旧車のスイッチってのは単純なつくりの割に高価です。
しかもオールドロータスのスイッチってデザイン的に安っぽいです。
旧車は大体そんな感じなんですが・・
※塩気が多いしょっぱいデザインです。
でも純正品ってだけでビックリするほど高額で取引されています。
壊れる前に汎用品にリプレイスして高価な純正品は取っておけっていう話です。
当記事の目次
旧車の電装スイッチ類は動くうちに保管しておく
ロータスヨーロッパの各種スイッチは見栄えが悪い癖に超高いです。
やっつけ仕事というか適当というか・・
フェラーリのすべてのスイッチに跳ね馬が刻印されてるのとはクオリティが違いすぎます。
全てのスイッチが似たようなデザインなんですがコレがまたカッコ悪いんです。
昭和の家電製品のスイッチのようです。
コレはこれで「味がある」と言えなくもないんですが味があるって表現は褒めるところがない場合に使われることが多いです。
今回はパワーウィンドウスイッチを少しだけ今時っぽくしてみようという試みです
※ロータスヨーロッパのパワーウィンドウスイッチは高いリプレイス品があるくらいですが極めて単純な作りです。
小学校の理科の時間に習うような、スイッチです。
これが、センターコンソールに刺さってるだけです。
※センターコンソールも適当に穴開けたって感じ。
うわ、マジか!っていう安っぽさです。
こんなもんがヤフーオークションでは数千円以上は軽くします。
※出品されてるならまだマシで、探し始めると全然ないのですよ。
リプレイス品も効果で格好悪いなら適当な汎用品でスイッチ作ったらいいじゃない?という考えです。
※この発想は昔からあったんですが暇が全然ないのでずっと後回しになっておりました。
雪国では冬の間は塩カルと雪とで旧車には乗れません。
オフシーズンである時期に気になってることを全部やってみるのが恒例でございます。
※ガレージ内でエンジンかけて排ガス触媒無し臭くなって怒られる頻度が増すのもこの時期の恒例です。
ちなみに・・
ロータスヨーロッパのパワーウィンドウスイッチにつながる配線は左右で本数が違います。
※右側が4本、左側が3本ですよ、ええ。
始めは???と思ってたのですが配線図追ったらなんてことはない(笑)
つまり、
左側のスイッチには右側のスイッチ経由でしか電気が来ないことになります。
※ロータスヨーロッパってこんなのばっかり。パワーウィンドウの電装系には純正ではヒューズすらありません。
パワーウィドウスイッチ自体に常時電気は来ています。
スイッチの上下を押すことでアースに電気が流れてウィンドウモーターに電気が供給される仕組みです。
スイッチ系の汎用部品ってのは本当に安い
ロータスヨーロッパのパワーウィンドウのスイッチを安い汎用品でリプレイスしてみました。
※純正の野暮ったさより、かなりマシになりました。
多分、これもサイズさえ調整すればつくはずです♪
パワーウィンドウの汎用品スイッチの金額は一個300円もしませんでした。
汎用品だけに横幅はぴったり合うんですが縦方向が少し足らずどうしたもんかと悩むこと数十秒・・
アルミの板でカラー(隙間埋め)作って隙間を埋めてしまう作戦でいきます。
※こういうところで悩むのが楽しくなってくると病気が進行している証拠です。
どうせ強度なんかいらない飾り的なカラーです。
加工しやすい1mmのアルミ板をチョイスしました。
アルミ板をぶった切ってスイッチの形に穴開けただけです。
一番面倒だったのが1mmアルミ板の穴開け加工でした・・
アルミ板に線引いてカッターで線を何度もなぞって切り取ります。
※スイッチに合わせてアルミ板に穴開けるのに一個10分くらいかかりました・・
これだとさすがに手抜きすぎるので趣味の革細工で余った端切れを張り付けて見栄えを調整して完了です。
実際に汎用スイッチを取り付けてみるとあら不思議♪意外にしっくりきます。
逆に革を張ったカラーのおかげで、
センターコンソールの純正スイッチ周辺の不細工な仕上げも隠せて二度美味しいです♪
※内装外装とも、しょっぱい仕上げがロータスヨーロッパの純正です。
旧車の純正内装品は全部高いと思っていい
旧車の専用内装部品って良く触る分壊れます。
でも常に目につく所なのでメーカー欠品しがちなんですよ。
※純正至上主義者が多いので「純正」「当時もの」は多少程度が悪くても売れるんです。
バイクの外装が最初にメーカー欠品するように旧車は内装品が早めに欠品します。
しかも結構脆い作り(´;ω;`)
常に目が行く個所が壊れてると気になるんですよねー。
※こういうのを気にしなくなると旧車趣味人としてレベルが一つ上がる気がする。
と、全てのスイッチ類と灰皿(笑)が高額取引されています。
※前述しましたが、すげえ単純なスイッチですよ、ええ。
特にロータスヨーロッパのワイパーのコンビネーションスイッチは高額です。
非常に動作が固くて絶対壊すわって感じのスイッチです。
※プッシュすると水鉄砲方式でウィンドウォッシャー液が出るのがかわいいと言えなくもない。
ライトやファンスイッチは多段階(っても二段階ですが)に動きます。
ダッシュボードに専用の穴が開いてるので切った貼ったしない限り純正以外でのリプレイスがむつかしいパーツです。
※汎用品だとダッシュボード(木製)の穴を埋めたりする必要があります。面倒なので純正探した方がいいってことになりがちです。
全ての純正品スイッチ類は生産から少なくとも40年以上たってるわけですので、いつ不具合が起こっても不思議じゃないです。
純正品は壊れる前に確保しておいてリプレイス品というか現代の汎用品で運用する方が余ほど安心できるってもんです。
旧車のスイッチは構造的に壊れる箇所がないほど単純なんです。
でもね・・
「スイッチ自体が摩耗してまともに機能しなくなる」
ということを旧miniで経験したので勢い慎重になってたりします。
※経年劣化でスイッチ自体が溶けて接触不良になるんですよ。
機能さえ満たせば汎用品や代替品で十分なうえに見栄えがいい
灰皿はともかくスイッチ類は全部リプレイスしてやるつもりです。
幸いロータスヨーロッパのスイッチはすごく単純ですので汎用品で置き換えが簡単です。
高価な純正スイッチ類が壊れる前に現代の汎用品に置き換えるほうがいいように思います。
内装に関しては機能さえ満たしてくれれば雰囲気が壊れない程度にリプレイスするのは効果的と思っています。
古いロータスのスイッチ類は、ほんとに動きが渋いのでいつ壊れてもおかしくないし。
下の赤いスイッチは増設したウィンドウォッシャーのスイッチです。
ちなみに・・
ロータスヨーロッパのライトスイッチは動きが渋いです。
しかもライトの消し忘れが多いのでスイッチ自体の変更とインジケータを追加しようと画策中です。
お気に入りの行きつけの喫茶店で食事してたら在日英国人にライトの消し忘れを教えてもらったことがあります。
※その後、彼と英国の車の話で大盛り上がり♪
ワイパースイッチは既に間欠機能付きのスイッチにリプレイス済みです。
※あれ?記事にしてなかったかな。
ロータスヨーロッパの純正4系統ヒューズも16系統に増やしたしねえ。
追加ヒューズボックスをどこにつけるかは本気で悩んだものです。
結局センターコンソール裏に無理やり格納しましたがヒューズん交換は結構大変です。
※フロントトランク内に移設も考えています。
旧車の運用ではバイクでさんざん苦労してきました。
旧車を長く乗り続けるには純正にこだわりすぎると金ばかりかかって動かないんだよねえ・・
しかも性能は当時並みだし耐久性もないし・・
いつでも純正に戻せる範囲でスイッチ類や電装系は徹底的にアップデートしてやろうかと、思うちょります。
※この辺は、純正主義の人もいるのでむやみにおススメはしませんが趣味のものなので好きにやります。
まとめ
雰囲気が壊れない程度に旧車の電装系をリプレイスするのは正義です。
その方がかえってお金がかかりません。
そして配線追ったりする作業が楽しくて仕方ないです。
※オールドロータスは素人でも何とでもなるのが魅力です。
電装系のリプレイスというか、アップデートというか・・
とにかく旧車の電装系ってのは信じられん位しょぼい作りです。
※特に古い英国車の電装系は、発見すると凍るくらいショボイ作りなものが多いです。
出先でスイッチ類が動かなくなってから焦るより、
長い目で遊びつつリプレイス&アップデートしていくのが長く旧車に遊んでもらえるコツのような気がします。
誰にも気が付かれないけど一人でニンマリする楽しみってのはありますよ♪
※朝の峠とかで立ち話程度でいろんな旧車乗りと話をすると結構みんな工夫してて面白い♪
ジャームス・ボンドがエスプリの前に乗ってた仕様、とか言っておく。
旧車趣味ではない普通の人には、思いっきりどうでもいい話です。
旧車乗り同士にはわかってもらえると信じている今回の記事ですね。
※思いっきりマイナーすぎてどうでもいいですか?そうですね。