
特に夜は野生動物を道路上で見かける頻度が上がります。
タヌキやテンなどは頻繁に轢かれていますな。
走行中に野生動物に出会ったらどうすればいいのだ?
基本は早めに見つけて減速して避けることですよ。
田舎は野生の王国です

夜行性の動物が多いので夜走ると出会う確率が上がります。
かわいいものもいますが怖いこともあるのです。
夜の田舎道で会う野生動物の代表はタヌキです。
夕方から明け方まで一般道はもちろん、高速道路にも出ます。
峠でも国道でもバイパスでも街中でも出ます。
田舎で会う動物は猫よりもタヌキのほうがはるかに多いです。
当倶楽部の敷地内にも親子連れのタヌキがたまに来ますし。
そんなタヌキはめちゃめちゃ車に轢かれています。
それこそ毎日轢死体を見る勢いです。
というのも。
タヌキは車を避けるのがすんごく下手です。
イヌ科では最低レベルの運動神経の持ち主だけのことはありますな。
というわけで。
夜の田舎道を運転する際は、
タヌキをはじめとする野生動物が「回避目標。」として追加されると思いましょう。
街灯がすくないので真っ暗なので都会とは違った運転時のスキルが必要になるってことです。
有体に言えば、
田舎で車やバイクの夜間走行をする際は
「タヌキを避ける運転スキルがないと危ない。」
ということなのです。
タヌキのほかにも轢かれている動物は数多いです。
これらが野良ネコや野良犬よりはるかに轢かれています。
※むしろ野良猫や野良犬は見ないですな。
山や峠に近くなるほど轢死体を見る頻度は上がりますが、街中でも普通に轢かれています。
ちょっと大き目な公園や河原などには普通に住み着いているってことです。
轢いた側の車はどうなってんだと思いますがそれなりにダメージを受けるようです。
※そりゃそうだ。
愛車をいたわるためにも野生動物はなるべく轢きたくないもんですな。
そして。
統計によると9月から11月が最も野生動物が轢死する時期らしいのですよ。
より一層気をつけねばなりませんな。
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ちなみに・・
田舎道で会いたくない野生動物の代表はクマですな。
春から秋までローカルニュースで話題になることも多いです。
山に入って山菜取ってて襲われた、とかね。
でも舗装路上で見かけることは意外と多くないです。
たまに林道でクマを見かけると結構ビビります。
※ちょっとした山里にも当たり前のようにいますよ。民家から百メートルくらいでも平気で出ます。
・・そういえば、クマは轢かれてませんな(笑)
あと林道で遭遇してビビるといえば大人のイノシシ。
オリジナルのイノシシも怖いですが、逃げた家畜の豚とのハイブリッド個体は異常にデカいです。
鼻づらが短く豚のそれっぽくて立派な牙が生えてて良く知るイノシシとは顔つきが違います。
数年前の大みそかに当倶楽部の庭を横切った個体は優に1m20cm以上はありました。
※フェンスに突進して支柱が根元から破壊されました。お隣の犬は果敢に立ち向かって大けがしたし。
親子連れの季節は凶暴になるので、子供(ウリボウ)はかわいいですがうかつに近寄ってはいけません。
意外と知られていませんがイノシシはとんでもないジャンプ力を持っています。
1mくらいの生け垣を飛び越えたのを見たことがあります。
大人のイノシシは轢かれたのを見たことないですが、ウリボウは5年に一度くらい轢かれたのを見ますね。
※空に向けて足を突っ張って死んでるのは大抵ウリボウ。
意外と好戦的なのが当倶楽部の裏山によく出るカモシカです。
※近所の小学校の昇降口でガラスを割ったりして暴れまわったりしてニュースになったこともある。
林道で息遣いが聞こえる距離で対峙したことがありましたが、しばらくにらみ合い。
DT200WRのエンジン音を聞いてもひるまず。
※間伐に使うチェーンソーと似た音だからか?
カモシカも轢かれてるのを見たことはないですな。
昼間でも峠の道路わきにいるのを見ることはありますが。
あと猿と鹿もよく見るけれど轢かれてないね。
※旅先で大人の日本鹿と車がぶつかった瞬間を見たことあるけれど車はベッコリいったけど鹿は走り去った(笑)
当たり前ですが、
デカい野生動物ほど接触したときの車のダメージは大きいです。
田舎は都会の人が想像するよりはるかに野生の王国なのですよ。
野生動物の基本的な回避術

もともと彼らのテリトリーなのだから仕方ありません。
野生動物の世界に道を通させていただいているのですよ。
人間はなるべく彼らを轢き殺さないようにしたいものです。
長野県に住んでる人間より確実にタヌキのほうが多いです。
もうどこにでもいます。
山にも河原にも空き家にもいます。
そんななので。
日が暮れると普通にタヌキが道路を渡ってたりします。
ゴミあさってたり、畑でなんか食ったりしているのもたびたび見かけます。
都会よりカラスが少なく、野良猫も野良犬もいないのでタヌキがその位置を閉めているのでしょうねえ。
もはや珍しくもありません。
差し当って道路を渡るタヌキを回避する方法はないものか。
とりあえず、
誰でもできるのはハイビームにすることです。
田舎道は街灯が少なく真っ暗です。
遠くまで照らせるハイビームは危険物回避に有利なのです。
夜に野生動物の目にライトを当てると光るんですよ。
動物の目は車やバイクについてたり道路脇のガードレールにあるリフレクター並みに光ります。
そのため、かなり遠くからでも動物がいるということを認識可能です。
不自然な位置に二個ならんで光ってるリフレクター的な何かがあれば、まず野生動物だと思っていいです。
轢かれがちな野生動物は背が低いので照射範囲が近いロービームだと至近距離になるまでわからないんですよ。
ご丁寧に暗闇に溶け混むカラーリングですし。
そんなわけで。
まず、暗い田舎道ではハイビームが基本です。
県庁の所在する市でも市街地から離れると周囲が漆黒になることは少なくないです。
※国道でもそうです。2桁国道だって同じです。
もちろん、
前走車がいたり対向車がいたり自転車や歩行者がいる場合はロービームにするのが当たり前のマナーですよ。
最近の車のオートハイビームみたいな機能は本当に必要なの?
自転車や歩行者に反応しないので意味はない気がします。
※ 馬鹿が本当に多いとはいえ ユーザーを馬鹿にしすぎ。

夜の雨の時のまぶしいライトは殺意を覚えるよね。
こういうのはしっかり取り締まってほしい。
HIDやLEDライトのSUVみたいなデカい車が後ろにつくとロービームでもまぶしい。
そのうち事件につながるようなトラブルが起きると思うのだが。
どんな場合でもそうですが、
漆黒の中をライトだけを頼りに走る際は、道路走行中の障害物はとにかく早めに認識して早めに回避行動をとるのが基本です。
障害物を認識できれば減速するなり回避するなり次の公道を取ることができます。
障害物を認識してから行動に移すまでのわずかな時間を稼ぐために、ハイビームで少しでも先の状況を認識するのですよ。
最も確実な障害物回避手段は、
「減速すること。」
ですよ。
※ここまで記事を書きながら「何を当たり前のことを書いてるんだ?」っていう気になっています。
スピードが出たままハンドルで回避すると、
ろくなことはありません。
※一年に数度、土手から落ちた車を見かけますがね。
相当なドライビングの腕があっても真っ暗闇の中で突然出てきた障害物をハンドル操作で回避するのは難しいハズです。
バイクだとコケますよ。
※野生動物に当たったらバイクは普通にコケますが。
まさに「ビーストストライク。」です。
※当倶楽部では走行中に大きめの虫にあたることを「ビートルストライク。」と呼んでいます。
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車通りの少ない田舎の暗い道でスピードを出したくなる気持ちはわかりますが、
嫌な思いをしたくなければ速度は自制するのが吉ってもんなのです。
ちなみに・・
野生動物は車やバイクに気が付いたときに、種類によってある程度反応パターンが決まっています。
大別すると
に分かれます。
な気がします。
※強気な鹿は止まりますがね。
とはいえ。
同じ種類の動物でも人間のテリトリーに近い場所で育った個体は、
車などが近寄って来た時の避け方に秀でてるような気もします。
※じゃないと生き残れないし。
そして。
個体によって逃げるのが上手い下手は確実にありますな。
※高速道路でひょいひょい車を避けてわたっていたタヌキも見たことあり。
ワタクシがバイクで3000kmほど旅した豪州では絶対夜に砂漠を走るなと強く言われていました。
カンガルー(180cmくらいある)が光に向かって突っ込んでくるからです。
実際、豪州の真ん中を縦断するスチュワートハイウェイには点々とカンガルーの轢死体が転がっていました。
ハイウェイという名ですが高速道路ではありません。
※でも制限速度は100km/hでした。
その道をロードトレインという何十両の貨車をつないだトラックが時速150km以上で走ってるからです。
ドライバーはビールで酔っぱらってるし 砂漠の道はまっすぐだからスピード出せるのよ。
バイクですれ違う時はしっかり構えないと風圧で飛ばされるくらいの風圧がきます。
※マジです。
ロードトレインに当たれば180cmある大型のカンガルーとはいえ、
簡単に十数メートルくらいは弾き飛ばされます。
昔、日本でもRV車にカンガルーバンパーっての流行りましたよね?
あれはマジでカンガルーを弾き飛ばすためのバンパーです。
※豪州ではフェアレディZにカンガルーバンパーついてて、かの国の美的感覚はどうなってんだ?と思いましたが。
野生動物は雨の夜に出る

生態を知ってると天候によって道路に出てくる理由がわかります。
冬はともかく雨が降ると生き物たちは活性化します。
夏はあんまり暑すぎると蚊も飛ばないと言われますが、雨が降れば話は別です。
夜になると夜行性の羽虫をはじめとする昆虫が動き始めます。
それを追ってカエルなども動き始めます。
雨が降ると湿った土からはミミズなどがはい出てきます。
これを狙ってタヌキなどの雑食系の小動物が活発に動き始めます。
その流れで野生動物が道路に出てくるのことが増えるのです。
雨が降らなくても多少気温が下がった夏の夜の田舎の街灯には、
羽虫が集まりカエルなどが集まりそれを狙った小動物が集まりやすいです。
※光源の少ない田舎の山裾のコンビニではお店の明かりに集まる虫を狙って同じ現象が起きてたりします。
こういう動物たちが動き出すシュチュエーションが田舎の夜にはあるのです。
野生動物の生態系を知っておく。
田舎で夜は知ることがある人には結構大事な知識だったりします。
また。
野生の勘を持ってるはずの畜生の皆様の中にも阿呆なやつはいるのです。
食事に夢中になって車が来ても逃げないやつがいる。
※そういうやつは人間でも大抵どんくさいですが。
そういうやつから轢死体になるのです。
結局、自分が轢死体を作らないためには、
そういうどんくさい野生動物を確実に退避させるしかありません。
そのためには野生動物を認識したら車やバイクは減速して近づくのが確実なんですよ。
※どんくさいやつは大抵タヌキなんですがね。
ちなみに・・
タヌキはつがいや子連れなどの家族で移動することがあります。
路上で一匹見つけたらその周辺に複数いると思ってよろしい。
※斥候的に一匹が道路に出て側の草むらに複数個体がいたりします。
親ダヌキの後にワラワラと子ダヌキが出てきたりしますので、危ないったらないです。
なので。
車やバイクを運転中にタヌキを一匹見かけたら、
しばらく要注意で運転するのが無難です。
まとめ

暗闇にいるタヌキを余裕で回避できれば人も轢かなくなるような気がします。
ついでに崩落時の石などの回避にも約立つはずです。
ワタクシは田舎に住んでいますが極力野生動物は轢きたくありません。
夢見が悪いからです。
基本的にタヌキを含む野生動物の最も有効で安全な回避方法は「減速。」です。
早めに発見してゆっくり減速してやり過ごすのが最良の手段です。
※減速した自車を後続車が追い越して轢いた、という話もたまに聞きますが。
未だに夜中の峠でドリドリやってる人が結構いるようですが野生動物とニアミスしないのかね?
視界の悪い夜中の峠はゆっくり走るのが基本ですよ。
とはいえ。
突然飛び出してきた野生動物を轢くか轢かないかに関してはほぼ運です。
そういう野生動物の回避にはブレーキのほかにハンドル操作が必要な場合がありますが、
おススメしないのは誰であっても大きな事故に直結しかねないからです。

Z1-R。輝きヘッドライト仕様。
いくらライトが明るくてもバイクが動物と接触したら高確率で転倒すると思うよ。
※野生動物、意外とデカいよ。
車やバイクでフルブレーキング時にハンドルがどうなるか知ってる人も実体験したことがある人も多くはありません。
コントロール不能になった車は凶器になります。
※そもそも短制動って教習所以外でやったことある?
とはいえ。
自分の安全を守るために、
最悪野生動物に犠牲になってもらうしかないパターンだってありえます。
夜中にガードレールのない土手道で突然飛び出してきたタヌキをよけようとして、
土手から転落したという話も良く聞く話です。
※当然車は廃車です。
この場合は自分を優先するしかありませんが、とっさにその判断ができるかどうかは訓練が必要です。
夜の田舎道によくある
等の条件で運転しなければならない場合、そもそもスピードを出しすぎないことです。
毎日のように野生動物の轢死体を見るとそう思うんですよ。
言っておきますが、
当倶楽部の所在地は県庁所在地です♪
※ギリギリ市外の峠の麓ですが。
ちなみに・・
実は田舎の夜道走行時に最も怖いのは人間かもしれません。
田舎道には歩道すらない場所が多いのです。
歩道があっても街頭がないので漆黒だったりします。
そこを発行物を身につけずに自転車でフラフラしてたり、ジョギングしてたりするのでたちが悪い。
無灯火の自転車に乗ってる ジジイやババア お年寄りは自殺行為に近いです。
マジで見えないのよ。
そんでフラフラしてんのよ。
危ないったらないよ。
「無事でいたいならせめて発光物を身につけるとか日のあるうちに移動するとかしろよ。」
って感じです。
ジョギングしてる意識の高い人はLEDの「たすき。」みたいなのをしてたりします。
※暗闇で遠目に見ると地球外生命のようでアブダクションされるかと思いますわ。
朝夕はノールック&ノーブレーキで突っ込んでくる学生の自転車軍団もいますし。
※コンビニカット走法の車とたまにもめてる(笑)
人は野生動物よりたちが悪いこともあるのです。
※でもタヌキを避ける意識があれば多分大丈夫・・かなぁ。