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【コスパがいいバイク】なんてあるわけない。

セロー225W。使い方によってはコスパが素晴らしく高い。

セロー225W。使い方によってはコスパが素晴らしく高い。

 

ワタクシ
「コスパがいい。」
これは生活用品に使うべき言葉でして。
趣味のものまでその基準で見てどうすんだって話です。
コスパがいい盆栽は無いのです。
安いバイクがコスパがいい。
ただ、趣味のバイクをコストという基準でしか見れないのは悲しいよね、と言う記事です。

 

最近の中型車は皆二気筒

 

ワタクシ
最近のストリートでは中型スポーツバイクは「ぱるるるっ。」という音しかしないですね。
フルカウルのバイクであの音は未だにちょっと慣れないのです。

 

中型バイクは、各メーカーの努力により割安な車種が多いです。
単気筒や二気筒で他のモデルとエンジン共通にして、スケールメリットを狙った安価なモデルが多いです。
確かにメーカーの努力のたまものだとは思います。
当ブログでもさんざん「安いバイクを作らないとバイク文化が消えちゃう!」的なことも書いたことあるし。

確かに、
安くバイクに乗れるにこしたことはありません。
素晴らしいことだと思うんです。

ただ、
「どの車種がコスパがいいか?」
と問われたら、
「安けりゃ安いほどバイクはコスパがいいじゃないですか。
同じ公道を同じ法定速度で走ってるわけですので。」
と答えるようにしています。

デザインが気に入ろうが気に入るまいが、カッコ悪かろうが、
金銭面だけ見たらコスパがいいのは少しでも安いバイクですよ。

こういうバイクの選び方は凄く勿体ない。

確かに値段は安いが作りも安い

 

ワタクシ
「このバイクはコスパがいい。」みたいなインプレをよく雑誌やネットで見ます。
それはコスパは良いのではなくてホントに安いのですよ。
他の車種と比べて高価なバイクは、コスパがいいバイクとは言いませんしね。

 

バイクは趣味のモノなので入り口は安いバイクでもいいと思うのです。
ワタクシたちの時代も皆10万円くらいの中古バイクが始まりでしたし。

ただし、バイクは趣味性が高いのでどんどんマニアックになっていく類の乗り物です。

「コスパがいいだけ。」
というのは、趣味の物にはメリットはないと思うのです。
目先のコスパだけを重視してバイクを買う人は後悔はしなくても飽きるのも早い気もします。

  • 各所の作りが安っぽく
  • 各部のマテリアルが樹脂
  • 複数車種で使い回されたエンジン
  • こういうのを見ると、
    「安く作られたバイクだなぁ・・。シミジミ。」
    とどうしても思ってしまうのです。

    オマケに最近多用されているデジタルメーターは軽くていいですが、すぐに古臭くなるものです
    長く乗るには耐えがたいのではないかとすら思います。

    例えば、
    車に採用されてた初期のデジタルメーターなんか、インベーダーゲーム見るような目で見られています。
    一方、アナログメーターはブランド化すらしていたりします。
    デジタルモノは買うと高いですが、量産できるので原価が結構安い上、陳腐化が早いのですよ。

    歴史は繰り返されるのです。
    実際に繰り返されましたし。

    ちなみに・・

    最近のバイクは燃費がいいと言いますが。

    そりゃね。
    単気筒や二気筒でインジェクションなら燃費もいいに決まっています。

    しかも、
    軽いエンジン+いろんな部位の素材が樹脂で軽い。

    燃費が悪い要素がほぼない♪

    ただし、
    バイクを決める際に燃費を最大のセレクトポイントにする人っているのかね?
    趣味の物なんだし、多少の燃費の悪さなんて全く気にならないと思うのですが。

    例えば、道楽の極みっぽいLamborghiniやFerrariに乗る人は燃費なんか一切気にしてないですよ。
    ※当ブログでもいろんな車種の燃費の記事が人気ですが。

    気に入った乗り物であれば、まったく燃費なんか気になりませんよ。
     ※他に気にしなきゃいけないポイントは山のようにあるとはいえ。 

    多少燃費が良くなくてもカッコいいバイクに乗った方が絶対満足度が高い。
    「自分が気に入ったカッコいバイクを長く乗るのが一番気分的なコスパは良いのでは?」
    とも思うのです。

    そもそもバイクの4気筒は贅沢

     

    ワタクシ
    かつて普通に存在した中型の4気筒バイクは生産コストが高くてメーカーにメリットないです。
    なにせ、エンジン回りの部品点数が一気2気筒の倍になるので。
    大量に数が売れなきゃ、赤字なんですよね・・。

     

    よく考えたら、部品が2気筒の倍になる4気筒のバイクを安く作れるわけはないのです。
    バンバン新型が出てきた80年代、90年代が 異常 好景気だったからです。

    多くの人は中型とはいえ、高性能な4気筒を公道で使えるわけでもありません。

  • どうせ数が売れないし
  • 公道走行なら大した差がないし
  • 2気筒のメリットだけ強調すれば
  • 4気筒じゃなくても良かろう。
    その分安くして利益を上げよう。
    と言うメーカーの割切も分かる気がします。

    ZX-25Rは超贅沢

    4気筒のバイクは排気量がデカかろうが小さかろうが100万円くらいかかる贅沢なおもちゃなわけです。

    そんな中で、いつまで売るかわかりませんがZX-25Rは超貴重です。
    恐らくこの後どのメーカーも250ccの4気筒なんか作れませんので、本当に最後の250cc4気筒になる可能性が高い。
    当然、製造終了なんかになってごらんなさい、あっという間にプレミア付きますよ。

    現行車両で次に値が上がるのが確実なのはZX-25Rですよ、ほぼ間違いなく。

    ただし、
    新車で100万円なのでプレミアがついたら誰が買うの?ってことにもなりかねません。
    ※あんまり売れてないので希少価値も付くと思いますが。

    噂のネイキッド版ZX-25Rは出ないんだろうか?

    いつの間にか中型バイクはもちろん750ccクラスにまで4気筒が無くなりつつあります。
    中型クラスだと長らくCB400SFが頑張っていますがこれも新車で100万円超えてますね。
    ※これも生産終了の合図とともに価格高騰するんだろうか・・。

    今はシングルかツインの使いまわしエンジンを搭載したバイクが多くてびっくりします。
    新型バイクが出るたびに雑誌やネットのインプレでは 褒めるところがないもんだから 「コスパがいい。」と言ってますな。

    そして、
    今の技術で作られたバイクがそんなに酷い出来なわけはないんですよ。
    ※どんなバイクでも乗ったらそれなりに楽しいんでしょうけど。

    多気筒化を賛美するわけではないのですが、ジャパニーズスタンダードであった並列4気筒バイクがほとんどないラインアップはなんだか寂しいのです。

    ちなみに・・

    ワタクシは4気筒バイク万歳ってわけではありません。
    物心ついたら4気筒のバイクが普通だった時代を過ごせただけです。

    一生懸命作られたバイクならなんでもいいと思うんです。
    確かに、ツインエンジンは軽くて幅も狭くてよいと思いますよ。
    ※大抵ロングストロークなので、極低速がラクチンなのは確かですし。

    一時期、国産メーカーも狂ったようにリッタークラスのツインのバイクを販売してましたが・・。
    中古ですらほぼ見かけなくなりました。
    アレ今どこにあるの?

    あっという間にデカイ2気筒スポーツバイクのブームは去りましたね(笑)
    軽くてバンク角深くて狭い道が続く西伊豆では最速!とか言ってましたが。

    バイクの世界にも流行り廃りはあるんですねえ。
    周りの流行りに惑わされずに、同じバイクに乗り続けると時代は勝手に一回転するという事を最近身をもって思い知りました。

    コスト度外視なのはメーカーが本気なリッタークラス

     

    ワタクシ
    コスパがいいの反対と言えば「コスト度外視。」です。
    コスト度外視で作られた各メーカーンフラッグシップモデルは凄すぎる。
    確かに200馬力とか過給器付とか300km/h巡行可能とかわけわかりません。

     

    リッタークラスのスーパースポーツには羽生やせば空飛びそうな加速するバイクが多いです。
    このクラスには各メーカーはいつでも本気です。

    確かにすごく贅沢な作りです。

    当然、それなりの価格設定ですね。
    200万円超えるバイクもだいぶ増えてきましたし、普通になりつつあります。
    ※FZR750R(OW-01)が200万円でビビりまくった時代はもうだいぶ前のことですね。

    リッターバイク位の金額だと、あんまり数が売れなくても利益出るんですかね。
    ※エンジン開発ってすごくお金かかるんですよね。10年単位で資金回収するくらい。

    外国のメーカーのバイクも同じくらいの値段設定なので世界的にはまだまだお金持ちがいて、このクラスのバイクで遊ぶ余裕があるのでしょうねえ。
    実用性のほぼないバイクに200万円以上も出せちゃう。

    その金額出しても「飽きた♪」という事態になったらもったいない。
    そもそも高性能すぎて、公道で乗っても楽しくないのでは?
    ※サーキットで万人が乗って楽しいかどうかも疑わしい。

  • 遊びにそんな金額を投資できない
  • 高性能すぎておっかなくって乗ってられない
  • 狭く細かい峠が好きなので大馬力はいらない
  • もし乗るなら10年は乗りたいけれど・・。
    明らかに高そうな、ふっといタイヤ見るだけで維持できる自信がないです。

    ちなみに・・

    コストをかけまくっても評価がイマイチなバイクも多数存在します。
    最近ではSUZUKIの新しいKATANAですかね。

    そろそろ世間では「失敗作。」のレッテルを張られつつある新型KATANAですが、コレだけ売れてないと気の毒になります。
    逆に、ひねくれもののワタクシはちょっと欲しくもなりますね。

    新型KATANAは、どこを切ってもコストがかかっています!デザインされています!
    というのが売り。
    ※ただし、ちょっとプラスチッキーなイメージですが。

    SUZUKI的にはも少し売れると思ったんでしょうねえ。

    とはいえ、
    デザインコンシャスや迫力という意味ではオリジナルのGSX1100Sには遠く及ばない。
    唯一無二っぽいデザインはKATANAを名乗らなければ意外と捨てたもんじゃないと思うのですよ。

    真正面から見るとなんだかつぶれてるように見えるのがちょっと気になりますが

    新型KATANAは長い事失敗作と言わ続けている ワタクシが大好きな 3型KATANAより売れてないんじゃ・・(笑)

     

     

    まとめ

     

    ワタクシ
    コスパがいいバイクは値段が安いバイクでいいんじゃないでしょうか。
    燃費なんか今どきのバイクが悪い訳がないです。

     

    「コスパがいいというのは、値段の割にはマシってだけで実は最高には程遠い。」
    のです。

    ただ、
    「コスパだけ考えるのなら、コスパがいいバイク=値段が安いバイク。」
    という事で良いのでは?

    その値段では性能はこれくらいですよ、というモノです。
    値段が安くて、高性能なバイクなんてないんですよ。

    コスパ最高なベトナム料理屋さんのフォー。

    コスパ最高なベトナム料理屋さんのフォー。


    最近、コスパのいい街の定食屋さんめぐりが楽しい♪
    記事にしようか悩み中。

    でも、でもですよ?
    いくら安くても長く乗れないならそれはコスパが悪いんですよ。
    どんなに高性能で燃費が良くても、です。

    一番コスパ良くバイク乗りを続けるには、同じバイクの乗り続けることです。
    もうこれは絶対です。

    ワタクシが保証しますが、車やバイクを頻繁に乗り換える奴と、頻繁に引っ越しする奴が金持ってたためしがないのです。

    メーカー的には、
    最初にバイク乗りになるハードルはコスパのいい安いバイクで乗り越えてもらって、
    以降、バイクにのめり込んだら利益率の高いコストのかかったデカいバイク買ってね♪
    と言うことなのかもしれませんが。

    ワタクシなら、無理してでも自分が一番カッコいいと思うバイクを買いますが。
    その際、「コスパが良い悪いなんて、割とどうでもいい。」んですよ。

    当ブログはアフィリエイトプログラムに参加しています。

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    Z1-Rに乗り続けて30年
    東京から長野に移住して15年
    ロータスヨーロッパに乗り始めて10年
    そんなワタクシのリアル実体験「北信州のりもの倶楽部。」です。
    車・バイク共に旧車生活の長さや田舎への移住経験、気が付いたことを記事にしています。
     使えない&くだらない 知識量には自信があります♪

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    当倶楽部のオーナーはワタクシです。

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