原因の心当たりはあるんですよ。
だましだまし使ってた、タンク内のウキ(センダユニット)の異常です。
いろいろ他車流用して搭載してみて実測したらこんな感じ、という記事です。
当記事の目次
Z1-Rのガソリンメーターの動きが怪しくなってきた
バイクのガソリンメーターというのは、
という単純なものです。
※センサーで一定量以下になったらランプが点灯するという方式もあります。確かYAMAHAのZEALがそんなだった記憶があります。
ガソリンメーター自体の動きは単体でチェックすると問題ありません。
ということは、ウキ周りに問題がありそうです。
当倶楽部のZ1-Rの燃料計仕様
※13lしか入らないガソリンの残量を把握するためだと思っています。Z系では初めての装備ではないでしょうか?
当倶楽部のZ1-Rの場合、ウキ部分は純正を使用しています。
※ウキ部分はセンダユニットと呼ばれます。
メーターは純正のモノを使わず、メーター内に燃料計が追加されたZEPHERのタコメーターを流用しています。
※少しでも重量を軽くしたい、という一念がこの頃はあったのですよ、ええ。
ちゃんと燃料計も動きます♪
特に変わった加工は不要ですので、おススメのメーター流用方法ですが、ZEPHERのメーター自体がほぼ流通していません。
※当時も燃料計付きのZEPHERのタコメーターは結構高かった。たぶん10年くらい前です。
基本的には、KAWASAKI車であればZEPHERもZ1-RもZ1100GPも設計とか考え方、抵抗値は同じなので流用は効くはずです♪
燃料計トラブルの原因はセンダユニットと呼ばれるタンク内のウキ
ウキの可変抵抗部の接触不良が原因だったのでハンダで修理してしばらく運用していました。
※単体で動かすと動くんですがタンク内に実装するとおかしくなるという困りものでした。
センダユニット自体は、Z1100GP用と思われるユニットを過去に新品で入手してありますのでこれを流用してしまいます。
※当時はこれしか手に入りませんでしたが現在はリプロ品が出ています。いい時代です。
素直にこれ買えば変な加工しなくても済むのだった・・
ただし、
Z1100GP用とZ1-R用では、
などが全然違います。
これを、ウキを痛めないように針金を曲げてZ1-Rと同じ位置に加工します。
※結構大変なんですよ、コレが。
ちなみに・・
針金の位置を曲げるのには、バイスプライヤーを二本使いました。
一方で曲げる箇所を固定して、もう一方で曲げていきます。
何か所か90度に曲げる必要がありますが、とりあえず問題ありませんでした。
こういう曲げ物は、万力様をにお力を分けていただく場合が多いのですが、今回はウキが邪魔で、万力様のバイスが使えませんでした・・
とりあえず、30分ほど格闘してウキ部分の加工が完了、念のため抵抗値を計測してちゃんと動くことを確認しました。
その後、電極を加工して取り付けました。
燃料計は、あっさり直りました♪
燃料計の異常はセンダユニット交換であっさり直りました。
とはいえ、
タンクの形状によっても違いますが、最初全然減らないけれどいつの間にかすごい勢いで減るのがバイクのガソリンメーターですよ。
それまでほとんど動かないのが困りものですが液体が入ってることだけはわかる。
当倶楽部のZ1-Rの場合、
※でもまだリザーブにはならんのですよ。
赤いゾーンに入ったくらいで、給油して大体10lくらい入ります。
ということは、あと3l残ってる計算になります。
※満タンでほんとに13l入るのか怪しいもんですが。
とりあえず、
付いているメーターは全部動かさないと気が済まない、というワタクシの満足感は満たされました♪
※古い車でメーターがたくさんついてるようなものは大抵何個か動かないもんですよ。
まとめ
あっさり交換してしまえば直ります。
ただし、
その部品が手に入れば、です。
ない場合は、似たような車種からの流用で賄うか、あっさりあきらめましょう。
※ヤフオクに出品されてる中古品は、あんまりあてにならないと思った方がいいですよ。
今回、調子の悪いセンダユニットの断線箇所はまた半田で付ければまだ動きそうです。
でも、40年前のユニットですからねえ・・
これもオブジェとして玄関に飾っておこうかと思います。
※玄関が手狭になってきましたが。