アイドリングで、ぶるぶるしてる車体を見ると愛おしくなります。
が。
長距離走ると意外に振動起因の疲れって蓄積するもんです。
それを打ち消すには一応セオリーの対策があるよ、という記事です。
当記事の目次
バイクの振動は末端に集中する
むしろ、
全く振動がないエンジンはよくできてるかもしれませんが、なんか冷たい気もします。
エンジンの振動は当たり前
エンジンは構造上、内部でピストンが爆発に伴って動いてるんです。
そりゃ少しは振動もあるってもんです。
特に単気筒や二気筒、2stは振動が出て当たりまえなんですよ。
一般に単気筒当たりの排気量が大きい方が振動が大きいです。
特に最近の4気筒マルチ系エンジンは、上手く振動を打ち消し合っています。
振動を打ち消すために結構いろいろ進化してるんですよ。
2stなのに本当に振動が数無くてびっくりするよ、DT200WRは。
KDX125SRと比べると、ほんとに優等生です。
ちなみに・・
エンジンで発生した振動は、車体の末端に行くほど増幅されます。
意外にもエンジンで発生した振動は、
などに大きく出るんですよ。
そういう個所には重りを設置するとかなりの確率で振動を打ち消せます。
※各メーカーの純正品は多かれ少なかれ、重りで対処してたりします。
純正ミラーは振動対策してある
現在、当倶楽部に転がってる見た目はZ2ミラーなのですがやたら軽いミラーは振動で使い物になりません。
※部品交換会で買った。
純正のミラーはある程度重り(ウェイト)が入ってたりします。
※重りで共振しないようにして、振動を弱めています。
社外品は結構適当
同じデザインでも社外品のミラーには重りが入ってないものが多いです。
そうなると走行中は振動がひどくて後方が全然見えないという事が本当によくあります。
中でも「Z2ミラー」というデザインの簡単な(笑)ミラーは人気があるデザインだけに社外品が多く、バッタモンというかイナゴもんみたいな商品が多いです。
2回くらい騙されました♪
Z2ミラーで検索すると値段はピンキリです。
安いのは大抵軽くて振動しまくりです。
※最近の振動のないバイクならいいのかもしれませんが。
当倶楽部では「Z2ミラー」の模造品を数種類 安物買い を経て、やっぱり純正に戻っています。
※全然振動が違うし、何せ何となく後方が見える。
バイクのミラーは安物買いするよりも、
ちゃんとした純正品
ちゃんと名の通ったメーカー品
を買った方が損しませんよ。
Z2ミラー
実は純正のZ2ミラーはグリスアップできます。
分解して鏡面裏側の可動部をグリスアップしてあげるといいですよ。
鏡面がクリクリ動くと非常に気分がいいです。
意外とみんな無頓着で固着してる個体が多いです。
※この間、道の駅であった300万以上で買ったというZ1のミラーがガチガチに固着してて笑えませんでした。
純正ハンドルは振動対策してある
「あわわわわ」
って感じで見るからに振動してるバイクもいますよ。
※旧車はある程度仕方ないとはいえ。
純正のハンドルバーにも
と工夫がされています。
80年代のバイクくらいからバーエンドに重りが入っています。
この重りを抜くとハンドルにかなりの振動がきます。
空冷バイクは振動する
水冷機構がある程度振動を打ち消すのか、水冷バイクはあまり振動してるイメージがありません。
技術的な革新があるんでしょうけれど。
※レースでは振動は疲れるだけなのでレプリカ時代に徹底的に振動対策されたのかもしれません。
先輩のGPz1100は4気筒の癖にバーエンドの重りを抜いたらアイドリングから振動がすごかったです。
当倶楽部のZシリーズは純正ハンドルに重りを追加しています。
※最初から重りは入ってなかったような気もします。20年以上まえなので忘れました♪
ちなみに・・
旧車乗りはハンドルに重りを入れると振動が劇的に減りますよ。
ロングツーリングや高速道路走行の際は疲れ方が違います。
社外品のバーエンドと重りが各社からいろいろ出ています。
バイクのキャラに合ったものを選びましょう。
バイクのハンドルグリップはエンド部がクローズのモノとオープンのモノが存在します。
旧車はバーエンドがクローズの物が多いですが、ワタクシはオープングリップでバーエンド付きの重りを選んでいます。
※ハンドルグリップって、選ぶのたのしいよねえ♪
ここからいろんなハンドルウェイトが検索できますよ。
ウェイト入れるなら、ついでにグリップラバーも刷新すると気分がいいです。
旧車にバーエンドを付けたら車検の際気を付けよう
車検の検査官も良く知っていて、旧車に今時のバーエンドが入ってると高確率で全幅計測されます。
経験上、古いバイクでユーザー車検を受ける際にハンドルにバーエンドが入っていると検査官の目が光ります。
「バイクの全幅が車検証と変わると車検には通りません。」
旧車のハンドルウェイトは、ハンドルグリップがクローズドでハンドルバーに完全に隠れるものが無難です。
※バーエンド短い奴もあるのでそういうのを探してもいいですがバイクのキャラと合わないんだよねえ。
とはいえ、
全幅はプラスマイナス2cm以内なら通りますので、そこまでびびることはないですが。
※当俱楽部のZは二台ともバーエンド付きですが全幅はクリアして普通に車検に通っています。
ちなみに・・
当倶楽部では、古いバイクのオーナーにはユーザー車検をオススメしています。
そんなに難しいもんじゃないし、バイクショップに頼むと不当な請求が来るか、断られますよ。
※そういう苦労をするくらいなら自分で通した方がはるかに楽です。
古いバイクでユーザー車検を受ける際には、ある部分だけ新しいと目につくので車検の検査官はチェックし始めます。
バーエンドとか最たるもので、ほぼ確実にメジャーで計りに来ます。
※新しいバイクはそのままスルーの場合が多いですが、旧車は全高、全幅が図られがちです。
こういう所で、引っかかると余計な他の箇所もチェックされるかもしれません。
年々、車検場の検査機器が新しくなっていますので細心の注意を払って車検に望みましょう。
バイクのユーザー車検は、当ブログを熟読して実践している賢明な読者の方ならまず落ちませんよ。
こんな記事もあります▼
振動があると長距離や高速道路で疲れる
※味って、褒めるところがない場合にとりあえず角が立たない感想だよね♪
とはいえ、
長距離走行する際は非常に疲れるのでない方がいいに決まっています。
確かに、大きな排気量の古いバイクはアイドリング中に振動でサイドスタンドの位置がずれていくとか結構素敵です♪
趣味の物である限り、そういう楽しみ方もアリです。
ただし、
激しい振動が続くと長距離を走る場合、本当に腕全体の血行が悪くなります。
※マジで、コンクリートドリルとか使い続けた時の様に手から血の気が引いて冷たくなるんですよ。
昔のそういうバイクしあなかった時代の先輩方はスゲエなぁ。
しかも道は未舗装路とかだしねえ・・
当倶楽部のZ系バイクは長距離ツーリングも普通にこなしますよ。
ちなみに・・
長距離走るバイクはそれなりに振動打ち消す工夫がされてたりします。
こういう詰め方がツーリングバイクとして評価を上げるポイントなのでしょうねえ。
フラットツインエンジンを積んだ「BMWの1150R」を欧州数数週間乗りましたが、ツーリングバイクとして完成度が高くて驚きました。
振動がほとんどないんですよ。
グリップヒーターもあって超助かりました。
特に雨天6割の2週間ツーリングではアウトバーン含め3000km近く走りましたが、Z1-Rと比べて全然疲れなかった記憶があります。
※帰国時にフランクフルトのBMWディーラーでドイツ語のカタログ貰ってきましたが、日本で使うのもったいないや。
まとめ
その場合は、振動が出る末端部に重りを追加することで対策は可能です。
ただし、
全幅に注意しないと車検で落とされます。
実用を考えると振動は結構邪魔です。
古いバイクで長距離走る場合は、振動を少なくして快適に♪
バイクの振動が気になってるなら徹底的に対策してみるといいですよ。
細かい改良を重ねていくことで自分のバイクが世界に一つだけの宝になっていくのです♪
ちゃんと理詰めでツボを押さえた改造の方に共感します。
「振動を消しちゃうなんてもったいない」
という「バイクの振動を楽しむと趣味の人もいる」のであくまでも参考まで!