると「わかってるなぁ」と思います。
※外車のウィンドウはとんでもなく高いのですよ。
試しに「段ボール」を
だけでもウィンドウカバーの代わりになります。
※見た目がかなりダサいし、段ボールが濡れると余計凍りますが。
ちなみに・・
窓が凍るのを避けるためとはいえ、むやみに冬に建造物の屋根の下に頭だけ突っ込むのは考え物です。
建物の屋根から氷塊と化した雪の塊が車を直撃する危険性があります。
カーポートなどに全体が隠れない場合、窓が凍るのを覚悟で屋根から離して止めた方がいいですよ。
実際にワタクシは泣くに泣けない経験をしています。
学生時代に住んでた東京で大雪が降ったことがありまして。
半分屋根の下に入れて止めてあったバイクのタンクに氷塊が直撃、天を仰いで泣いたことがあります。
※ちょうど家にいて氷がバイクを直撃した音をライブで聞いてしまいしばらく呆然としたもんです。
窓が凍る事前にできる対策もある
ワタクシ的にはWako'sバリアスコートがおすすめです。
言っておきますが、ワタクシはWako'sの社員じゃないです。
どこへ行っても宣伝していますが、真面目にこのバリアスコートは万能です。
洗車の時とかバリアスコートがなかった時代を思い出せない位、性能にほれ込んでいます。
そのうちプリンとか差し入れしてもらいたいです。よろしくWako's!
当倶楽部では毎年数本消費するくらい多用しています。
要するに、
フロントウィンドウをできるだけつるつるにしておいて、
という作戦です。
※氷はゴミとか核になるものがあると一気に拡大します。
一言でいえば、
「車は普段からきれいにしておけ」
ということです。
こんな記事もあります▼
お湯をかけるよりマシな方法がある
ほんとに山の麓と言うかほぼ山の中に住んでいるワタクシの知り合い 世捨て人の Iさん から聞いたやり方です。
※昔のランクル愛好者。ランクル愛が深すぎて「ちょっと何言ってるかわかんない。」くらい濃い人。
要するに、
霜が溶ければいいわけです。
「お湯を直接かけずに窓の霜を溶かせばいい。」
ということですよ。
なので。
コレで一気に窓に付いた霜や氷が霜が溶けます。
コツはもたもたせずに、なるべく短時間でやっちゃうことです。
※もたもたしていると、初めの方に溶かした氷が再凍結します。
ちょっと前後の作業が面倒くさいですが、
ウィンドウが寝てて無駄に大きい車の場合、スクレーパーで霜を削るより効率がいい場合があります。
※大抵水をこぼすし、重たいし、時間がかかるし、メリットは少ないのですが面白い様に霜が溶けます。
霜が溶けても、窓には水分が残ってるのでワイパーかけて水分を切らないとすぐ再凍結します。
お試しあれ♪
業務連絡
Iさん、ちゃんとブログに追記しておきました。
いつも 全然一般の人には役に立たない アドバイスありがとうございます。
これからも厳しいご意見と「美味しい自家製スモークチーズ」をお願いいたします。
※教えてもらった業務スーパーの「冷凍たらチャンジャ」ですがショウガばっかりでイマイチでした♪
凍った車の窓ガラスの対策まとめ
なので、
「ぎりぎりまで起きられない」
ええ、よくわかりますとも♪
そんな日は大抵、車のフロントガラスがガチガチに凍っていてすぐに車が出せません。
ただし、
そんな日に限って朝から会議があったり♪
「フルスロットルで会社に向かうぜっ!」
と、慌てても凍った路面で頑張っても危ないだけです。
なら我慢して、
10分早く起きて車の窓ガラスの氷をスクレーパーでそぎ落としましょう。
早く起きられない場合は、
といった対策が必要になります。
長野ではこれくらいの雪は降った内に入らない。
いいですか、
ならば、
これを実行しましょう。
お湯をかけるよりはるかに安定して凍った窓の問題を解消できます。
ちなみに・・
車に乗る限りは安全運転は基本です。
少しでも事故につながる要因があるなら車に乗っちゃダメですよ。
寒い朝は道も凍っています。
慌てていいことはありません。
さらに、
田舎の雪の朝は「ヘタレ中学生をお送りする甘ちゃんご両親が多数」いらっしゃるので交通量多かったりします。
遅刻しそうでイライラするだけ無駄なので窓が凍ったり雪が降ったりする朝は、ちょっとだけ早く起きろってことです。
当倶楽部では、こういう余裕というか「人生ののりしろ」で生きていくことを推奨しています。
※うちの嫁は一切こういうことができませんが。
視界不良で事故るとか最悪じゃないっすか?
事故は、精神的にも肉体的にも金銭的にも時間的にも無駄です
これを避けられるなら、早起きとか安いもんですよ♪