必ずしも必要ないと思いますよ。
普段着で林道や未舗装路、河原を楽しんでるオフロードバイク乗りはたくさんいます。
当ブログの奇特な読者の方から質問を受けたので回答がてらオフロードジャージのメリット・デメリット、普段着の有用性について書いてみます。
当記事の目次
林道ツアラーでも普段着ライダーは実は多い
むしろ、散策系の林道ツアラーは普段着とか山用品が多い気がします。
林道ツーリングとはいえ、極論を言えば散歩の延長です。
必ずしも、レースで使うような派手なオフロードジャージを装備する必要は全くありません。
オフロードバイクでツーリングする際、普段着で乗ってはいけない理由があるのか?
「ありませんよ、そんなもん。」
動きやすく肌を露出しない普段着であることが最低条件ですが、普段着でも全く問題なく林道ツーリングは可能です。
このおじさんも普段着だね。
では、
なんで多くのオフロードライダーがオフロードジャージを着ているのか?
言われてみればそうだよね。
ということばかりですが改めて、文字にして解説してみようと思います。
ちなみに・・
ワタクシの知り合いにも、絶対オフロードジャージを着ないと言い切る先輩がいます。
※ワタクシの初心者の頃を知ってる数少ない先輩なので頭は上がりません。
彼は、基本的にソロツアラーでオンロードにもオフロードにも乗るのですが、
「オフロードジャージで定食屋とかに入るのがダサい。」
という極めて偏った価値観の人です。
林道に入る際も、基本は上下ともユニクロです。
※彼はオンロードでもバイク用のウェアは着ません。モンベルとか山用のジャケットを着ています。
ただし、
ブーツやプロテクタは普通のオフロードライダーよりはるかにしっかり着用しています。
※何度か事故でマジで死ぬ目に遭ってるのでプロテクタは必須と一晩中語られたことがあります。
普段着装備オフローダーのメリット・デメリット
何よりも気構えがなくて気楽です。
普段着でバイクに乗る気安さったらないですね。
変に気構えることなく、普段使いっぽさがたまりません。
コレが普段着林道ツアラーの最大のメリットです。
大体、ちょっとした買い物に行くのにオフジャーなんかいちいち着てられませんがな。
高額なオフロードウェアに比べて普段着はどこでも手に入るというのがメリットです。
どうせ未舗装路を走れば汚れるますので、おしゃれな新品の普段着なんか不要です。
くたびれたような着古した普段着でも十分です。
いつ捨てても惜しくないような普段着で捨てる前の最後に林道走るとか全然アリです。
※あんまりボロイ服装だと人里に下りた時に気後れしますが(笑)
未舗装を走れば、どんな衣類でもそれなりに傷みます。
オフロードでは、直接跳ね石などでウェアが傷まなくても普通に走るだけでもホコリや泥ハネで常にウェアは汚れます。
転べばそれなりに泥や砂だらけになるのはもちろん、転ばなくても林道では休憩時に地べたに座る機会も多いです。
そんなわけで洗濯する頻度が普段着と比べると高いので、その分衣類の痛みは早いんですよ。
安売りしてるような普段着ならば、全然惜しくないですしね。
また、
ツーリングの際に食事をするときには、普段着なら普通に定食屋に入れます。
特にソロツーリングで汚れた派手なオフロードウェアで一人食事は気後れするもんですよ。
※ワタクシは、ソロだだと何も食べないか、コンビニ飯買って山の中で食べますので関係ないですが。どうでもいいですか・・そうですね。
さらに、
普段着は比較的おとなしいデザインが多くツーリング途中の観光地の散策でも浮きません。
その反面、
「目立たないということは林道でトラブル時に発見されずらい。」
ということにもなります。
ただし、
普段着の素材というのは未舗装路を走ると汗や汚れ、湿気を吸いやすいです。
デニム地のウェアなんかは水たまりに突っ込んで濡れると途端に重くなって乾きづらく不快です。
※雑草の種もたくさんつきますしねえ・・
ただ、油断してると林道には普通に水たまりがある。
■普段着のメリット
■普段着のデメリット
しいて言えば、
と言ったところでしょうか。
オフロードジャージ装備オフローダーのメリット・デメリット
最近のオフロードジャージの上着は汗をかいてもすぐ引くような素材です。
そして結構丈夫。
オフロードジャージのパンツは頑丈な素材で、普通腰にはパッドが入っています。
※無駄にジョブなもんだから、色あせても10年以上も使い倒してるライダーも多いです。
それに、
オフロードはハードなスポーツで大汗をかきます。
オフロードウェアは通気性が良くできていて夏は走ってれば普段着より快適です。
※丈夫なオフロードウェアのパンツに穴をあけてハトメをつけてさらに通気性アップ!より涼しくしてる人すらいます。
ハードな走行時には快適さが武器になります。
とはいえ、
林道ツーリングレベルでハード走行もくそもないんですが。
上記リンクからは、いろんなデザインを検索できるようにしてあります。
派手で頑丈、汗かいても汚れてもわりと快適というオフロードに向いた素材で作られているのがオフロードウェアです。
レースに参加する場合はおとなしくオフロードウェアをそろえるべきですよ。
※丈夫とはいえ、転んだり木の枝に引っ掛けたりすると破けたりしますが。
普段着でレースに出ると逆にスーパー素人かスーパーベテランかどちらかですので目立ちすぎます(笑)
※レース前の車検で、安全関係のレギュレーションで落とされるかもしれませんし。
あー林道行きたくなってきたわ♪
メリット・デメリットは、完全に普段着の真逆だと思えばいいです。
追加でしいて言うのであれば、
一番のメリットは「やる気になる」というところですかね(笑)
※恰好から入るのが好きな人はぜひとも上下揃えてみてはいかがでしょうかね?
ちなみに・・
ワタクシは、試合着としてお気に入りのオフロードジャージ上下を持っています。
※大して高くはないですがデザインが超気に入ってる。
レースやイベントの際は大体これ着ています。
モデルとしてはかなり古いですが今でも全然古さを感じさせないデザインです。
これ着ると、やる気になるんですよ不思議なことに(笑)
「要するに何か盛り上げたいときは恰好から入る。」
ということなんですが、不思議なもんでコレが気合が入るのですよ。
練習とか普段ツーリング用として普段使いのオフロードジャージを別に何セットか持っています。
※10年くらい普通に林道で遊ぶくらいでは全然傷まないくらい丈夫です。
未舗装路を走るなら普段着でもプロテクタ装備は必須
舐めてるとホントに大けがします。
普通に走ってても跳ね上げた石が脛に当たったりすると息ができないほど痛いです。
何かあってケガしてからでは遅いです。
遊びで怪我したらたまらんではないですか。
ただでさえ、オフロードバイクを始めるのにお金はかかります。
いきなり全部そろえるような最初からの金額的な負担はキツイです。
が、最低でも必要です。
普段着の方がよく似合うオフロードバイクかもしれません。
今が手に入れる最終時期でしょうねえ。
さらに、
は、未舗装路を走るのに必須な装備です。
必須なものはどうやっても必要なわけです。
なら削れるものは、オフロードウェアしかないじゃないですか。
最初は、オフロードウェアよりも、プロテクタやブーツにお金をかけるべきです。
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まとめ
普段着でもオッケーです。
むしろ、林道散策程度なら普段着のほうが楽です。
とにかくオフロードバイク初心者は金銭的なハードルを低く始めたほうがいいです。
ウェア買うなら、プロテクターが先です。
林道ツーリングではオフロードウェアは必須ではありません。
普段着+プロテクタで初めて必要に応じて順次そろえていけばいいと思います。
ただし、
大汗かくような林道ツーリングでは、オフロードウェアのほうが快適なのは確かです。
それでも、
皆が林道で毎回毎回スポーツ走行したいわけではないんですよ。
散策のようなスタイルには、普段着のほうが似合います。
林道の開けた場所で、コーヒー沸かして飲んだりするのもいいもんですよ。
※林道の脇で、山菜とって天ぷらにして食べる企画をやったことありますが超盛り上がりました。油終わった後の油の処理は大変ですが。
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どういうスタイルで林道ツーリングしたいのか、いろいろ試してみるといいですよ。
林道を含むツーリングをしてみると、自分のツーリングスタイルにオフロードウェアが必要かどうかがわかるはずです。
※その際、必要なら買えばいいわけですし。
とにかく悩んでいても始まらないので、最低限の装備で実際にツーリングしてからPDCA回していきましょう。