趣味のいいステッカーやデカールは、気持ち的にはステッカー一枚で最高速が1km/h上がる(笑)
でも上手なステッカーの張り方は意外に知られていないのだった
貴重なステッカーなどは失敗するとかなり精神的にダメージがでかい
※特に大きいステッカーは難しいのだ
というわけで、大き目のステッカーの上手な貼り方についてまとめてみる
ステッカーやデカール貼る場合に事前準備しておくもの
大き目のステッカーはいきなり貼ってはいけないのだよ
思い切りの良い人は一気に貼りたがりますが、基本的にはNGです
まず間違いなく、シワが寄ったり位置がずれたりしてかっこ悪くなります
小さいステッカーは脱脂だけやっておけば大抵問題なく貼れますが、大きいステッカーはどんなに経験を積んでもいきなり貼ると位置がずれたり、シワが寄ったりするもんです
※ステッカー貼りは走行機能と全然関係ないけれど、失敗すると長いこと気になるので気分的によろしくないのだ
デカールとかシールとか言い分けるのが面倒くさいので以降ステッカーで統一します
ステッカー貼りの事前に用意しておくべきもの
ステッカー貼りの事前にやっておくべきこと
ワタクシとしては、部品単位にバラして徹底的に洗っておくことをお勧めします
※あっちこっちに向き変えてステッカーを張るときに、砂やオイルがステッカーの裏に入り込むのを防ぐためです
つか、汚い部品にステッカー貼っても汚いだけですよ
※ステッカーでごまかそうとしてはいけないのだ♪
ここまでやったら、次のステップに移ります
※最初から曲面は難しいので、まず平面で慣れることをお勧めします
ステッカーの位置決め調整のコツ
これからステッカーを張る場所とステッカーの裏側に石鹸水を霧吹きで吹きかけろ
これで、度胸一発じゃなくゆっくり慎重な位置決めができます
ステッカーを張り付けてから水分がなくなるまでの間は滑らせることで自由に位置を変えられます
※あんまり石鹸水を吹きつけ過ぎると、いつまでたっても固定できないのでほどほどにしておきましょう♪
この際、ステッカーを押えつつ、ボディとステッカーの間の水を一方向に抜くイメージでやりましょう
ステッカーの中央部から端に向けて少しずつ水と空気を抜いていく感じです
一発で水分を抜くというよりは、何度も何度も繰り返し少しずつ水分を抜くのがコツです
※一気に力で何とかしようとするとステッカーがずれたり切れたりします
ふき取る際に石鹸水が残ってると位置はずれますが、慌ててはいけません
誰がやってもそんなもんです
その都度位置を修正して下さい
このパーツは曲面がないので楽なほうですわ
※位置決め作業は、水抜き作業がメインと思ってるくらいでいいです
ステッカーにしわがよる場合の対策
曲面に平面ステッカー張るんだからそりゃシワ位よるよ
しわがよるのは当たり前です
でもそこを何とかしましょう♪
車ではあんまりラウンディな曲面ってない(オーバーフェンダーとかならともかく)ので、シワ対策はそこまで気にしなくてもいいかもしれません
などなど、結構大きい曲面が存在します
そして曲面部分が目立つんですよ
ここがかっこ悪いと全てが台無しになります
ので、シワ取り作業は慎重に行きましょう
基本的には平面の時と同じ工程で進めていきます
まず慌てずに端部分の位置決めをしちゃいましょう
そこから逆の端に向かって、水分を抜いていきます
※平面の行程と一緒です
曲面に起因するシワがよる度に、いったん手を止めてドライヤーの温風をシワに当てます
位置は慎重に決めましょう
※ステッカーを熱で縮ませるイメージです
曲面では、一か所だけでなく数か所のシワになるのが普通ですので一か所ずつクリアしていきます
慣れてくると、あっという間にシワなく張ることができます
途中経過は・・そんな余裕あるかい!
を送り返す感じです
ただし、このドライヤー作戦は紙ベースの安いステッカーには効果がありません
※ビニールというか樹脂製のステッカーのみの対応策です
部品の端で伸ばしたり縮めたりしたステッカーが、部品より余るような場合は、潔くハサミやカッターでカットしましょう
※ステッカーがパーツからはみ出てる箇所がある場合、そこから一気にはがれることがあります
ちなみに・・
ステッカーを折り曲げて貼り付ける場合(パーツの角部分)にもドライヤー作戦は効果があります
要するに、温めて伸ばして縮めて機嫌を取りつつ、角部に合わせていく感じです
温めて指で伸ばす(ちょっと熱いが、ここは我慢です)
これを繰り返すと綺麗に貼れます
※角部はステッカーが浮きやすいので、砂やほこりを咬むとはがれやすくなるので極力これでもかというくらいパーツとステッカーを密着させましょう♪
空気や水がステッカーに残ってしまった場合
ステッカー貼り付け後に抜き忘れた気泡や水泡に気が付く場合が多いです
まだ乾燥が完全でない場合は、ステッカー中心部から端側に向かって水抜きと同じ要領で行えばいいです
※力技でやるとステッカー切れたりする場合があります
ので。
カッターの先で気泡や水泡に切れ目(刺すくらい)を入れて空気や水を出しちゃいましょう
※この方が早くてきれいです
目立ちませんよ、気泡よりも。
あんまり水泡や気泡ができるようであれば、ステッカー張りはまだまだ精進する必要があるという事です
水抜きの行程を適当にやるとこうなります
※でもそんなにしょっちゅう機会はないんだよね、ステッカー張るのって。
ステッカーは安いものは色が褪せる
ステッカーの色があせるのは、どうしようもないので思い切って更新しましょう♪
特に安いビニール製のステッカーはすぐ色褪せます
こうなると貧乏くさいというか、一気に古臭く見えるんですよ
※新しいうちはみずみずしくてきれいなんですが、赤とか黒とかに紫外線吸収しやすい色はすぐ褪せます
でもステッカー集めるのは結構大変だし、昔の様に格安で入手が難しくなってる気がします
※特に大きめのステッカー自体が少ないんだよね・・
ゆえに古臭く見えちゃってかわいそうなんですが・・
部品交換会とかで大きいステッカー買おうとすると超高いので躊躇してるのだった
昔は、この籠の中のステッカー1枚100円!とかあったんだけれど、何のメーカーかよくわからんステッカーが今は普通に500円以上します
※現在軽トラに貼ってあるのは長いことワタクシが集めてきたステッカーなのだったんだけれど、あっさり色あせしたのだ
ちなみに・・
こちらの商品は10年以上色褪せずに持っています
※ステッカーよりKDXの黄緑の樹脂の方が色褪せてくるのが悲しくもある
高いだけのことはあるけれど、自分だけのスペシャルバイク感が素晴らしく、周りにもウケがいいので満足度が非常に高い
※カラーオーダーするとさらにスペシャル感が上がる
まとめ
ステッカー張りは、コツさえ知ってれば素人でも十分可能
っていうか、このコツを知らずに高いステッカーを張るのは止めたほうがいいよ
勿体ないので。
とにかくステッカーを浮かせない、密着させることが大事です
※いい素材のステッカーは10年以上持ちます
文字だけ残るようなステッカーならいざ知らず、大きいステッカーは張るのが難しいのですよ
※文字だけ残るステッカーであっても、大きい奴は石鹸水で位置決めきちんとしたほうがいいよ
焦らずにやればほとんど失敗することはありません
※粗悪な薄いビニールステッカーはドライヤで変形しちゃうことがあるので加減が大事です
たかがステッカーとはいえ、一枚貼るだけで結構満足度が高く、俺だけの乗り物感が味わえる魔法のアイテムです
趣味が悪いステッカーもたくさんあるんですけどね・・
※最近は、レーサーっぽくなくて、シャレが効いてるセンスのあるステッカーも多いよねえ♪
もともとの乗り物のデザインや雰囲気を崩さない範囲で趣味良くステッカーを張るのは大いにありです♪
というわけで、ステッカー貼りのポイントの記事でした・・お粗末!