
LEDは確かに明るくて省電力、何となく未来的な発光体ではあります。
本当に全てにおいて電球より優れてるのかって話です。
流行りに飛びつくと痛い目にあうかも・・って話です。
車検が通らなかったリアルな話

せっかく有給使って行ったのに(笑)
よくよく聞くとのLEDテールランプが原因らしいのよ。
ユーザー車検は自分でバイクを陸運局に持ち込んで受けるので割安で車検を通すことが可能です。
※当倶楽部のZ1-RやZ750D1はワタクシがユーザー車検で車検を通しています。
先日、知人が午後半休使ってユーザー車検に挑みました。
その知人は何度もユーザー車検を通しているベテランですよ。
いつもの通り余裕の表情で陸運局に向かいました。
で。
サクサクと例年通りに書類を作成して検査ラインに臨んだわけですが。
ラインに入る前にLEDのテールランプの球切れを指摘されたとのこと。
結局、その場ではどうしようもなく、その日の車検を通すことはできなかった、とのこと。
詳しく聞いてみました。
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ちなみに・・
2025年の長野陸運では納税証明書は持参しなくてもよくなったそうです。
※今までは無くすと役所に出向いて有料で再発行してもらったもんですが。
車検はそれだけは改善されたよねえ。
※小さい車検証は改悪以外のナニモンでもないし、いまだに自筆で書類作成せにゃならんらしいけれど。
諸外国のように車検自体を無くせばいいのに。
※車検は納税確認するためのシステムなので、よほど外圧がないとなくならないよね。
すぐに直せないLEDランプユニット

うかつですな。
通常、ユーザー車検の前に自分で一通りバイクの機能を点検をするわけです。
各機能がちゃんと働くかどうかはもちろんですが、当然灯火類のチェックなども含みます。
※言っておきますが当倶楽部のバイクは「いつでも車検バッチコイ。」レベルの整備はしてあります。
一人でブレーキランプを点検する際、
バイクにまたがらずに片手でブレーキレバー握って、片手をテールランプ前にかざして点灯をチェックする。
ということをしますね。
で。
ブレーキランプはスイッチに合わせて点灯してるから問題はないと判断したようです。
が。
LEDテールランプというのは複数のLED球(という表現でいいのか?)から構成されていますね?
その時、テールランプを構成するLED球の一個が切れてたらしいのよ。
※自分が運転しているバイクを後ろから見ることはないので気が付かないのも無理はないです。
で。
車検当日にテールランプの球切れ(という表現でいいのか?)で検査員さんに指摘されて見事に車検落ち、ということらしい。

LEDテールが付くと一気に今っぽくなる
画像はイメージです。
車検落ちたバイクとは全く関係ありません。
最近のバイクは凝った形状の車種専用のLEDテールランプを装備してたりしますからね。
そんな固有のパーツが当日その場で対応できるわけもなく、まんまと車検に通らなかったということでございます。
ありゃー。
やっちゃったねえ。
半日分とはいえ、有給もったいなかったねえ。
チェックが甘くてうかつだったのは確かなので仕方ないとはいえ。
LEDテールランプユニットは交換で数万円

知人のバイクはマイナーチェンジ前の車種で現行車ではないものの、メーカーにパーツがあるらしく数日で手元に届くらしい。
さすが日本の物流と日本のメーカーのパーツ管理。
今回車検に落ちた彼の場合、
幸い、まだ車検が残ってるので部品が手元に届き次第、車体に組み込んで再度有給取ってユーザー車検に行くとのこと。
ご苦労様である。
部品の供給があるだけましですな。
部品の確保ができて幸いですが、ユニットごとの交換となり、その対価は数万円とのこと。
今どきのバイクはたかがテールランプの球切れで数万円飛ぶのか。
※YAMAHAは古いバイクのパーツをガンガン値上げすることで有名です。
それでも部品が手元に来るまでに1週間で済むからまだマシなほうでしょう。
LEDランプを装備したバイクが古くなると
「下手すりゃテールランプの球切れでもパーツが手配できずに車検通らず廃車。」
というリスクもあるのです。
それっていいことなの?
で、だ。
電球式のテールランプだったら車検時に突然切れても、
長野陸運局近くのイエローハットでW球を購入すりゃ問題なく車検に通ったはずなのよ。
高々数百円でその場で解決、その日のうちに再検査すれば車検にも通ったはずです。
※イエローハットとかのカーショップの電球は高いけど背に腹は代えられない。

LEDテールランプ。
こういう灯火類が流行っていますが将来的にどうなのよってことです。
※割と車種毎に専用設計だったりしてユニット自体の汎用性が低いのも高くなる理由の一つ。
今どきのバイクや車は昔の車やバイクに比べると長期間維持するのが難しいのはこういうことなのよ。
メーカーにパーツの在庫がなくなったら、ほかの機能がピンシャンしてても下手すりゃ廃車になりかねない。
流用とか改造とかで対応する手もあるけれど、
今どきの車やバイクはいろんな機能が複雑に絡んでて昔のプラスマイナスだけの配線ではなく、
信号線が増えてるので素人が下手にいじくれないのよ。
マイナーチェンジでごっそり配線変わったりするしね。
電球なんてホームセンターに行けばたいてい手に入るので出先で切れても何とかなるのです。
しかも安価です。
長期間維持するとか中古での売買を考えると、
流行りのLED電球満載の車やバイクより、シンプル電球運用をしてる昔のバイクや車のほうが都合がよさそうです。
パーツ探しはレストア作業でも最も難易度が高く、精神的にも金銭的にも心が折れがちな作業ですしねえ。
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ちなみに・・
前にも書いた記憶があるのですが少し前からバイクのメーターが液晶表示で多機能になっていますね。
暗いところで明るく見えたり、いろんな警告などが事細かに表示されたりして便利そうです。
が。
そもそも液晶って高温多湿に弱いんですよ。
※屋外運用するバイクはもちろん、炎天下の車の中とか最悪です。
そんなの長持ちするわけないじゃん。
しかも、タッチパネルになってたりするものまである。
※液晶のタッチパネルは最も壊れやすいパターンです。
近い将来、まともに機能しないメーターのバイクや車が増えそうです。
メーターユニット交換にはLEDテールランプユニットなんて目じゃないくらいの対価が必要になるのは明白です。
この手のメーターを装備した中古車は走る止まる以上にメーターの鮮度が問題になるかもしれませんね。
おまけに。
バイクも車もABSの機能が付くのは普通になっています。
でも初期のABS搭載バイクの中には既にABS関係のパーツが出なくなってる車種があるのです。
※具体的に知ってますがあえて車名は出しません。
メーターのABS警告灯が点きっぱなしだと車検に通らないです。
これってどうなんでしょうね?
アナログ電球の汎用性の高さったらない

でも汎用性の高さ、入手のしやすさを考えれば現時点では最強かもしれません。
最近、蛍光灯の製造が終わったというニュースを聞きました。
省エネ目的で順次LED照明に置き換わってるんだとか。
ご家庭用の場合、電気代に直結するのでそれはそれでOKです。
でも車やバイクの電球なんて 自己発電してるんだし 省エネじゃなくてもよさそうじゃないですか。
電気自動車やハイブリッドなどは少しでも消費電力を抑えて航続距離を伸ばしたいのはわかりますが、
高寿命といわれるLEDが故障したときのユーザーの負担は電球の比ではないレベルで重くなります。
現時点で電球はせいぜい数百円ですよ。
灯火類の不備は安全面でも法規的にも問題があるので「ちょっと怪しいな。」と思ったらさっさと交換しちゃえばいいのです。
※何事も安全第一です。
安全性の面からも出先で突然死した灯火を出先でちょいちょいと調達&交換ができないのは困るわけですよ。
暗い中、無灯火だと危ないし違反だしね。
一般にLEDは高寿命といいますが「ワタクシの周りでは意外とそんなことはない。」ということになっています。
※メーカー純正品はそれなりに長いとは思うけれどLEDって言っても色々あるのです。
そういえば。
当倶楽部のアバルト595コンペは電球(NotLEDです)切れたら液晶の多機能メーターに警告が出ますな。
電球的にはアナログで結構なのですが、メーターは液晶です。
長持ちしなさそうな匂いがプンプンします。

アバルト595の警告灯はいつも突然出る。
こんな英希少メーターがついててもアバルト595コンペのテールランプは電球だ。
アバルトのメーターが壊れたら外車なのでパーツも出るか微妙、出たところでめちゃめちゃ高価な気がします。
あれだけ複数の警告灯があるので大量のセンサーからの配線があるわけで。
素人が簡単に交換できるとも思えないし。
※カプラーONだけでいいのかね?外すのに隠し爪とか大量にありそうで怖いわ。
当倶楽部のアバルト595コンペは2016年式(超アグレッシブなコンペの初期型。)です。
そろそろ10年経過するので厄年に入り始めるころです。
アバルト595コンペはブレーキディスクとパッドで20万円以上しますからね。
※できるだけディスク面研で乗り切りたい。
外車は何でも高いのです。
当倶楽部の車やバイクで最も寿命が短いのは最も年式の新しいアバルト595コンペではないかと本気で思っています。
なにせデジタル装備が多いし、センサーもたくさんついています。
いらない機能ばっかりの 多機能メーターは液晶だしねえ。
※アバルト以外はアナログな車やバイクしかないし。
将来の部品供給も不安だし、外車なんて乗るもんじゃないですな。
ちなみに・・
テールランプに限りませんが凝ったデザインのLED点灯ユニットは汎用性が非常に低いです。
意匠的にデザイナーの腕の見せ所かもしれませんが、
特にヘッドライトなんかはほぼ車種ごとの専用設計で複数車種で同じユニットを使いまわすことは少ないように見えます。
昔の車はヘッドライトの大きさも規格も決まってたので灯火類の汎用性が高いんですよねえ。
※これも米国の安全基準が影響してるそうですが。
樹脂製ヘッドライトカバーは曇りや白濁化で光量が足りなくなったり、光軸が出なかったりする問題が起き始めました。
こうなると最悪ヘッドライトユニット単位での交換になってとんでもない部品代をユーザーが負うことになります。
車の灯火類の進化はLED&樹脂で軽量、量産効率が高いなどのメリットがあるのはわかりますが、
ワタクシ個人としては「ライトユニットはガラスレンズ時代のほうがよいのでは?」と本気で思っています。
今の日本における車ユーザーの多くは、
車は道具と割り切って出来るだけ長く手間もお金もかけずに使い倒すのが普通です。
趣味性が高い車種ならまだしも道具ですので出来るだけ長持ちしてほしいし、
消耗や劣化する部品は安く汎用性が高くて供給性が良いものがありがたいのです。
既に車は大衆車ですら高級品です。
大衆向けの車種でも新車で普通に300万円とかします。
そうそう買い換えられる財力がある人はそう多くはないと思うんですが。
ユーザーのニーズとメーカーの都合がこれほど乖離してる高級品ってのもなかなかないように思えますな。
まとめ

してないなら今すぐにでもチェックしたほうがいいですよ。
LED球が一個でも切れてると車検は通りませんよ。
メーカーにパーツがあるうちに確保しておくのも手ですよ。
灯火類というのは突然死するもんですので一時チェックしてOKでも次の機会に切れてることもあるわけです。
※車検前までちゃんと点灯してても、車検に持ち込んだらアウトだった、なんて話もよく聞きますし。
LEDのランプユニットの場合、車検前に慌ててもパーツが手に入らないなんてことになりかねません。
長く乗るならLED灯火類は予備をストックしておくくらいのほうがいいのかもしれません。
10年もたったら専用パーツはメーカ欠品してもおかしくありませんよ。
※予備で用意したLEDユニットはメーカー欠品になっても探してる人がいるはずだから10年後も完全に動くなら高く売れると思います。
まあこんなのは一例にすぎません。

Z650RS。メーター周りのイメージはZっぽいです。

Z750D1。
見た目は似てますがどっちが寿命が長いかってことです。
アナログメーターは意外と修理が効くのですよ。
※Z系はリプレイスメーターもたくさんあるしね。
最新のバイクは何でもLEDとか樹脂でゴテゴテに装飾したユニットで構成されてるものが多いです。
流行りのLED球装備だ!とか言って調子に乗ってるのは新しいうちだけで数年後にはパーツ探しの泥沼に沈んでるかもしれません。
※もちろん、手放しちゃうかもしれませんしねえ。
この手の樹脂パーツは耐久性が高いとは思えない。
正直、長期運用を考えるとどうかな、と思います。
メーカーのパーツ供給と自分の財力に心配がなければ軽量で凝ったかっこいいデザインなのかもしれませんが。
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薄らぼんやりと点灯するアナログ電球式のランプ類は確かに暗いかもしれません。
機能的&法的に必要十分ならそれでいいような気もします。
※旧車にLEDのスパッとつく明かりは似合わない気もします。
所詮バイクは趣味です。
こういう点でも個人の趣味趣向を優先すればいいのです。
短期間でバイクを乗り換えるお金持ちの人は常に最新の装備やスペックが好きなんだろうし。
ごちゃごちゃ考えるとバイクは面白くなくなるしね。
でも車やバイクの乗り換え頻度が高いほど、お金はたまらないようになっているのですよ。
※有料納税者ともいう。
ちなみに・・
LEDの灯火類って眩しすぎやしませんか?
灯火類の眩しすぎは問題になることはないんだろうか?
ハイビームにしっぱなしの対向車はもちろん、ライトの位置が高いワンボックスとかはロービームでも眩しいです。
ワタクシだけ?
ヘッドライトはもちろん、信号待ちで前の車のテールランプすら眩しいです。
もしかして緑内障が進行してるワタクシだけですか?

LEDバルブ。
VT250FHに搭載したLEDヘッドライトバルブはいまいち明るくないんですが省エネではある。
灯火類が明るいのは否定しません。
眩しすぎて既に目が痛い。
実はみんな眩しいって思ってんじゃないの?
マジでワタクシだけっすか?
その割に。
ウインカーが見えずらい車種も多い気がします。
ええ、本当にワタクシだけなの?!
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