ニュースでは全然報道されないマジな千曲川流域の水害情報です
堤防決壊カ所だけじゃないんですよ、実は。
堤防決壊!新幹線水没!とかいうフォトジェニックな場所は注目されて報道されていますが、実はその周辺で越堤という現象が多発しているんですよ
その状況を見てきましたので住民がリアル画像をお伝えします
我が倶楽部から車で5分ほどの距離で実際に起こっています
当記事の目次
ニュースで伝えられていない街中が想像以上の被害
新幹線も水没はフォトジェニックかもしれんけど、一般市民の被害が甚大な個所はたくさんある
台風一過の翌日、街に出て言葉を失います
見慣れた近所の街が水没、機能を停止していました
ニュースのテロップでは、文字で近隣の町内にも水が出ているという事を伝えていましたが、画像には一切ならず
市街地のはずれとはいえ、生活圏が水没しているには驚きを通り越して落胆です
中学校もスーパーも車屋さんも全部水没しています
新興住宅地には、車で入ることもできず、徒歩でもすぐに道路の水没箇所に行き当たります
↓車屋さんでは、おそらく新車のCIVIC Type-Rが水没していました・・
こうなっちゃうと売り物にならんのではないか・・
こんな時、車での移動は、
ので街中が大渋滞、警察も交通整理どころか通行止めの看板出しに来るのがやっと。
※一時期、乾いてる道路は全て渋滞、峠は通行止め、という町は孤立状態で、近隣のコンビニのおにぎりなどの食材は全く無く、市街地に抜ける橋は一本しかまともに通れなかったようですが、どの橋を通れるかの情報もない・・
これが被災の実情です
普段の生活圏の街が水浸しになる恐怖
ひざ下までの水深で車はほぼ全く使い物にならない
そこかしこで水害による通行止めが発生してる非日常を味わいましたよ、ええ。
こんなの人間で対応できるもんではないわ
ニュースで流されている長野市北部の堤防決壊や新幹線の水没映像だけではない被害が多発しました
今現在でも警報が解除されていない個所もあるし、停電も復旧していない個所も多いです
いつも行ってるスーパーが床上浸水、買い物もいけませんよ
これは台風通過から3日経った画像
スーパーの駐車場が3日たっても泥だらけ・・
その他、水に浮くものは全部流されてるんですよ
庭先に置いてあったスタッドレス付きのスペアタイヤがガンガン流れたらしいことはよくわかる
※近所の石材屋さんの作業場に10個くらいのスペアタイヤが流れ着いてて半笑いですよ・・
水害が発生しそうな場合は少しでも高いところに車を避難させるべき
駐車場で水没している車もあれば高台に逃がしている車もある
とにかく、こういう警報が出たら高いところに車を避難させましょう
まず自分の財産は自分で守るしかないです
水没すると廃車になり動かすのも大変だし、オイルとかまき散らして周りに迷惑かけます
こういうのは、知らないと行動できないのかもしれません
おそらく、長野市内だけで数百台から千台近くの車が廃車になると思われます
それほど、今時の電子制御の車は水没後は信頼できません
※いくら防水っつっても、侵略すること水のごとし!ってくらいです。毛細管現象で電子機器やられて走らない止まらないになる危険性が高い。
言っておきますが、古い車でも車はいったん水没するとカビと泥臭くて乗れませんよ
※車は水没しても復旧させることはできますが、かなり時間と手間と金がかかります
マジで川のそばには住みたくないわ
千曲川支流の堤防は水が乗り越えてくるので標高の低いところは軒並み水没
本流が水量が多いと、本流よりも支流が決壊する可能性が高い
たった数メートルの標高差で全然被害状況が違ってくるのを目の当たりにした
ここは畑で一段低いそうです
ちなみに・・
わが倶楽部拠点は、山に向かう標高が高くなりかけている箇所なので、全然被害はなかったんだけれど・・
※むしろ、今回の台風は平和だねえ、とか言って酒飲んで寝ちゃったくらい
朝になり、全国から友人関係、知り合い関係から心配の電話やメール、Lineでの連絡で目が覚めたよ
そこまで大事じゃないと思ってたので、適当に大丈夫♪とか言ってましたが、次第に近所の街の信じられない画像が、100km以上遠くに住んでいる友人から送られてきてビビる
※それくらいウチは平和だったのだが。
現状確認すべく、すぐに支度して、徒歩で状況把握に出かけました
この時点で、雨は止んでから数時間、空は青く風もなかったです
次第に、長靴が必要なほど泥が堆積しだして・・泥に靴を取られるんですよ、歩くたびに。
地元ナンバーのたくさんのバイク(オフ車が多い)が被害状況を偵察に来てて、考えることは皆同じだな、と思った次第です
こういう時は絶対的にオフロードバイクが強い
※我が倶楽部としては、もしかしてバイクで出かけたら復旧作業の迷惑になるかも・・と思って自粛しました
支流の氾濫、堤防の越堤の原因は支流から本流への排出限界
夜を徹した消防団の作業も、危険すぎるので逃げろという指示が出たようです
という事らしい
どの写んでるそばから水が堤防をガンガン超えてくるらしく、減災とかそういう次元ではなかった様子
普段、ちょろちょろとしか流れていない川が大氾濫したのにもビックリ!
平時は、この支流はほとんど水量がなく、蛍がのどかに舞うような川で情緒豊かな静かな川だったんだけれど、3m以上水位が上がって土手部分を超えた様子。
本流との水門が解放されてしばらくたった後でもこんなだ
これが、今回は近隣地区で数本の支流が同時多発的に許容量を超えて街に水があふれ出た、というのが大方の見解。
長野は、海がないので高波や津波には無頓着だったけれど、山から川までの距離が短く、急勾配なので川の水位が一気に上がるという事がよくわかったよ
堤防のすぐわきは見た目にも明らかに土地が低い
※川<堤防>道路>住宅地という立地が多い
当たり前だけれど、低い土地は絶対的に水が来る
そして標高が最低の場所には水が残り続けるのだよ・・
千曲川の土曜日の画像がコレ↓
普段河川敷はずっと畑なんだけれど、もはやどこまでが川なんだか識別できない状態。
※これでもかなり水かさは減った後の画像
幸い、知り合い関係に直接の被害はなかった
車で5分の距離の新興住宅の友人の家、3件となりまで水につかってた
台風一過の日に顔出したのだが、友人は一睡もできなかったようだ
そりゃそうだよ、目の前でじわじわ上がってくる水位、逃げるにしても街まで出る道路は水深2mの深さ。
地域の消防団の夜中の土嚢積みの活動もむなしく街が水没していくのを見てるしかなかったとのこと。
※土嚢積んでる最中も、もうだめだ!逃げろ!という地域のリーダーの罵声が飛びまくっていたようですわ
小中学校は全滅、各々普段の生活に戻るには時間がかかると思われる
これが被災地の現状です
堤防決壊の個所はそれはもう酷い状況ですが、その近隣もかなりの被害が発生しています
まとめ
今回の台風19号の被害、報道されている以上に長野県には被害が出ています
これからどんどん被害状況が把握されるにつれ、被害額はたぶん兆単位でしょうねえ・・
ここから長野市街に向かう橋はこの時点では通行止めでした・・
車業界は買い替え需要で一時的に潤うかもしれませんが、そんなことよりも被災者の負担は限りないです
農家さんは、
とかそんな連鎖的な災害に見舞われています
ワタクシ達は、台風一過後の連休の昼間の大部分を
同じ町内の困ってる人の床上浸水した家の大きな家具を
という作業のお手伝いをしていました
※夜は、疲れ切ってましたが気分転換に別の趣味作業をしました
激甚災害の認定を検討?
何言ってんだ、今すぐやれ。
せめて、復旧にかかる費用は全額消費税無しとかそういうことはできないもんかね?
これから長野はすぐに寒くなります
※すでに日没後はかなり寒いです
ワタクシは、いつ、こういう事態が起きてもおかしくないという事を身をもって知ったわけです
なので、遊べるうちに遊んでおきますよ
※短い人生、あとで後悔したくない
全部会社都合なんだし、特別に休ませてやれや、と思う
そんな会社に勤めようと思わないほうがいいよ
災害時に家に居てもどうしようもないけれど、いざというときに遠くにいて家族に対して何もできないとか、マジで考えたほうがいいですよ
※この辺、別記事にしますね
今後、毎年こういった被害は発生すると思ってていいと思います
※そうなりゃ車買換えはジムニー一択だなぁ(高級外車が水没して一瞬でパー・・泣くに泣けないよ)
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