ツーリング バイク

雨天時のツーリング、レインウェアを着るタイミングは?その他何に注意すればいい?

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ワタクシ
雨が降ってもバイクは走れます♪
ライダーに全然やさしくないだけで。
雨が降り出しちゃったら仕方ないので覚悟を決めて走りましょう
ただし、無事に。
いろんな技もグッズもあるんですよ
それに頼りつつも無事に。
これが雨だろうが晴れだろうがバイク乗りは事故したら負けなのです。

 

バイクは雨天時に限らず安全が最優先

 

ワタクシ
当たり前だけど雨天時は視界が悪くなるので全体的に安全マージンを取りましょう。
それに、
旧車は雨でブレーキは効かなくなりますよ。

 

バイクで雨が降ったら

  • 車間距離をいつもよりとる
  • いつも以上に周囲の状況に注意する
  • HIDやLEDライトの白い光は昼間の雨天では周りからの被視認性は悪いと知る
  • タイヤのグリップ力は落ちる
  • ブレーキは効きづらくなる
  • 身体が濡れてくるとライダーの集中力が低下する
  • という事を思い出しましょう。
    特に、
    旧車はマジで雨天時はブレーキが効かないのでより一層のペースダウンと車間距離が必要になります。
    ※Z1系のノーマルブレーキはマジで雨天で止まれないです。

     

     

    バイクでの雨天時はとにかく巡航ペースを落とす

     

    ワタクシ
    バイクで雨に降られたら、とにかく車の流れに乗る。
    単独走の場合はいつも以上にゆっくり走るのがセオリーです。
    マンホールもグレーチングも白線も想定外の滑り方をしますよ。

     

    雨だと車がうらやましい気もするけれど、どこかで誇らしくもある。

    music4life / Pixabay 雨だと車がうらやましい気もするけれど、どこかで誇らしくもある。

    別にマゾではない。

    賢い雨天ツーリング

    雨天時は先行する車に盾になってもらいましょう。
    適当な車間距離をキープしつつ、車の流れに乗りつつストーキングです。

    車に比べて小さいバイクは被視認性では車にはかないません。

    特に夏季の夕立は、一気に暗くなるしみんな急いでいるので先行車が盾になってくれると気が楽です。
    ※絶妙な車間距離が必要ですよ、近いとあおり運転になっちゃうし道を譲られちゃうと意味ないので。

    当倶楽部ではバイクを車に先行してもらうことを「露払い。」と呼んでいます。
    ※スピード違反対策で前に車やバイクをわざと先行させるのも「露払い。」です。

    特に雨天時の高速走行では、
    上手いドライバーさんを見つけてきっちり車間距離を開けてそのペースに合わせると楽ちんです。
    運転の上手いドライバーさんは、そんなに飛ばしませんが淡々と疲れず走る術を知っています。
    ※これは雨天に限りませんが、ムラのある加減速を繰り返す運転をする車から離れたほうが楽ですよ。

    当倶楽部では上手に運行する車を「ペースメーカー。」と呼んでいます。

    雨天時のライダーは想像以上に消耗しますので、いつも以上に余裕を持ったライディングが求められますね。

     

    対向車の跳ね上げる水しぶきに注意する

     

    ワタクシ
    バイクで雨天走行すると、時々対向車からアスファルトの轍に溜まった雨水をかけられます。
    特にトラックなどの大型車が跳ね上げる水はちょっとシャレにならんレベルです。

     

    水しぶき上げすぎ。

    PublicDomainPictures / Pixabay 水しぶき上げすぎ。


    仕方ないとはいえ、ちょっとムッとはします。

    相手に故意はないんでしょうけど・・結構ムッとしますよ、大量に水しぶきかかると。
    視界がなくなるくらいの水を浴びることもありますよ。
    故意にやられると殺意すらわきます

    空から降ってくる雨に濡れるのはまだいい。
    既にずぶぬれになってたとしても、
    「対向車線のわだちに溜まった水をザブ!とかけられるのは良い気分ではない。」
    のです。

    なので、
    雨天時に対向車線に大型車が来たら左に寄るくらいの自衛はしましょう。
    ※大型車の通行量が多い完全道路は轍が深いので水が溜まりがちです。

    さっさと抜き去るパワーが欲しいが危ないのは嫌

    Vladvictoria / Pixabay さっさと抜き去るパワーが欲しいが危ないのは嫌

    トラックに先行されるとずっと水しぶきを浴びまくることになる。

    ちなみに・・

    高速道路でのトラックやバスのタイヤが巻き上げる水は想像以上です。

    水しぶきって当たると結構痛いのです。
    あんまり車には近づきたくないんですよねえ・・

    雨の高速道路で大型車を抜くときは水をかぶる覚悟が必要です。

    トラック運ちゃんたちはプロなので何台も連なる「重連走法。」で走ると楽なことを知っています。
    夜の高速道路では天気にかかわらず、何台も連なるんですよ。
    ※これをパワーのないバイクで一気に抜くのはかなりきついものがあるのです♪雨天時は特に。

     

    思い切って雨宿りは有効

     

    ワタクシ
    突然のゲリラ豪雨がきそうなら降り始める前に、避難したほうが無難です。
    バイク乗りは天気に敏感な人が多いです。

     

    バイクで走ってると、
    「ああ、そろそろ雷雨が来るな。」
    とわかるようになります。

  • 黒い雲が近づいてくる
  • 急に冷たい風が来る
  • 風が湿ってくる
  • 風に細かい雨粒が混じってくる
  • と雨が降り出すサインです。

    平野部だと、
    「ああ、あそこで雨降ってるな。」
    というのが見えたりします

    雨の気配に早めに気が付けば、雨を回避できる時間はあります。
    ※ロングツーリングの経験と雨を感じる感覚の鋭さは比例しますな。

    Z750D1は雨天ツーリングでも普通に走ります。

    Z750D1は雨天ツーリングでも普通に走ります。


    Z1系バイクはブレーキが効かないのよ、雨だと。

    コンビニや道の駅、安全が確保できるスノーシェッドとかでもいいので一時的に雨をやり過ごすのが吉です。
    ※無理やり走るのも楽しいんですが(笑)やはり時間があるなら避けたほうが楽です。

    基本、雨雲からは逃げられません。
    時間に余裕があるなら雨宿りするコトをお勧めします。
    似たような境遇のバイク乗りが雨宿りでたまったりするんですよ(笑

    ちなみに・・

    何年もバイクに乗っていますが、雨宿りでロマンスが生まれたことはありません。

    漫画やドラマではよくあるシーンなのですが。
    ※こういう数少ない出会いのチャンスを生かせる奴がいるのは本当です♪

    高価なレインウェアでも浸水はある

     

    ワタクシ
    どんなに高価なレインウェアを着ても絶対浸水すると思ってた方がいいです。
    シームレスとかいろいろ新機能はあるようですが、あくまでも一時しのぎです。
    水の侵略する力は結構すごいです。

     

    経験上、どんなに高価な雨具をつけても2時間も走れば浸水します。
    そして、
    レインウェアというものは耐久性が短いです。
    ※ほんとに数回使ったら初期の防水力はなくなります。
    バイク用と謳ってる商品でも同じです。

    それなら、
    ホームセンターで3980円くらいの汎用品をお勧めします。
    裾が狭まってるものはライディングブーツには不向きなものが多いので購入時にチェックしましょう。
    ※面倒くさいですが、これを二重に着るのが一番売れない気もします。

    ちなみに・・

    防水性という意味では、

  • バイク用のブーツカバーはゴム長靴には絶対かないません
  • バイク用のグローブは台所用の丈の長いゴム手袋にはかないません
  • いずれもバイク用と謳ってる高価な製品より、リアル現場グッズの方が防水的な実力は上です。
    ワークマンで最近こういうのたくさんあるので、高価なバイク用品買うのがバカらしくなります。

    多少見た目がアレですが・・安全靴のようなゴム長靴も最近販売されています。
    バイク用のブーツカバーより長靴の方が確実に防水効果があります。
    ロングツーリングで雨天続きなら出先で長靴を買っちゃうのも吉です。
    ※しかも泥でぬかった未舗装のキャンプ場ではゴム長靴が最強です♪

     

    電子機器はしつこいまでに完全防水を!

     

    ワタクシ
    ツーリング先で電子機器の水没はシャレになりません。
    いつでも水没はシャレにならんモノですが。

     

    Z1-R。雨天時はハンドル周りの電子機器は全部外した方がいいよ。

    Z1-R。雨天時はハンドル周りの電子機器は全部外した方がいいよ。


    GARMINのGPSは裏の樹脂とかゴム部が加水分解してくる。

    ワタクシの水没

  • 防水機能をうたってたリアバッグの底の水が抜けないばっかりに・・ノートPC水没
  • ウエストバッグの中の水が抜けないばっかりに・・携帯&デジカメ水没
  • 「あああ、全部思い出しちまったぜ。」

    ノートPCは発見が早く丸一日乾燥させたら結構普通に復活しました。
    けれど、
    「二度とバイクでノートPCは持ち運ばない。」
    というルールが出来ました。

    普段便利だけど雨が容赦なく侵入するウエストバッグ

    普段便利だけど雨が容赦なく侵入するウエストバッグ


    既にこの型のウエストバッグは廃版だけれど使い勝手が良い。

    ガラケー時代に携帯をウエストバッグに入れといてゲリラ豪雨に遭い、二回も死亡させました。
    とんだ散財です。
    ※しかも連絡がしばらく取れなくなってワタクシの死亡説まで流れた。

    「ウエストバッグは意外と上部から水が浸入するけれど、思った以上に下部から水が抜けない。」
    のです。
    ※ウエストバッグのファスナー部はもちろん、上部の平坦な個所に水が溜まりじわじわと浸水するようです。

    ウエストバッグについては、雨天時にはカッコ悪いけど上着の腹の中に入れちゃいます
    超デブに見えるが仕方ない

    電子機器が破損すると、気分的にも金銭的にも凹みまくるので防水には本気で取り組みましょう

     

    レインウェアを着るタイミングは?

     

    ワタクシ
    雨が降り出してからレインウェアを着るのは遅いです。
    とはいえ、
    なかなか思い切れないんのも確かです。
    わざわざレインウェア着るのは面倒くさいんだよねえ・・。

     

    当倶楽部では

    「対向車線のバイク乗りがレインウェアを着てたらこちらも着る。」
    ※注意深く対向車線のバイクを見ると「ほぼ間違いなくこの先雨です。」という格好を見つけることができます。

    極力早めに雨が当たらない場所を見つけて着替えちゃいましょう。
    ※荷物にも防水装備が必要なので、バイクごと雨を避けられる場所が理想ですよ。

    Z1-R。雨天時や雨降った直後にテント張るのは嫌ですねえ・・

    Z1-R。雨天時や雨降った直後にテント張るのは嫌ですねえ・・


    濡れたテントは夜寒い。

    ちなみに・・

    上記項目で書きましたが、
    「レインウェアを着ても完璧に防水は難しいです。
    とはいえ、
    着ないよりはるかにマシと思いましょう。

    そして、
    いったん雨に濡れると乾くまでは結構時間がかかります。

    雨が上がればバイクで小一時間も走れば着ているものは乾きます。
    ※ただし、風通しの悪い積載中の荷物の中は全然乾きません。そして夏は生乾きのの匂いが・・消えません。

    バイクで雨天走行後はメンテする

     

    ワタクシ
    雨天走行後は可及的速やかに洗車&グリスアップをしましょう。
    錆びます。
    そして予想以上にグリスが流れ出しています。

     

    夏なら雨天後放置したら2日もあればチェーンやブレーキ周りに錆が出ますよ。

    雨に遭ったツーリングでは、どんなに疲れて帰ってきてもササっとバイクの汚れと水分を落としてあげたいです。
    本格清掃は次の休みにやるとしても、です。。

     

     

    チェーンはもちろん、ワイヤ類もこういうメンテで持ちが全然違います。
    ワイヤって結構水が浸入しているもんです。
    ※錆びて動きが渋くなり、しまいにゃ切れますよ。

    雨の中をがんばって走ってくれた相棒に感謝しつつ、きちんと整備してあげたいもんですね♪
    ※長く大事にバイクに乗ってる人は、いつみても本当にバイクが綺麗だし、各部の動きもスムーズなもんです。

    まとめ

     

    ワタクシ
    バイクで雨天走行は基本したくない派です。
    ただし、
    強烈な思い出として記憶に刻まれるのは大抵雨天での 辛い ツーリングだったりします。

     

    それもこれも、
    「無事だったから♪」
    という大前提があるからです。

    バイクでの事故以外のトラブルは結構笑えます♪
    なので、
    雨天で大変なツーリングだったとしても無事に帰ってこなければなりません。
    ※雨天のツーリングに限って、ワイヤ切れたりパンクしたりするんですよ、ええ。

    「モノより思い出、は楽には決して入手できない。」
    のですが、
    「結構バイク乗りには強烈な思い出をお持ちの方が多い。」
    というバイク乗りあるある的な教訓を含んで今日の記事を終える。

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    Z1-Rに乗り続けて30年
    東京から長野に移住して15年
    ロータスヨーロッパに乗り始めて10年
    そんなワタクシのリアル実体験「北信州のりもの倶楽部。」です。
    車・バイク共に旧車生活の長さや田舎への移住経験、気が付いたことを記事にしています。
     使えない&くだらない 知識量には自信があります♪

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    当倶楽部のオーナーはワタクシです。

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