それをネットにつなげれば個人情報収集完了です。
あまり知られてないですがメーカーは情報収集に積極的なようです。
それも、かなり細かい個人情報までデータ化されているらしいのです。
2023年の没記事シリーズ
通常、当ブログの記事はワタクシが思うことを一気に書いて少し校正したものをブログにアップしています。
ただし、
正直、書きなぐりすぎて自分でも校正のしようがない[下書き]というかゾンビ記事はうなるほどあります。
※ほぼ勢いで書いているので。
このようないわゆる「没記事。」がワタクシのPCに保管されているのですが、数は既に百を大きく超えました。
2023年の「年末の断捨離大掃除企画。」としてそのうち数本公開をしようと思います。
そういう記事は大抵無駄に長いので年末の掃除の合間の休憩時の暇つぶしにはいいかと思います。
題して「歳忘れ没ネタ祭り。」ですな。
※「百本ノック。」とかいって嫌がらせのように毎日数本ずつアップしようかと思ったのですが それほど暇じゃないので 5本くらいにしておきます。
「没記事。」だけに文面が整理されなかったりして読みにくいかもしれませんが「そういうもん。」だと思ってください。
今回はその第四弾です。
※ 決して新しいネタがない訳ではありません。 マジで忙しいのです。
当記事の目次
GoogleMapでこんな経験はないですか?
お店の口コミなどは組織票っぽいものもあるけど超便利♪
初めて訪れる街では絶大な効果を発揮しますしね。
便利に使えるGoogleのいろんなアプリの中でも群を抜いて使われているのがGoogleMapじゃないかと思うのです。
※gmailも使い勝手は良いけど。
知らない街に行ったとき、道に迷ったときなんかは絶大な効力を発揮しますな。
ワタクシもGoogleMapを初めて見た時は「もうナビなんてこれでいいじゃん♪」と思ったものです。
地図としても優秀ですがツーリングルートの広範囲をプランニングするのはやはり紙の地図の方が使い勝手がいいですな。
でもですよ?
月に一回、Googleから「今月アナタが訪れた市町村。」みたいなレポートが来ませんか?
「ええ!ワタクシの行動が全部Google先生に把握されてるの!?」
と思いましたが、そりゃそうだ。
Googleは個人情報を多方面で細かく深く管理していますので世界を制することができたのです。
※個人の検索結果や行動履歴から表示する広告を変えてるんですよ、Googleって。
そして、
Googleなみの情報収集機能は今どきの車にも搭載されているらしいのです。
割と標準で。
ちなみに・・
ワタクシは昔からハンディGPSユーザーでして。
これがバイクや車で旅する時には超使えたのです。
※どっちに向かって進んでいるかだけでもわかると道に迷ったときの修正が楽なので。
ただし、
非常に高価なので昔から山登りする人以外はほぼ使ってる人いなかったのです。
ワタクシは貧乏なのにも拘わらず、入手したのはワタクシ達のオフ車仲間の間でちょっと流行った時期があったのです。
バイクや車を問わず、複数車種で使うことができるのでコスパがいい。
走行ログで旅情報をPCに保管できるし、標高データも出るので使い慣れればナビより有用です。
※電池運用すれば登山や散歩、チャリにも使えます♪
今ではスマホ持ってればGoogleMapとして無料で同じような機能が使えますな。
いい時代になったものです。
それでも、
標高の変動とか走行ログとか、軽度緯度とかの機能はハンディGPSの方が使いやすいです。
キャブセッティングには標高データや走行ログ&積算距離で燃費管理は超大事。緯度経度は林道散策する時に超大事。
それにマニアックなので休憩時に珍しがられるので気分がいいため、もう10年以上機種を変えつつ使い続けています。
最近、ハンディGPSを更新しました。
中古でしたが散財です(´;ω;`)
※そのうちハンディGPSの記事も書きます。
GPS搭載の車、ナビ付の車は全部ヤバイ
安全運転やガジェット操作のためのカメラやマイクも搭載されていますね?
その他にも各種センサーだってたくさんついています。
ということは。
車に搭載されている多くの電子デバイスを通して運転している人の情報を収集できてしまうのです。
一昔前のスパイ映画並みですが「今はみんなの車に情報収集装置が付いている。」んですよ、実際に。
非営利団体Mozilla Foundation(モジラ・ファウンデーション)が最近の数年間に製造された車についてに調査した結果、
「最近の車は運転しているドライバーのデータを片っ端から収集している。」
ということが判明しました。
Mozillaとは?
Mozilla Foundation(モジラ・ファウンデーション)は、オープンソースのMozillaプロジェクトを支援するために設立された非営利団体です。
株主に依存せず、健全なインターネット環境をつくろうとする団体です。
要するにインターネットにつながっている多種多様な装置の安全性を調査する人達です。
システムの開発方針の決定、インフラの整備、商標や知的財産権の管理を行なっていたりします。
※詳しくはwikiとか見てね。
個人情報に関する取り組み「Privacy Not Included。」プロジェクトの最新調査報告は自動車に関するものでした。
調査対象となったのは日本車はもちろん、独逸車や米国車、世界のそうそうたる大手自動車メーカー25社です。
その結果、
「ほぼすべてのメーカーのネット接続可モデルにおいて、基本的なプライバシやセキュリティ基準が守れていない。」
という調査結果が発表されました。
※日本のメディアは全然取り上げないけどね。
メーカーや車種にもよりますが車から収集され各メーカーのサーバーに蓄積されるデータは、
のなどさまざまです。
※逆に言えば、車のデバイスで確認できること・操作する全てがデータ化されて収集されてる、とも言えますな。
なかでも音声データからわかることってすごく多いみたいですね。
するのもデータとして全部収集、分析されているらしいですよ。
こっわ。
時には人には知られたくない場所に車で向かうこともあるでしょう。
残念ですが既に第三者に全部把握されているのです。
現在の車の中は他人に知られないプライベートな空間だと考えるのは間違いです。
今の車は膨大な個人情報を収集する移動するプライバシー侵害マシンとも言えるのです。
どのメーカーもそんなことは言いませんがね。
Mozillaももっと大体的に発表すればいいと思うのですが、どこかの何かからの力関係もあるのでしょうねえ。
中華製だけ?全然そんなことない?
どうせ中華の車なんでしょ?
ワタクシも最初そう思いましたがMozillaの個人情報収集&保護の調査で最低点をつけたのはNIS〇ANだったのでした。
一応、NIS〇ANの車を売る際にも個人情報に関する取り決めなどを取り交わすようですな。※ワタクシは見たことないですが。
それによると、
といった個人のデータを収集しているした上、
法的期間、第三者と共有・または販売する権利はNIS〇ANが保有すると明記されているらしいのです。
※ワタクシは見たことないですが。
これに対してNIS〇ANは、
「個人データを収集、共有する場合、適用されるべき法を遵守し、最大限の透明性を提供しています。」
と、いいますがデータを具体的にどう集めているのかすら詳細は明かされていません。
他社も基本的には似たようなモノですがデータ収集の特徴はメーカーそれぞれです。
A社は、シートベルトやブレーキの動きをデータ化したものを収集し、データから読み取れるドライバーの性格、性別や年齢とマッチさせたピンポイントなターゲット広告を展開しているようです。
B社はTikTok(中華の国発のプライバシー保護が甘いとされる)をシステムに搭載した車を出荷しています
※高級外車のメーカーであるB社側は車内で得た情報をを販売していないとコメントしたようですがね。
C社は車から得られるプライバシーデータから「性生活。」をモニタリングする権利(ってなんだ?)を収集&保有するとしています。
※こういう情報が高く売れそうだと、素人のワタクシでもわかるわ。
こういうことをユーザーが意識してないところで平気でやっているのが今の車メーカーなのです。
よく考えれば今の家電やデバイスはなんでもネットとつなぐのが当たり前えす。
通信装備を内蔵するスペースがたくさんある車が繋がってないと思う方が甘いのかもしれませんな。
そう考えたら最近の車メーカーは多機能ナビを標準で付けたがるし、トレンドは音声指示で行先指定できたりするわけです。
カメラやセンサーもやたらついてるしねえ。
アクセルバイワイヤみたいなセンサー駆動のアクセルやパワーアシストハンドルなら運転時の癖をデータ化しやすいですしねえ。
ちなみに・・
ワタクシは車の不要な電子デバイスは全部外してほしいと当ブログで再三書いています。
最初は壊れたら高いという意味で書いていたのですが、
「ユーザーが費用負担してメーカーのメリットになってる。」
という、さらに面白くない事実が上乗せされたわけですな。
やっぱり車に情報収集可能な電子部品は一切要らないですよ。
個人的に後ろめたいことなんて一切ないですが、やっぱり気持ち悪いです。
関連して、
これ、ワタクシはだいぶ前から不思議だったんですよ。
基本的に電子装備は全部不要と思っているワタクシですが、
ABSやナビなんかより先に 純正はくそ高いけど ドラレコやETCを標準装備にするならまだわかるってもんです。
でもね。
世の中には自分の行動をひた隠しにして隠密行動したい人がワタクシが思ってるより多くいるようで(笑)
行動履歴や行動ルート、高速利用履歴なんかが残ると困るんだとさ。
だから標準装備にならん、ということです。
個々人がどういう理由で隠密行動したいのか知ったこっちゃないし興味もないのですが、
ドラレコ付けなくてもETC付けなくても実は自動車メーカーには全部ばれてるのです。
考えてみれば音声認識するナビなんてのは個人情報収集マシンですからね。
声で男女も年齢もある程度分かるだろうし、何を歌ってるかというデータも収集できるし。
それに、
同乗者の音声も分かるそうですよ。
既に犯罪捜査などでしかるべき機関から自動車メーカーに依頼があれば個人情報のデータを提供してるのかもしれません。
こういったいい方向に使われているという性善説に期待したいけど、
近い将来、個人情報を駄々洩れにするメーカーが出てくるはず。
個人情報が垂れ流され、自分に実害が出始めた時に改めて、
「車は怖い。」
と思うんでしょうねえ。
その時点ではもう遅いんですが。
一応「ユーザーに承諾を取っている。」といってるらしい
そんなのが新車の契約時にあるらしいですよ。
※ワタクシは最近の新車を買ったことないので知りませんが。
新車の購入時(中古車はメーカーが知ったこっちゃないらしい)には、契約書にそれなりの個人情報取り扱いの項があるようですな。
※当倶楽部では新車を買ったのはもう15年以上前で当時はそんな物はないっぽいです。
契約書を読んで同意にチェックを入れろ、みたいなもんで車を買う時に浮かれている人たちにとっては軽視されてる感じがします。
実際に車の購入契約した所有者の情報だけならまだいいのです。
車に同乗する人達のデータ迄収集しています。
その車に乗ることで「自動的にデータ収集に同意した。」とみなされるのですよ。
多くの自動車メーカーでは「プライバシー規約について同乗者に伝えるのはドライバーの責任。」としているからです。
※なんだそれは?責任逃れにしか見えないわ。
例えば、
D社はプライバシーに関する規約が12種類あります。
メーカーは車の所有者はその規約を熟読&理解したうえで同乗する人にいちいち説明しているはずだ、という解釈なのです。
このように自動車メーカーは車のユーザーが無知なのをいいことにこの瞬間も個人情報データを収集しまくっています。
将来メーカーが訴えられたときに自己防衛できるように書類や契約、規定などを着々と整備しているのです。
※最近の車に乗るのって結構怖いな、と思っちゃいますよね。
そして、
表ざたになってないのでユーザーへの同意の取り方は書面とか自社サイトとか事後承諾っぽくてスペシャル雑です。
個人情報データを持ってるかどうかで競争のアドバンテージが取れるのかもしれませんが自動車メーカーのやり方はえげつなすぎ。
ユーザーにとってはメーカーが収集したデータが将来どう生かされるのかわからないし、
はっきり言って盗撮に近い感じすらして気持ち悪いです。
メーカーは、
「収集した個人情報はしっかり規定を守って管理したうえで扱ってるので問題ありませんよ。」
と謳っていますが実際の個人データの収集や規定、運用・・最初から最後までメーカーの都合が優先されているように見えますな。
Mozillaはメーカーが大体的に問題ないことをアピールし、
あたかも情報収集が正当な権利のように、当たり前のように続けられていることを危惧しています。
ちなみに・・
裁判大好き米国人ですので一応、車の個人情報収集に対する制約はあるようです。
米国で車を販売する多くの自動車メーカーは「米自動車イノベーション協会の定める消費者のプライバシー保護原理。」に署名しています。
そして、
Mozillaの報告書への対応なのか「米自動車イノベーション協会の定める消費者のプライバシー保護原理。」について米議会に宣言書を提出しています。
※米国はすぐ議会になんか宣言を提出してお墨付きをもらって済まそうとしますな。
原理に基づき、消費者のプライバシー保護には米連邦取引委員会による強制権があるということです。
とはいえ、
大した効力があるとは思えません。
そもそも米自動車イノベーション協会は、
組織自体が自動車企業が作る団体であり、なんら強制力を持つものではないからです。
なんでもそうですが内内で処理する事案は都合が悪ければもみ消されるし、うやむやになる可能性が高いんですよ。
※落ち度があっても最終的に お金さえ積めば 原理なんてのは変るもんだ、とか言い出して収拾がつかなくなりそうな匂いがぷんぷんしますな。
まとめ
どの商品も同じです。
かといって、だまし討ちというか後付けのような手法で個人情報を収集しまくるのはいかがなものかと思うのですよ。
何より、個人情報というのは本来の目的以外で欲しがる人がいて高値で売れる商品にもなるのです
仕事でデータの取り扱いには普段から気をつけているという人は多いです。
会社のコンプライアンスでもスマホやPC、USBメモリなんかの持ち出しは厳密に管理されてますしね。
会社でデータ漏洩した、個人情報が漏れた、となったら大騒ぎです。
でも車にのって移動するだけであなたの個人情報は駄々洩れなのです。
現在は車にも個人情報を収集する元ネタが転がっているので注意が必要な時代なのです。
現実にアナタが車で何処に行ってどこで何時間過ごしたかはもちろん、普段聞いている音楽や大声で歌ってる曲までデータ化され、収集されているのです。
自動車メーカーは車に搭載されているアプリやGPSなどを介して個人データを収取しています。
収集したデータは次世代の車の開発に使われるならまだしも、やろうと思えば第三者に売ることだってできるのです。
※現代は性善説は崩壊していますので、誰がどう言う流れで情報を売ってもおかしくないと思うべきです。
新しい車ほど、新しいデバイスやカメラや音声に寄る機能が充実していることから、新しい車ほど情報収集能力が高いと思われます。
知ってしまうと後ろめたいことがなくても車買うのが怖くなりますな。
かつて車の中は個人の空間でした。
ワタクシは初めて車を手に入れた時は嬉しくて一晩車の中で寝たこともあるくらいです。
これからは車の中は個人情報漏洩の最前線であると思った方がいいですよ。
せめてどのシステムでどんなデータを収集してるのか分かれば撤去もできるのですが、
複数個所、複数のシステムで情報収集しているのは明白だし、撤去すればセイフティ機能が働いて車が動かなくなるかもしれません。
これでも電子装備満載で便利で高価な新車が欲しいですか?
ワタクシは 消費税も高すぎるし 要らないわ。
というわけで、
当倶楽部にはナビが付いてる車は一台もありません♪
全然ハンディGPSで問題ないですし。
いい奴は高い。
でもあると旅が楽しくなります。
特にバイクではスマホでナビして電池の心配するよりいい。
せめて、
今どこに車があるかという情報を盗難時に公開してもらえれば車の盗難が減ると思うのですが、
盗難する方は真っ先に位置情報の機能を撤去するでしょうねえ。
※メーカーは盗難されたら新しい車が売れるわけだし「常に位置把握してたのか!」と全世界にわざわざ怒られるようなことはするとは思えないけど。
現在の車は個人情報取得の最前線ということをお忘れなく。
それが漏洩しない限り、表ざたにはならないでしょうねえ。
表ざたになっても後ろ暗いことしてなきゃいいんでしょうけどね。
・・やっぱり電子装備はできるだけついてない車がいいや。
※中途半端に古いと情報のセキュリティとか適当そうでそれはそれで怖い気がしますな。
ちなみに・・
新車を買うとき、ディーラーの営業マンに「個人情報ってどこまで取得されて管理されてるんですか?」って聞くと嫌がられるようですよ。
一応答えてくれるでしょうが、
購入意欲満々のお客さんに対して、買う気を削ぐような情報なので、さぞ答えずらいでしょうねえ。
※まさか個人情報取得されて喜ぶ人は多くないと思うし。
それでも対応マニュアルとかあるんだと思う。
ちゃんと正直に答えてくれる営業マンやそういう教育している自動車メーカーはまともな気がしますな。
でも昨今の不祥事を見る限り、
「車のメーカーも関連業界も信用できねえ。」
というのが一般消費者の正直な気持ちではないかと思うのです。