セロー225 バイク

セロー225 4JGのキャブレストアとセッティング。目指せ!セロー使い!

投稿日:

Toos

アナログキャブ車両のレストアは、ほんとに楽しいですな♪
良くも悪くも、やったことがわかりやすく反映するので凝り始めるときりがない

単気筒のバイクはレストア初心者にも取り組みやすいセレクトだと思います♪
※セローの情報はネット上にごろごろあるので情報の取捨選択が大変なくらいっす

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キャブのレストアの最初はまず徹底清掃すべし!

レストア時にはキャブ一個でパーツクリーナー一本使い切るつもりで清掃だ!

とにかく全体をきれいにするのがレストアの最初です
できる限りばらして洗浄、拭きとり、現状確認をするのが大事です
※その際に、どこがどうダメージを受けているかチェックができるので、無駄な部品の発注をしなくて済む

キャブとるとその周辺もキレイにできるのだ

キャブとるとその周辺もキレイにできるのだ


ブローバイガスのホースも手持ちのホースで補修済み

特にキャブはセッティング云々の前に、徹底洗浄することが基本だと思います
キャブ回りは整備状態が悪いとすさまじく汚れます
※ブローバイガスの周辺とか普段から汚れがちです(2stはエンジン周辺もオイルだらけな個体が多いです)

キャブは汚れたまま分解するとゴミやほこりがキャブ内に入り込んで悪さすることがあります
ので、ある程度車載でふき取り清掃後、キャブ単体にして分解する前に徹底洗浄が基本です

ちなみに・・

今回のレストア作業では、キャブの下側に手を入れたら、あんころ餅みたいな感じでオイルとホコリと土の混合物が・・

ブローバイガス(未燃焼ガス)がどこかから漏れて噴き出している証拠ですな・・
※あまりに汚くて写真撮る余裕がなかった・・

当然、キャブ周辺(特にエアクリ側)もそんな感じなわけで、徹底洗浄を行います
※こういう所、ワタクシは人のバイクも、よぉく見させていただいております♪バイクへの愛情度合いがよくわかります

セロー225系のキャブの樹脂パーツは欠ける

キャブ単体が綺麗になっても安心はできないのが古いバイクなのだった

キャブ単体を清掃してる時に、プラパーツが欠けました・・
ああ、パーツは損って何?・・

一瞬固まりましたが、正面に向かって右側にあるパーツの一部でした
構造をよく見ると負圧系のコントロールをしている部分の様です
※CVキャブのメインダイアフラムに少し加圧する感じの機構ですな

シリコンで固めるのは相変わらず下手だ

シリコンで固めるのは相変わらず下手だ


結構、子のプラパーツが欠けたままの個体も多いと聞く

激しくくよくよしたかったんですが、要するに、空気の導通があり、漏れがなければいいわけで。
折れた内部に芯(パーツクリーナーのスプレーのノズルを加工したもの)を入れて、空気の導通を確認後、外側をシリコンシーラントで固めました
新品パーツも出るようですが、とりあえず補修してみたかったのだ
※とりあえず、これで機能は果たすはずです

ちなみに・・

あとでセロー使いの先輩に確認したところ、キャブのパーツが欠けるのはセロー100物語の一つでアキレス腱っぽいらしい
※ゲロ林道走った後、このプラパーツが丸ごとなくなってることもあったそうで。

なので、セロー使いは、キャブのパーツの欠損などを避ける&レスポンスアップのためレース用のキャブPWK28にしちゃうんだそうです
※スロットルやインシュレータまで全部交換しなきゃいけないので結構金かかるとのこと

純正の負圧式のキャブよりもワイヤ直引き式のPWKはダイレクト感がでるのは理解できます
でもバイクの性格上、とりあえずは負圧式でいいんじゃないかと今のところは思っています
※どうしようもなきゃ、KDX125SRで散々いじくりまわしたPWK28キャブにしちまうんだけれど、とりあえず純正っぽく仕上げてみたい

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セロー225のキャブはチョークが戻りきらない個体が多い

セロー225のチョークは戻りきらない個体が多い

ハンドルからチョークワイヤでキャブのチョーク機構を引っ張る方式なんですがね・・
セローの場合、チョークワイヤが途中で分離してて、変なコネクタでつながってるもんで、引っ張るときはともかく、戻したときに完全に戻らない個体が多いそうです
こうなると、セッティング云々ではなく、延々と調子が悪いセローになるそうで。
※前出のセロー使い談

ちなみに・・

ワタクシの入手した固体は、キャブから出て何カ所かの接続を経てハンドルまで行くはずのチョークワイヤーが、接続部からハンドルまでの間のパーツがありませんでした
※そこにリングをつないで、直接ワイヤをキャブ横で引っ張る仕様になってました・・ボロすぎる

更にちなみに・・
チョークワイヤーが完全に戻らない車体は、ワイヤーを死ぬほど清掃&グリスアップするか、ブロンコのチョークノブを流用すればいいそうです
※それでも結構お高い(毎年部品価格改定の度に高くなるんだよね、YAMAHAの部品は)

負圧キャブの要であるダイアフラムは大丈夫か?

負圧系キャブはダイアフラムがキモです

キャブトップの丸い部分の内側には、ゴムの膜があります
これをダイアフラムと言います
ここで負圧を感知して、キャブ内のシリンダを上げ下げしています

車で言うと、SUキャブ(旧miniを始め、英国車にはよく使われてる)がダイアフラムこそありませんがこんな作りです
※一部ハーレーでもSUキャブ(旧miniのキャブそのもの)が使われてることを知ってびっくり♪

このゴム幕がダイアフラム

このゴム幕がダイアフラム

このゴムの膜で負圧を感知するので、ダイアフラムが劣化して穴が開いたりすると、もうまともに走りません
これが負圧系キャブの弱点ですね
ダイアフラムはパーツでも出ますが、結構お高い

何はなくとも、負圧系キャブはダイアフラムの健康状態を確認しなければなりません
※ダイアフラムって、横隔膜って意味だったような・・

ゴムの膜を外して、うすーくシリコングリスを塗布しておくといいですよ
ゴムでも外装でも油っ気がなくなると途端に寿命が短くなるのは一緒です
※人間も同じですね♪

セローのキャブの場合、前出の欠けたパーツの内側にも小さいダイアフラムがありますので、同じようにシリコングリスを塗布しておきました

ちなみに・・


うちの2台のZにも負圧キャブを採用しています
※世間ではZ系に装備すると極めて評判が悪いですがセッティングが超楽で普段使いが可能なので重宝しております

キャブを分解したら確認するのは、すべてのジェットの導通はあるか

キャブは超精密機械なので、穴が詰まってるとか言語道断です

ガソリン入れっぱなしで放置された個体はまず間違いなくジェット類が詰まっています
こうなるとセッティングとかそういう次元じゃないです
そういう個体を何台も見てきたので、どんなバイクでも乗らない時はガソリンコックはオフが基本です
旧車乗りは絶対、2st乗りも絶対癖付けた方がいいですよ
※ジェットの穴が詰まるくらいならまだマシで、ひどいものになるとジェットが固着して取れない(キャブご臨終)個体もたくさんありました・・

キャブは精密機器ではありませんよ

  • 超精密機器です
  • しかも消耗品です
  • スライドバルブに傷が入るともうだめだと思ってましたが、セローは大抵そんなもんらしいです
    ※前出のセロー使い談(嘘つけ!と思いましたが、逆らうと後が怖いので黙っておきました

    全てのジェットは分解して清掃、同通を確認です
    エアコンプレッサーがあれば楽勝ですが、パーツクリーナーでも十分可能です
    ※むしろパーツクリーナーの方がわかりやすいかも!!

    スロージェットが多少詰まり気味でしたが、とりあえず導通は確認しました
    ※禁じ手として荷札の針金で穴をつついて導通させるのもありですが、穴が変形すると使いもんにならなくなるので、おすすめはしません

    ちなみに・・

    うちの個体の場合、スロージェットが固着してたようで、無理やり回した後がありました

    マイナスネジ山が思いっきりつぶれてたので、外す時にかなり勇気がいりました
    ※ここを舐めてジェットがキャブに残っちゃったりするとキャブ自体が死ぬことになりかねません

    スロージェットが取れなくなるのは怖いので、これを外してパーツ単体で発注して取り付けました
    ※スロージェットは#42.5番がついてましたが、明らかにデカイので#35番にしました

    ねじ山が潰れてるジェットが装着されてた

    ねじ山が潰れてるジェットが装着されてた


    ぼろすぎる・・
    これが正しい新品のスロージェット

    これが正しい新品のスロージェット

    2019/11/10日時点のキャブセッティング


    メインジェット #120
    スロージェット #35
    パイロットスクリューの戻し量 1+1/2戻し
    ジェットニードルのクリップ 真ん中

    これで初期値を取りに行きます
    ※負圧キャブはセッティングは適当でも走っちゃうんだけれど、基本の値を取っておくと方向性決めるのが楽

    まとめ

    キャブは出来れば年に一度は清掃してあげよう!

    意外にキャブのメンテはほったらかしなんですよね、バイクのベテランさんであっても。
    キャブはいじり壊しが非常に多い個所で敬遠しがちなのもわかります
    でも、アナログ車種を所有してるなら絶対に理解しておいた方が楽しいのがキャブです
    ※はまると抜け出せなくなるので、きちんと最初の状態を記録しておくことをお勧めします

    綺麗になるのが気持ちよくなるとレストア作業が楽しくなる

    綺麗になるのが気持ちよくなるとレストア作業が楽しくなる

    うちのバイクは全部、シーズンイン前にキャブの清掃をしています
    ※4気筒のキャブ清掃はマジで大変なんですよ・・キャブ脱着時にインシュレーター切れそうで・・

    とにかく、超精密機械なので常に掃除はしておくとキャブもバイクも長く持ちますよ♪
    ※何度も言いますが厳密にいうと消耗品なんですよ、キャブは

    電子制御の乗り物と違って、まだ素人が手を出せる個所が多いアナログ車、面白いっす♪
    ※パーツの高騰は全然面白くないっす(泣

    とりあえず、全開走行はしていませんがアイドリングは超安定しています
    ※#42.5のジェットの時よりもアクセル開けたときのエンジン回転のピックアップが早い気もします

    というわけで引き続きレストア継続します
    だいぶ乗り出しに近づいてきました

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    メンテによほど自信があっても出先で壊れることがありますよ
    ・・バイクって人気のないところに放置するとあっと言う間にハゲタカ(人間)にやられます・・
    特に今はバイクが高いです・・盗まれると二度と出てこないと思っていいです

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