Z1-R。CVKキャブのチョークレバーをワンオフしました。

Z1-R。CVKキャブのチョークレバーをワンオフしました。

Z1-R Z750D1 メンテナンス

Z1-RにゼファーのCVKキャブを流用した場合のチョークの話

 

ワタクシ
「Z1系の車体にレーシングキャブを付けたくない。」
という人が選ぶのがゼファー用のCVKキャブです。
流用ノウハウはいろんなところで語りつくされています。
でも、
チョーク機構についてはほとんど言及されていません。
というわけで、当倶楽部がやってみました。

 

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Z1系バイクにゼファーのキャブを流用しています。

 

ワタクシ
当倶楽部のZ1-RとZ750D1にはゼファーのキャブを流用しています。
調整と整備さえきちんとできていれば、本当に素直な良いバイクに生まれ変わります。
エンジンが旧車っぽくない位、素直になります。

 

当倶楽部のZ1-Rにゼファーキャブを入れたのはもう20年以上前です。
その頃は、Z1系のカスタムバイクと言えばFCRだ、TMRだといったレーシングキャブ搭載が当たり前でした。
キャブ本体だけで一式で数十万円、個人でやるとセッティングにさらに数万円と数か月の時間がかかるのは普通でした。


何故かamazonでは取り扱いがほとんどないFCR。
値段だけでも見てみてね。
「こりゃ無理だわ。」
と思うこと請け合い。

純正キャブの流用なんていうのは邪道というか、そもそもそんな発想なんかない時代でした。
当然、ほとんどゼファーのキャブの流用のノウハウは出回っておらず、自分で採寸しつつ、試行錯誤したものです。
※おかげでちゃんとエアクリナーボックスが付く仕様まで昇華させました♪

そんなワタクシもゼファー用CVKキャブに至るまでには
「伝説の名キャブCR29。」
 新宿の都庁前のストレートで セッティングにいそしんだものです。


当時でもだいぶ古かった「CR29。」思い出が一杯あります。
今でも現役ですな。

そんなある日、突然レーシングキャブへの執念というか集中力が切れて、
「レーシングキャブは公道で使うもんじゃない派。」
になりました。
結局、数か月と多大な費用をかけても、納得いく仕様にならなかったので 損切というか 勇気ある撤退をしたわけです。

雨天や未舗装路は心臓に悪い

レーシングキャブを諦めたのは「普段使いの公道では使い勝手が悪すぎる。」からです。

まず、
最初に不具合を感じたのは雨天時です。
パワーフィルター仕様だと如実に吹けなくなります。
夕立なんかになったら、壊れそうなくらい調子悪くなります。

それに、
標高差があると調子を崩しがちです。
東京都内から2000m級の高原まで一気に上がるような場合、調子崩しまくりです。
富士山とか志賀草津道路、麦草峠、ビーナスラインなんかの標高が高い場所は大抵調子崩しましたね。

さらに、
キャブ本体も高いし、セッティングパーツもすごく高い。
しかも、セッティングには終りがほぼない位に深い。

結局、バイクに乗って遠出する時間よりも、バイクをいじることだけしかできない生活が面白くなくなったのですよ。

ワタクシの場合、
「お金かけちゃった・・orz。」
という思いより、
「セッティングばかりで遠出が出来ないストレス。」
を押さえられなかったというわけです。
※今でもレーシングキャブに先行投資しちゃったために引き返せず、セッティング地獄にハマってる人は少なくないのです。

やはり、
ワタクシのような チンピラっぽい 使い方をする場合、
多少格好が良くないと言われても気楽に使えるバイクのほうが良いのです。
その点は、ゼファーのノーマルのキャブを流用するのは許容範囲が広くて助かっています。

ゼファー用CVKキャブ。部品取り用2号機くらい。

ゼファー用CVKキャブ。部品取り用2号機くらい。


一杯ストックがあるように思われますが、それだけオークションには騙されてるってことです。

とはいえ、
「既にゼファーのキャブは中古ですら手に入りにくい。」
という
「20年前なら信じられない状態。」
になっていますな。
※昔は馬に食わせるくらいゼファーの部品取り車があったのですよ。

現在は、
ゼファーの部品ってだけで超高いので、気軽に部品買ってテストする気にならんですな。
※当倶楽部のZ1-Rは 昔は安かった ゼファーの純正部品を流用しまくっています。

ちなみに・・

以前他の記事にも書いていますが、大事なことなので何度も書きます。

ヤフオクなどで流通している中古のゼファー用キャブは8割以上がハズレです。
CVKキャブはハズレをつかむとホントに調子が出ません。

それどころか、
オーバーフローしてエンジン内にガソリンが流れ込み、最悪エンジンを破損します。

ヤフオクの出品者の中には、「オーバーホール済キャブ。」として高値で売ってる人もいます。

ワタクシはその手の売り口上で売られていたキャブを何基か買っていますが・・。

  • 適当に清掃して
  • 適当な純正外パーツ使って
  • 小奇麗にしただけ
  • と言うものがほとんどですよ。

    同調も取れてないし、油面なんかバラバラでした・・。

    おかげで、
     この間整理したら 合計4基のゼファー純正CVKキャブがガレージに転がることになっています。
    ※大事に部品取り用として保管することにしております♪

     

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    ゼファーのチョークはハンドルにある

     

    ワタクシ
    上手くゼファー用キャブを入手して、旨く取り付けられたとして、
    Z1系にCVKキャブを流用する際に困るのはチョークの扱いです。

     

    ゼファーのチョークはハンドルに付いていますね。
    いちいちエンジンの横をのぞき込まなくても、チョークの開け閉めが出来るという優れものです。

    一方、Z1系などの旧車は、キャブに直接チョークレバーがついてるわけです。
    当然、ハンドルにチョークレバーを設置するようにはできていません。
    ※ゼファーのハンドルスイッチ周りを全部移植すれば可能だとは思うのですが。

    というわけで長らく、当倶楽部のZ1系バイクのチョークはほとんど使ってませんでした。
    当倶楽部のZ1系二台は、よほどのことがない限りチョーク無しでもエンジンは始動するし。
    ※真冬やバッテリーが弱ると始動がしずらくはなるんですが。

    なので、
    それほど不便を感じてるわけではありません。

    それでも、
    チョーク機能があるのなら使えるようにしておきたい。
    出来れば、積極的に使いたいのですよ。
    せっかくあるんだし。
    ※こういうところが貧乏性。

     

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    4連キャブのチョークは板がスライドする仕組み

     

    ワタクシ
    ゼファー用のCVKキャブは、ワイヤーで4つのキャブレーターボディのチョーク機構につながってる板がスライドする仕組みです。
    リターンはスプリングで戻ります。

     

    ワイヤーで引っ張らなくても、進行方向右側からスライドする板を指で左側に押せばチョークをかけることができます。

    問題は、
    「チョークを掛けたままホールドできない。」
    のですよ。

    ゼファー用CVKキャブ。

    ゼファー用CVKキャブ。


    ヘキサゴンレンチで刺してるのがチョークの板。
    コレがスライドする。

    当倶楽部のZ1-Rの様に「クラッチ握らないとセルが回らない仕様を解除。」してあれば問題ないのです。

    当倶楽部のZ750D1は 世界一舐めたZ乗りの嫁が乗るので 「クラッチ握らないとセルが回らない仕様(セーフティクラッチ、とか言うんだっけ?)。」を生かしてあります。

    と言うことは、
    チョーク機構を生かしてエンジン始動する際は、

  • 左手でクラッチ握って
  • 右手でセルボタンを押して
  • 何らかの方法でチョークの板を押し続ける
  • と言う三か所を同時に攻撃する必要があるのですよ。

    残念ながら普通の人間には手は二本しかないのです。

    裏技として、

  • 左手でクラッチレバーを握る
  • 右手でチョークの板を押す
  • 額でセルボタンを押す
  • というバイクに跨ったままだと到底できない技を駆使してエンジンをかけることは可能です。
    ※人には見られたくない格好ですが。

     

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    温めていたチョークのアイデアを具現化してもらいました

     

    ワタクシ
    チョーク無しでもエンジンは簡単に起動するので問題を後回しにし続けて20年くらい経ちます。
    それでも、
    一応アイデアはあったわけです。
    ワイヤー駆動でチョークを操って、エンジン始動というイメージがありました。

     

    まあ、いつものように「Sちゃんの工房。」に話を持ちこんだわけです。
    ※「Sちゃんの工房。」にはKTM125EXCのスタンドとかワンオフで作ってもらったりしているのです。

     

     

    Z750D1。緑色のパーツ周辺が新設したチョークノブ。

    Z750D1。緑色のパーツ周辺が新設したチョークノブ。


    わざわざ色変えて作ってくるところが芸が細かい。

    実は、
    今回のパーツは試作二号機です。

    試作一号機の失敗

    試作一号機は、部品取りCVKを渡してチョーク機構を生かすパーツのアイデア含めお任せで頼みました。

    Sちゃんの工房のアイデアとパーツのクオリティは素晴らしくよかったのですが、
    ワタクシが渡したサンプルのCVKキャブが悪く、実践向きではありませんでしたので泣く泣くオミットとなりました。
    ※制作手間賃は払った。

    そのため、
    試作二号機の作成にあたり、ワタクシが簡単なサンプルを作って持ちこみました。

    それを綺麗に形にしてもらったのがコレです。

    取付けには多少のコツと言うか長さ調整などが必要でしたがそれはワンオフ物なら当たり前です。
    ※ちょっとゴツかったのでボルトを頭の平らなものにワタクシが変えましたよ。

    ここまでハイクオリティでなくても良かったのですが。
    ※分解してみるとわかりますがちゃんと駆動部にスペーサーが入ってたり、クリアランス調整用のワッシャーに加工があったりと凝った作りです。

    Z1-R。新設したチョークノブを引っ張ったところ。

    Z1-R。新設したチョークノブを引っ張ったところ。


    結構かっこいいのですよ♪

    これ以上のシステムの公開は企業秘密ですが、そんなに難しいもんじゃありません。
    ※ただし、ワタクシの試作品の段階でもノウハウが詰まっています。それに加工者のスキルの高さが追加されています。

    当たり前ですが、
    きっちりチョークもかかっていい感じです。

    しいて言えば、
    レバーのステー部をもう少しカットしてスッキリさせたいかな・・。

    あとは、
    「突起物として車検時に文句言われる可能性もある。」
    ので、レバーの先に液体ゴムでも塗っておく予定です。

    結果として非常に満足♪

    まだ請求書が来てないので怖いのですが。
    こういう小物を量産して売ろうぜ♪
    ※欲しがるユーザーがどれくらいいるかわかんないけど(笑)

     

    まとめ

     

    ワタクシ
    長年の懸案事項だったにもかかわらず、後回しにし続けたゼファー用CVKキャブのチョーク問題が解決しました。
    Z1系に限らず、他車キャブを流用する場合は懸案になりかねない問題です。

     

    はっきり言ってしまえば、
    当倶楽部のZ1-RやZ750D1くらい調子がいいバイクならキャブにチョーク機構はあってもなくてもさほど問題はないのです。
    ※真冬以外はほとんど使いませんが、あったら使う・・かなぁ。

    それでも、
    あるもんは何とかして使いたいのが人情です。
    ※ついてる機構は全部使いたい。使わないのは無駄だ。

    Z1-R。新設したチョークノブは膝にも当たらない。

    Z1-R。新設したチョークノブは膝にも当たらない。


    絶妙な位置ですわ。

    とりあえず、
    長期にわたって懸案事項だった問題がまた一つ解決しました。
    この勢いで、
    「バッテリーもMFの密閉式にアップデートしてやろうか?」
    と思ってる次第でございます。

    梅雨の間はバイクで出かけられないのでストレスがたまり、ネットで買い物しがちです。

    ちなみに・・

    「既に熱帯の雨季。」と言ってもいい梅雨時期は週末の天候が優れないのです。

    こういう時はバイクで出かけると大抵ひどい目にあいます。
    荒天時は

  • 漁師は網を直すのです。
  • 農家は鍬の手入れをするのです。
  • ライダーは来るべき長期休暇時のツーリングのために準備をしておくのです。
  • とはいえ。
     GW前後に遊びまくって 後回しにしすぎた薪割りがまだ終わってないので、本気で休みが土日だけでは足りんのです。
    ※薪割りは普通はGW中、おそくとも5月中には終わらせないと暑くてやってらんないのです。

    それでもだいぶ薪は割った。

    それでもだいぶ薪は割った。


    6月に薪を割ると中にいる「ルリボシカミキリ。」や「ゴマダラカミキリ。」の成虫がバンバン飛び出してきます。
    ※GWはまだサナギとか幼虫なんですが。

    全部、コロナ禍で 奴隷 関東圏の友人群を召喚できないのが悪い。

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