クルマ バイク

【アルミ立体エンブレム】オリジナルシフトパターンの作り方 その2

シフトパターン以外にも立体エンブレムを作成

シフトパターン以外にも立体エンブレムを作成

ワタクシ
アルミで立体エンブレムを作るのはそれほど難しくないことがわかりました。
想像通りではないかもしれませんが、やった通りのものができます。
その過程で、見てくれを良くする方法や手抜き方法をいろいろ模索して作業してみました。
もう一回作ればもっといい物が出来そうです。

自作ステッカーキットに印字したまま数か月が過ぎる

ワタクシ
冬で出かけることがない、もしくは雨の休日、かつワタクシの作業が暇である。
ワタクシは、こういう条件がそろわないと室内での 地味な 作業はあんまりしないのです。

印字が終わった時点で力尽きて数か月放置してたとはいえ、気にはなっているのです。
※作業途中のものはしっかりわかるように分けておいてあるので、ソコが片付かないので気持ちが悪い。

 

 

最高のツーリング&ドライブシーズンですが、朝から雨が降ったりやんだりしてる休日の午後、作業を開始します。
※午前中も生活をするための諸作業をしておりました。

加工のための道具を引っ張り出します。
革細工等の作業工具や素材はまとめて保管してあります。

一度、工具や材料をリビングに広げちゃうとなかなか片付かないんですけどねえ。
なので作業は効率よく行う必要があるのでした。

ちなみに・・

こういう屋内で細々とやるような作業はなるべく一気にやってしまう方が効率がいいです。

  • 計画して
  • 用意して
  • 一気に進めて
  • 畳みこむように終わらせる。

やはりこれに勝るものはないのです。
そのために
「段取り八割手間二割の法則がある。」
んですよねえ。

ワタクシの今回の例は非常に悪い例として、覚えていてくださいな。
いつまでも片付かないことが脳内の片隅にいつまでも居座ってるのは気分が悪くストレスになるってもんです。

リビングが片付かず、凄く起こられたので 反省しきりです。

 

アルミ板は0.5mmの板を使用

ワタクシ
当初は0.3mmのアルミ板を使用する予定でした。
でも、なんとなく質感が劣る気がして、急遽ガレージに転がってた0.5mm厚のアルミ板を使うことにしました。

今回の様な立体エンブレムを作る際、ステッカーを張るためのアルミ素材は何でもいいと思います。

なにせ、
レタリングとは違い、文字だけが残るステッカーではなくクリア層まで付いてくる仕様となっていますので、
「地がアルミだということがうっすらわかれば何でもいい。」
のではないかと思ったりします。

ただ、
0.5mmでも厚みを出したいので裏板をつけることにしました。

厚みがあったほうが、
「なんとなくそれっぽい。」
のですよ。

どうせ厚みを出すために裏板をつけるのであれば、
「それこそアルミテープでもいいんじゃないか。」
とすら思います。

これも実際作ってみたからわかることですな。
次回はそういう事も試して見ようと思っています。

ちなみに・・

アルミの板は1mmを超えると途端に加工難易度が上がります。
厚くなるほど折ったり、切ったりする際の労力が何倍にもなります。

アルミ板は折る際に、

  • 線を引き
  • カッターで溝を作り
  • 何度も溝をカッターでなぞって深くして
  • 溝の裏に当て板をして折る

※折ったラインを何度もクネクネ折り曲げてれば切れます。

これで結構楽に綺麗に切断したり折ったりすることができます。

裏から当て板をすることも有れば、万力様で挟んで溝から折ることもあります。

でも加工するだけのことを考えたら、パンチングメッシュ加工された1mm程度のアルミ板が最高に使い勝手がいいです。
※高いですが。

 


これくらいのアルミ板なら安いし加工も楽です。

 

アルミ板 パンチング
created by Rinker

強度が必要なら1.5mmくらいが使いやすいです。
ハサミでも切れますし。
ロータスヨーロッパのグローブボックスは1.5mm厚のアルミパンチングメッシュシートで作りました。

 

革でエンブレムの枠を作る

ワタクシ
シフトパターンの方には本革で枠を作ります。
この方が「なんとなくしっくりくる。」という判断をしたからです。
はっきり言うと「思い付き。」です。

「いきなりアルミ板を車内に張り付けるのは違和感があるかも。」
と、突然思ったので革をつかって、存在感を多少マイルドにします。

アルミのチップぽいものが突然コンソールパネルに貼り付けてあっても、
「雑な仕上げで有名なLOTUSならやりかねん。」
と思ったりもしますが。

せっかくだし、こういう手法もやってみたいのでなんでもやってみるのです。
幸い、革の端切れなんて当倶楽部にはごっそりありますし。

雰囲気のいい ゴミになる直前くらいの 艶消し黒の端切れが見つかったのでコレを使いました。
※革って捨てるとこ無いのよ。適当な端切れも糊付けて硬化させて「本のしおり。」にするとオシャレですし。

ちなみに・・

車の内装品を革で自作する場合、多少面倒でも手縫いでステッチを入れると急に高級な感じにできたりします。
小さいパーツの場合は、手間の割に効果が薄いので多用するのもどうかと思うのですが。

いい例が、シフトブーツです。

黒い革に赤い糸でダブルステッチを入れてたりしますね。
※でも見えにくい裏側は普通にシングルステッチであることが多いです。

これがダブルステッチ。ラパンSSの自作品

これがダブルステッチ。ラパンSSの自作品


単身赴任で暇だったから作れたけど今は無理です。

ダブルステッチは、超絶面倒くさいですが、やってみると満足度が高い手法です。
当倶楽部では、ラパンSSのシフトブーツを自作する際にダブルステッチを使いました。
純正のビニールレザーより一気に高級な感じになりました。
※超絶面倒くさかったので、ロータスのシフトブーツは普通にシングルステッチで作りました♪

 

 

ロータスヨーロッパのシフトブーツはもちろん自作です。

ロータスヨーロッパのシフトブーツはもちろん自作です。

今は革がいい感じにクタレています。

 

裏板として「鞄の底板。」を使用

ワタクシ
裏板は加工のしやすさから、100円均一で売ってた「鞄の底板。」を使用します。
ボストンバッグなどの鞄の形を維持するために底に敷かれてるアレです。

いやー、「鞄の底板。」は本当に使い勝手がいいです。
切った張ったが楽だし、熱で曲げることもできるし、安いので失敗しても惜しくないのがいい。

もっと前に「鞄の底板。」の素材の存在を知ってたら、もっといろんなことに応用できたのに。

ロータスの内装なんて、今までは、アルミを使ってベースつくっていましたが、
「鞄の底板。」でベースつくって、スポンジはって、革をはってってやればすぐにしかも低予算で出来そうです。
※そのうち作り直していこうと思ってるものがたくさんあります。アームレストとかね。

厚みも適当にあるので、アルミで作る立体エンブレムの質感を上げるにはもってこいです。
※重さとか触感ですぐに金属ではないとわかっちゃいますが、見た目ではわかりません。

ただ、真横から見ると白い「鞄の底板。」が目立つので、ここはマジックなどで切り口を黒くしておけば目立ちません。

これでいいのです。

ちなみに・・

ロータスヨーロッパのサイドに付いているLOTUS純正のエンブレムはただのアルミの薄板です。
しかも、両面テープで張ってあるだけです。

なので時間が経つと何となく反ってちょっと浮いてくるんですよねえ。

このエンブレム、中古編で流通してるとすごく高価ですが、自作しちゃえば千円位でできますな。
しかも割と簡単に。
※こういう外装の細かいパーツは中古でも高騰しがちです。

それに、
人と違うエンブレムも作ることが可能です。

  • 「Circuit Wolf.」(サーキットの狼)
  • 「Not called a supercar in the world.」(世界ではスーパーカーとは呼ばれません。)
  • 「It doesn't break, but it does.」(いうほど壊れないけれど、やっぱり壊れるよ。)
  • 「Don't chase! The only thing that seems to be early is the appearance!」(追いかけないで!速そうなのは見た目だけ!)

シレッとこういうエンブレム作ったりすると面白いかもしれません。
※またやりたいことができた。

こういう個所に凝って、わかる人が見たら「にやり♪」とされるような小細工が大好きです。
※絶対純正主義の頭でっかちの人たちから口うるさく言われそうですが、オーナーでもない人にとやかく言われる筋合いはないのです。

貴重な純正パーツは無くさないように、確保しておき、小細工で適当に遊ぶ。
こんな痛快なことがわからん人たちに何言っても伝わらないのです。

 

エンブレムならリベット止めっぽい加工でしょ。

ワタクシ
せっかくなので「リベット止め。」っぽく仕上げて更に見た目の質感だけは上げたい。

こういう時に使えるのが革細工の「スタッズ。」です。
以前、ロータスヨーロッパのトランクマットを作成した際にも使いましたがこれがまたけっこいい感じなのです。

 

 

今回使ったのは、リベットというよりスタッズです。
固定するためではなくあくまでも化粧用として使います。
「金属で止まってる。」
感じが出ればいいのですよ。

穴あけポンチを使って、下穴を開けてスタッズをつぶして固定すればOKです。
※革細工ではよくやる加工です。

 

穴開け加工時はアルミ板が歪む

穴開け加工時はアルミ板が歪む


手で直せばほぼ本通りになりますが。

 

実際に立体エンブレムは両面テープで車体に固定するとしても、
「ダミーとしてリベットっぽいものが付いてる。」
だけでも見てくれが全然違うのです。

でも、左右一カ所ずつにすればよかった・・。
左右二カ所ずつだとちょっとシツコイ感じがする。
これも次回につなげようっと。
やはり作ってみてわかることは少なくないのです。

ちなみに・・

最近の両面テープはかなりしっかりしています。

強力な接着力なのに水にも強かったり。
さらに剥がすとき綺麗にはがれるジェルタイプだったり。

進化ってすごいですな。

両面テープの進化の恩恵は、
「バイクの外装に自分で作った立体アルミエンブレムを付けられる。」
ってことですよね。

アルミの太いメインフレームにワンポイントとなる立体アルミエンブレムとかついてたら、
カッコいいかもしれませんよ。
※Buellとかのノンカウルだとさらに映えそうですな。

しかも、
剥がすときも綺麗にはがせる。

穴開け加工も要らないし、お手軽で人とは違うカスタムができそうです。

両面テープ ゲル状
created by Rinker

ゲル両面テープは厚みもあるし、貼り直しもわりと効くし、衝撃吸収もしそうで最近頼りにしています。

 

まとめ

ワタクシ
LOTUSと書いてある立体エンブレムはトランクマット上部に。
シフトパターンの立体エンブレムはセンターコンソールに。
とりあえず配置してみました。
※気に入らなければ貼りなおせるし。

うむ、なんとなく満足いく仕上がりです。
薄眼で見れば、それなりのものに見えますし。
※ロータスは純正パーツがいちいちショボいので時として、自作したものの方が加工精度が高かったりするのはよくあることです。

 

シフトパターン仮止め。

シフトパターン仮止め。


気に入らなきゃ張りなおせばいいさ♪

 

さらに高みを目指せばもっといいものが出来る気もしますが、
「とりあえずこういう加工もできる。」
ということだけわかれば、今回は良しとするのです。
※気になったら作り直せばいいし、その際は一度作った経験とノウハウがあるのでもっと短時間で上手くいくはずです。

バイクでも車でも外装のエンブレムみたいな小物関係のパーツは、すぐにメーカー欠品になりがちで、中古も市場で高値で取引されているのが現状です。
本物を手に入れて散在するのもいいですが、遊びの範疇なら自作レプリカでもいいような気がしています。

 

トランクマットにエンブレム

トランクマットにエンブレム


クオリティはLOTUS純正以上なはず。
※純正でトランクマットなんかないですが。

 

今回作ったものは、立体エンブレムと言っていますが、ステッカーに毛が生えたようなもんです。
※LOTUSの純正のエンブレムなんてコレとさほど変わりませんよ。

作れるものは自分で作ってみればいいのです。
何回か作れば満足いく仕上がりになるはずです。

 

 

ちなみに・・

旧車のエンブレムを3Dプリンタで作ってる人もいますな。
尊敬します。
※ワタクシもちょっと3Dプリンタが欲しくなりました。

シッカリ塗装すれば、本物と見分け付きませんし。
※データ取った元が本物ですからね。

アルミや銅、真鍮の板に彫金してオリジナルのエンブレムを作ってる人もいますな。
実際作った人の話を聞いてみましたが、柔かい金属の板なら加工は難しくないそうです。
革をエッジング加工する道具で出来るって言ってました。
※ワタクシは暇がないのでそこまでやりませんが、彫金も出来たら楽しそうです。

作るのが難しそうなパーツでも結構自作してる人がいるものです。
極度にオリジナルにこだわってると窮屈になるので、自由にやっていいと思ったりします。
その中で、わかる人だけニヤリとするような遊び心があってもいいと思います。

  • 何でも形にしてみる。
  • 上手くいくまでPDCA回す。

上手くやれば商売になるかもしれませんな。

 

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Z1-Rに乗り続けて30年
東京から長野に移住して15年
ロータスヨーロッパに乗り始めて10年
そんなワタクシのリアル実体験「北信州のりもの倶楽部。」です。
車・バイク共に旧車生活の長さや田舎への移住経験、気が付いたことを記事にしています。
 使えない&くだらない 知識量には自信があります♪

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