ただし、
そうはいっても、ほとんどレーサーです。
実際に公道で使うには結構大変な思いをします。
当然、「ツーリングには使えたもんじゃない。」という話です。
KTM125EXCは公道仕様は街乗りに全く向きません
当然、公道での使い勝手とか一切考えられていません。
ツーリングなんてしない方がいいです。
ナンバーの管轄が市役所という雑な管理の原付ですので何とでもなりそうですが最近のKTM125EXCシリーズは、
「裏技を使わないとナンバーとれない」
らしいです。
※ほぼ違法です。
でも十年くらい前までは普通にナンバー取れたみたいなんです。
※以降の同シリーズは許可が下りないらしいですが、真贋はよくわかりません。
一応、レーサーとはいえ公道でも最低限使えるように、ライトやウィンカー、テールランプといった電装はついています。
※使い勝手は最悪ですが。
当倶楽部では、
前の持ち主が「こんなもん、レース以外で使えるか!」という癇癪を起して投げ出した2007年式の個体を飼っています。
レーサーとして使われてたので当倶楽部に来たときはメーターがほぼ粉砕してました。
メーター無いと怒られそうなのでAcewellのメーター付けています。
バッテリーレスなので時計は毎回リセットされます♪
KTM125EXCは、200X年式から割と最近の年式までエンジンの基本構成はあまり変わりがないみたいです。
同型エンジンを積んだ別会社のモデルも結構存在するので、パーツ供給は現時点では問題ありません。
※外装はかなり違います。
当倶楽部の個体の場合、エンデューロレースで投げられまくった個体です。
それを現状で譲ってもらいました。
入手した当時は、とりあえずエンジンはかかったものの、
という状態でしたので格安でしたが普通廃車コースです。
何とか動くようにしたものの・・とても素人が公道で普段使いできるマシンじゃないです。
※大体、車体もパーツも値段が普段使い出来るレベルじゃないくらい高価です。
とはいえ、
走行性能は、さすがにレーシングマシンです。
加速力は4st250ccを凌駕するどころか、全力加速ではワタクシのDT200WRより速いです。
ちなみに・・
KTM125EXCについては、かなり突貫でレストア作業を進めた記憶があります。
嫁のKDX125SRのエンジンをチューンしすぎて、クランクベアリングが大破しました。
一月後に控えたオフロードバイクのイベントへ参加予定でしたが車両がなくなりました。
どうしようかと呆けているときに格安で譲ってもらったマシンがこのKTM25EXCです。
イベントに合わせるため、すべてのコネを使ってパーツをかき集めました。
※のちにKDX125SRは、エンジンを移植して当倶楽部のお買い物マシンとして復活させましたが普通は廃車コースです。
あんまり貸してくれません。
当倶楽部の基本的にKTM125EXCは「嫁の専用機」です。
なので、レストア作業の際に徹底的に車高を落としました。
基本がレーサーなのでKTM125EXCは125ccとは思えないくらい車高が高いです。
※ですが、サイドスタンドかけたままキックスタートするとサイドスタンドはあっさり折れます。
KTM125EXCは徹底的に悪い燃費
ガソリン残量が横から見えるポリタンク内部のガソリンがみるみる減っていきます。
KTM125EXCは満タンで単純計算で72kmしか走りません。
あんまり燃費が悪いので、どっかからガソリン漏れてると思いました。
KTM125EXCはハイオク混合
KTM125EXCの燃料は、ハイオクに2stオイルを混合したものを使います。
・・これだけで、公道では十分使えない理由になりますね。
ホームグラウンドとしている近所の林道は15kmくらいの距離があります。
満タンで突っ込んでいっても休憩場所(10kmくらいの地点)で明らかにガソリンが減ってるのが目で見て分かります。
※ガソリンタンクがポリタンクなのでガソリン残量が透けて見ます。
KTM125EXCの給油方法
※ここまでが給油です。
ガソリンとオイルの混合比は100:1でも大丈夫!と書いてありますが焼き付きが怖いので75:1くらいで作っています。
■参考までに混合比早見表
混合2st乗りは、暗唱できる様にしておきましょう。テストに出ます。
※そんな奴は日本にどれくらいいるのだ?
混合比 | ガソリン1l当りのオイル量 |
---|---|
100:1 | 10.0cc |
75:1 | 13.3cc |
50:1 | 20.0cc |
1リッターあたり、10ccです
※5リッターガソリン入れたら50ccとなります
1リッターあたり、13.3ccです
※5リッターガソリン入れたら66.7ccとなります
1リッターあたり、20ccです
※5リッターガソリン入れたら100ccとなります
まあ、大体こんな感じで50から100対1の間で適当に混合しております。
※結構適当です。
絶対携行すべきはこの手の簡易オイル計量器
当倶楽部が主催していた林道周遊のイベントでは、
林道をつないで120kmほどのツアーコースを作るのが恒例となっていました。
オフロードバイク10台以上で仲良く?一緒に走るというイベントなんですが・・
当然、ガソリンが足りません。
途中、一カ所だけあるガソリンスタンドでの給油が必須です。
田舎なので休日はガソリンスタンド自体が休みの時もあってヒヤヒヤもんです。
※長距離移動とか、夜間走行とかガソリンが心配で絶対できません。
ちなみに・・
2stオイル混合ガソリン給油なので給油のたびにオイルをガソリンタンクに投入して混ぜなければなりません。
これがまた非常に面倒くさいんですよ。
常にガソリンスタンドを探してる感じです。
100kmを超えるツーリングの場合、ガソリン5l(混合)を積んでいきます。
とはいえ、
KTM125EXC自体には荷物は全く積めません。
※後述します。
したかなく、
ガソリン携行缶はワタクシのDT200WRのキャリアに積むことになります。
5lのガソリンって結構重くて・・
ガソリンが重すぎてDT200WRのキャリアが破損したことがあります。
※調子に乗って林道のギャップでジャンプしなけりゃよかった。
2stオイルもKTMのメーカー指定の高価な専用指定品です。
ワタクシのDT200WRの2stオイルは、ホムセンで売ってる一番安いSUZUKI用です。
KTM125EXCには荷物が全く詰めない
排気量は125ccでも二人乗りはできません。
荷物も一切積めません。
というのも、
シートの後方のリアフェンダー内にフレームがありません。
これはレーサーベースの公道マシンでは割と普通の仕様です。
※エンデューロレーサーのYAMAHA WR250Fシリーズがそうです。
格好はいいし装備も一流・・でもツーリングには向きません。
テールカウルに無理やり荷物を積むと、激しく揺れるので多分林道で落とします。
後ろを走ると、未舗装路でも舗装路でもテールランプが激しく上下しています。
※テールカウルの形もよろしくないし、引っ掛けるところもないので荷物の積載は絶対やめた方がいいです。
KTM125EXCに荷物を積む
仮に無理やりテール部に荷物を括りつけられたとしましょう。
位置的にサイレンサーからの燃え残りの白煙であっという間に荷物がオイルだらけになります。
※食材なんかオイル臭で食べられなくなります。
公道では全開できる場所も少ないので燃え残った混合ガスはかなり多目です。
分割給油ではないのでオイルポンプ絞るとかできません。
この汚れが2stっぽい。
サイレンサー周りは、どんなにきれいに掃除しても10kmも走ればオイルだらけです。
サイレンサー結合部付近には混合ガソリンが常時黒い流れとなって垂てきます。
燃費の悪さから考えると、混合ガソリンはキャブやシリンダーをジャブジャブ流れているはずです。
※そりゃ燃費も悪いわけですよ。
KTM125EXCで出かける場合、荷物は自分で背負うかウェストポーチかってところです。
ただし、
ディパックを背負う場合、
※当然、ジャケットにもオイル汚れが大量につきますので、色は黒をおススメします。
燃費は悪いわ荷物は積めないわ(笑)
もとがレーサーですのでそれも仕方なしです。
ちなみに・・
ターポリン素材はオフロードグッズ最強説を支持します。
2stバイクでツーリングする際のディパックは「ターポリン」という高級軽トラの荷台カバーの素材で出来ているものをおススメします。
汚れてもパーツクリーナーで軽く拭くと綺麗になります。
プリントされてる文字とか消えますが。
KTM125EXCに限らず、2stバイクは布地素材のバッグは使わない方が無難です。
あっと言う間にオイル染みでまだら模様になって非常に貧乏くさいです。
※ずーっとオイル臭いし。
ターポリンとはいえ、パーツクリーナーで拭きまくると結構なスピードで痛みます。
なので、
高価なバッグは買わない方がいいです。
4stのオフロードバイク乗りの人は、水洗いできる素材のバッグを買った方が幸せになれます。
※どうせ泥だらけになります。
どうせ未舗装路走ったら汚れるので、オフロードに持っていくバッグは安い方がいいです。
KTM125EXCの電装類は非常に頼りない
H4とかそういう規格ですらないです。
ヘッドライトのバルブは、「ベスパ」とかにしか使われてない形状らしいです。
バッテリーレスなのにこんな電力消費の激しそうな電球でいいのかねえ・・
思いっきり電球なので、消費電力が大きそうですが暗いです。
当然、「行燈」並みの明るさしかないです。
※見たことない形状です。
日が暮れたら不安でしょうがないぞ、コレ。
はっきり言って、
ヘッドライトが暗すぎて夜間走行は命の危険を感じるレベルです。
一応、
「ライト光っているかなー」
っていうだけで路面をろくに照らしません。
KTM125EXCはエンジンの発電力は最低限しかありません。
もともとエンジンがかかる程度+アルファくらいの発電量です。
ナンバー灯はテールランプ一体型です。
これも、
「一応光ってるなー」
って感じです。
なので、
当倶楽部の個体はウィンカーとテールランプは電力消費の少ないLEDのバルブに変更してあります。
※ウィンカーもテールランプも純正の電球方式の場合、全然光ってるのがわからないです。
ちなみに・・
KTM125EXCの純正にはリアブレーキにはランプスイッチはありません。
従って、
リアのマスターシリンダに油圧スイッチを増設して対応しています。
※フロントブレーキスイッチも頼りないんですがね・・
前後のブレーキスイッチはこの手の油圧スイッチに交換した方がいいです。
KTM125EXCはメンテナンスサイクルが非常に短い
と、しれッと書いてあります。
そんなショートサイクルでの腰上OHなんて・・
無理だ!
2年に一度のペースで、ピストンとリングを交換しています。
※大体2万円くらいで、KTM Power Partsでメンテナンスキットが売ってます。
一応、常にワンセットストックはしていありますが、部品供給は良さそうです。
ピストン交換くらい自分で出来ないと厳しいバイクですよ。
KTM125EXCのメンテ
KTM125EXCのオーナーは最低限の整備ができないと、維持費が跳ね上がります。
シリンダ関係のメンテナンスは基本ですが、その他にも
は欠かせません。
本気でメンテナンスするとお金も時間もかかります。
当然、それなりにセッティングする能力も問われます。
125ccのオフロードバイクを探している人が多いようですが、
KTM125EXCは原付2種とは思えないほど維持のハードルが高いです。
ちなみに・・
KDX125SRもルーツはレーサーなのでエンジンばらせない人が乗ると結構きついです。
国産車の中ではシリンダーをあけるサイクルが短い車種です。
KDX125SRはノーメンテナンスで乗り続けると構造上、
オイルの燃えカスが排気バルブKIPSの周辺に固着して最悪排気バルブのギアが破損します。
「まあ2stってのはこういうもん」
と思ってマメに清掃できないと長期間の維持はきついバイクです。
KDX125SRは、すでに欠品がたくさん出始めています。
現在のオーナーは大事に乗って欲しいです。
2stのバイクはどんな排気量であっても素人さんや安く維持しようとする人には全く向きません。
ハイパワーなので数値だけ見ると非常に魅力的に見えますが完全調子で維持するのは結構大変です。
当倶楽部のKDX125SRも林道はそろそろかわいそうになってきています。
なので、
オンロードの近所のツーリングやお買い物スペシャルとして使っています。
KTM125EXCはバイクもライダーもめちゃめちゃ汚れる
かなり白煙が多めとはいえ、白煙を吹くのは2stだから仕方ないです。
とはいうものの、
サイレンサー排気口の延長上には、ちっさいウィンカーが付いています。
左のウィンカーは20kmも走ればオイルの燃えカスでベトベトになります。
ついでに、
ナンバーの裏側もすごいことになってます。
パーツクリーナーの消費量が半端ないです。
さらに、
レーサーベースなのでチェーンカバーがないんですよ♪
ゆえにチェーンオイル指した直後にぶん回すとチェーンについたオイルがチェーンの円周上に放射状に吹き飛びます♪
※もちろん泥なども同じように飛びます。
そんなわけで、
いつもリアフェンダーの内側はオイルだらけになっています♪
とにかく、汚れまくるバイクです。
KTM125EXCはハンドル切れ角が異常に少ない
林間コースで木の間縫ってのヘアピンが苦手になるくらいハンドル切れません。
車体を立ててハンドル切れ角だけで曲がるようなシュチュエーションは超苦手です。
※セロー225Wの真逆のキャラクターです。
KTM125EXCは設計上、
が、邪魔してハンドル切れ角を確保で着ない様になっています。
※当倶楽部のKTM125EXCはラジエターガード入れてるのでオンロードマシン並みのハンドル切れ角のなさです。
KTM125EXCの原付2種とは思えない大柄な車体と相まって、
取り回しはオフロードバイクでは最悪レベルです。
走りだしちゃえば・・意外に気にならないような気が(笑)
とはいえ、
深い砂利や泥の路面のヘアピンで、
極低速で車体を立ててハンドル切って曲がるような場合、絶対的に曲がりづらいです。
※度胸一発でのアクセルターンとかすればいいんでしょうけど。
ほんとに小さいUターンが苦手になります。
押し歩きの際もハンドル切れないので取り回し大変です。
サイドスタンド立てて、サイドスタンドターン!もサイドスタンドの強度がないので出来ませんし。
※一車線しかない林道で行き止まりになって、Uターン・・マジで勘弁してくれと思いますよ。
ちなみに・・
水冷エンジン搭載のオフロードバイクは全般的にハンドル切れ角がないです。
参考になるか微妙ですが、
いずれも当倶楽部保有の個体比べでハンドル切れ角を含む車体の取り回しに関しては、
セロー225W >
超えられない壁 >
DT200WR = KDX125SR
>>> KTM125EXC
の順です。
セロー225Wは車体の小ささも相まって林道では絶対的な安心感があります。
小回り効かないバイクは、林道ツーリングでの取り回しや細い林道のUターンとか結構大変です。
※レーサーとはいえ、公道で使いが手の悪さが細かいところまで徹底しているのがむしろ清々しいです。
KTM125EXCは維持費が超高い
エンジンのメンテナンスサイクルの短さも含め、消耗品が高いんですよ。
ブレーキ関係
■ブレーキ関係
憧れのbrembo製です。
うちの嫁はbremboが大好き♪
※アバルト595も前後ブレーキがbremboなので気に入ってるらしい
今度気が向いたら写真撮っておきます。
クラッチ関係
■クラッチ
オフ車では珍しい油圧式です。
レースでは泥などでワイヤーが渋くなってきてクラッチのタッチが変わって疲れちゃう・・
ってことで油圧クラッチを採用したとのことです。
ヘタレのワタクシレベルではそんなのわかりません。
※油圧制御のフルードは専用のミネラルオイルが必要です。
サスペンション関係
■サスペンション
前後ホワイトパワー製です。
こんな一流のサスを贅沢に使ったマシンをレースなどで投げちゃうんだからお金持ちはすごいです。
良く動くいいサスですよ。
高いだけのことはある。
前後サスのオーバーホールには最低でも4万円前後かかります。
当倶楽部のKTM125EXCは入手直後に専門業者さんにオーバーホールを依頼しています。
激しいレースには出てないのでヘタリもあんまりない・・気がしています。
※フロントフォークのオイル漏れがあればすぐやりますが、今のところ大丈夫っぽいです。
ちなみに・・
KTM125EXCはリアサスが横から抜けるメンテナンス性の良さにはびっくりです。
※車体を持ち上げておく必要があるとはいえ。
国産のオフロードバイクが、
のと対照的に、リアサス自体がダイレクトにスイングアームにつながっています。
※リンク式サスペンションの方が性能がいい気がするんですが。
国産オフロードバイクから乗り換えるとちょっとびっくりする整備性の良さです。
性能のいい高価なサスペンションなら、ボトムリンク機構はいらないのかもしれません。
KTM125EXCのネガティブな部分はまだある
設計上、各部が公道でのツーリングなんてほぼ全く考えていないので仕方がないです。
文句があるなら乗らなくてよろしい!
という割り切った設計が、外車だったりします。
こういうのに耐えられない人は、絶対買わない方がいいですよ。
KTM125EXCのサイドスタンドは緊急用
レース中にほんとに一時的に立て掛けておく、というレベルのサイドスタンドです。
サイドスタンドは、レース中にちょっと止めておく、くらいの役割しかありません。
サイドスタンドの先端の接地面積が異常に小さいです。
路面状態によってはめり込んで倒れます。
サイドスタンドが角度的にかなり直立しているのですぐ倒れます。
当倶楽部の嫁スペシャルの場合、
車高を落としたのでさらに角度がなくなり倒れます。
※長さ調整して切断したら余計倒れる気がする(´;ω;`)
っていうか、
KTM125EXCのサイドスタンドはどうやっても倒れます。
そんななので、
洗車時は
ツーリング先でも不安な場合は、
という工夫をしないと・・
すぐ倒れます。
当倶楽部では既に数十回は転ばせています。
※オフ車だし傷ついてももういいやって感じです。
さらに、
サイドスタンドに強度はほぼありません。
※正確にはサイドスタンドを取り付けるフレーム部にほぼ全く強度がない作りです。
石挟んだりして調整します。
でも転びます。
ので、
スタンド出したまま、キックスタートするとサイドスタンドの付け根が折れます。
サイドスタンドを折ると素晴らしくお高いです。
※当然のように心も折れまくりです。
サイドスタンドの話
KTM125EXCをサイドスタンドで立ててを安定させる唯一の解決策は
サイドスタンドを途中で角度を付けて曲げる
しかありません。
※切った張ったでやってみたのでそのうち記事にします。
KTM125EXCのエンジンはキックスタートに慣れないとかかりづらい
これがコツがわからないとかかりづらいんですよ。
セル?はぁ?(*´Д`)
レーサーは、1gでも軽い方がいいんです。
その方が偉いんです。
バッテリーなんかついてるわけありません。
オンでもオフでも、国産でも外車でも・・です。
慣れれば、キックスタートはそんなにむつかしいもんではないんですけどね。
車高もそれなりに高く、高圧縮のエンジンのキックスタートは背の低い嫁には未だにハードルが高いです。
※男性でもセル始動に慣れ切った人たちはエンジン始動に四苦八苦しますが(笑)
ちなみに・・
キックスタートの2stバイクであんまりエンジンのかかりが悪い場合、どこかおかしいです。
2st250ccクラスであれば、調子が良ければキックスターターを手で押し込むくらいでもエンジンかかりますよ。
とかが考えられます。
キレイにしてあると原因究明の際は苦労が軽減されます。
※KTMに限らず、2stは整備と掃除が基本です。
2stは圧縮なんか適当になくてもエンジンはかかります!
扱いづらいKTM125EXCのコンビネーションスイッチ
ハンドル右側には何もついていません♪
この左側のコンビネーションスイッチ一つで制御します。
もちろん、
プッシュウィンカーキャンセラーとかないです。
慣れないと一瞬頭で考えるので反応が遅くなります。
大変よくできてるスイッチでカッコいいです。
「このスイッチを流用できないか?」
と、WR250R乗りのN君に聞かれたことがあります。
やらないほうがいいと思うと言っておきました。
※わざわざ不便にすることもなかろうよ。
KTM125EXCEXCにはメインキーがない
※タンクキャップにも鍵はついてません。
当倶楽部の個体の場合、近場の林道ツーリングに使う都合上、
メインキーに変わる秘密スイッチを防水加工したトグルスイッチで増設してあります。
要するにキルスイッチをもう一個つけてる感じです。
当倶楽部のKTM125EXCは、このスイッチを知らないと一生エンジンかかりません♪
とはいえ、
ハンドルロックは一応ついています。
複数日にわたるレースの場合、ハンドルロックして保管するからねえ・・
※6Daysとかのエンデューロレース対応ですね。
まとめ
金額的な安さや維持の気安さを求めるならKTM125EXCは選ばないほうがいいでしょう。
絶対に維持費がかかりますので安く運用はできませんし、余計な苦労が付いてきます。
KTM125EXCは本気のレーサーバイクですよ。
当然、
ロングツーリングなんて怖くてできませんよ。
ほんとに長野に移住してよかった♪
KTM125EXCのデメリット
普通の125ccのバイクの数倍は維持費が必要です。
とにかく原付2種だと思わない方がいいです。
とか思ってたら大間違いです。
維持費や運用の費用的には、Z1-Rよりも余裕で高いです。
※タイヤの減りもすごく早いしねえ・・
KTM125EXCのメリット
デメリットの代わりといっては何ですが・・
※ほんとに125ccなの?!ってくらい加速も音も勇ましいです。
それ以上のスピードはスプロケの減速比の関係で出ないんですが(笑)
なので、
トップスピードは大したことなくオフロード装備してたら舗装路ではあんまり速く走れません。
※オンロードでグリップするタイヤで峠走ったことないですが。
経験として乗っておくべき・・かなぁ。
KTM125EXCを公道で使うのは、かなりお金がかかるしメンテサイクルも短いし大変です。
それをわかったうえで、
という感じに割り切って考えれば楽しいバイクではあります。
※逆に、そういう考えができない場合、KTM125EXCという選択はやめた方が無難です。