コレを何とかすべく、ワタクシが奮闘するのですが一筋縄ではいかなかったのです。
外車は国産車より面倒くさい壊れ方をするのですなぁ。
パーツもわけわからんし。
当記事の目次
2016年式のアバルト595コンペのメーターに警告がでた
普通に走る分には全く問題ないのでそのまま1000kmにもわたる旅をしてきたわけです。
でも警告が付きっぱなしというのもいい気分ではありません。
ヒルホールド機能というのは、
「主にマニュアル車で坂道発進の際にクラッチミートが上手くない人だとずり下がるのを防止する。」
という機能でして。
アバルト595コンペは競技用を謳ってるくせにこの機能が搭載されています。
よくわからない稼働条件を満たすと勝手に発動してくれるのです。
※坂道でクラッチ踏んだままブレーキ離しても下がらないので非常に気持ちが悪い。
トルクフルなアバルト595なので、普段ヒルホールド機能の恩恵をほぼ享受できていないワタクシ達です。
そんな機能は別になくても全く問題ありませんのでその分安くしてほしいです。
※サイドブレーキの効きが悪く、低速トルクがなく、クラッチミートのシビアなLOTUSヨーロッパには付けて欲しい機能ですが。
が。
使わないとはいえ、
キーをオンにするたびに警告されるのは面白くありません。
※そんな機能ですがキャンセルすることもできないし、警告を消すこともできないのです。
そんな時に、
「メーター内の警告が一個でも付いてるとディーラーでは車検通してくれない。」
という話を聞きまして。
ディーラー以外でも車検を通してくれるかどうかは微妙です。
※ユーザー車検ならボーっとしてる検査官さんなら誤魔化せそうですが音が鳴るので難しいかも。
それならワタクシが何とかして見ようということになったのでした。
車のセンサーに依存するシステムを探求するのははっきり言って得意じゃありませんが、
「やってみもしないでぇ。」
と戦闘メカザブングルのラグも言ってますし。
今回、メーター内に出る警告の画像を取り忘れました。
絶対撮ってあるという確信があったのですが過去を見直しても出てこないので仕方ない。
ちなみに・・
車でもバイクでもこの手の警告を解消できずに車検を通せない車種がちらほら出てきてるそうな。
具体的に聞いたのは初期のABS搭載のバイク。
その頃のシステムが故障してABSの警告ランプが付きっぱなしになることがあるらしい。
※そろそろバイクにABSが搭載されて20年を超えるわけで無理もないのですが。
警告が付いたらセンサーを交換とかの根本的な解決策しかないのですが、
「パーツが欠品で出ない。」
ということが往々にしてあるそうな。
※バイクは車よりはるかにパーツ供給ラインがショボいので。
車種に良ってはABSの警告程度なら普通に走る分には問題ないそうなのですが、
お役人さんやディーラーの方針はそうは思ってないようでして。
「メーター内のABSの警告が点灯した状態だと車検には通らない。」
ということになるようです。
古いタイプのメーターであれば警告灯の配線を切って点灯させないようにもできるとは思いますが、
最近の液晶多機能メーターは警告センサーのラインを探すだけでも大変そうです。
※センサーの信号ラインはものすごく細いのが普通です。
走る機能に問題がないのに車検が取れずに乗れなくなる。
ほぼ廃車ってことですよ。
センサーの塊のような車やバイクは長く乗れないようにできているのです。
既に少しでも早く買い替えさせる仕組みが出来上がってるのですなぁ。
マニュアルにはディーラーへ行けとある
まずマニュアルを読んでみることにします。
「ディーラーに持っていけ。」
・・なんの解決にもならないのだな、このマニュアルは。
タイヤの空気圧警告が出た時はメニュー操作でリセットできるのですがね・・。
※夏タイヤと冬タイヤを交換すると出るので一応ディーラーで聞きました。
長野県のフィアットやアバルトのディーラーは何やってもくそ高いので、
年に一度、カレンダーはもらいに行きますが 必要以上に行きたくないんですよねえ。
工賃や作業料は一切オマケは無いし、そもそも全体的に高い気がします。
たかがシフトノブの交換やはめ込むだけのパーツ交換でさえ結構な料金を請求されるのです。
こんな記事もあります▼
まあ、いいや。
とりあえず、
自分で調べてみることにします。
センサー自体の問題でなければ自分で対処できるかもしれませんし。
ちなみに・・
最近の車は自分でなとかできることがほぼありません。
異常発生時にはディーラーに持って行くのが最善であることは間違いないです。
が。
ディーラーとはいえ、故障にすぐに対処してくれるわけではないのですよ。
ということが結構多いのです。
そして。
ディーラーは古い車はもちろん、型落ちした車に対しても素晴らしく態度が冷たいものなのですよ。
※「ディーラーは販売店であって修理工場ではない。」と言われて門前払いされる旧車オーナーも多いのです。
どうやらブレーキスイッチの故障らしい
ブレーキスイッチと言えば、ブレーキランプの点灯を司る重要パーツです。
ブレーキランプが点灯しなければ追突されるリスクが爆上がりしますし。
世界で数十万台売れてる車の重要部品がそうそう簡単に壊れるとも思えないのですが、
元がイタ公の会社ですので 実際そういうものらしいのですよ。
これだけ製品の品質管理が進んだ現代でも、外車は設計の詰めがが甘いのかパーツの精度が良くないのか、ですな。
こういうのに耐えられないなら外車なんか乗らないほうがいいです。
※ほんとに日本車はよくできていると実感します。
ネット上にはこの手の情報が大量に出ていますので参考になりますな。
情報があるにもかかわらず、オーナー自身が手を下して作業することは多くないのは不思議ですが、
自分で作業させないようにメーカーはオーナーを洗脳してるのかもしれません。
当ブログは地味な画像ばかりな記事の場合、美味しそうな画像でごまかすことにしています。
ネットでパーツを買ってみたら
これが結果的には大失敗だったのです。
アバルト595 ブレーキスイッチ
というワードで楽天市場を検索して見たら出るわ出るわ。
値段もピンキリです。
こういうのは経験上「中華の国製のコピー商品はくそ安い。」と決まっているのです。
部品代は数千円でしたので最低額より多少高めの信頼できそうなパーツショップから購入しました。
が。
届いたパーツは実際についていたパーツと形状が全然違ったのです。
コネクタの形状もステーへの取り付け部もぜんぜんちがいます。
出費にしていた会社に問い合わせをしてみたところ、
「対応車種はあくまでも参考であって・・。」
みたいな文面で部品を交換するには
等を追加で支払え、という内容。
業者名を晒してもいいのですが難癖付けられても面白くないので当ブログではやり取りだけを記載します。
以下は業者との対応文面そのまま。
※特定できそうな箇所は伏字にしますが。
問い合わせとその対応
買った商品名:
アバルト/ランチア ブレーキストップランプスイッチ 500/595/695 | 500C/595C/695C | デルタIII | ムーザ | テージス | イプシロン | MEY〇E 99999999 99999999
■ワタクシの問い合わせ:
商品届きましたが2016年式アバルト595コンペには付きません
カプラーの形状から違います
他のスイッチと交換は可能ですか?
■■業者の回答1:
この度は当店をご利用いただきましてありがとうございます。
商品ページに記載のある車種は参考情報です。
適合は純正品番での確認が必要になります。
ですので、無償での交換は承ることができません。
未装着品でパッケージ含めて破損がない状態でしたら、交換手数料1100円+送料を負担いただけましたら交換対応することができます。
ご確認をお願いします。
xxxxxxxx販売部 〇木
■■業者の回答2:
お世話になっております。
添付画像を確認いたしましたが、部品番号等の記載がないため互換品を特定することができません。
純正部品番号または現物の部品番号をお知らせください。
xxxxxxxx販売部 〇木
■■業者の回答3:
差額+手数料で下記の費用が発生いたします。
商品代金: 3700円
交換品代金:-2900円
交換手数料: 1100円
送料 : 780円
-----
合計:2,680円
返送品の確認後に振込先の口座情報をお知らせいたします。
ヤマト運輸の【◆】払いにて下記まで返送をお願いします。
※パッケージごと返送をお願いします。
返送の際はパッケージに直接伝票を貼らないようお願いします。
伝票に下記の情報の記載をお願いします。
〒xxxxxxxx
xxxxxxxx
xxxxxxxx
品名:xxxxxxxx
xxxxxxxx販売部 〇木
なんだか納得いきませんが時間がかかりすぎるし、どうも余計な出費になりそうなので泣き寝入りすることにします。
こういうのは気持ちよく取引したいのですよ。
※気持ち悪いのでもう二度とこの出品者からは買わないことにします。
今回買ったパーツは返品もできず、使わない余剰パーツになっちゃいますな。
もったいないので、
フィアットやアバルトに乗ってる人にあげようと思います。
※そういえばY君がパンダクロスを買ったしな。
アバルト595のブレーキスイッチの位置
工具不要でスイッチ自体を回転させて外します。
文章で書くとすごく簡単そうに思えるのですがすんごくやりづらいのです。
身体を捻って手を突っ込んでスイッチをつかんで回すのですが、手が届きません。
シートを一番後ろまでずらしてもかなり難しいです。
ワタクシは作業用のマットを地面とサイドシルの上に敷いてその上に寝転ぶような形でアクセスしました。
スイッチがステーから外れても、
スイッチにつながるハーネスが微妙に短くてスイッチにつながってるコネクタを外せません。
※爪を押さえて抜くタイプのコネクタなので片手でスイッチを押さえながらじゃないとコネクタを外すのは無理です。
コックピットがさらに狭いLOTUSで慣れてなければ断念したかも知れないくらいのアクセスの悪さです。
作業自体は何一つ工具も使わない簡単なものですが、あんまりやりたくないですな。
・・真夏を過ぎたとはいえ、炎天下でやる作業じゃありませんな。
たったこれだけで汗だくですわ。
まあなんとか無事に外れたのでヨシとします。
※こういうときにスイッチを破壊しがちなので新品部品を買っ手から部品を外したいんですよねえ・・。
何とか外れたスイッチと間違って購入したスイッチの比較画像。
コネクタのピンの配置から違いますな。
※機能は一緒かもしれませんが、取付け部の形状が違うのでステーも違うと思われ、流用改造するのはあきらめました。
ちなみに・・
付いてたブレーキスイッチはアルファロメオとかと共通のスイッチっぽいですな。
いろんな車種で使いまわしてるっぽいのですが、
これに比べると間違って購入したスイッチは素晴らしく安っぽい。
使いまわすなら別パーツにする意味があるのか不明ではありますな。
外車というのはこういう細かいパーツが素晴らしく安っぽいことが多い。
※機能は満たしてるけれど耐久性がなさそうなんだよね、高いくせに。
素材が素晴らしく安っぽいですがブレーキスイッチですのでこんなもんなのかもしれません。
楽天市場の業者との問い合わせのやり取りを思い返すほど腹立たしいですが、
商品説明にはきちんと書いておいて欲しかった・・。
仮に年式で違ってるならそれを明記すべきだと思うのですよ。
問い合わせの結果、
非は一方的にこちらにある、というような態度は気に入りませんが面倒くさいので泣き寝入りすることにします。
問い合わせして返答待ってる時間が無駄です。
しつこいようですがこちらに非があるならまだしも、追加料金が高すぎてばからしい。
他所のショップで買い直します。
この手のネット販売のパーツで泣いてる人は結構いるんですよねえ・・。
支払った金額で美味しい外食できたよなぁ・・。
スイッチパーツのコネクタ部の焼けを修正
とはいえ、ブレーキランプが点灯しないのは困ります。
仕方がないので再度組み直すことにします。
組付け直す前によくよくパーツを見てみたところ、
コネクタの接点であるピン部に多少の黒ずみが見られます。
高電圧がかかる箇所ではないハズだし焼けてるわけではないのですが、
センサーの信号というのはこういう些細な事で通電しなくなることがあるのです。
せっかくなので、
という一連の電気スイッチのメンテをします。
スイッチ自体を分解して色々調べたかったのですが、
予備パーツがないので今回は簡易的な清掃と接点磨き程度としました。
ので適当に清掃してみただけです。
が。
再度スイッチを組んでみたところ。
ヒルホールドの警告灯が消えました♪
念のため、ブレーキランプが点くかどうかもチェックしたら問題なし。
というわけで何もせずに直っちゃいました(笑)
※さすがイタ車だわ。
それでも予備として適合するパーツを発注しておこうと思います。
何時再発するかわからないし、
こういうパーツがないために車検通らないなんてことになったら悔しいので。
※いつまでもパーツ供給があるとは思えないしねえ。
まとめ
今回はネットでパーツ買って失敗しましたがいい勉強になりましたよ。
ということで無理やり納得しましょう。
嫌なことはとっとと忘れればいいのです。
旧車ライフではよくあることで、いちいちくよくよしてても何も前に進まないのです。
とりあえず、
警告は消えましたし、
ブレーキランプもしっかり点灯しています。
ヒルホールド機能は意図的に発動させる方法を知らない機能がので復活してるかどうかは知りません。
今回の原因がこの手の 適当な設計の スイッチで良かった。
こんなことでもディーラーに持ってったら数万円飛ぶんでしょうなぁ。
なんだかんだで外車の維持費は素晴らしく高いよね。
庶民が頑張ってお金を工面して外車を買ってもリピーターが少ない、というアンケート結果が出るのも納得です。
それでも、
国産車にはない魅力が・・あるのかしら?
※最近は国産車も維持費は高いですが。
今どきの外車は凄く日本車っぽいくせに同クラスの日本車より100万円高いので結構無駄な気がしますな。
車は道具として使い倒すなら国産で十分です。
これくらいシンプルな車ってのはないものか。
ただし、
「人と同じモノは要らない。」
という当倶楽部と同じ考え方の人には魅力的かもしれません。
※リセールバリューは最悪ですが(笑)
全体が貧乏になりつつある日本では、
いつまでも高価な上に中古価格が激安で作りがアレで維持費が高い外車産業に勢いがあるとは思えないんですがね。
※最近の外車はデザインだってなんか日本車っぽくなってるしねえ。
まあ今回の教訓は外車の部品は発注する前に自分で外してせめて形状くらいは確認しておけって話ですよね。
※この作業でスイッチ自体が破損することは外車には往々にしてあるのですが。
とりあえず、
ヒルホールド警告が消えてよかった。
※ディーラーに出して数万円飛ぶことを考えたら安いもんだと思いましょう。
ちなみに・・
別立てした記事にしようと思っていたのですがネタがたまりすぎて書く暇がないのでココに記載しておきます。
※アバルトは嫁が通勤で使ってるため、ワタクシが乗るのは休日に限定されるのであんまり写真も取れないし。
嫁が出先でアバルト595のリモコンキー(フィアット系は多分同じモノ)を無くしました。
幸いスペアキーがあるので稼働自体には問題ないのですが、
スペアのキーにはリモコン機能が付いていませんので遠隔でのドアロック開放ができなくなりました。
※スペアキーは鍵穴に突っ込んで回すだけの従来通りの車のカギの機能しかありません。
で。
ディーラーに出向いて話を聞いたのですが、
リモコンのスペアキーを再作成するのに7万円かかると言われまして。
しかも、
リモコンキーを作成するにはセキュリティの関係で本国との連携が必要となり、1カ月以上かかるとのこと。
さらに、
リモコンキーでないスペアキーを作るにも3万円近くかかるとのこと。
※スペアキーは鍵の救急車で作ると1万6千円くらいだって。
・・今どきの車ってみんなそうなの?
最近は物理的なカギを突っ込んで回すタイプの車は少なくなっていて、
どんなにセキュリティ対策しててもその手のリモコンキーの車の方が盗まれやすいって聞くし(笑)
リモコンキーって実はリスクだらけじゃないの?
散々、警察にも届け出たし、落とした可能性のありそうなお店などには電話しまくったのですが出てこず。
結局、なくしてしまった当倶楽部のアバルト595のリモコンキーはあきらめることにしました。
※たかがリモコンキーに7万は出ねえよ。
バイクのスペアキーなんて660円ですよ。
※革で豪華に見えるけど元は素の鉄のキーです。
ということで。
当倶楽部の2016年式ド初期のアバルト595コンペティオーネはリセール出来ないことが決定しました。
ただでさえ、
中古の外車でしかも左ハンドルのMT車なんて買い手はいないのですが、
リモコンキーがないという不利な条件では買いたたかれるのは目に見えています。
これで当倶楽部のアバルト595は廃車迄ワタクシたちが面倒みることになりましたな。
今後、車を買う際は無くすと高いリモコンキーの車はなるべく買わないことにしようと思います。