そんな人が本当にいるようなのです。
当ブログにお問合せいただきました。
それは凄いもったいないと思うのですよ。
自分のペースで「日本中を見てきた方がいい。」のです。
多分知らなかった世界が待っています。
当記事の目次
究極に自由な一人旅はバイクのソロツーリングだと思う
は?
耳を疑いましたが、本当にいるのです。
ちょっとの不安を乗り越えられない人たちが。
一人旅をするだけならバイクじゃなくてもいいのです。
電車やバスならお金を払えば座ってるだけで終点まで連れて行ってもらえます。
あえてバイクで行くのは何故なのか?
免許を取ったくせにそれは愚問ですよ。
「一言で言うと全てが自由だから。」
です。
公共交通機関のように時刻表も行先表示もありません。
でも、自由は不安と相対するものです。
なので、
ソロツーリングが不安で「街乗りはするけれどソロツーリングをしたことがない。」と言う人もいるのです。
※バイクの免許を取る方がよほど勇気がいると思うのですが。
古いバイクはツーリング先でのトラブルはつきものです。
なので荷物が多くなる。
でも、でもですよ。
バイクは基本一人で乗るものです。
免許を取って、公道で走り出した時点でちょっとしたソロツーリングしてるようなものなのですよ。
まずは日帰りでもいいので不安を振り払ってバイクで出かけてみるをおススメします。
誰にでも最初はあるのです♪
ソロツーリングには目的なんかなくてもいいのです。
何せ全部自由ですから。
ちなみに・・
バイクに乗る乗らない以前に「一人旅自体をしたことがない人は多い。」のです。
凄くもったいない。
まあ、最近は物騒なので一人旅をむやみに進める気は毛頭ありませんが、やってみると意外と出来ちゃうものなのですが。
行く行程や時間配分、何処に行こうか、何を食べようか。
地図を見ながら、計画立ててるだけでも楽しいのです。
そういう楽しみを、
というネガなイメージの方が凌駕するんですかねえ。
すぐに何か悩みを探しちゃう日本人ですなぁ。
「笑うために生きている人は一瞬も考えずに楽しそうな方を選ぶ。」
ものなのです。
ソロツーリングには目的なんかなくてもいい
ソロツーリングには目的なんかなくてよいのです。
なんなら目的地も必要ないです。
行程も道も適当でいいのです。
バイクで走ること自体がソロツーリングの目的です。
何処へ向かってもいいのです。
無理のない範囲で何時間走ってもいいのです。
不安があるなら、最初は知ってる所に行けばいいじゃないですか。
最初のソロツーリング
最初のソロツーリングの目的地が決まらないなら、
天気のいい休日に最初は普段電車で通勤通学している場所まで行って帰ってくるだけでもいいのです。
※昔通ってた学校に行くとか、実家までバイクで行ってみるとかも大いにありです。
自分の力とバイクの力で進んでいくのです。
途中で見つけた定食屋さんに入ってみてもいいのです。
電車やバスの窓から見えた素敵なお店に寄るのもいい。
交通ルールという縛りはありますが、基本的に人に迷惑を掛けない範囲で自由です。
※完全に自由だと、人は何もしなくなるのでこれくらいの縛りがあってちょうどいいと思うのです。
バイクに乗って自分の意思で進む世界は、公共交通機関で移動するのとはあきらかに違う世界ですよ。
ソロツーリングに慣れてくると、経験上どんどん出かける距離が長くなるハズです。
高速道路を使って、行ってみたかった名前だけ知ってる観光地に行くのもいいでしょう。
ひたすら海沿いを走って、海産物を食べるのもいいでしょう。
こうなってくると、だんだん楽しさが不安を凌駕するようになります。
その過程で、
と、凹む要素も多いのですが。
一つ一つ、クリアしていくたびに人間力が上がるような気すらします。
これもまた楽しいのです。
※もちろん面白いことも多いです。
バイクに荷物積んでるといろんな人に話しかけられますな。
日帰りソロツーリングである程度数をこなすと、距離を走るようになる宿泊ツーリングに正当進化ていきます。
※ここで3分の一くらいふるい落ちていきますが。
宿泊ツーリングは最初は宿に泊まるほうが楽でいいです。
キャンプツーリングは大変
キャンプツーリングは、アイテムをそろえるのが大変なのです。
グッズに凝り始めるとキリがないし。
キャンプグッズは、メンテしないと錆びるし、カビるし、かさ張るし、ろくなことありません。
それに、
宿泊ツーリングに年に数度しか行けないなら、宿をとったほうがコスパ的に優れています。
なら荷物が少なくて済むビジネスホテル泊とかの方がよほど楽です。
※夜、近場の居酒屋に飲みに行けるし、情報収取できるし。
キャンプツーリングなんて、ワタクシが日本を回ってた時は「貧乏ライダーしかいない。」という状況でした。
当時はキャンプ場ったって、トイレと水が使える原っぱで一泊500円とかでした。
キャンプ場利用料が1000円だと高いと思ったものです。
※朝、管理人のおばちゃんがお煎餅の缶をもって集金に来るみたいな感じで。
今のキャンプ場はテントヒト張り3000円とかします。
※しかも要予約、風呂代別で旨味はほぼありません。
とはいえ、
キャンプツーリングが楽しいのも確かです。
ちょとずつグッズを揃えてチャレンジしてみるのもいいでしょう。
今の世の中、大変だからこそ本気で楽しむ趣味が流行ってるような気がします。
ちなみに・・
何も問題がないツーリングも楽しいのですが、何か大変なことがあったツーリングは一生記憶に残ります。
ワタクシも日本中と海外数か国をバイクで走っていますが、大変だったことばかり覚えています。
※後半二つはボロイバイクでソロツーリングをやると起きがち。
その時は不用意な出費が発生したりして猛烈に凹んだとしても、自分が無事ならそれでいいのです。
そして、
こういう大変だったツーリングの方が絶対に記憶に残ります。
※逆に連れてってもらった苦労のないツーリングの記憶は驚くほど不鮮明だったりします。
ソロだからこそ、いろんな出会いがある
孤独を愛するスナフキンの様な人ばかりではありません。
しゃべりたくて仕方ないソロライダーもいるのです。
ソロライダー同士の情報交換は有効ですよ。
※今のようにネット情報がなかった時代はコレが最重要情報だったりしたものです。
特にキャンプ場で多いのですが、ソロライダーは皆自作の名刺みたいのを持ってて交換しあったりしたものです。
※最近で言うメルアド交換やLINE交換みたいなもんですかね。
ワタクシは一人旅は一期一会だと思っているので、あんまり名刺交換などはしませんでした。
が。
人生には偶然がたくさんあって(笑)
ということが何度もあるのです。
そのうち何人かは家族ぐるみの付き合いになっています。
そのうち何名かは、今でも年賀状交換してたり、当倶楽部に遊びに来たりするような仲になっています。
人生、何がどう転ぶかわからないのです(笑)
ちなみに・・
ワタクシは、 ケチで貧乏 スペシャルセッカチなのでキャンプ場に連泊してその周辺をしらみつぶしに走りまくるというツーリングはしたことがありませんでした。
いつもふらっと予約不要のキャンプ場に一泊して次のキャンプ場を目指す、というスタイルが長く続きました。
が。
余りに居心地がいいキャンプ場がありまして初めてキャンプ場に連泊したのですが。
そこでキャンプ場のオーナーさんが紹介してくれた友人I一家とは20年来、家族ぐるみのお付き合いをしています。
※テントをノックされたのは初めてだ♪
彼らが居なければ、ワタクシは一生オフロードバイクに乗ることはなかったと思うのです。
※オフロードデビューも彼らと一緒だったのでワタクシが初林道でビビりまくってるのを知っているため頭が上がらない。
運命はいつでも偶然が運んでくるのです。
ソロツーリングしてる人は変わった人が多い
※特にソロキャンプツアラーは大半が変な人です。
ソロツーリングしてる人ってのは、
長い間一人で走ってるので精神面的な強化をされるのか、ソロツアラーは大体変った人に進化します。
変ってるから面白いんですが。
逆にそれくらい変った人でないとソロツーリングなんてしない。
1人で走ると寂しくなる。
こういう心理が正常な日本人なのかもしれません。
ただし、
その寂しさの先には普通の生活ではほとんど会わないような面白い考え方の人に会うことができます。
傾向として、大荷物積んだ貧乏ソロライダーほどいろいろ工夫してて面白い人が多いです。
昔は平日のキャンプ場はほぼ貸し切りだったもんですが。
ワタクシは、キャンプツーリングの時は買い出し前に近くのサイトにソロツアラーがいるかどうかをチェックしていたりします。
ソロ同士だと何となく一緒に酒飲み始めるのが不思議です。
※これが夫婦でキャンプしてると意外とソロライダーは寄ってきませんな。こちらから行くことはありますが。
ちなみに・・
ソロツーリングしてる人は大抵バイクに乗るのが上手いです。
ソロツーリングではずっと1人で走ってるので 退屈しのぎに いろんなことを試します。
バイクの走り方は、危なくない範囲でいろんなことをやってみて一番いい方法を体得するしかありません。
※動画見たって、ライテク本読んだって、何言ってるのかわかんないような教材が多いです。
※中には何も考えてない人もいますが。
自分で試して体験することに意義があるのです。
大勢で走っていると皆と一緒に走ることに夢中でいろいろ試さないんですよ。
バイクが上手いのは速い遅いとは全く関係ないです。
それに、
長距離を走るようになると極力疲れないライディングをするようになる
のです。
疲れないということは、無駄な力が入ってないということです。
力を抜いたライディングはバイクの上達の第一歩だと思うのです。
ソロツーリングは「自己責任。」という命題と向き合う機会
今の世の中必ずトラブルは誰かのせいにできるのです。
ソロツーリングは自己責任だらけです。
ソロツーリングは自分の都合で、
全部自分で決めて自分で実行するのです。
全てが具体的です。
やることは明確です。
一つも自動では進まないし、人から指示されることもない。
これはサラリーマンにはない世界です。
非日常の世界なのですよ。
そのデメリットとして、
「すべての責任は自分にある。」
のです。
全部自分のせいです。
のですよ。
出先で電源ケーブルがもげる、とか想像できない事態が起こることもある。
ただし、
数をこなすことで次第に装備を充実させて不測の事態に備えるようにもなります。
※心配性のライダーほど、いろんな荷物が多い。ワタクシもです♪
こういう先をイメージする能力はソロツーリングでは確実に強化されます。
これ、普段の生活ではなかなか鍛えられないスキルではないかと思うのです。
そして、
仕事はもちろん、普段の生活でも使える「勉強では身に付かない生きたスキル。」なのですよ。
だから、
そういうスキルをたくさん持ってる「ソロライダーは面白い。」のかもしれません。
変わった人になっちゃうリスクもありますが、 生きる力が身に付くような気がします。
まとめ
バイク乗り的にも、人間的にも、です。
バイク乗りならやらない手はありません。
それでも確かに、出かける時は不安になるんですよねえ。
数泊のソロキャンプツーリングの初日の夜は
「来なきゃよかったかも。家でぬくぬくしてたほうが良かったかも。」
とか思っちゃいますもん。
※ワタクシはソロツーリングのテンションが上がるのは二日目以降の見慣れた土地を離れてから、という何という人間的な暖気の遅さ。
もちろん、いろんなトラブルもありました。
夏の夕方から土砂降りで視界が全然ない山の中。
豪雨の中でテントを張る気にもなれず、近くに落雷しまくりの真夏の夜を電話ボックスの中で半べそをかきながらすごしたこともあります。
今となってはいい思い出ですが、その時はマジで出かけたのを後悔したもんです。
※その電話ボックスの場所は今住んでる所から50kmくらいしか離れていません。長野県に運命感じますな。
「うわ、やっぱり無理だわ。」
と思うなかれ。
でも、でもですよ。
こんな体験、普通に生活してたらまずできません。
※その時は猛烈に後悔したとしても、です。
自分が知っている世界だけがすべてじゃないことに気がつくのは凄いことなのですが意外と皆やってません。
知らない世界を見ることや自由ということに気がつくだけでも、十分ソロツーリングする価値があります。
安心でラクチンな生活もいいかもしれませんが、ヤバくても楽しいことをやった人生の方が豊かな気がするのです。
人生一度きりですし。
ついでに、
いろんな生き方があっていいんだ、ということにも気が付けます。
日本にだって自宅と家と会社の往復だけでは知ることのできない広大な世界があるのです。
自分の生活範囲の外側に知識で知っていても見たことのない世界が広がっているのに気が付いてない人が多いのです。
本当にもったいない。
最近は、宿泊ツーリングは夫婦ツーリングばかりになっています。
※でも日帰り県道散策は基本的に一人です。
バイクはその途中経過迄、肌で感じながら移動することができる素晴らしい道具です。
ワタクシたちは日本の「こうあるべき。」という常識をまとって生きています。
他人にもそれを強要する同調圧力が強いから、他人の目を意識して窮屈になるです。
でも、そんな常識をいったん取っ払うと、自分だけの生き方が見つかります。
最近、ソロライダーに面白い人がい多いのは、「小さな常識にとらわれていない人だからじゃないか?」と思うのです。
ちなみに・・
ソロツーリングを何度もやるうちに自分のバイクにすごく愛着がわいて聞います。
簡単にホイホイ乗り換えられないくらい、愛着がわきます。
一緒に旅した相棒ですよ。
ずっと一緒に走ってきました。
何万キロも一緒に走ってきました。
バイクはソロキャンプツーリングでは、テントの横でいつも佇んでくれているのです。
バイクを擬人化する人がいますが凄く良くわかります。
当倶楽部のバイクは「ワタクシかバイクが完璧に動けなくなるまで面倒見てやる。」と思うのですよ。
※今までバイクを手放したときは毎回泣いています。
なので、
「当倶楽部の年賀状に写ってるバイクはいつも同じ。」
とか言われちゃうのですが、仕方ないことなのです。
ワタクシは確実に年を取っていますが、バイクはずっと変わらないのです。
一緒に何万キロも走って、一緒に何十年も走った相棒に対しては、それでいいと思うのです。