
これは結構テンション下がる現象です。
しかも、普通に掃除しても無駄だったらどうします?
5年くらいたったフィアットやアバルトではよく起こることです。
ではどうすりゃいいか?っていう記事です。
当記事の目次
新車から5年たった当倶楽部のアバルト595のダッシュボードがベタつく

なので、一応気を使ってはいたのです。
当倶楽部の2016年式アバルト595コンペティオーネのダッシュボード上面がベタつき始めました。
ウエスやティッシュで埃を拭くと、繊維や紙くずがくっついて残るのですよ。
水拭きしても同じです。
ダッシュボードに残った繊維や紙くずは絶妙に汚く感じます。
普段触るところでもないし、気が付くのが遅れました。
以前から、忠告を受けていたのですよ。
「ダッシュボードが溶けたようにベタつくよ。」
と。
実際には聴いていた以上に、ねっとりべたつく感じです。
当倶楽部で一番年式が新しい車ですので、このザマは非常に気に入らない。
可及的速やかに、なんとかせねばなりません。
ちなみに・・
「ダッシュボードがベタつく呪い。」の話を聞いたのは数年前。
どうせ、「紫外線でプラパーツが緩くなるのでは?」くらいに思っていたのです。
紫外線と酸性雨は何かと車やバイクを痛めますので。
なので、
「アバルト純正サンシェード。」
を導入して真夏の紫外線をダッシュボードに当てない作戦をとっていました。

結構高いけどちゃっちい。
サソリマークが入って、専用設計でフロントウィンドウにピッタリなので、仕方ないとはいえ高い。
でも、駐車場ですごく目立つ♪
嫁を信じる限り 割としっかり、サンシェードは使っていたようなのですが。
どうやら、
「ダッシュボードがベトつく原因は、紫外線だけではない。」
みたいなんですよ。
原因はダッシュボード樹脂内部のゴム成分が溶けだすから

どうやら80年代以降の欧州車によくある現象だそうですよ。
※プロに聞いたら国産車はアルテッツアでよくみられるとのこと。
どうやら5年くらい経つと、ダッシュボードの樹脂が劣化して、含有されているゴム成分が表面に出てくるようなのですよ。
「そっかー、ゴムかー。」
なんだそれは。
確かに水では除去できませんな。
フィアットやアバルトに限らず、どんな車でも樹脂製のダッシュボードがベタついたらゴム系の成分が溶けだしていると疑ってもいいのではないでしょうか。
※話を聞いた業者は、この年代の欧州車と話を濁していましたが(笑)
ベタつくダッシュボード対応をディーラーにお願いすると、
「基本はパーツ交換で対応。」
とのことですがそんなもんに数万円もかけらられません。
※ディーラーに頼むとパーツ代で数万円、交換工賃で数万円かかる様子。
今どきの車はパーツの取付に樹脂製の隠し爪がたくさんあって、外すのが大変なんですよねえ。
最近の車のダッシュボード外すのは自分で出来る気がしない。
※本気になったらできる、とは思うけれどそんな暇があったらロータスの電装系を見直したい。
とはいえ、
当倶楽部の予算には限りがありますので人に頼むこともできません。
出来るだけ、DIYで対処してみようではないですか。
ABARTH595のベタつくダッシュボード対応

ただし、さらに効果的な薬液があったりします。
とりあえず、清掃系はなんでもパーツクリーナーを一瞬も考えずに吹きかけるワタクシです。
パーツクリーナーのメーカーにもよりますが、パーツクリーナーでもベタつく成分は落ちないことはないです。
ただし、
「薬用の消毒用アルコール(エタノール)。」
だと、より一層あっさりベタベタを拭き取ることができます。
メンテナンス用のペーパータオルに少量の消毒用アルコールをだして、そのまま拭き掃除するだけです。
拭き取ったペーパータオルには、いかにもゴムっぽい脂質のあるよごれが付きます。
エタノールはアルコールの一種
エタノール(別名:エチルアルコール)は、アルコールの一種です。
アルコールといわれるものはたくさん存在しますが、一般的に消毒用アルコールといえば、何の補足的な説明がない場合、エタノールのことになります。
ドラッグストアで販売されている消毒用アルコールの表記も様々ですが、エタノール表記が多い気がします。
まあ言うまでもなく、水で薄めてない「無水アルコール。」が強力で効果的なわけですが。
※パワーがありすぎて手が荒れるレベル。
いずれも近所の薬局で買えるはずです。
※消毒目的であれば、60%もあれば十分らしいです。
今回使ったのは80%くらいの濃度の消毒用アルコールですが、全く痛痒なく綺麗になりました。
ベタつき成分の拭き取りにかかった時間は、20分ってとこですかね。
拭き取った後も樹脂表面が白濁化するようなことはなく、手触りがツルっとなって気分がいいです♪
再発する可能性があるので、業者に頼むと拭き取った後に塗装を勧められるようです。
本当に拭き取りまくっていいのか
どうもゴム系の含有物は、
という意味がある様なのですよ。
※まんまと劣化してベタついてるわけですが。
世界的なクレームになってないのかしら?
そんな耐久性のないものを使うなよ、しかも使い続けるなよって感じです。
※そういうと外車メーカーは例外なく「日本の気候に合わない。」とか言い出すんですよ。
国産の軽自動車なんか超よく出来ていて、15年くらいでは全くベタつくそぶりもありません。
普段の移動には国産の軽が一番いいような気がしています。
何せエコで経済的で楽しいです。
※もう全部軽自動車でもいいんじゃないかと。
というわけで、
ベタつく成分を拭き取り続けたら、樹脂が脆くなるような気がしないでもないです。
まあ、割れたら割れたで仕方ないという事です。
ですがジタバタはします。
表面の保護として 気休めで 樹脂のコーティングをしてみようと思います。
もちろん、DIYで。
ちなみに・・
薬用アルコールはガレージに一本あってもいいのです♪
例えば、
等で大活躍します。
※最近はいちいち出して、ウエスにとって拭くのが面倒なので全部パーツクリーナーで脱脂しちゃうのですが。
はるか昔、 現在、出入り禁止になってる ワタクシの実家にも「揮発油。」と呼ばれたアルコールが物置にあった気がします。
薬用アルコールのような一見ガレージに関係ないものを使いこなすと、なんだかエンスーな感じがしますな。
この場合、もちろんケガして使いようなことになるのは意図した使い方ではないのです。
wako'sスーパーハードでコーティングしてみた

※修理業者は、交換しないなら塗装しておいた方が無難、と言ってました。
「塗装かぁ。面倒くさいし、時間がかかる。」
なにせ、
ダッシュボードを外すのにどこをどうやったらいいのかすら想像がつかないのが現代の車です。
適当な設計で有名なイタ車でもこの有様です。
※テールランプの電球交換だって、力任せにやったら爪が折れてたはずだし。
こんな記事もあります▼
と一瞬だけ悩みましたが。
「樹脂の保護をするならwako'sスーパーハードがあるじゃない。」
ガレージの棚にストックしてあるのを思い出しました♪

wako'sさんのケミカルは間違いないのがすごい。
棚にしまってあるのを忘れてました。
これからもっと使おう。
wako's製品はポリメイトなどより信用できるし。
※もちろん、ポリメイトもストックはある。ザブザブ使わないと無くならんな。
wako'sスーパーハード
「バイクや車の外装樹脂の白濁を何とかしたいプロジェクト。」
の際に、 散々散財して たくさん買い込んだケミカルの一つ。
非常に高価でありがたい薬液です。
wako'sスーパーハードは表面をコーティングするのが主目的なので白濁対策には 高価すぎて もったいないのです。
※しかも、入隅や格子状の箇所には塗布しずらい。

一見、高価ですが、簡単にはなくならない量です。
ワタクシが思うに、
「新車の輝きというか質感をいつまでもキープしたい人向けな商品がwako'sスーパーハード。」
だという認識です。
wako'sスーパーハードは完全に表面が荒れて白くなってる樹脂にはイマイチ効果が薄い気がします。
※外装の無塗装パーツの白濁対策には、シリコンスプレーやシリコンシーラントの方が安くて速くて楽です。耐久性はありませんが、手軽さを考えたら十分です。
こんな記事もあります▼
というわけで、
wako'sスーパーハードを、ベタつくゴム成分を除去したダッシュボードに塗っていきます。
※嫁にやらせました。こういうすぐ効果が出る作業は結構好きみたいなので。
付属のスポンジで塗っていくだけなので誰でも出来ます。
ダッシュボードとウインドウの狭いすき間もスポンジのおかげで旨く塗れたようです。

wako'sスーパーハード。よく見ると施工した個所がわかる。
こういう目に見える作業は、女子供をおだててやらせるに限りますな。
すぐに厚く塗りたがるのが素人の悲しい性ですな。
こういう表面処理のケミカルは、薄く、何度も、施工するのが基本です。
wako'sバリアスコートもそうですが、一発で終わりではないですよ。
何度も重ね塗りすることで層が出来るように思えます。
説明書を要約いたしますと、
という事です。
当倶楽部では念のため、この施工を一週間くらいしたら再度行うことにします。
※以降、洗車の度に、アバルト595の内装は嫁に掃除させようと思います。
嫁は思いのほか、目に見える作業が楽しかったようで外装にもwako'sスーパーハードを塗りたくっていました。
※ワイパーの下部の樹脂部とか。
ちなみに・・
wako'sスーパーハードは150ml入りと結構大容量なんですよ。
一見、お高く思えますが使う所が多い人にとっては安上がりなのではないかと。
なにせ、信頼のwako's製ですよ。
カーショップやホームセンターで見かける安いコーティング剤は、とても少量で意外と高価です。
※よく考えたら割高な商品が多いので、最近は衝動的に買いません。
しかも、
一回開封したら、付属ボトル内で硬化しちゃったりするものまでありますよ。
※何度泣いたことか。

wako'sスーパーハードはルーフ部の樹脂にも施工しておいた。
やはり黒い個所がしっかり黒いと、車もバイクも締まって見えますな。
など、一本あってもいいのではないかと思うのですよ。
古臭い樹脂は、非常に貧乏たらしい。
黒い個所は黒く。
ベタつくなんてもってのほかなのです。
まとめ

ですが、一応素人でも対処可能でした。
今回、wako'sスーパーハードでダッシュボードの樹脂コーティングを行いました。
あくまでも、
ワタクシ個人の判断でコーティングすることで、ゴム系含有物の溶け出しの防止と樹脂の劣化保護を狙っています。
ベタつきの再発がおこるかどうかは、半年くらい経たないとわからないので、変化があればまた記事にします。
※真似してやる場合は、自己責任でお願いしますよ。
とりあえず、
の後、1週間経ちましたが全く問題なく素晴らしい手触り♪
いやぁ、気持ちがいいもんですな。
・・よく考えたら当たり前のことですな。
そう考えると、
決して使い勝手が良くなく 当たり前のことが当たり前にできないくせに、高価な外車はやはり贅沢品ですな。
でも、走って楽しいのでアバルト595コンペは買って正解でした♪
これは、これでいいのです♪
人生はなるべく楽しんだほうが良いのです。

当倶楽部一押しですが、混むと嫌なので教えない某食堂の親子丼。
地味な記事には食事の画像が付くので有名な当ブログです。
500円ぽっきりで、毎日食べたい味なのよ。
中高年にはちょうどいい量。
女子にも大人気♪
中古のフィアット500やアバルト595が市場に多く出回り始めました。
数売れたので、中古のタマ数も多いですね。
中古のフィアット500やアバルト595を狙う際、
「ダッシュボードのベタつきを指摘して価格交渉するのも手。」
ではないかと思うんですよ。
※大抵の中古車屋さんはこの手の作業を知らないので、そこに付け込む。
ただし、
どんなに安くても、フィアットやアバルト、アルファロメオのAT車は止めたほうが良いですよ。
あのデュアロジックというATシステムは日本の道路事情に合わないようで、寿命が短いです。
※壊れると一式交換、最低でも数十万は覚悟すべき。
修理してくれるところも少なく、ATシステムが壊れたタイミングで廃車になる個体が多いようです。
AT車の場合、最悪でも「2016のビッグマイナーチェンジ以降。」・・それでもおススメしません。
ワタクシがおススメするフィアット500は、MT車の500Sかマヌアーレ。
数は凄く少ないですが、エンジンぶん回せる分アバルトより乗ってて楽しいかもしれません。
※小さい車体に小さいエンジン積んで、ぶん回すのがイタ車っぽいのです。
アバルト595なら、絶対MT車の方が楽しいです。
※乗り比べたらわかります。