気持ちのいい戸隠へのメインルートです。
普段ループ橋は一瞬で通り過ぎちゃいますが、すぐ脇に面白いものがあるのです。
【ブランド薬師】
なんだそれは?
面白そうじゃないか。
偶然知った【ブランド薬師】
正式には「八櫛神社」と言うようですが、ブランド物と関係があるのか?
いわゆるカバンとか服とかの「ブランドものとは一切関係ない。」様です。
※まあそれでもブランド信仰の人は拝んでおくといい事があるかもしれません。
場所はココ。
地図は3次元的に表現しないので近く見える。
【ブランド薬師】は空中に突き出したような作りの神社です。
結構歴史のある神社のようですが何故か全然有名じゃありません。
ワタクシも最近知りました。
※浅川地区の知り合いから勧められたので。
少なくとも年に数度は行く「浅川ループ橋のすぐわき」にあります。
今までなんで気が付かなかったのか?
※地味すぎるからだ。あと大量の観光客に対応できない。
とはいえ、行ってみれば
「非常にフォトジェニックな寺社。」
でもあります。
建築許可出したやつちょっと来い。
地図では近いんですが、コレがなかなかたどり着けなかったのですよ。
まあ、崖から生えてる時点でちょっと覚悟はしておりましたが♪
たどり着けないブランド薬師入口
2月中旬。
普段なら雪がメーター級で積もっててもおかしくない時期です。
普段ならそういう所に行くには不向きな時期なんですが・・
バイクで出かけたかったのですよ。
という場所を探したら「散歩にちょうどいいじゃん。」ってことで【ブランド薬師】訪問となりました。
久々にオフ車を引っ張り出します。
こういう時はKDX125SRの出番なのですが自賠責保険が切れています。
※2021年4月に2年連続で自賠責保険が下がるのでそれを待つ。
ループ橋までは長野市街地から「戸隠」の標識に従って進むとほぼ迷わずにたどり着けます。
ただし、
【ブランド薬師】までの側道は「雪とシャーベットに覆われた坂」なのでバイクで目の前まで行くのは無理です。
※夏ならまだしも、冬は4駆の車でもやだ。坂を下った後に短距離で止まれる気がしない。
仕方ないので、ちょっとだけ遠回りして石油採掘場跡の横にあるマレットゴルフ場の駐車場にバイクを止めます。
そこからループ橋を少し市街地方面に歩いて(!)戻り、脇道に入ります。
ちなみに・・
通常の2月の長野市は余裕で雪国なんですが。
ここ数年、2月でもバイクを街中で見かけるほど雪がないのですよ。
「温暖化?」
と思って調子に乗ってバイクで山越えしてはいけません。
日陰にはしっかり雪が残っています。
バイクで峠を走れるようになるのは早くとも3月終、4月に入ってからです。
※それでも日陰は凍ってたり雪があったりするのは普通です。
林道ではGWくらいまで普通に雪は残っています。
天気のいい2月のお昼前後でしたがループ橋は結構交通量があってビックリです。
旧FIAT500がいいエンジン音で爆走してて 多分法定速度くらいなんだろうけれど 楽しそうだったのが印象的。
18馬力なのによく登るなー♪
当倶楽部の個体も公道に出してやりたいなー。
軽めの登山だ【ブランド薬師】
そこからは獣道っぽい踏み外すと崖を転げ落ちるくらいの細いつづら折れの道になります。
落ち葉と雪とでもうぐちゃぐちゃです。
ライディングブーツで来たのをちょっと後悔。
そんなに長い距離ではないのですが、急こう配で足元が滑るので息が上がります。
※次第に革ブーツに水がしみてきて不快。
歩道は30cmくらいしかありません。
その横は崖です♪
途中にはお地蔵さんのような石仏とそれに纏わる説明書きの札が立っています。
※結構本格的。
木々の間から見えるループ橋は
「上から見下すとやっぱりループ橋なんだねえ♪」
と思うこと請け合いです。
※普段ワーワー言って走ってるだけですからねえ。
写真だとイマイチ迫力ないね。
【ブランド薬師】
「ぶらん堂」が語源っぽいです。
ぶらんとぶら下がってるから「ぶらん薬師。」→「ブランド薬師。」になったらしい。
「なめんな。」
というまさかの語源。
怒らないので最初にふざけて「ぶらん薬師。」と言った人手を上げなさい。
それがいつの間にか【ブランド薬師】になったと。
※全然いわゆる皆がイメージするブランドじゃないところが凄い。
地元の幼稚園児や小学生が遠足で登るような山らしいです。
※そういえば崖を登り切った頂上の尾根付近に結構大きな屋根付き休憩所があったのはそのせいか・・
春先などはちょうどいいハイキングコースになるのかもしれません。
30分程 崖のような登山道を 登ると崖から生えている【ブランド薬師】が目に入ります。
ループ橋が出来る前の昔の人はこの道登って戸隠に行ったんだろうねえ・・
ここまでくれば境内はもうすぐです。
境内から見る長野市街地は綺麗です。
志賀高原や菅平迄綺麗に見渡せます。
誰もいない冬の晴れた日だったので景色を堪能できました。
「こうしてみると長野市って結構都市ですな。」
もう少し木々が整備されてればより一層景色が良くなると思うのですが、この崖ですし。
林業の皆さんも大変そうですしねえ。
脱ダム宣言で有名になった浅川ダム
もはや誰も覚えてないというか関心がありませんな、脱ダム宣言。
何だったんだ?田中康夫さん。
浅川ダムは立派な近代的なダムですが
「ダムカードはもらえるのかしら?」
長野市街地周辺の山には知られてないけど結構な数のダムがあるのですよ。
ダムマニアにはおススメです。
「浅川ダムは真正面から撮影してね♪」
というマシがかかってたりしてダムマニアにはウケがいいようです。
※それでも斜めから写真を撮るワタクシは自他ともに認めるひねくれものです。
ダム巡りデモすりゃ、もう少しダムに興味がわくのかしら。
「ダム・・ダムかぁ。」
ガンダムなら好きなのですが。
乗れないし動かないからなぁ、ダム。
長野には石油井戸跡がある
「浅川ループラインのすぐ脇には何と石油の井戸跡がある。」
のですよ。
※2021年2月現在、GoogleMapですら無視するという悲しい扱いですが。
どうしてこう長野県民は商売がヘタなのか。
正直言うと「みる価値があるかどうかは微妙。」です。
ただし、
歴史のうんちくが好きな人は見ておいてもいい・・かな。
マレットゴルフ場の横にぽつんと立ってる東屋の中にモーター式のくみ上げ機が保存されています。
まあ、誰が撮影してもこうなるよな・・という構図の写真がも稀に紹介されたりしています。
なんでも、50年くらい前まで稼働してて本社が東京に合って・・みたいな「かつてはちょっと景気が良かった。」みたいな話が掲示してあります。
※堀田石油を馬で製油所まで運んでたらしく「そりゃダメだよ。」と突っ込みたくもなる。
小屋が狭いんで背景を考えるとこの角度になる。
嫁が撮影してもやっぱりこの角度だった。
こちらはループ橋から徒歩0分なので、ツーリングの際にはぜひ(笑)
全くフォトジェニックではありませんが。
まとめ
ちょっとだけ寄り道して【ブランド薬師】やその周りに寄るのも一興かと思います。
お土産とかはもちろん、飲料すら売ってませんが。
と言う自己満足度上昇、以降のQOLが爆上がりです。
※また見晴らしが素晴らしいのよ。人もいないし。
メジャーじゃないのでほぼ誰も知らず、ちょっとした自慢できるかもしれません♪
少なくとも「戸隠で蕎麦食べた。」ってよりはインパクト大です。
ブランド薬師に行くときは
※参拝費用はいりませんがお賽銭はマナーとして持っていくべきでしょう。
頂上付近は景色がいいのでお弁当も持っていくといいかもしれません。
※観光地で変な食い物に高い対価を払うくらいならこういう飯の方が好きだ。
クマが出ても知りませんが。
・・・と言うと、あんまりいいことないような気もしますが、こういうのがツーリングの醍醐味です。
「人の行かないところに行く。」
コロナ禍はワタクシたちに教えてくれましたね。
※混んでるところに行って、人混みにながされて、どうすんですか。変わっていく私を~♪とか言ってるユーミンですか。
とりあえず、
ブランド薬師の境内から長野市街の絶景 と足元の板の隙間から見える光景 にビビってください。
※これだけでも結構いい経験になります。
兄弟船か?
非常に頼りない戸板一枚とはいえ、ワタクシがジャンプしたくらいではびくともしませんでしたし。
※保証の限りではありませんが、昔っからこういうことやる人は多かったのではないかと♪
人間ってすごいよね。
こんなもん迄作っちゃうんだし。
ではごきげんよう。