雨天時にワイパーかけても以前のように視界がクリアにならないのです。
車の窓の「油膜。」を素人でも解消する方法があるのです。
次回の洗車時に試してみればいいと思います。
乾いてれば車の窓は綺麗に見える
でも透明なガラスは年々「油膜。」で汚れていきます。
油膜の度合いは使用環境で差があるのですが乾いてればわかんないんですよねえ。
車の窓は透明なガラス製です。
※ただのガラスじゃなく超ハイテクな合わせガラスなんですが意外とみんな知らない。
ガラスが透明なのでドライバーは車内から窓を通して車外を見てその視界を頼りに運転しています。
※その証拠に漆黒な夜の峠でライト消すとパニックになりますよ。
なので、
視界を確保するためには極力窓ガラスは綺麗にしておきたいものです。
普段、きれいに見えているガラスでも状況が変化すると途端に視界を悪化させることも有ります。
きれいに見える車の窓ですが実は結構汚れているのです。
そして、
その汚れは「油分。」を含んでいます。
これが「油膜。」です。
「油膜。」があると雨天時の視界が一気に悪化します。
そして、
「油膜。」は普通の洗車やワイパー程度では落ちない汚れなので意図的に除去してやる必要があるのです。
ちなみに・・
運転中の周囲の状況に対する情報収集はほとんど目に頼ってるはずです。
密閉度の高い現代の車に乗って、
窓をかっちり閉めて車内で音楽ガンガン聴いてれば音による状況把握なんて出来っこありません。
それに嗅覚で状況判断してる人なんてほぼいないのではないかと思います。
今の車は振動で路面状況を把握できるほど揺れませんし。
なので、
今の車に乗ってる人ほど目に頼った車の周囲の状況把握をしてるように思えます。
とはいえ。
旧車乗りはそういう感覚をフルに使っています。
まず、車内の異音には異常に敏感になります。
車内なら音源の辺りを特定して押さえまくると浮いて振動して音を出してる箇所がわかったりします。
※エンジンルームやホイール周辺からの異音の場合はかなりヤバいことも有るのだけれど。
さらに、
焦げ臭いとかガソリンくさいとかに非常に敏感です。
ついでに、
ショボいサスとタイヤ、ペラペラのシートなどで路面状況が手に取るようにわかります♪
とかやってるのは旧車乗りだけでしょうねえ。
でもこの感覚が旧車乗りの証ですな。
傾向として旧車歴が長い人ほどこういう五感を使った状況判断と対応策を知ってるのですが、
それってあくまでも体験談の集約であって誰かから教わるものではないんですよね。
もちろん旧車乗りも視界による状況判断をしてるんですが、
旧車に乗る場合、視界からの情報収集以外にも何かと忙しいのです。
※これくらい余裕で楽しめないと旧車乗りにはなれないです。
雨が降ると視界が悪くなる原因は「油膜」
こう思う人が結構います。
ワタクシもそう思ってた時期がありました。
車が道路を走る時は路面のゴミや埃を巻きあげながら走っています。
よくわかるのは雨天時のバスやトラックといった大きなタイヤの車の走行シーンです。
タイヤに巻き上げられた路面の水が豪快にタイヤハウスに当たって激しい飛沫になってるのを見たことがありますな。
路面の舗装に使われるアスファルトは基本的に油です。
※舗装したてのアスファルトに雨が降ると盛大にギラついた油の水たまりができたりしますな。
アスファルトの上の水は多かれ少なかれ油を含んでいるということです。
前走車が水しぶきをあげて走ると後続の車は油分を含んだ水をかぶることになります。
この状態で水分が乾くと車上に残った若干の油分が残って窓に張り付きます。
次の雨で流れるわけでもなく、次第に積層されていったりします。
こうして「油膜。」は日々積層されて強固になっていくのです。
ワイパー程度では拭えないのも厄介です。
※それでもワイパーの作動範囲は多少油膜が薄くてマシではある。
また、
屋外駐車している車の場合、日々油分を含んだチリが積層して窓に多少の湿気があると油分が固着すると言われています。
※気温で油分が緩くなったり固着したりを繰り返すそうですよ。
ゆえに。
屋外保管で「油膜。」対策をしてない車は「油膜。」が長年積層されてるため頑固なことが多いのです。
晴れてる限り「油膜。」はそれほど目立たないのですが、一旦雨が降ると油分が水分を弾くのですな。
水を均等に弾いてくれればまだいいのですがそんな訳もなく。
不均等に弾かれた水はいろんな厚さのレンズのようなになります。
ドライバーの視界はでこぼこしたガラス越しになるわけです。
部分部分が厚さの違うレンズ状になったでこぼこしたガラスは光を不均等に屈折させます。
この結果、見えにくくなるのでした。
コレが「油膜による視界の悪さ。」という奴です。
リアウィンドウも油膜でギラギラなのだ。
当倶楽部のある長野市街のはずれはなんですが最近アスファルトを剥がして舗装し直してたりします。
こういう時は「油膜。」が育つんですよ。
特に雨の日には新しい舗装の上を走りたくないんですが、
どうやってもそこを通らないと帰宅できないのでした。
困ったねえ。
でも「油膜取り。」ケミカルは昔からたくさん存在します。
カーショップやホームセンターの定番商品だったりします。
昔からドライバーは「油膜。」と戦ってきたのですな。
ちなみに・・
夜の雨の中で油膜が付いた車の運転はマジで怖いですよ。
「油膜。」が付いてる車で雨が降っても昼がまだマシなのは光源が太陽一個だからです。
雨なので雲があるため、太陽光は弱いし天気雨でも太陽が乱反射したところで一応対応はできたりします。
何より周りが明るいしね。
※人にもよります。
「油膜。」付きの車だと夜の雨は、
など多種多様な光が「オールレンジ攻撃。」してくるので通常通りの視界確保なんて無理です。
「油膜。」の酷い車は光の乱反射で白線すら見えないですよ。
コレではたまりません。
「油膜。」の形成された窓を持つ車は油膜を除去した方がいいですよ。
前回の油膜除去作業が1年以上前なら即座に油膜とったほうがいいです。
視界が悪いのはストレスだし、なにより自分の安全のためです。
当倶楽部では通勤用の車は二カ月に一回程度の油膜除去作業をしています。
※洗車の時に一緒にやってます。
油膜除去ケミカルはいろいろある
値段もピンキリです。
同じ目的のケミカルでも塗付方法もそれぞれ違ったりします。
基本的にどのケミカルでもそうですが、
「塗布する際は説明書きを良く読め。」
ということにつきます。
説明書通りにやらないで「効果が薄い。」とか言ってる人がすんごく多い。
※ネットのインプレ動画とか酷いものがある。
実際、マジで効果が薄いものも存在するのだが。
などなど、
ケミカルにはそれぞれ正しい作法があるのです。
また、
傾向として塗布の手間がかからない簡単な方が「油膜除去の効果は薄い。」ように思えます。
たしかに、
軽度な油膜であればスプレー式のフォームタイプでも除去できることも有りますが、
ガッツリ油膜を除去したいのであれば塗り込むタイプの除去剤の方がいいように思えます。
※想像だけれど塗り込み型は超微粒子のコンパウンドみたいに油膜を削り取ってるんだと思います。
当倶楽部でもスプレー式のフォームタイプの油膜除去剤を ホームセンターのワゴンセールで 入手して使ったことはあります。
効果はいま一つでしたが、
この油膜除去スプレーを 人の家の 電子レンジ内の油汚れに使ったら劇落ちしたので油汚れを取る効果は結構高いっぽいです。
※これ使って商売できるんじゃね?というのは汚れた電子レンジのオーナーの談。
こういう例のように車の窓の「油膜。」は強固なのでそう簡単には取れないのです。
※レンジの換気扇の汚れみたいなもんだと思われます。
実はワタクシは人の車(20年落ちのスカイライン)の油膜除去を手伝ったことがありまして。
この車、油膜を除去する機能のあるウォッシャー液をずっと使ってたみたいだけどガッツリ油膜ついてました。
塗り込み型の油膜除去ケミカルを使いましたが一度の施工では全然歯が立ちません。
しつこく何度か施工を繰り返すことで「油膜。」をだいぶ除去しました。
一回塗付して流した後、除去漏れしてる箇所に徹底的に再施工したのでした。
※手作業でやるもんじゃない、というくらい疲れます。
それだけやっても、
完全に「油膜。」を除去できたわけではないのですが ワタクシが飽きたので 後はオーナーのKくんに任せました。
※それ以降も車を運用しながら月一程度の施工を繰り返しているようです。
このように強固な状態になってしまうと極めて除去しずらいのが「油膜。」なのですよ。
したがって、
車の窓の油膜は、
「時間がたって頑固な油膜になる前にマメに除去するのが正解。」
なのです。
そして、
「最近の車は窓がデカくて油膜除去も大変。」
なので出来るだけマメに油膜を除去した方が結果的に楽なことが多いんです。
月一程度、スプレー式のフォームタイプの油膜除去剤を吹きかけるだけでもかなり違うはずですし。
油膜除去をプロに依頼すると一回当たり数千円は飛びますよ。
もちろん素晴らしく綺麗になりますが、
車好きなら一回くらい自分で「油膜。」除去にチャレンジしてもいいじゃないですか。
油膜除去の定番商品は「キイロビン。」
名前の通り昔から黄色い樹脂製の入れ物に入っています。
※瓶?かどうかは別として。
スタンダードタイプ。
ワタクシにとって「キイロビン。」という油膜除去ケミカルは、
もう20年以上は前だと思うけど雑誌でプロが使ってるという記事があった記憶があるのでなんとなく長い間信頼しています。
※今となってはスポンサーの意向が強く表れた効果を増し増しした記事でないことを信用しますが。
今でも売られているのは効果があってそれなりのファンがいる、ということなのでしょう。
※この手のケミカルは効果がうたい文句と乖離してるような眉唾物がホントに多くて商品の寿命が極めて短いことが多いです。
そうそう。
「キイロビン。」は古くなると容器の中の水分が飛んじゃうことがありますが水道水を入れて振れば使えます♪
上級グレード(?)の「キイロビンゴールド。」もあります。
※いつできたんだ?
当倶楽部では長らく素のグレードの「キイロビン。」を使用していました。
何を思ったのか楽天お買い物マラソンの際に上級グレードの「キイロビンゴールド。」を買ってしまいました。
※商品はまだ到着してない。それほど値段変わらない。
塗付方法は説明を読め。
当倶楽部の場合、
塗り込んでいくうちに水弾きが無くなっていきます。
コーティング用スポンジ
あんまり売ってないけどあると便利。
貧乏人は切って使うのだ。
切って使うのだ。
キイロビンを塗付する際は薬液をケチらないことがポイントです。
塗り込むというより、ソフトに油膜を削り取るイメージです。
水分を弾かなくなれば効き始めたってことです。
一度塗り込んだくらいでは 水分を弾かなくなってても 油膜が取れてない場合もあるので、
「キイロビン。」の薬液をぜいたくに使って同じ個所を何度もグリグリします。
※この見極めは未だによくわからない。
の油膜は取りますが後部座席の窓は施工しません。
※面倒くさいし純正ライトスモーク加工してあるので油膜除去しても視界的な改善効果が薄いので。
全体的に水を弾かなくなったらホースで水洗いして薬液を全部流しちゃいます。
そのまま車全体を洗っちゃうのが通常パターンです。
※拭き取るだけだと拭き洩らした薬液が乾いて汚いので。
施行前と後では水の弾き具合が全然違いますよ。
それでも車内側から見ると部分的に油膜が残ってることがあるのでそこは改めてグリグリすればよろしい。
どうせ一回で全面の「油膜。」が落ちるわけではないのであんまり神経質にならないのがポイントです。
水で流した後にワイパーを動かすと残った「油膜。」がわかったりするので神経質な人はもう一回その個所を重点的にやると良いです。
この作業、真剣にやるとあっという間に時間が立つので「なから(大体という意味の信州弁)。」で。
※特に窓枠付近は塗り込みずらいので適当に「なから。」にしています。
厳密にやると大変なのです。
神経質になりすぎないのがポイントです。
で。
油膜除去が終わったら 余裕のある時は これまた定番商品の撥水加工ケミカル「ガラコ。」を塗付したりします。
油膜除去した綺麗な状態で「ガラコ。」の層で膜を作ってコーティングするわけです。
これも定番ですが油膜除去後に塗布しないとほぼ意味ないです。
容器にスポンジが付いてる商品もありますがスポンジが汚れて汚いので当倶楽部ではハンドスプレー式を使っています。
以前は「バリアスコート。」をかけちゃうことも有ったけれどもう値上がりしすぎて気安く買えない。
こんな記事もあります▼
この手のポリマー系コーティングケミカルは塩カルで溶けるという話も最近聞くようになったしね。
ケミカルはドンドン進化するので全部を試す暇がないのだ。
ガラス系コーティングケミカルは塩カル的にはどうなんだろうね?
こんな記事もあります▼
とにかく、
コーティング剤も撥水加工ケミカルも「油膜。」が綺麗に取れてることが施工の大前提ですよ。
※いろんなケミカルを施工する動画はあるけれどその前提条件迄紹介してるのはあんまりないです。塗付モノ塗装モノは下地が大事なのよ。
ちなみに・・
ガラスってのは透明なくせに素人には外から見ただけでは全然汚れがわからないです。
内側から見て初めて外側に残った汚れがわかったりします。
しかも天候や水のあるなしなどの条件によって非常に見つけにくいことがあります。
ガラスの外側の汚れや油膜を見つけても車内外を出入りしながらの除去作業になるので面倒くさいのですよ。
また、透明なガラスは内側にも汚れがあったりします。
当たり前ですが内側の汚れは内側からしか清掃できないのでタチが悪い。
更に車内外を出入りしながらの作業となるので極めて効率が悪いのです。
強固な油膜がないのでガラスの内側は純水とマイクロファイバータオルを使えば綺麗にできますが、
ガラスの内部と外部では使うケミカルが違うわけでイラっと来ることも有るわけです。
こういう時は2名体制でガッツリ汚れを落とせばいいのです。
こういうのは嫁をお昼ご飯などで買収して作業をさせるのがよろしい。
※なぜか嫁の通勤車アバルト595もワタクシが洗っているので率先して手伝ってくれてもいいと思うのだけれど。
当倶楽部ではラパンSSとアバルト595の洗車は二台で1.5時間から2時間くらいで終わらせています。
油膜除去、ホイールの汚れ落とし、ボディの水洗い、ボディのガラスクリアコーティング迄含めます。
※全部手作業です。
「丸一日車を洗うだけ。」
という極めて暇な休日なんてもう何年も無いので洗車くらいは効率よくしたいものです。
※みんなで集まって丸一日かけて洗車大会とかやると楽しいんだけどね。
まとめ
夏の炎天下や冬の氷点下で時間をかけた油膜除去とかやってらんないですよ。
「油膜。」は過ごしやすい季節に除去するのがセオリーです。
特に冬は油膜が取れにくい感じがするので出来るだけ温かいうちに一回くらいは除去しておくことをおススメします。
油分が気温で固くなるんですかねえ。
長く車に乗ってるとどうしてもガラス部に「油膜。」はつきます。
※同じ度合いでボディにも付いてるハズなんですが(笑)
運転中の視界を確保するには「油膜。」は極力無い方がいいのです。
視界の確保が不十分で事故を濾したなんてのはシャレになりません。
何もプロ用の電動ポリッシャーを使わなくても「油膜。」は除去することができます。
電動ポリッシャーがあるとすんごく楽ですが、
施工するのが2台くらいなら手でやったほうがいい気がします。
※プロ用の工具は何台も続けて施工するなら凄く効率がいいですが個人使用にはちょっと大げさです。
油膜除去作業なんてそれほど構える必要はありません。
誰にでも出来ます。
「油膜。」はどうせ放っておいてもまたつくし、
視界をシッカリ確保できればいいので窓の縁部分等まで完璧に除去する必要はないと思っています。
こういうケミカル類は楽しく効果をかみしめながらやればいいのです。
誰がやっても 除去漏れはあるかもしれませんが 失敗はありませんので気楽にやればいいのです。
何度もやってるうちに経験的に効率のいい施行方法やコツがわかってきます。
なので施工後は洗車もやっちゃうのがおススメ。
※乾くとそれはそれで汚れになるので。
とはいえ、
完全主義者は時間をかけて徹底的に「油膜。」を落としてみるのもいいでしょう。
どれくらいの車でどれくらい時間がかかったのか教えて欲しいものです。
春や秋のタイヤ交換の際に「油膜。」の除去作業を合わせてやったらいいと思うのです。
「油膜。」が取れてクリアになった車の窓は視界がはっきりして気持ちがいいのです。
「油膜。」除去についてもっといい情報があれば教えていただけると幸いです。
ちなみに・・
中高年は目が白内障気味の人が本当に多くなってるそうです。
※ワタクシの通ってる眼科の先生談。
目のレンズが傷がつくと白内障になるらしいです。
人間を構成するパーツは長く使うと部分部分でガタが来るんですよねえ。
傷ついた目のレンズは光が乱反射したりするのです。
ので。
中高年の多くは対向車のヘッドライトが眩しかったり雨の夜は運転したくないほど光が乱反射してると思うのですよ。
※ワタクシも視力は未だに1.2以上ですが白内障と緑内障を患っていますので他人ごとではありません。
そこに「油膜。」付のガラスでは乱反射度合いは加速度的に上がります。
※「油膜。」ギトギトの車の乗ってる人はそういう意識すらないのかねえ。
見えないというのはそれなりにストレスになるので、
「雨の日に車の窓ガラス越しの視界が良くないな。」
と思ったら「油膜。」を除去して見るといいですよ。
少しでも運転中の視界が悪いことによるストレスが解消するかもしれません。
車やバイク趣味では目からの情報は凄く大事なのです。
※今やワタクシは身体全部が大事で「無事これ名人。」を人生の教訓にしているくらいです。
逆に、
「目が悪くなってからだとスポーツカーに乗ってもバイクに乗っても楽しくない。」
らしいので、
そういう乗り物には少しでも早く乗っておくべきだと思っています。
※ワタクシの回りの多くのバイク乗りやスポーツカー乗りが目が付いてこないという理由で降り始めています。