パワースポットとか言われて昨今は盛り上がっているようです。
確かにそれっぽい雰囲気はあります。
ただ真夏は混んでるのですよ。
でも、しっかりと戸隠を味わえる裏技もあるのです。
戸隠は涼しいので夏はおススメ?
でも夏は異常に混むのです。
戸隠の有名ソバ店で食べようと思ったら結構待ちますよ。
7月の初旬。
天気のいい晴れた休日でしたが、
ワタクシの目の緑内障の検査の関係で午前中医者に掛かって薬で瞳孔が開いてたため、車やバイクの運転も整備もできない状態でした。
瞳孔開きっぱなしだと焦点は合わないわ、いつも以上に光に弱くなるわで大変なのです。
「それでもどこかに出かけたい。」
と言うことで散歩がてら戸隠に連れてきてもらいました。
平野部はくそ暑いのですが、標高が高いところなら多少はマシかと思いまして。
そして、
夏休み直前の時期は意外に盲点らしく、経験上混み具合が緩いのです。
狭くて急こう配で飛ばせる道ではないです。
有名一流観光地の「戸隠。」は車やバイクなら長野市街地から30分ほどで着きます。
※意外に長野市から近い。
木々の間を爽快に走れる戸隠バードラインや県道36号なんて言う快走路があり、ドライブにもツーリングにも向いたエリアです。
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この時期は木漏れ日が綺麗ですが、明順応暗順応が苦手なワタクシの目にはちょっとキツイのです。
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市街地から近いこともあり、真夏の戸隠周辺には涼を求めてやってくる観光客や地元民が多く山の中なのに夏は結構混むのです。
限りある駐車場をめぐって駐車場待ちが発生、駐車場待ちの車が発端になる大渋滞は珍しくありません。
それが複数個所で発生するもんだから、断続的な渋滞になるのです。
※観光シーズンなんかに行くもんじゃないですよ。
しかも、勾配が急な坂道での渋滞です。
※エアコンかけて4人乗ってる軽自動車なんか、坂道でStop&Goすると加速するどころか下がっていきますよ。
長野にはこういう家とか建物がホントに多い。
いくら標高が高くて涼しいとはいえ、渋滞は嫌ですな。
車からの熱気でせっかくの清涼感のある山の空気が台無しです。
混んでる時期や時間は避けたいものです。
「ズラス。」を覚える
こういうシーズンが限られて混むところは、
「混んでいない時期や時間に行くのがセオリー。」
なのですよ。
皆と同じ時期に、みなと同じ時間に動く。
こういう世間一般と同じ行動パターンだと人混みの一人になってしまいます。
「ズラス。」
これは人間社会(特に日本では)を楽しく生き抜くための必須のスキルです。
例えば、
「夏の戸隠は早朝の空いている時間帯に行くこと。」
なのです。
混んでて待つなんてのは、時間の無駄です。
というわけで、
究極にズラスと「観光地なんかには行かない。」というワタクシのようになってしまうのですが。
今回は、夏休み前だし戸隠は多分空いてるという読みの元、賭けに出た感じです。
※混んでたら別の場所に行くつもりでしたし。ワタクシの運転じゃないし。
ちなみに・・
空いている朝早い時間の戸隠を狙うなら、この辺に宿泊してしまえばよろしい。
こんな荘厳な感じの宿がたくさんあるのです。
戸隠には宿坊みたいなカッコいい旅館がたくさんあるのです。
中社の大鳥居の前の通り沿いにずらっと老舗の旅館が並んでます。
ワタクシもこの辺りの旅館街に泊まってみたいのですが、さすがに老舗の歴史ある一流旅館だけあって 料金が高額で なかなか泊まるのも難しい。
※旅館というより「宿坊。」ですね。
とはいえ、
戸隠周辺は観光地だけあってリーズナブルな宿泊施設も結構ありますので、こちらを利用すれば朝早くに回れるはずです。
飯縄方面、鬼無里方面、信濃町方面、黒姫方面まで範囲を広げて、スキー客相手がメインのペンションを探すもの手です。
朝早い時間なら中社の前の有名なお蕎麦屋さんも開店前に整理券取っておけるし、
夏の時期は信濃町のトウモロコシも朝一とれたてを生で食べたりもできるし。
大衆と違った時間にズラして行動することで何倍も楽しめたりするのです。
待つくらいなら早起きしたほうが何かと得です。
戸隠の神社巡りは大変
※それ以外にも「ちびっこ忍者村。」とかありますが。
観光協会も最近は神社巡りを推していますな。
戸隠の5つの神社
これらが戸隠の5つの神社らしいです。
※その他にも戸隠は修験者の山らしく中小規模の神社は多数あります。
ただし、
有名なのは奥社&九頭竜社と中社ではないかと思います。
※ワタクシも長野に移住する前は奥社と中社しか知りませんでした。
このパターン、どこかで見たと思ったら諏訪大社だ。
※もしくはドラクエ。
5つの神社はしっかり観光案内パンフレットなどで案内されていますが、
は少し地味なので人があんまり来ないのです。
中社
戸隠の中社は県道36号沿いなので割と車でのアクセスは楽です。
到達する達成感が少ないのが残念ですが、ここだけ見て帰る観光客もいるくらいです。
※体力がないご老人やお子様連れは無理もないですが。
裏には滝があるので見て来るといいよ。
とはいえ、
舐めてかかると正面の急な階段でくたびれちゃう人もいるようですが(笑)
神社の規模的には一番大きいですな。
奥社
奥社と九頭竜社は車を降りてからのアクセスが大変です。
※この二つの神社はセットみたいなもんです。すぐそばにあります。
奥社前の有料駐車場に止めてから徒歩で片道30分以上は未舗装路を歩きます。
この道中が山深いけど素晴らしい杉並木でして。
※熊も出ます。
途中から勾配がだんだんきつくなっていくので体力がない人は結構きついようです。
※奥社の社務所の手前から戸隠山の登山道になってるくらいなので。
元気な若者はサンダルとかで戸隠奥社へ向かい人もいますが、
ドライビングシューズやライディングブーツ、オフロードブーツでは行くもんじゃありませんよ。
※後半は結構石で滑る。
ワタクシもバイク用の編み上げのハイカット革ブーツで何度かお邪魔させてもらっています。
この奥社までの道は大変雰囲気のあるいい道なのですが、いかんせん有名になりすぎて人だらけです。
写真撮るにしても必ず人が映り込んじゃいます。
おススメは宝光社
奥社中社は有名ですが、こちらはイマイチ知名度が低いです。
とはいえ、
かなり立派な作りの神社です。
森の中にドーンとあるイメージです。
人がいないだけにより厳格な気がします。
横の建物に金ぴかのお神輿が入ってたりします。
宝光社
近くには、火之御子社があります。
ちょっと規模は小さいですがそれでも立派です。
県道の側なのですが県道からは良く見えないのですよ。
いずれも比較的空いています。
ちょっと歩きますが森の中を進む遊歩道がありますのでこの2つの神社はセットで回ることをおススメしますよ。
中社と宝光社の間には遊歩道がある
この道は空いてて結構素敵なのですよ。
一応、大部分は未舗装なので歩くのに向いてる靴があったほうがいいですが。
混んでる神社なんてのは京都だけで十分なので、今回は空いている戸隠の中社から宝光社、火之御子社を目指します。
戸隠の山深さと大自然、修験者の雰囲気を味わいたいなら、神社から神社へと歩けばいいのです。
もちろん、車やバイクでこれらの神社のすぐそばまで行けますが、つべこべ言わずとっとと歩くのです。
人気(ヒトケ)が全然ない。
戸隠中社の前の大鳥居の前の道路(県道36号)を渡った観光案内所の横の道から入っていけば案内板が出ています。
駐車場
中社前の観光案内所の裏のの駐車場は車600円、バイク300円ですが、他の駐車場を探して回るよりお金円払った方が効率がいい場合があります。
※前述しましたが駐車場待ちの渋滞にはまるよりマシです。
中社すぎて信濃町方面に向かってすぐ右手に無料駐車場がありますが、大抵いつも満車です。
しかも、最初の細長い駐車場は大きめの車では方向転換の切換しがしずらいし、すれ違いもできません。
※バイクなら、もう一つ先の駐車場のトイレの前の三角地帯にしれっと止めちゃうのもあり。
夏休みシーズンの戸隠では駐車場渋滞が常に発生してると思っていいです。
特に奥社以外は駐車場が明らかに少ないので観光シーズンは混んでいます。
※奥社には有料の大きい駐車場があるのですが観光シーズンには入りきれないほどの車で渋滞しています。
そういう時期に戸隠に来てはいけないのです。
今回は運よく、中社付近に車を止められたので中社でお参りした後、宝光社を目指すことにします。
戸隠とはいえ、夏はそれなりに暑いので脱水症状にならないようにしましょう。
途中には飲料を買える場所はありませんので、飲料は中社付近で調達しましょう。
中社から宝光社までは徒歩で30分ほどです。
車を中社付近に止めて、宝光社まで散策するならこの道を往復することになります。
中社→宝光社ルートは山を下りる方向に進むので比較的楽なのですが、当然帰路は結構な勾配を登ることになります。
※遊歩道と並行している県道36号もこの辺りの勾配はきついです。KDX125SRで二人乗りだとオーバーヒートするくらい。
それでも森の中を散策するように歩くルートは静かで気持ちがいいです。
宝光社では売店(?)もあり、ここでお守りや御朱印を買えます。
※書いてくれる奴ではなく、すでに紙に書かれたものを買う感じ。
中社と宝光社の間に、火之御子社があります。
いつ行っても大抵誰もいないのですが、建物もご神木も立派です。
ひっそりとたたずむ人気のない戸隠の神社は見ごたえがあったりするのです。
※火之御子社は無人の神社なので、御朱印は中社の売店で買うことになります。
ちなみに・・
ワタクシ達は2022年7月9日のお昼ごろ、戸隠の中社から宝光社、火之御子社を徒歩で散策しました。
土曜で快晴で暑いけれど気持ちのいい日和でした。
が。
善光寺の御開帳の後で夏休み前だからか中社近くの無料駐車場にも余裕で止められる位空いててビックリです。
遊歩道を散策してる人はほんの数組。
帰路は誰ともすれ違わないという貸し切り状態でした。
道中の森の中では、人が全然いないのでずーっと鶯が泣いてて、近くの枝にカケスが止まったりして素敵な散策になりました。
※多少蒸し暑かったけれど、しっかり遊歩道脇のクマザサは刈りこんであって歩きやすかったです。
一瞬カラスかと思いましたが、羽の間に青い模様が見えたので。
この道を何百年も人が歩いてたんだと思うと感慨もひとしおです。
たまには、車やバイクで走り回ってわーわー言うだけでなく、こういう散策もアリなのです。
実はワタクシが以前腰をぶっ壊して1.5か月入院した後、リハビリでこの遊歩道を何度も歩いた思い出があるのでした。
※最初は腰の痛みで往復できず、復路はタクシーで帰るという体たらくでした。
まとめ
車やバイクで走ると長野市街から戸隠迄は結構あっという間ですが、昔の人はこれホントに登ったんか?というくらいの道を歩いてきたのですな。
こういう歴史のある場所は、足早に派手なものだけを見て帰るのではなく、ゆっくり回っていろいろと感じ入るのもいいものです。
戸隠バードラインなんて、東京在住時代は憧れでしたもん。
駐車場以外は、お賽銭と御朱印代くらいしかかかりませんし非常にリーズナブル。
営利目的ではない地味な観光地が多い長野県を楽しめるのは地元民の特権なのです。
林道散策以外で久しぶりにマイナスイオンを浴びた気がします。
運動にもなるし。
散策から帰ってきたら、MTのラパンSSが!。
空いてるから隣に止められたんだねえ。オーナーさんと話して見たかった。
とりあえず、
「御朱印帳に戸隠の5つの神社の御朱印を納める。」
という目的もできたことだし、近いうちに戸隠に再訪することが決まりました。
戸隠の神社御朱印コンプリートのために奥社と九頭竜社の御朱印をもらわねばなりません。
※当倶楽部にも御朱印ブームが来るのか?
長野市民としては、せっかく近いので善行寺と戸隠くらいは毎年一度くらいは参拝しておきたいものですな。
出来れば空いている時期に。
今回は空いてて当りでした♪
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ちなみに・・
修験者の山は長野には戸隠の他にもう1つありまして。
飯山市の北に位置す「小菅神社。」がそれです。
こちらの参道も割とマジな登山道です♪
ドライビングシューズやライディングブーツで登るのはおススメしませんが、機会があれば登ってみるといいですよ。
神社までの道は整備こそされていますが、石がごつごつしてるし、後半は山登りだし舐めてると大変な目にあいます。
※現役の修験者もいるくらいです。
体力のある人はぜひ。
※ワタクシ達は一度挫折しました。
近くにいいキャンプ場もありますし♪
こちらもおススメです。
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