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KTM125EXC オフロード バイク

KTM125EXCを公道で使ってみた。ダメだった。

投稿日:

エンストすると格好悪いKTM125EXC
Toos

2007年式のKTM125EXCの公道でも使い勝手について書いてみます

最近のKTM125EXCシリーズは、
裏技を使わないとナンバーとれない
ということになったようです

貴重?な一応公道で乗ってよし!という微妙な位置づけのバイクですが・・
実際は使えたもんじゃねえ、という話です

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KTM125EXCは公道での普段使いに全く向いてません

基本的にはレーサーですので、公道での使い勝手とか一切考えられていません

コレだけ小さいAcewellのメーター

コレだけ小さいAcewellのメーター


当倶楽部に来た時、すでにメーターはバッキバキに割れてた

一応、ライトやウィンカー、テールランプといった電装もついています
このあたり(2007年式)のKTM125EXCまではナンバーも取れます
以降の同シリーズは許可が下りないらしいですが、真贋はよくわかりません

2007年式とはいえ、エンジンの基本構成は現行車両とあまり変わりがなく、
同型エンジンを積んだ別会社のモデルも結構存在するので、パーツ供給は今のとこと問題なさそうです

当倶楽部の個体の場合、エンデューロレースで使われまくったものでして。
そこら中が痛んでおりました
※スポーク1本折れてたし。

8年くらい前に、

  • KDX125SRのエンジンをチューンしすぎて、
  • クランクベアリングが破損、
  • 呆けているときに格安で譲ってもらったマシンです
  • ※元の持ち主も、コース以外でこんなの乗れんわ!っつって手放した(笑)

    とても公道で普段使いできるマシンじゃないです
    以降、理由を述べます
    ※大体、車体もパーツも値段が普段使い出来るレベルじゃないです

    ちなみに・・

    当倶楽部の基本的にKTM125EXCは「嫁の専用機」です

    なので、極力車高を落としてあります
    とはいえ、
    加速力は4st250ccを凌駕するどころか、全力加速ではワタクシのDT200WRより速いです

    KTM125EXCは徹底的に悪い燃費

    公道使いで、まず最初に問題となるのが燃費の悪さと航続距離の短さ

  • リッター8kmしか走りません
  • オイルは混合方式
  • しかもハイオク仕様
  • タンク容量は9リッター
  • タンクはポリエステルでカギはなし
  • 高級混合オイルに気を遣う
  • ・・これだけで、十分使えねえ

    何せ満タンで単純計算で72kmしか走りません
    はじめは、どっかからガソリン漏れてると思いましたわ

    ホームグラウンドの近所の林道は15kmくらいあるんですが、
    満タンで突っ込んでいっても休憩場所(10kmくらいの地点)で明らかにガソリンが減ってるのが目で見て分かります
    ※ポリタンなのでガソリン残量が透けて見えるのよ

    当倶楽部周辺のイベントで、
    林道つないで120kmほどのツアーコースをみんなで走ることがあるんですが・・
    ガソリンスタンドが途中に一か所だけあるんで、開店していればもちろん給油します
    が、ガソリンスタンド自体が休みの時も多いので遠出はヒヤヒヤもんです

    ちなみに・・

    ■KTM125EXCの給油方法

  • ハイオクをタンク満タン近くまで入れる
  • 入った量を覚えておく(混合オイル追加するため)
  • 指定オイルMotorex(これがまた高い)を75:1の割合でタンクに突っ込む
  • 伸縮機能付きの棒で気休めにかき回す
  • ここまでが給油です

    100kmを超えるツーリングの場合、ガソリン5l(混合)を積んでいきます
    とはいえ、KTM125EXCには荷物は全く積めません
    ※後述します

    したかなく、ガソリン携行缶はワタクシのDT200WRのキャリアに積むことになるのですが、
    ガソリンが重すぎてDT200WRのキャリアが破損しました・・
    ※ギャップでジャンプしたのがいけなかった・・

    ■参考までに混合比早見表

    混合2st乗りは、暗唱できる様にしておきましょう。テストに出ます
    ※そんな奴は日本にどれくらいいるのだ?

  • 混合比 100:1の場合
  • 1リッターあたり、10ccです
    ※5リッターガソリン入れたら50ccとなります

  • 混合比 75:1の場合
  • 1リッターあたり、13.3ccです
    ※5リッターガソリン入れたら66.7ccとなります

  • 混合比 50:1の場合
  • 1リッターあたり、20ccです
    ※5リッターガソリン入れたら100ccとなります

    まあ、大体こんな感じで50から100対1の間で適当に混合しております


    絶対携行すべきはこの手の簡易オイル計量器


    おいらのDT200WRなんか、ホムセンのSUZUKI用だぜ・・650円くらいだぜ・・

    KTM125EXCには荷物が全く詰めない

    二人乗りはおろか、荷物は一切積めません

    というのも、リアフェンダー内にフレームがありません
    これはレーサーベースの公道マシンには共通です
    ※YAMAHA WR250Fシリーズがそうです

    オレンジ色のマシンは超速いけど、維持費がクソ高いよ

    オレンジ色のマシンは超速いけど、維持費がクソ高いよ

    テールカウルに無理やり荷物を積むと、多分林道で落とします
    ※テールカウルの形もよろしくないし、絶対やめた方がいいです

    仮に無理やりテール部に積んだとしても、位置的にサイレンサーからの白煙であっという間にオイルだらけになります
    チャンバーとサイレンサーのジョイント部付近から、結構な量の燃え残りオイルとガソリンがザブザブ流れ出してくるくらいです
    ※そりゃ燃費悪いわな

    このバイクでツーリングしても、出先で農産物などは買わないほうがいいです
    ※オイル臭くて食えないです

    荷物は自分で背負うかウェストポーチかってところです
    背負ったリュックサックは、オイルのまだら模様になるので、黒をお勧めします

    ちなみに・・

    ターポリン素材はオフロードグッズ最強説!

    荷物のカバーというかリュックサックの素材は、
    ターポリンという高級軽トラの荷台カバーの素材を使ったリュックが汚れてもパーツクリーナーで軽く拭けてよろしい
    ※KTMに限らず、2stだと布地素材のバッグは、あっと言う間にまだら模様になって非常に貧乏くさいオイル臭いし

    ターポリンとはいえ、パーツクリーナーで拭きまくると結構なスピードで痛みます
    ので、高価なもんは買わない方がいいです

    4st乗りでも、水洗いできる素材の方が幸せになります
    ※どうせ泥だらけになります


    どうせくそ汚れるので、安けりゃ何でもいい
    オフロードでは汚れるし痛むので同じ価値基準で選びます

    全然頼りないKTM125EXCのウィンカーなどの電装類

    ヘッドライトのバルブが見たことない形状だ

    ヘッドライトのバルブは、「ベスパ」とかにしか使われてない形状らしいです
    当然、「行燈」並みの明るさしかないです
    ※見たことない形状ですわ

    ライトは夜は走ってはいけないレベルの暗さ

    ライトは夜は走ってはいけないレベルの暗さ


    日が暮れたら不安でしょうがないぞ、コレ。

    はっきり言って、夜間走行は命の危険を感じるレベルです
    一応、「ライト光っているかなー」っていう感じです

    発電力が恐らく最低限なので、ウィンカーとテールランプは電力消費の少ないLEDのバルブに変更しました
    ※電球方式の場合、全然光ってるのが分からんのですわ

    基本設定では、リアブレーキのスイッチはありません
    リアのマスターシリンダに油圧スイッチを増設して対応しています
    ※フロントブレーキスイッチも頼りねえ・・

    ナンバー灯はテールランプ一体型です
    これも、「一応光ってるなー」って感じです

    KTM125EXCはメンテナンスサイクルが非常に短い

    マニュアルによると、少なくとも半年に一度はシリンダーをあけて整備が必要

    無理だ!

  • お金もかかるし
  • 走行距離も伸びないし
  • レースしてるわけではないので・・
  • 2年に一度のペースで、ピストンとリングを交換しています
    ※大体2万円くらいで、KTM Power Partsでメンテナンスキットが売ってる

    一応、常にワンセットストックはしていありますが、部品供給は良さそうです


    ピストン交換くらい自分で出来ないと厳しいバイクだ

    KTM125EXCのオーナーは最低限の整備ができないと、維持費が跳ね上がります

    ■その他

  • キャブの清掃(半年ごと)
  • エアクリ清掃(半年ごと)
  • エアクリ交換(2年ごと)
  • ブレーキフルード交換(1年ごと)
  • クーラント交換(1年ごと)
  • 各種グリスアップ(随時)
  • 分解清掃(随時)
  • は欠かせません

    ちなみに・・

    KDX125SRも、ルーツはレーサーなのでエンジンばらせない人が乗ると結構きついです

    構造上、
    オイルの燃えカスが排気バルブKIPSの周辺に固着して最悪排気バルブのギアが破損します
    まあ2stってのはこういうもん
    と思ってないと、きついですよー

    KDX125SRは、もはや欠品がたくさん出始めてるので、オーナーは大事に乗ってほしいっす
    素人さんや安く維持しようとする人には全く向きません
    ※当倶楽部の個体は、林道はそろそろかわいそうなのでオンロードお買い物スペシャルとしてちょっとした買い出しなどで使っています。

    KTM125EXCはめちゃめちゃ汚れる

    汚れの原因はサイレンサーからの燃え残りのオイル白煙だけじゃない・・

    白煙を吹くのは2stだから仕方ない・・とはいえ。
    排気口の延長上には、ちっさいウィンカーが付いています
    左のウィンカーは20kmも走れば、オイルの燃えカスでベトベトになります

    ついでに、ナンバーの裏側もすごいことになってます

    このかっこいいサイレンサーからオイルがにじみまくる

    このかっこいいサイレンサーからオイルがにじみまくる


    パーツクリーナーの消費量が半端ないです

    さらに、レーサーベースなので、チェーンカバーがないんですよ♪
    ゆえにチェーンオイル指した直後にぶん回すと、チェーンについたオイルと泥などがチェーンの円周上に放射状に吹き飛びます♪

    いつもリアフェンダーの内側はオイルだらけになっています♪

    KTM125EXCはハンドル切れ角が異常に少ない

    ええ!っていうくらいハンドル切れません

    林間コースで木の間縫ってのヘアピンとか苦手になるくらいハンドル切れません

    当倶楽部の個体は、ラジエターガード入れてるとはいえ、オンロードマシン並みのハンドル切れ角のなさ

    大柄な車体と相まって、取り回しは中型オフ車では最悪レベルです
    走りだしちゃえば・・意外に気にならないような気が(笑)
    ※深い砂利のヘアピンなどで、極低速で車体を立ててハンドル切って曲がるような場合、絶対的に曲がりづらい感覚はある

    ちなみに・・

    参考になるか微妙ですが、車体の取り回しに関しては、
    セロー225W > 超えられない壁 > DT200WR = KDX125SR >>> KTM125EXC
    の順です
    ※いずれも当倶楽部保有の個体比べ

    このハンドル切れ角の大きさもセローの魅力

    このハンドル切れ角の大きさもセローの魅力


    絶対的な安心感がある

    ものすごく小回り効かないバイクは、取り回しや細い林道のUターンとか結構大変っす

    KTM125EXCは維持費が超高い

    車体の装備が超一流なのでメンテナス費用が高い!

    ■ブレーキ関係
    憧れのbrembo製です
    うちの嫁はbremboが大好き♪
    ※アバルト595も前後ブレーキがbremboなので気に入ってるらしい

    KTM125EXCのクラッチ側の画像がないわ・・

    KTM125EXCのクラッチ側の画像がないわ・・


    今度気が向いたら写真撮っておきます

    ■クラッチ
    オフ車では珍しい油圧式です

    レースでは泥などでワイヤーが渋くなってきて、
    タッチが変わると疲れちゃう・・
    ってことで油圧を採用したとのことですが、
    ヘタレのワタクシレベルではそんなのわかりません
    ※油圧制御のフルードは専用のケミカルオイルが必要です

    ■サスペンション
    前後ホワイトパワー製です

    こんな一流のサスを贅沢に使ったマシンをレースなどで投げちゃうんだからお金持ちはすごい

    前後サスのオーバーホールには、最低でも4万円前後かかります
    当倶楽部の所有になった直後に、専門業者さんにオーバーホールを依頼しています

    激しいレースには出てないのでヘタリもあんまりない・・気がしています
    ※フロントフォークのオイル漏れがあればすぐやりますが、今のところ大丈夫っぽいです

    ちなみに・・

    リアサスが横から抜けるメンテナンス性の良さにはびっくりです
    ※車体を持ち上げておく必要があるとはいえ。

    国産のオフロードバイクが、

  • メーカー独自のリンク機構で
  • リアサスのストロークの確保
  • 動きをスムーズにしている
  • のと対照的に、
    リアサス自体がダイレクトにスイングアームにつながっています

    国産オフロードバイクから乗り換えるとちょっとびっくりする整備性の良さ。
    性能のいい高価なサスペンションなら、ボトムリンク機構はいらないんだなぁと思った次第ですわ

    KTM125EXC、その他のネガティブな部分

    そりゃ公道走行考えてないからねえ・・

    KTM125EXCのサイドスタンドは緊急用

    サイドスタンドの角度が微妙ですぐ倒れる

    レース中にちょっと止めておく、くらいの役割しかありません
    スタンドの先端の接地面積が異常に小さく、路面状態によってはめり込んで倒れます

    純正でも角度的にかなり直立しているので、倒れます
    当倶楽部の嫁スペシャルの場合、車高を落としたのでさらに角度がなくなり倒れます
    ※長さ調整して切断したら余計倒れる気がする(´;ω;`)

    っていうか、どうやっても倒れます

    洗車の時とかは

  • メンテスタンドに乗っける
  • 軽トラに立てかける
  • ツーリング先でも不安な場合は、

  • ワタクシのDT200WRに立てかける
  • という工夫をしないと・・

    すぐ倒れます

    サイドスタンドに強度はほぼありません
    ので、
    スタンド出したまま、キックスタートするとサイドスタンドの付け根が折れます
    ※当然のように心も折れまくりです

    キックスタート

    当然のようにキックスタートです

    セル?はぁ?(*´Д`)
    レーサーは、1gでも軽い方がいいんですよ
    その方が偉いんです
    バッテリーなんかついてるわけないじゃないっすか?

    厳密には、キックスタートってのはスタンド外してやるもんらしいです

    厳密には、キックスタートってのはスタンド外してやるもんらしいです


    オンでもオフでも、国産でも外車でも・・です

    慣れれば、キックスタートはそんなにむつかしいもんではないんですけどね
    セル始動に慣れ切った人たちはエンジン始動に四苦八苦しておりますが(笑)

    高い車高と高圧縮のエンジンなので、2stにしてはかかりづらいのは確かですが。

    ちなみに・・

    キックスタートの2stマシンであんまりエンジンのかかりが悪い場合、どこかおかしいです

    調子が良ければ、手でキックスターターを押し込むくらいでもエンジンかかりますよ

  • 吸排気がどこかおかしい
  • プラグが死にかけてる
  • とかが考えられます
    ※KTMに限らず、2stは整備と掃除が基本です。できない場合は乗るべきではないですよ、2st。

    2stは圧縮なんか適当になくてもエンジンはかかります!

    コンビネーションスイッチ

    ちょっと特殊なスイッチがハンドル左側についています

  • ライトも
  • ウィンカーも
  • ホーンも
  • これ一つで制御します

    もちろん、プッシュウィンカーキャンセラーとかないです
    慣れないと一瞬頭で考えるので反応が遅くなります

    大変よくできてるスイッチでカッコいいです

    このスイッチを流用できないか?
    と、WR250R乗りのN君に聞かれたことがありますがやらないほうがいいと思う

    メインキーがない

    メインキーはついていません

    当倶楽部の個体の場合、
    ツーリングにも使う都合上、
    メインキーに変わる秘密スイッチを防水加工したトグルスイッチで増設してあります
    要するにキルスイッチをもう一個つけてる感じです

    このスイッチを知らないと一生エンジンかかりません♪
    ハンドルロックは一応ついてる

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    まとめ

    125ccのオフロードバイクが注目されてるようですがKTM125EXCは選ばないほうがいいでしょう

    これはマジもんのレーサーですよ

    近所にこういうところがたくさんあれば125ccで遊ぶのも楽しいと思う

    近所にこういうところがたくさんあれば125ccで遊ぶのも楽しいと思う

    125ccのバイクだからと言って何でもかんでも

  • 気安く乗れる
  • お手軽に乗れる
  • 維持費が安い
  • とか思ってたら大間違いです

    維持費や運用の費用的には、Z1-Rよりも高いです

    その代わりといっては何ですが・・

  • 60km/hくらいまでは猛烈な加速を味わえます
  • 未舗装路での強烈な旋回性を味わえます
  • ※ほんとに125ccなの?!ってくらい加速も音も勇ましいです

    一度乗る価値はあると思うけど、普段使いはできませんよ

    一度乗る価値はあると思うけど、普段使いはできませんよ

    KTM125EXCを公道で使うのは、かなりお金がかかるし、大変です
    それをわかったうえで、

  • 近所の林道しか走らない
  • ツーリングにはいかない
  • 長距離はトランポで移動、現地で降ろして林道だけ走る
  • って割り切って考えられない場合、KTM125EXCという選択はやめた方が無難です

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