
事実、ワタクシもそう思ってますし。
それでも今回KDX125SRにD604を履かせようと思います。
多分、2号機ではオフロード走行には行かないからオンロードに振ったタイヤセレクトでもいいのです。
オンロードでの走行が楽しみです♪
DUNLOPのオフロードタイヤはわかりやすい

特にオフロードでは低いレベルでもタイヤの良しあしがわかりやすいのでこだわる人は多いです。
柔らかい未舗装路だけを走るなら山が少なく山が高く山がとがったブロックタイヤが最強です。
路面に突き刺して走るのでグリップ力が高いので。
ただし、
未舗装路でも固くしまった路面装路でのトゲトゲタイヤは路面との接点が減るため、
大したグリップ力を得られないうえ、猛烈に減ったりもします。
滑りやすい石が多い路面では路面との接点の多いトライアルタイヤのグリップが頼りになったりもします。
タイヤはグリップしてなんぼです。
※舗装路ではトゲトゲのタイヤの接点面積はめちゃめちゃ少ないのでグリップ良くないので普段使いは最悪ですよ。
オフロードはオンロードのようにアスファルトという共通の路面だけではありません。
様々な状況の路面を捕まえるため、同じ未舗装路用のタイヤでも状況によって向き不向きがあるのです。
オフロードで高性能なタイヤが万能なわけではないのです。
※オフ車乗りには公道なのにレース用のタイヤを装備して自慢してる人もいますがね。
なので。
タイヤセレクトにこだわるオフロードライダーは比較的多いです。
多くのオフロードライダーはタイヤセレクトで悩むんだ上、こだわりのタイヤを選択してたりします。
※なのでベテランはその手の話題は飽きてるので聞き流すんですが歴の浅いオフロードライダーほどタイヤについて語りたがるのです。
というのも。
オンロードタイヤのグリップ限界走行はとんでもないスピード域になるので公道では無理です。
たまに溶けとけのタイヤの人いますが暴走しない限りそんな状態にはならないので近寄らないようにしています。
※某HON〇Aの車ディーラーの店長のCBR900RRがそうでした。
ただし。
未舗装路ではタイヤのグリップ限界が舗装路に比べてはるかに低いです。
素人でも比較的低い速度域でオフロードタイヤの性能差というか特性は体感できますな。
※誰でも滑らせて走ることが可能というか、普通に走ってれば普通に滑ります。
乗り方やバイクの特性、天候や林道の特性、林道に行くまでの道中の路面によって最良のタイヤというのは異なるわけで。
どのタイヤが最強とかそういう次元ではないのですよ。
※本当に上手い人はタイヤなんか割と適当でいい、という人もいますし。
オフロードライダーにとって、タイヤのセレクトというのはみんな悩むもんなのです。
散々悩んだうえでタイヤをセレクトしてるので個々にこだわりがあるのもうなづけますな。
それでも。
ちょっとしたタイヤセレクトの基準となりやすいのがDUNLOPのオフロードタイヤです。
という素晴らしくわかりやすい品ぞろえです。
ワタクシが知る限り、DUNLOPはこのラインナップを20年以上続けているのです。
※どれもそれなりにファンが多いというか、素人にもわかりやすいから選びやすいんだろうねえ。
DUNLOPのこの3つのタイヤを基準としていろんな他社のオフロードタイヤを比べるのが、
長らくワタクシのオフロードバイク仲間での標準的なタイヤの評価基準となっていて、
「D603と比べると○○。」
みたいな表現をしています。
※D603はそれなりに未舗装路でグリップしますが舗装路ではとんでもない勢いで減る。嫁のセロー225Wでは一瞬で減った(笑)
こんな記事もあります▼
ちなみに・・
オフロードタイヤには公道不可というタイヤが普通に売られています。
確かにグリップ力は高いのですが路面への攻撃力も高いので環境保護の観点から禁止されているようです。
いわゆるエンデューロタイヤとかそういうやつでタイヤのカタログには公道不可とかレース専用タイヤとかの表記があります。
言っておきますが林道は公道ですよ♪
ここ数年は国産オフロードバイクのラインアップがほぼなくなりましたな。
国産バイクを林道で見かけることはずいぶん減りました。
林道でバイクに合うこと自体が減ったのですが、
たまに会うバイクは外国製の すんごい高価で 高性能なオフロードバイクだったりします。
100万円以上するような高価な外車バイクが普通に林道を走っています。
※大抵、爆音マフラー装備です。
最近は林道に行くと明らかにエンデューロタイヤのパターンのタイヤ跡を見かけることが増えました。
その理由は、
その手の外国製のバイクの多くは 基本的にレース用に近い設計なので 公道不可のタイヤを履いているからだと思います。
※国産車でもエンデューロタイヤ履いて林道走ってる人はたくさんいますがね。
この手のバイクは林業関係者が整備した林道をグリップ力の高いタイヤで荒らしまくるので非常に嫌われています。
ここしばらく当ブログで林道の話を書かなくなったのは、
仲良しの林業の業者さんからひどいオフロードバイク乗りの話をたくさん聞いたからだったりします。
※林業の人との飲みの席で「林道案内はブログに絶対書かないでよ~。」と頼まれたくらい迷惑してるっぽいですし。
D604というタイヤ

ゆえに、タイヤはDUNLOP D604をセレクトしました。
このタイヤはほぼオンロードタイヤで未舗装路向きではありません。
実に20年ぶりくらいのDUNLOP D604の購入です。
※東京在住時代にDT200WRに履かせてた。林道まで遠かったから。林道行くのに高速使ってたし。
一応、オフロードカテゴリとはいえ、D604は林道では全然グリップしないのですよ(笑)

DUNLOP D604。
このパターンですから未舗装路では役に立たないのよ。
※ほぼオンロードタイヤといっても過言ではありません。
一応、カタログでは街中80%林道20%だったかな、そんな割合が載ってたんだけれど、実際の林道では全く話にならず。
DUNLOPのカタログでは「未舗装路も走れますよ。」的な扱いですが、実際に林道走るのはやめておいたほうが無難です。
※経験上、D604はガレでもサンドでも泥でも砂利でも漏れなくがっつり滑ります♪
特にD604のフロントタイヤは抑え込んでもグリップしないので怖いですよ。
コーナーはもちろん、ストレートでもブレーキかけるとフロントが簡単に滑ります。
テールスライドを誘発させて向きを変える2stオフ車のDT200WRだと軸にすべくフロントがグリップしないので怖いったらありません。
当時のワタクシは林道初心者で、このタイヤのせいで怖さが増幅されたため、未舗装路の攻略には時間がかかったといっても過言ではないのです。
※と、いうことにしておきましょう。当時、「下りの砂利道死ぬほど遅い拳。」といわれてのは全部D604が悪いのだ。
が。
舗装路なら話は別です。
林道では強いブロックの山が高いオフロードタイヤは、
舗装路ではD604に比べると路面との接地面が圧倒的に少ないのです。
※特に溝が入ってる舗装路面だとオフロードタイヤはぐにゃぐにゃして怖いんだよねえ。
D604はオンロードタイヤ並みの接地面を誇るため、オンロードでは気兼ねなく走ることが可能です。
交換するときも惜しくなるくらい全然減らないしね(笑)
D604は ものすごく減らないけど 未舗装路ではものすごくグリップしないタイヤなのですよ。
ですが。
今回、KDX125SR2号機にはD604を装備させることとします。
とにかく補修パーツが出ないので未舗装路を走るには ボロすぎるというか リスクが高すぎるという判断です。
当倶楽部のオフ車は全部35年以上前のバイクなのでどれ一つとってもまともに補修パーツが出ないんですが、
KDX125SR2号機は 群を抜いてボロいし 用途的にバッティングしまくるのでオンロードで使うオフ車という安全性の高めな謎の立ち位置を与えたわけです。
林道走行しまくるとバイクはとんでもなく痛むんですよねえ。
※なので中古のオフ車はぼろいのが多いし、バイクはすでに資産と化しつつあるので痛みが激しいオフ車は流行らないのです。
林道走行の後はバイクをしっかり洗車して、注油までしておくと持ちが全然違うんですが意外とみんなやってませんな。
オンロード専用車としてのオフ車

特に狭くストレートが短く下りの勾配がきつい峠ではジャイアントキリングも不可能ではありません。
オフロードバイクには、
という共通項があります。
じつはこれ、多くの人が公道で楽しく走れる条件だったりします。
その証拠に昔のバイクはみんなオフ車と同じようなライディングポジションだったのですよ。
径の大きいフロントタイヤにアップハンドル、前よりのステップ位置などがそれです。
※Z1系なんてオフ車と非常に似たライディングポジションです。
認可が下りなかったという諸事情もあったのでしょうが、
「公道で使う以上、ある程度未舗装路も走れにゃならんだろ?」
というメーカーの良心があったようにも思えます。
オンロードバイクはサーキットを走るために特化した進化をしましたが、
オフロードバイクは未舗装路を走る都合上、古き良きバイクのライディングポジションのままだったりするのです。
スタンディングポジションがとりやすいバイクはツーリング時に楽ですが、頑張って走るのには不向きといわれますが、
これがツーリングでは非常に楽ちんだったりします。
昔の長距離ライダー、特に日本一周系の多くはオフロードバイクをセレクトするのがセオリーでしたし。
※荷物も積みやすいしね。
頑張って走れるのはツーリングの1割にも満たない時間ですのでどっちに重きを置くかって話ですよ。
それでも。
実はオフロードバイクはオンロードを走らせても結構速いのです。
軽くて細いバンク角の深い車体は割となし崩しでも走れちゃいます。
エンジンは高回転型とはいいがたいですが加速に特化したギア比であることも多いので、
ヘアピンなどで大減速した後は軽さとエンジン特性、ギア比なども相まって鋭く加速します。
特に日本の峠にはよくある、
といった峠での大パワーで重たいバイクはアクセルが開けられないうえに慣性の法則が働くので自慢の大馬力を生かせません。
※加速以上に減速に集中しがちです。特に低いハンドルのバイクではそういう道が苦手なはずです。

DUNLOP D604。
D604はオフ車っぽくないタイヤなのです。
※オンロードではそれなりのパフォーマンスを発揮します♪
オフ車は条件によっては小排気量でもオンロードでは速いのです。
※とはいえ、4stなら250cc以上の排気量は欲しいところ。峠の登り坂では125ccだと悲惨なくらいパワー不足なので。
とはいえ。
峠でエンジンぶん回すのでオンロードで走りこんだオフ車ほどエンジンが壊れている車体が多いのですが。
※中古で小奇麗すぎるオフ車はこの手の使われ方をした個体が多いので怖いのよ。
ちなみに・・
オフ車に小さいキャストホイールを履かせるモタードというジャンルがありますな。
※昔はスーパーバイカーズというカテゴリーだったのだけれど、いつの間にかモタードと呼ばれるようになったね。
オフ車だけだと数が売れないのでエンジン開発費用が回収しにくいため、
最近は同じエンジンで同じ車体でも足回りの異なるモタードタイプもラインナップするのがバイク業界のセオリーっぽくなっていますね。
モタードは普通のオフロードバイクにオンロードタイヤを履かせたものから、更にもう一歩進めて舗装路用に特化させたものです。
ワタクシは乗ったことないのですが街乗りや峠遊びではかなり面白くストレスがないんじゃなかと思ったりします。
特性上、ウイリーとかも楽そうだしジムカーナでも強そうです。
ということは。
ウイリーはともかく 街中での使い勝手はとてもよろしいのではないかと思います。
こういうバイクのほうがストレスが少なくて普段使いしやすいのですよ。
※よっこらせッと引っ張り出さなきゃいけないバイクは次第におっくうになるものです。
それでも日本でウケないのは、
オフ車ベースなのでイマイチ迫力というか所有満足は高くないからかもしれませんな。
使い勝手がよくても見栄っ張りで極端なものが好きな日本人ですからねえ。
専用設計のモタードで外車並みの高級パーツをふんだんに搭載した高級モタードとか・・ダメかな。
中高年の最後のバイクには・・ダメかな。
体力のない中高年には軽いオフ車系のバイクが向いてると思うんですが 足がつかないのか ね。
バイクのタイヤ交換は春にやるのがおすすめ

一番鮮度のいい状態でバイクシーズンを迎えられるからです。
春は自動車税の季節です。
お金が飛びます。
当倶楽部の場合、
任意保険もこの時期に全部更新です。
お金がきれいに飛びます。
特に2025年は車の車検やバイクの車検も控えています。
お金が飛びまくります。
バイクと原付2種の自賠責が3台ほど切れます。
どうしてもお金は飛ぶのです。
その結果、とんでもなく金欠なのですよ。
ガレージのパーツをいくつか売ってそれらの資金に充てたくらいお金がない。
※ さすがに血は売らないけど 自販機でジュースを買うのはためらうくらいお金はないです。
が。
酒を飲みながらネットショップをめぐってたら、いつの間にかD604の前後セットとチェーンを買っていたのでした。
全然記憶にないのだが、家にいるとき突然タイヤを持った宅配の人が来てびっくりした次第。
※おかげで少ない貯金からさらに持ち出しに(´;ω;`)。酒飲んだらネットショップにアクセスしないと強く誓いました。
というわけで。
予定外でしたが KDX125SR2号機にD604を装備してみました。
それでも新品タイヤはいつだって気持ちがよろしいですな。

DUNLOP D604。
今はネットがあるので田舎でもタイヤ購入に全く支障はありません♪
オフロードタイヤの交換はいつもやってるので楽勝です。
Z系のオンロードタイヤやVT250FHの小径タイヤの交換作業に比べりゃ屁でもありません。
※最近はオフ車なら 問題がなければ 前後のタイヤ交換で1時間ちょっとしかからない♪
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新品タイヤになったのでようやく全開走行テストができるってもんですよ。
※公道デビューはひび割れたタイヤだったのでバーストを気にして全開はしてないのだ♪
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チェーンも新品にしたのでパワーロスも少なかろうて。
※小排気量・小馬力車だとチェーンに起因するパワーロスはもったいないからね。
でも春は所用がありすぎて乗る暇が全然ないのですよ。
※なんだよ、町内会の集まりって。2週連続で土曜の午前中にやんなや。せめて冬にやれよ。
薪割りもせにゃならんし、薪小屋の立て直しもウッドデッキの張替えもせにゃならん。
2週に一度は当倶楽部周辺の雑草を刈らないと家屋が雑草で埋まるしねえ。
田舎暮らしは結構忙しいけれど楽しくもある。
※それでも峠まで10分、林道まで15分の環境は東京よりいいと本気で思うワタクシです。
まとめ

レストアも終盤に入りました。
これからは走りながら少しずつ調整というフェーズに入ります。
レストアも終盤に入った当倶楽部のKDX125SR2号機です。
今更ですが1号機と2号機は全く違うコンセプトでセッティングしてあります。
1号機も思いっきりワタクシが手を入れてあって純正とは程遠いのですが大原則として、
「嫁が未舗装路で遊べること。」
という大義名分で作ってあります。
そのため、
車高はかなり低めになっています。
並べるとテールランプの位置が段違いです(笑)
※KDX125SRをシャコタン仕様にするにあたり、前後のサスのバランスとりつつ、走破性を上げるのは大変だったのよ。
KDX125SRのエンジンはちょっといじるだけでかなりパワフルになりますが、
馬力が出すぎてエンジンのクランクベアリングが死んだため、ほぼ純正に戻しました。
※おかげで2基のエンジンが昇天しました。さすがにワタクシも懲りたのだった。純正の耐久性万歳♪
それなりに苦労して作ったKDX125SR1号機ですが、
「キックスタートがつらい。」
という嫁の腑抜けた理由により出撃頻度が減っています。
非常にもったいない。
※最近はセロー225Wにしか乗りたがらないのです。
こんな記事もあります▼
それでも2号機はワタクシが好きなように作ってあるので違いが楽しみでもあります。
※まだ耐久性のテストとかしてないのでいきなり壊れる可能性もあるのですが。
ウイリーするなら4stが楽だと思うけど やっぱ2stは面白いからねえ。
2stの オイルの燃えるにおいと 加速感は中毒になるよねえ。
既に2stのエンジンが終わって20年余り経過します。
バイク乗りでも2stを知らない人は多いんだろうな。
あんな面白いもの知らないなんてもったいない。
そうそう。
タイヤのインプレに関しては一流メディアに寄稿してるプロでも適当なこと書いてるな、というものは数多くあります。
D604に限らずオフロードタイヤのインプレはあてにならないので参考にしないほうがいいと言っておきますよ。
一応ワタクシはワタクシが感じたことを書いていますが、
こういうのは個人の感覚によるところが大きいし、前提としてライダーのスキルも違うし乗ってるバイクも違うのです。
なんでも最近はネット評判とかインプレで判断しがちですが、
「自分が使ってみてどうなのか?」
という最も大事な主観で判断すべきだと思います。
タイヤに限らずなんでも「選択を間違えて損したくない。」というのはわかりますが、
あったこともない知らない人が書いてるインプレをまるっと信用するのは危険な気がします。
昔からネットの情報なんて結構 嘘ばっかりで 適当ですよ。
自分が使ってみてどう思ったか?
という第一次情報に勝るもんはないんですよ。
自分の判断と決断が重要でどう思って行動したかが大事なのです。
知らない人の判断に乗って失敗したと思うより、自分で決メタ事のほうが後悔は少ないと思うのです。
仮に失敗しても経験値が上がった、ということでヨシとしましょう。
人生なんてそういうもんです。
ここまで来て大問題が発生
いよいよタイヤ交換が済んで公道で遊べるかと思ってたのですが、
本気で走ろうという矢先にKDX125SR2号機のエンジンが突然謎のストール。
アイドリングプラスα程度の回転数でタイヤ交換後の試走中に「キュ。」という謎の音とともにエンジン停止以降二度とかからず(´;ω;`)
焼き付きではないっぽいのですが、この感覚は以前経験した悲劇にすごく似ているのですよ。
簡易チェックしかしてませんが重症っぽい匂いがします。
※焼きつくときは焦げ臭くなるのですがそんな匂いはしないし、プラグは少しかぶり気味なくらいだし。
順調っぽかったKDX125SR2号機のレストア作業ですがモクモクと嵐のような暗雲が立ち込めてきたのです。
こりゃエンジン分解かなぁ。
ヤバいなぁ。
部品無いしなぁ。
※自賠責も5年で入っちゃったよ(´;ω;`)

Z750D1と浅間山。
なので最近は関東圏からくる知り合いのバイク乗りの迎撃を行っております。

VT250FHと八ヶ岳。
休みのたびにワタクシが開拓した当倶楽部から300kmくらいのマイナールートを案内しまくりだ。
※この手の情報は有料にしてやろうかと画策中。
ちなみに・・
当ブログを見た人からKDX125SRのレストアの相談を受けることがあります。
メールで相談を受けてもその人の整備スキルも整備環境もKDXにかける情熱も財力もかけられる時間も手間も知りません。
見たこともない車体の状態がわかるはずもありませんし。
特にKDX125SRの 致命的な欠点である エンジンのパーツはかなり欠品が多くて難儀するはずです。
個人売買サイトで中古エンジンが流通してたりしますが値段のわりに使い物にならないものがほとんどです。
中身がボロボロでも 「ちょっと前まで動いてました。」みたいな見た目がキレイなエンジンが高値で売られていますがギャンブルです。当然NC/NRですよ。
そもそもエンジン単体で個人売買に出てくるのはよほどの訳ありだと思っていいです。
部品取りとして割り切るならまだしも5万円以上もするのでワタクシはおっかなくって手を出せませんよ。
この手の相談はZ1-RやZ750D1でもあるのですが、なんともアドバイスしずらいのが本音です。
※同じレベルでこの車体どうですか?という質問にも答えずらい。その車体、ワタクシは見たこともないし知らんがな。
とりあえず、
全てのレストア車両に対していえることは同じです。
古いバイクを公道に復帰させるのはお金がかかるものです。
時間も手間もかかります。
パーツがないので流用なども考えなければならず、それなりのスキルや知識が必要になります。
これはこれで楽しいのですが、人によっては苦痛になることもあるようです。
レストア作業は すんごく楽しいけれど コスパもタイパも非常によくないので、
レストア作業そのものを楽しめないと辛くなりがちです。
※特に都会の集合住宅などの小スペースでレストアするのはかなり厳しいです。
レストア失敗の原因のほとんどは途中で投げ出す人間のせいですよ。
パーツ探しは大変だし、レストアノウハウもセッティング脳杯もないかもしれませんが、
泣きながらでも 直し続ければどんなバイクでもいつかは公道復帰させられます。
※純正か否かはこの際置いておくとしても。
レストアに最も必要なのはバイクへの思い入れよりも絶対に公道復帰させてやるという執念だと思うんですよ。
執念があるから、
家族からの冷たい目線にも理不尽に高価なパーツ代にも耐えられるのです。
当倶楽部のKDX125SR2号機の場合、
ここまで金かけて動かないとか許されないので諦められないのですが。
※自分を追い込むことも時には必要なのです。
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