バッテリー上がりによるエンジン始動困難・・
ライト消し忘れかな?
こういうのは問題外というか、バッテリー上がってしかるべきです
今時の車はそういうのをお知らせしてくれるので、ルームランプ消し忘れくらいじゃないっすか?
ちなみに旧車にはそんな機能はついていません
※ついてるのは「旧車と呼べない車種」といってもいいでしょう
そうじゃなくても、バッテリーが上がることがあるんですよ
たとえ、半年前に交換したバッテリーであっても・・
実際にあった話を踏まえていろんなうんちくを書き綴ってみたです♪
当記事の目次
バッテリー上がりでエンジンがかからない状況確認
1.セルを回しても何も音がしない
→バッテリー上がりの可能性大
※もしくは断線か、ヒューズとんだか
※充電してみて、エンジンはかからなくとも2.3.の状況にならなきゃ原因はバッテリーではない
2.セルを回すと、カチっとリレーの音がする
→バッテリーが弱っている
※充電してみて、ダメならあきらめてバッテリー交換
3.セルを回すと弱弱しいがセルは回るがエンジンがかからない
→バッテリーが弱っている
※充電してみて、ダメならあきらめてバッテリー交換
寒い時期によくあるのが
ヒーター
シートヒーター
リアデフロスター
ミラーヒーター
など・・
を使いまくって、車の発電能力よりバッテリーからの持ち出しが多い状態が連続した場合
わかりやすく言うと、
使用電力 > 発電能力
の差分をバッテリーが負担している、ということです
これを何回も繰り返すと、そりゃバッテリーが上がります
具体的に目にしたのは、
近所のおばあちゃんの軽自動車で、1kmほど先のスーパーまでの買い物にしか使っておらず、暖気運転中も、ガンガンヒーター系を焚いておったそうな。
しかも、日暮れが早いのでライトもフォグもガンガン使っていたようで・・
そりゃ4月にバッテリー交換したからって、持ちませんよ
※バッテリー上がりの症状が発覚したのは12月下旬
暑い時期によくあるのが
基本的に、寒い時期と考え方は同じです
エンジンかけた瞬間から、アイドリングでクーラー使いまくって、室内冷やした後にちょっとしか動かなさない
これも、
使用電力 > 発電能力
の差分をバッテリーが負担している、ということです
バッテリーの基礎知識
車は発電しながら走っています
もっと言うと、エンジンはかかった瞬間から発電しています
※古い車は、エンジン回さないと発電しなかった&バッテリーの逐電性能も低かったはずで、バッテリー上がりはもっと頻繁だったと思われます
1.エンジンの回転で発電機(オルタネータ)を回し、
2.レギュレータでバッテリーの発電力12V(実測では14V強)に制御して、
3.バッテリーに蓄電
しながら動いています
ゆえに、極端に言うと、バッテリーはセルモーターだけまわしてエンジンかければ、あとはただの蓄電池なわけです
発電力を上回るような電気の使い方をすると、バッテリーから持ち出しが発生、充電不足となり、これを繰り返すとバッテリー上がりになります
今の車は、ほぼ100%バッテリー点火と呼ばれる「バッテリーからの電力でプラグに点火する」方式をとっていますので、バッテリーが上がるとエンジンかかりません
昔の小排気量バイクはバッテリーが上がってもキックでかかる?
いつものようにほぼ余談ですが・・
これは、フラマグ点火といいまして。
キックでエンジンを回して、その発電力でプラグに点火、エンジンをかける方式です
もちろん、バッテリーも積みますが、あくまでも補助的な役割です
とはいえ、バッテリーが上がってもエンジンはかかりますが、灯火類などは不安この上ない感じの光りかたになります
※ホーンとか鳴らないし、ウィンカーもウィンクしないなど
今時のインジェクション仕様のバイクは、おそらくバッテリーが上がるとエンジンかからないんじゃないかな?
※所有したことないので、実体験としては知りませんが理屈ではそうです。インジェクション、性能はいいけどいろんな制約があって嫌いです
無理やり押し掛けすると、過電流が流れていろんなもんが壊れるという話もあながち嘘ではなさそうです
バイクのバッテリーレス車
さらに余談としては、
潔く、バッテリーを積んでいないバイクもいる
うちのDT200WRやKDX125SRがそうです
バッテリーがない = セルなんかありません
ので、もちろんキックでエンジンをかけることになります
お世辞にもライトが明るい、とかは言えませんが、一応親方である日の丸の保証付きですので公道で走ることを許されています
プラスティックのライトは、経年劣化で黄ばんでより一層暗いので何とかしないと、夜は怖くて走れませんが。
これらは、バッテリーの代わりに「コンデンサ」という一時的に電気をためられる機構を所有していますので、基本的にはフラマグ点火に近いのですが、バッテリーを搭載しなくていいということに成功しています
メリットは、
・バッテリーのメンテが一切いらないこと
・バッテリーの分、軽くできること
の二点です
デメリットは、
・キックスタートのみ
・灯火類がいまいち(全然か?)明るくない
に二点です
今ではすっかり見かけなくなりました
恐らく今後も出てこないであろうことは容易に想像できます
バッテリーレス車に2stが多いのは、たぶんキックが軽くてエンジンがかかりやすいから♪
だと思われます
ワタクシは個人的にキックスタート大歓迎♪なのですが、意外に誰もわかってくれません
夏の雨の夜の渋滞
本題からそれてきたので、戻しましょう♪
ここまでの記事を振り返ると、バッテリーの電力持ち出しが多い場合がバッテリー上がりを促進することを学びましたね?
あれ?おかしいな・・
・・・学んでください
なので、
・夏の(エアコン)
・雨の(ワイパー)
・夜の(ライト類)
・渋滞(エンジン回転が低く十分に発電できない)
が一番きつい状態である、と思ってください
この状況で使い続けるとおそらくバッテリー上がります
※その他、オーディオとかドライブレコーダーとかそういう電装品も使えば使うだけ電力消費に加担することになります
また、消耗したバッテリーに充電するために、発電機(オルタネータ)が普段より一生懸命働きますので、こちらにも負荷がかかります
※純正のバッテリーより大容量にした場合も同じ理由で発電機に負担がかかります
ちなみに発電機(オルタネータ)は、壊れるとものすごく高いです♪
車種にもよりますが普通数万円(片手分は確実)は飛びます
まとめ
バッテリーいたわってあげましょう♪
発電力が小さい旧車は特に、です
※まあその分、バッテリー容量も小さくて済むので維持が楽っちゃ楽です♪
旧車は、発電機にダイナモというオルタネータのご先祖様を使っていることも多いです
これは高回転まで回さないと発電しません
※昔の自転車のライト方式です。ちなみに大昔の白バイのサイレンもこの方式でした(笑
今の電装品が大量についている車は、電気制御方式なので、バッテリーも大きいのを積んでいる傾向にあります
それ、交換するとき結構高いっすよ♪
なので、燃費とか気にしてできるだけ安く車を維持したいのであれば、この辺のランニングコストも削減してあげましょう
バッテリーは消耗品ですし、前述しましたが結構高いです
これは、知識と工夫で何とでもなる分野でもあります
※外車のディーラーでバッテリー替えると数万飛ぶってのは本当?いやーぼったくり(笑)
車の消耗品、意外にバカにならないですよー
※関係ないんですが、でかい車のタイヤってびっくりするほど「ものすごく高い」よねぇ
なので、安く維持したい人は利用する側で気を付けてあげると、いざというときの出費はさえられますよ
というバッテリーから始まってよくわからない着地で終わってしまいましたな♪
ここまでお付き合いいただいて、
あなたの貴重な時間を無駄に使わせてしまい、マジすまんって感じです