そして、オフロードブーツは当然のように激しく消耗する消耗品です。
その割には高いので出来れば長く使いたいじゃないですか。
ツーリング用のオフロードブーツを選ぶ基準について記事にします。
当記事の目次
オフロードブーツの選びかた
です。
モトクロスコースを全開走行するのには靴の裏は平らな方がいいそうです。
内側の足を前に出してバンク角を稼ぎ、比較的早いスピードで走るモトクロス乗りの場合、
足裏が引っかかるとそれだけ減速しちゃうんでしょうね。
※ワタクシはヘタレなのでモトクロスコースですらコースアウトした際に押せた方がいい!と思うので靴の裏が平らなオフロードブーツの意味が分かりかねます。
ネットでブーツを買う場合
オフロードバイクのブーツを買う場合、この靴裏の情報が大事です。
靴の底が平らなブーツでも走行中や転倒時の防御力的には全く問題はないとは思います。
林道ツーリングに使えないわけではありません。
とはいえ、
靴の裏がツルツルのモトクロス用オフロードブーツは未舗装路でバイクを押す際に非常に疲れます。
※粘土質の路面でバイクを押して歩くUターンなんか大変な騒ぎになりますよ。
押し歩きがマジでつらくなる。
林道ではバイクを止めて「先がどうなってるのか徒歩で見に行く」場面もあるんです。
意外に、
ネットでオフロードブーツを買う場合、個別商品情報には意外と靴裏の情報が記載されていないことがあります。
と記載があればマシな方です。
※できれば靴底の画像が欲しいところです。
ネットショップの出品担当者は「オフロードバイクの知識に疎い」場合もあるのではないかと思います。
それに・・
派手目のオフロードブーツは高確率で「モトクロス用」なことが多いです。
※初心者のオフロードライダーはウェアに合わせてブーツを選ぶと高確率でソールが平らなブーツを買っちゃいがちです。
一方、
林道ツーリングで重宝される靴の裏が登山靴っぽいエンデューロ用のブーツは傾向として地味な色合いが多いです。
多分全部の要素を総括したうえでの色合いなのでしょうねえ。
基本的に黒が多いです。
※どんなウェアでも取り合えず大きく浮きません。
以前は、もう少し派手なエンデューロ用のブーツもあったんですけどね・・
※購入する年齢層なんですかねえ。派手なおじさんライダーも多いんですが。
ちなみに・・
ツーリング中にはオフロードブーツで歩くことって結構あるんですよ。
ツーリング中に
こういった際に、普通に歩ける「靴の裏が平らではないブーツ」は重宝します。
※モトクロスブーツは、街中を歩いてて鉄のグレーチングに乗っただけで滑りますよ。
普段足が滑るなんて意識していないので、突然足元をすくわれると足くじきそうで怖いです。
オフロードブーツの痛む箇所
未舗装路は走行中に
という過酷な状態になります。
オフロードブーツはそういった状況に耐えてくれます。
当然、痛みが早いですし汚れもします。
汚れたら洗うわけですが洗えばそれだけ痛むのも道理です。
※ツーリング後にオフロードブーツを洗ってない人多いけれど、汚いですよ。
ビニールの箇所が痛む
オフロードブーツは合皮の部分と樹脂部分に分かれます。
オフロードブーツの合皮の部分は比較的頑丈なんですが、
等のデメリットがあります。
※昔のオフロードブーツはとにかく硬かったもんです。
最近のオフロードブーツの歩き易さったらないです。
なにせ、足首が普通に曲がるのですよ。
※最近はスキーブーツもそうですな。
確かに歩きやすくはあるんですが。
オフロードブーツは、
足首の可動部に多く使われている樹脂やビニール部分が真っ先に傷むんですよ。
オフロードブーツが痛んでくるとビニール部の表皮?が割れたり剥がれたりしてきます。
※ここから浸水するようになります。
こうなると、林道ツーリングで使うのはちょっと遠慮したくなります。
※オフロードブーツは中まで濡れると走りながら乾きづらいです。
ちなみに・・
ワタクシは最近までMOOSE RACINGのエンデューロブーツを使用していました。
今は割と他メーカーと似たような価格帯になっちゃいましたが、6年ほど前は2万円を切る価格でコスパが非常に良かったんですよ。
使い勝手は普通でした。
※歩きやすいし、林道でも普通に使えた。大きくコケタことはないので防御力は不明としても普通の防御力があるっぽい。
結構気にってたのですが、
スポンジ+ビニール素材で構成されている足首の前の可動部のビニール素材が剥がれはじめました。
ブーツを履いたままホースで水掛けて洗うので春先や晩秋は浸水してきた水が冷たすぎる。
林道走行時と言うより、帰宅後にブーツ履いたまま表面をブラシで洗う際に浸水するんですよ・・
※気を付けて洗っていましたが夏はともかく晩秋は冷たくてキツイのです。
合皮の部分や靴裏はまだ全然痛んでいないので、
「浸水する部分を建材用のシリコンでコーキングして使おうかな。」
と思っていました。
※ただで捨てるもんか。
初心者からベテランまで満足できるオフロードブーツ「ガエルネ(GAERNE)ED-PRO」
嫁は数年前から、ガエルネ(GAERNE)ED-PROを愛用しています。
EDはエンデューロの略ですね。
GAERNE ED-PROは競技でも普通に使えるし、実際レースでも装着率が極めて高いブーツです。
大きなモデルチェンジが長い間無いのはそれだけ完成度が高いからです。
普通に林道ツーリングしてる限り、ブーツが壊れる箇所がほとんどありません。
当然、靴裏はビブラムソールで未舗装路でのバイクの押し歩きも余裕です。
ワタクシのMOOSE RACINGのブーツと同時に購入したんですが。
合皮部分が多いので多少足首は固いけれど、ビニールとか使ってないので長持ちするのですよ。
さらに他社のエンデューロブーツより脛部分が多少長い感じです。
※その分、ちょっと重たいのですがトレードオフです。
実際に履くとよくわかりますがブーツのホールド感とプロテクション感が凄いです。
※なんとなくイメージはスキー靴っぽい。
コレがマジでいいんですわ。
ちなみに・・
嫁はGAERNE ED-PROを装備して爺ケ岳のJNCC(エンデューロレース)に参戦したことがあります。
※ワタクシは単身赴任でいろいろ用意が間に合わないと判断、レースには選手としてではなく裏方に徹して参加しました。
結果は、YZ85LWのマシントラブルで芳しくありませんでしたがまあ普通に走ってました。
※ゴーグル式ではなく、ツーリング向けのバイザー式のヘルメットで出てたのは多分嫁だけ(笑)
あれから、何年も経ちますが未だにそのころから使ってるGAERNE ED-PROそのものを履き続けています。
※KTM125EXCにもKDX125SRにもセロー225Wにもこのブーツで乗っています。
嫁はかなりED-PROを気に入っていて、壊れたらまたED-PROを買いなおすと言っています。
林道ツーリングライダーのED-PRO装着率の高さ
結構な確率で脛部に「G」のマークがついていますよ。
※GUNDAMの「G」ではないぞ。
「V作戦」発動の勢いです。
エンデューロ用のブーツは、やっぱり林道では使い勝手がいいんですよ。
エンデューロレースの林間セクションなんかは「極めて林道に近いシュチュエーション」を走ることになります。
そういうところで愛用されているモデルであれば「林道でも使い勝手がいい」に決まっています。
そして、
初心者でもベテランでも防御力が高く使い勝手がいい装備を選ぶ方がいいに決まっています。
※防御性能が低めの安いモデルを買うのはおススメしませんよ。初心者ならなおさらです。
オフブーツは慣れが必要
初めて履くオフロードブーツはシフトペダルの感覚もブレーキペダルの感覚も鈍くて、
「何だこりゃ?」
と思うかもしれません。
今までのようにスニーカー履いてバイク乗ってるのとは異次元の感覚です。
※オフロードバイクはそういうところからオンロードバイクとは違うのですよ。
ところが、
人間って不思議なもので、しばらく履いていると「慣れる」んですよ。
そのうち、すーっとリアブレーキを引きずるような操作も普通にできるようになります。
「オフロードブーツに慣れる」
ことがオフロードバイク乗りの最初の壁かもしれません。
GAERNE ED-PROは、他のオフロードブーツと同じ機能は当たり前のように網羅していますしねえ。
と過不足はありません。
嫁はGAERNE ED-PROの前は苦痛らの平らなFOXのモトクロスブーツを使用していました。
「ED-PROで林道歩くとき、夢のようなグリップ力」と言ってたのが印象深い。
その上、
となれば、GAERNE ED-PROを長く愛用しているオフロードバイクユーザー、オフロードツーリングユーザーが多いのも頷けます。
特に内装に防水シートなどを使っていないので防水性能が・・みたいなことを書かれてることもありますが・・
「そういうところから壊れる」
のであって、全く問題になりません。
※むしろ、外装部のビニールが破れて浸水するよりも合皮の縫い目からしか浸水しないので「水の中に足突っ込みっぱなし」でなければそれほど浸水しませんよ。
嫁は林道ツーリングの後はブーツ履いたままホースで水掛けて洗っています。
ちなみに・・
基本的にオフロードバイクのステップ周りは、
「オフロードブーツを履いた時にしっくりくる位置」
に設定されています。
※普通のスニーカーだとシフトペダルが高くてシフトアップしずらいです。
さらに言うと、
「スタンディングポジション」
で操作しやすいペダルの高さに調整すべきです。
※ハードセクションは絶対に「スタンディング」の方がクリアしやすいです。
既成の他車でも使っているブレーキ周りを流用するためか、
オフロードバイクのブレーキペダルは調整シロを目いっぱい使っても踏みシロが高いことが多いです。
こうなると、
ブレーキペダルの上に足を置いておけないので咄嗟のブレーキや細かく繊細な入力ができません。
バイクのブレーキペダルの高さを
「自分の身体に合わせて調整する」
のは大事なチューニング項目の一つです。
※お金をかけて、高価な部品を組み込むことがチューニングではありませんよ。
ワタクシは、リアブレーキマスターシリンダーから伸びている棒部分を削ってまでリアブレーキペダル位置を下げています。
※じゃなきゃ怖くて2stオフロードバイクで勾配20度近い未舗装林道を下る気にはなれませんよ。
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まとめ
この度ワタクシも年末で小銭が入ったのでED-PROを買っちゃいました。
※正確には資金的に嫁に手伝ってもらいました。
いろんなバイクのいろんな消耗部品を調達しなければならないというのにオフロード用のブーツを買うという散在をしました。
※バイクの痛みそうな個所、痛んでいる箇所については、完全に壊れる前に速めに交換する主義です。その方が安上がりだし。
ほんとは、真っ黒のGAERNE ED-PROを買うつもりでしたがどこも品薄なようで・・
※なんだか「GAERNE ED-PRO生産終了?」みたいな雰囲気もあったので在庫があった黒/茶の渋い奴を買っちゃいました。
散財したとはいえ、
久しぶりに買ったオフロードブーツは
「正直テンション上がります」
な。
※早く林道に行きたくて仕方ないし、レースも久々に出たい気もしてきた。
また高価な買い物をしてしまった・・
そういえば、
しばらくオフロードバイクで遠征ツーリングをしてません。
というのが主な理由。
セロー225Wもあることだし、タイヤもツーリング仕様に履き替えて久々に遠征してみようと思います。
※DT200WRの外装関係が痛んでいるので近々ステッカーにて見栄え良く作り直す予定です。
オフロードは特に「キックスタート」の方が気合が入る。
ああ、バイクでオフロード走りたい・・
※できれば、レーサーでコース走りたい・・体力が持たんなぁ。
履いた瞬間からプロテクション能力の高さがわかります。
MOOSE RACINGと比べても全然違います。
わぁい、嬉しいな♪