中でも【POR-15パッチパテ】は使い方が難しいです。
粘性の高い塗料と言う感じでパテ的に使えません。
縦面に塗ると垂れて固まります。
ならどううすりゃ良いんだ?ってことです。
当記事の目次
パテって粘土っぽいはずなのに【POR-15パッチパテ】は緩い。
ワタクシのイメージでは「コーキング(シリコンゴム)。」くらいの粘性だと勝手に思い込んでおりました。
が。
結構ゆるゆるです。
ヘラで塗りこんでいくのですが、縦面にはほとんど盛れません。
少なくとも縦面にはバックアップ材で平面つくってから表面に薄く延ばす程度しか使えません。
無理やり盛ろうとすると・・。
盛大に垂れます。
そして、
す(空気)が入ります。
これで終わりにしても良かったのですが、なんかちょっと本気になりました。
エアインチョコみたいな硬化の仕方です。
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POR-15パッチパテの施工は盛大に失敗してわかる事実
しかも二度も。
最初は、
パテなんだから厚盛出来るという勘違いから思いっきり厚盛。
そしたら。
大量に地面に垂れました。
※硬化したパテは結構硬いです。
結局、グラインダで削り取りました。
※ここまでが前回の記事。
二度目は、
薄付けを繰り返しましたが・・。
盛りたい箇所に上手く盛れず。
結局、一回目とさほど変わらない結果となりました。
グラインダで再度削ろうかと思ったのですが、高価なパテの無駄使いです。
硬化後は非常に硬い塗膜のPOR-15ですが手で研いでみようと思ったわけです。
ちなみに・・
ポリパテでもパテ盛の後はきっちり面出しするためにパテを塗った面はサンドペーパーで研ぐように何度も削って滑らかにします。
※いわゆる「パテ研ぎ。」という工程です。
要するに塗装前の下地をきっちりと作る超大事な工程なのですが、
というわけで、素人ほどないがしろにしますな。
ワタクシが缶スプレーでZ1-Rを塗った時に教えを請うた塗装の師匠は、
「下地作りで塗装は8割決まる。」
とまで言っていました。
今回、軽トラのフレーム部なので
「適当にパテ盛ってざっと仕上がれがいいや♪」
と思ってましたが考えを改めました。
少しだけ本気出してやろうかと。
ホームセンターで56円のサンドペーパーで削る
思ったよりは簡単に削れました。
盛大に盛り上がってエアインチョコみたいになってる箇所はカッターでも大まかに削れました。
ただ垂直面でカッターの刃が上手く当たらない箇所は適当にしておきます。
※調子に乗るとまた大ごとになりそうだったので削る工程で平面出せばいいという判断。
ホームセンターで1枚56円のサンドペーパー#180、#240、#600を入手します。
これを、木片を当て木にしてガンガン削っていきいます。
塗装面の研磨と言うか研ぎ
バイクや車の外装をガッツリ研ぐときは、#2000番くらいまで段階的に研ぐ必要があります。
#800を超えるくらいから「水研ぎ。」という細かい研ぎ工程になりますのでさらに面倒くさい。
今回は、
あくまでも実験要素が強い作業なので、#600までの空研ぎだけとしました。
※本当はちゃんと表面を研いだ方が綺麗に仕上がるのは言うまでもありません。
POR-15を施工する箇所は基本的に外装ではありません。
※少なくとも外装向きの塗料ではありません。
しかも、
塗膜が厚いので研磨面をあまり神経質に気にしなくていいように思うんですが・・。
※むしろしっかり足付けできるほうが良いようにも思えます。
POR-15パッチパテはホームセンターのサンドペーパーでも思ったより削れます。
ただし、
場所が場所だけに削りずらい。
結局、東京FM系ラジオ山下達郎のサンデーソングブックから桃色クローバーZの番組開始まで二時間削ってました。
おかげで、
結構綺麗に平面が出た気がします。
※すが入った箇所はちょっと残ってますが、軽トラのフレームだしな。
ま、こんなもんではないでしょうか。
手が粉だらけなので写真撮影できませんでした。
※皆どうやって作業中の撮影してるのかまじで知りたい。
さて、
削った後が顕著に目立ちます。
軽トラのフレームとはいえ、再塗装せねばなりません。
※この状態でも錆止め効果は金属むき出しよりはるかに高いんだろうけど。
POR-15の黒の塗料はストックがあるのですが、塗料の缶を開けるとほんの少ししか使わなくても缶の中に残った塗料がで硬化してしまいます。
※POR-15シリーズの塗料は開けた蓋を完全に閉めるのは難しいのです。
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と言うわけで、温めていた必殺技で対応します。
【POR-15パッチパテ】を【POR-15ソルベント】で薄めて塗料にする
硬化後は、POR-15の塗料の黒と同じ色合いになります。
と言うことは。
【POR-15パッチパテ】を薄め液で薄めたら塗料になるのではないか?
と言う検証をしてみます。
筆で【POR-15パッチパテ】を削った後に塗っていきます。
POR-15パッチパテは、パテというより粘度の高い塗料っぽい。
どうせ筆塗りで済む程度の範囲ですのであっという間に終わります。
刷毛目も出ないし、思ったよりきれいに塗れました。
多少紙コップに残りましたが、半乾き状態でもう一度上塗りします。
※【POR-15パッチパテ】で2度も失敗した原因はこの上塗り工程で厚めに盛ったことでした。
と言うわけで、
小一時間ほど時間を置いて上塗りを施工しました。
※チャリで千曲川サイクリングコースを15kmほど走ってくるとちょうどいい時間でした♪
まとめ
この仕上がり。
まあ、とりあえずは見れるレベルではないですかね。
完璧でなくとも完遂できて満足です。
一見して、以前の大錆だった箇所はわからなくなりました。
働く現場車なのでこれぐらいの現地改修っぽさがらしいのです。
これで車検の際に文句言われなければいいのですが。
11月になると16時を過ぎるともう寒いです。
ともかく、
全然まともに動く車両を何のかのと文句付けて新車売ろうとする根性が気に入らない。
ワタクシは全力で新車を買わない主義を貫きます。
※買うとしても中古車。まだ動く車両に再度日の目を見せてやりたい。
ギリギリまで延命作業をいろいろやってみる。
困ったことに、こういう作業が非常に面白いのです♪
そして、
失敗するたびに自分がスキルアップするのが目に見えてわかるのです。
※かなり強がり。でも、こんな面白いことは他にないのです。
旧車のレストアの際に少しでも参考にあれば良いのですが。
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ちなみに・・
手に付いたPOR-15は乾燥するとほぼ取れません。
半乾き状態でティッシュなどで拭いても皺に入り込むと落ちません。
が。
半乾き状態なら薄め液の【POR-15ソルベント】を少量ウエス(できればペーパータオル)にとって拭くと綺麗さッッパリ落ちますな。
拭いた後はしっかりハンドクリーム等を塗っておかないと肌が荒れそうですが。
慌てて拭いたけれど、もう駄目でした。
POR-15が手について完全硬化すると何やってもしばらくは落ちません。
※紙ヤスリで肌を削るのが一番早い。
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