というネガな部分を長い目で調整していきます。
第一弾は「サイドスタンド」のワンオフです。
当記事の目次
KTM125EXCのサイドスタンドは超不安定
笑うところじゃないですよ、基本的にレーシングマシンですのでサイドスタンドは付いてないのが普通です。
とはいえ、
一応ナンバー取得して公道で使える車両でもあるので少しくらいツーリングに使いたい、と思っていまして。
※2007年式以降は正規ルートではナンバーが取れなくなったと聞きますがどうなんですかね?
「レースではサイドスタンドなんかいらない」
という基本設計がレース車両です。
実際には、サイドスタンドはかえって危ない場所もあるんですよ、レースでは。
※スタンド落としたり、引っかかったりするので。
そんなオマケ的な位置づけのサイドスタンドなので、アルミ製で仕上げはキレイとは言え実際には使えたもんじゃありません。
一応、後付けパーツもありますが角度がないので多分安定感は全くないです。
KTMのサイドスタンド
一応、KTM125EXCにもサイドスタンドは付いてはいますが「あくまでも緊急事態用」って感じです。
一人で軽トラに乗せる時はちょっと緊張します。
軽トラの上で転ばれるとたまらんでな。
アルミの高価な作りですが、
車体に力が入らない状態に限って何とか車体を立てて置けるという機能しかありません。
その証拠に、
またがったままサイドスタンドに体重かけてキックすると付け根からもげます。
※スタンド自体にフレームとの接合には強度がありません。ボルト一本で支える構造です。
普段の走行中は、
車体に付いてるゴムのわっかで上げた状態を保持するのが基本です。
そんななので、
サイドスタンドの接地面がやたらと狭く林道でも使い勝手は最悪です。
KTM125EXCのサイドスタンドは、
「レースの給油時に自立してくれればいい」
というレベルのサイドスタンドです。
ツーリングで使えた代物ではないんですよ。
※勝手に立ちごけするだけならまだしも、よそ様のバイクに傷でもつけたらたまらんですよ。
シャコタン仕様になってるので余計自立しない
車高を無理やり下げたもんだから、取付角度の問題からサイドスタンドが純正よりもさらに直立に近くなりました。
平地でもまともに立ってる保証がありません。
※逆に直立よりも左側に寝てるイメージです。
サイドスタンドを切り詰めてみましたが、
サイドスタンドは車体から離れる方向に角度が付かないと安定して直立を維持できないことがわかりました。
結構、いつ転ぶかとハラハラドキドキしますよ。
イメージしてください。
ただでさえ直立で不安定なまっすぐなサイドスタンドです。
これを短くしたら余計角度がなくなり、車体の真下に近い位置で車体を支えることになります。
サイドスタンドが自立するには角度が必要
特にオフ車は車高が高い分、足付き対応でシート高を下げられる幅が大きいのでサイドスタンドの角度が大事になります。
サイドスタンドを加工する場合、
「斜め前方、つまり左に大きく振ってちょっと前に出す」
位置が安定します。
とりあえず、プロトタイプの試作です。
みました。
角度と位置的にはこれで十分実用に耐えます。
仕上げは汚いですが安定感は抜群です。
そのまま残ってるので長さも角度もわかっていますので量産しようかしら?
ただし、
「これでは非常にみっともない」
バイクの部品は、
「仕上げが命」
です。
特に自作品は。
ちなみに・・
自作パーツは大いに結構、切った張ったの改造は違法でない限りワタクシは大好きです。
ただし、
金属加工や大物の加工、精度が必要になる加工については、
「大人しくプロに任せる」
方がかえって安いし正確で、丈夫であることがわかっています。
ワタクシも何でも自分でやりたい方なので、今回のように試作はします。
※でないと、一品ものの制作をプロに依頼する際にイメージが伝えられないのですよ。
大抵、素人が作る自作パーツてんこ盛りのバイクは「素晴らしいアイデア」が詰まっているのですが、いかんせん作りが汚いです。
こうなると、
どんなに機能的なアイデアでもダサいバイクに見えちゃうんですよ。
大事なことなのでもう一度書きます。
バイクの部品は、
「仕上げが命」
です。
特に自作品は。
※きれいにできているオリジナルの自作部品は所有満足度が高いです。
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結局KTM125EXCのサイドスタンドの製作はプロに依頼
コロナで独立のお祝いもしてませんが。
※コロナが終息したら思いっきり食わせてやる予定。
さすがプロです。
こちらの試作品を改良強化新型にしてくれました。
※完全にゼロから作ってくれました♪
仕上げも見事です。
プロの仕事だねえ、これで納期が一週間もかからず。
全部込みであの値段で申し訳ない。
※コロナが終わったら覚悟しておくように。
とりあえず、一時的に自立しりゃいいんだろ?という作りです。
実際にオーナーである嫁が乗って林道走行後にどういう感想を言うかわかりません。
少なくともワタクシが作った試作品と比べるのも失礼なくらいのクオリティです。
※これ「ツーリングKTM用」とか言って量産しても売れるんじゃね?需要はあると思うよ。
まとめ
ツーリングの休憩時に、ちょっと立てておくという普通のバイクにできることが今までできなかったKTMです。
駐輪に関してはかなり使い勝手がマシになったのではないかと思います。
※KTM125EXCのツーリングでの使い勝手はそういうレベルですよ。
ちなみに・・
KTM125EXCをツーリングで使うには問題がまだまだ山積みです。
とにかく、
ハイオク混合で8km/lの燃費を何とかしないといけません。
※満タンで72kmしか走れないのですよ。
スプロケで加速比を変更して巡行型にするかなぁ・・
※そうすると加速しか考えていない設計のバカでかいキャブやエアクリがもったいないのですよ。
素晴らしく暗い上に消費電力が高そうなバルブを使用。
なんでも、ベスパとかスノーモービルとかで使われている奴だそうな。
発電力が全然頼りないんで灯火類のLED化は必至なんですが・・
一番電気を食うヘッドライトが良くわからん規格のバルブですしねえ・・
「暇もお金もないし、諦めるか」
「それとも売っちゃうか」
と自問自答する毎日です。