ずーっと通行止めだったエリアがあるのです。
それが最近通れるという噂を聞きまして。
多分、またすぐ通行止めになるので少ないチャンスは生かす主義です。
ようやく未踏破エリアを通ることができました♪
が。
当記事の目次
長野県道394はまぎれもない酷道である
なかでも最強クラスの酷道といえば長野県道394です。
※○○線という二つ名すらない様です。
長野市と大町市の境を走っています。
とんでもない山奥です。
特に。
長野県道391との合流地点、食堂「かたつむり。」から長野県道497(美麻八坂線)までの間はすんごい酷道です。
ワタクシが写真を撮るのをためらうくらいバイクを止めるところもろくにない県道でした。
※今回は連れがいて顔出しバイクだしはNGだったので写真がものすごく少ないです。
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長野県道394は大抵通行止めである
ちょっと前もレストア終了後のセロー225Wのテスト走行で訪れたのですがやっぱり通行止めだったのです。
今回、ある情報筋から「長野県道393の長らく通行止めだった区間が通れるらしい。」ということを耳にしまして。
こりゃ冬が来る前に通っておかねばならないという使命感にかられます。
※冬が来るとまた崩落して通行止めになる可能性が極めて高いので。
今回は、R19号の川口交差点から長野県道394(川口大町線)に入り、
ジンギスカンで有名な「さぎり荘。」の前を抜けて長野県道393にアクセスしようとしたら。
いきなり通行止めでした(笑)。
どうなってんだ情報筋!プンスカ!
まあ、いい。
この区間は過去に何度か通行しているのでそれはそれでヨシとします。
※だいぶ前に記事にした気がしますが県道を一気走りしたわけではないので独立した県道散策記事ではないハズ。
その場合は、県道394を大町方面に進んですんごく細い急勾配&ヘアピンが続く簡易舗装の林道的な道でこのエリアにアクセスすることができます。
県道394には迂回路として看板が出ている。
ココも県道ですらないので文句は言えないのですが、
「極めて酷道。」
です。
※落ち葉がヤバイ位積もってるし道幅は1車線でガードレールなし。
昼飯は「かたつむり。」で食べようと思ってたのですがこの日は、
「崩れかけた土壁を修理するんで営業はお休み。」
とのこと。
残念ですが本命の長野県道393のワタクシの未通過エリアは通れるという貴重な情報を得たのでした。
早速ですが進みます。
途中で何度も「この道でいいんだよな?」という不安に駆られてGoogleMapで位置確認しました。
※GARMINのGPSでは道なんかないことになってる(笑)
萌えキャラの工事中看板は何個かあるものの、何とか通行できそうです。
※止まって撮影したかったのですが、連れがいたので恥ずかしかった。
何度も書きますが、
今回は同行者がいたので止まって撮影するのがはばかられたため画像はありません。
もし当記事を見て行くことがあって撮影出来たら画像提供お願いしたいです(笑)
何処へ行くときもそうですが写真を残したい場合は単独行に限りますな。
同行者がいると極めて気を使うのです。
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長野県道394は車で行くのは止めておいた方がいい
が。
想像以上にハードな酷道なのでした。
舗装の状態がイマイチよろしくない川沿いの道を進んでいきます。
集落のはずれで既に1車線しかありません。
この辺りで1台のアフリカツインとすれ違いました。
※こんなとこ、走る人いるんだね(笑)
さらに進むと思いっきり山道に入ります。
という難所がずーっと続きます(笑)
※地図を参照すればわかると思いますが。
こういう場所で勢いよく対向車が来たらまず逃げ場はありません。
事故したら救急車は半日は来ないと思われます。
1車線はあるので一応車は通れるはずですが、ワタクシは車で行くのは嫌だね。
※この道が通れるという情報をくれた「かたつむり。」の店主さんも車が通れると言ってたし。
バイクなら通れるとは言うものの、路面状況を考えると前傾姿勢の強いオンロードバイクだとかなりキツイハズです。
アクセルでもブレーキでも下手な操作でコケますな。
今回、オフ車で来てよかった♪
※酷道はオフ車に限ると言っても過言ではありません。
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長野県道394は秋は大変なことになる
春夏も危険である変わりはありませんが秋は危険度が増すのです。
長野の秋の酷道は落ち葉が凄いんですよ。
山の中なので当たり前なんですが。
冬を迎える前の山の木々の落ち葉の量はすさまじいものがあります。
※紅葉が綺麗とか言うレベルではなく、自然の脅威を感じます。
そして。
交通量が少ないので落ち葉が走行風などで飛ぶことも有りません。
そうなると少しの湿気で落ち葉が路面に沈着しちゃうんですよねえ。
それがどんどん積もっていくので滑りやすいったらないのです。
※県道393では深い所では1cmくらい落ち葉が積もってた。下手すると一発でコケますな。
この落ち葉は県道の上に積もっています♪
こんな箇所がたくさんあります。
危険だらけなので一人で行くのは止めたほうがいいし、
スピードを楽しむような人たちは来ないほうがいいと思います。
だからこそ、
ワタクシのような酷道マニアが喜ぶし、
紅葉をはじめとした自然のまんまの景色を垣間見ることができるのです。
ワタクシは紅葉は人だらけの有名観光地より、誰もいない圧倒的な大自然の中で見る方が好きです。
いつ崩落するかわからない路肩に一瞬バイクを止めて撮影。
このショットしか撮影しませんでしたが、
越し方行く末の道も色ついた葉っぱで覆われてるのです。
Zガンダムの360度フルスクリーンモニタみたいに色ついた葉の中に存在できると言っても過言ではありませんでした。
※対向車とか来たら怖いし、崩落しそうなので怖いので道中で止まって撮影はしずらいのですが。
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ちなみに・・
酷道と呼ばれる県道等はそう遠くない将来、廃道になる可能性が極めて高いと確信しています。
酷道の先には集落があることが多いのですがいわゆる「限界集落。」なのですよ。
人が住んでる家屋より、崩壊してる家屋の方が多いような場所も少なくありません。
※マジでどうやって生活してるのか心配になるレベル。
後10年もすればこの手の集落は立ち行かなくなるでしょう。
ライフラインの整備も止まるハズです。
そうなると、
今でさえ酷道で一年の半分くらいが通行止めになる道なんて存続されるはずがありません。
今回の県道393ではないけれど長野にはこんな道がウマに食わせるほど存在します。
行政が手を入れてくれるうちに走っておかないのはもったいない。
酷道はいつまでも通れるわけではないのです。
行けるうちに行っておけ。
これが正解ですよ。
県道393なんて真っ先に整備が見送られ、行政からも見捨てられるんじゃなかろうか。
そうなるとこの圧倒的な恐怖すら感じる様な大自然は二度と味わえないかもしれません。
長野県道394は○○線という二つ名がない
県道393の西側には木崎湖があります。
県道393の東側には大岡村があります。
中央の山越えエリア以外は正しい山村の道って感じです。
なので、
大岡木崎湖線とでも名乗ればいいんじゃないかと思いますが、
途中がアレなのでその名称を頼りに進んだら地元民以外はパニックになるのかもしれませんな。
※県道393を東の端から西に向かって木崎湖を目指すのに山で遭難しそうになるとかシャレになりません。
そして、
酷道のお約束と言ってもいいでしょう。
中央の山越えエリアには道路番号を示す看板は一個もありませんでした♪
ずーっと沢沿いのガードレールすらろくにない崖のような谷に沿って進みます。
そうそう。
途中で「通学路。」という看板があるのだが誰がどこに通学するのか不思議でした。
今回の同行者はわざわざ止まって看板を撮影していました(笑)
前後の説明がないとその写真だけ見ても面白くないぞ(笑)
※あとでLineで送って、って言っておいたんだけれど未だに送られてこない。貴様はそういう奴だったな。
山エリアを抜けたところで当レポートは終わります。
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まとめ
想像以上にハードな行程となりましたが無事だったので良い経験になりました。
有名観光地に行ったわけではないので誰にも自慢できないけれど思い出に残る旅ってのはこういうことですな。
いやぁ楽しかったけれど寒かった♪
集落では17度とかだったんだけれど川沿いの山道なので空気がひんやりしてました。
風はほぼありませんでしたが時々ぞくっとするくらい冷たい空気の塊に突っ込んだりしました。
※たまにある日向ははっきりと温かさを感じますな。
これが大自然。
昔は林道でこういうのを良く感じましたが最近は林道も通行止めが多くて、
業者さんが銃器のために整備してる道をバイクで走るのは気が引けるのですよ。
※明らかなバイク侵入防止対策してる所もあるし。
県道393は下手な林道よりよほど大自然を感じられますよ。
※未舗装ゾーンもちょこちょこあるし。
ただし、
個人的には 林道並みに危険なので 単独行は止めたほうがいいと思います。
県道393の前半部分が通行止めだったわけで。
その時点で全行程を一筆書き出来ないことが分かったため、正式な県道散策記事にはなりませんなぁ。
※っていうか、将来的に全線一気に走れることがあるんだろうか?また折を見て挑戦しようと思います。
ちなみに・・
美麻の集落で蕎麦でも食べて帰ろうということになったのですがお蕎麦屋さんが超混んでました。
さすが 高いけれど県外観光客には大人気の 信州そば(笑)
駐車場が一杯だったのでやめ。
※個人的にお蕎麦は道の駅信州新町のそば信さんが一番おススメ。比較的安価で美味しいよ。時間によってはこんでるけど。
ということで、
久々に大町市の中山高原のジビエ料理のお店「カフェラビット。」へ。
日向のオープンテラス席で暖まりながらホットコーヒーとランチ。
青空がひたすら平和で日差しが温かい♪
だいぶ値上がりしたけれどお客さんも結構いて繁盛している様子でした。
バイク乗りも結構寄る様でワタクシたち以外にも新車2台の価格合計が600万円を超えるBMWのカップルとかが来てましたな。
格好からしてワタクシ達とは違う。
※GSなのに全然汚れてないところが今どきのBMW乗り♪
日本のジビエ料理は高級だし、人件費や運営費も高騰してるとはいえ、
昼飯に2000円近く出せる人しか来れないハードルが高い店になりましたなぁ。
※ワタクシもすっかり電子マネー決済に慣れてたので現金の持ち合わせがなくてちょっと焦ったのです。
美味しかったですが。
鹿肉ハンバーグもおススメ。
テラス席ならバイク乗りでも遠慮なくは入れるお店です。
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