Z1-R Z750D1

【Z750D1にあと10年乗る】その1:いつまでもリプロパーツはないかも?

Z1純正リアフェンダー。新品はピッカピカ。

Z1純正リアフェンダー。新品はピッカピカ。

 

ワタクシ
デカいバイクに無理なく乗れるのはあと10年くらいだと思うのです。
体力的にも、世間的にも。
その間、きっちりと働いてもらいたいのです。
今はギリでリプロパーツが買える状態っぽいのです。
なので、Z750D1のリプロパーツでリフレッシュ計画発動です。

 

始まりはリアフェンダーのメッキ錆

 

ワタクシ
夏の終わりの県内の隅々に行ってみるツーリング中に事は起こりました。
Z750D1の名義人である嫁が
「自分のバイクに比べて他の人のバイクが異常に綺麗。」
だということに気が付いてしまったのですよ。

 

普段から、嫁はバイクの見てくれは全く気にしてないのです。
っていうか、
「メカニズムに全く興味がない。」
のです。
※「世界一舐めたZ乗り選手権。」なら多分メダリストです。

Z750D1。遠目に見ると結構綺麗に見える。

Z750D1。遠目に見ると結構綺麗に見える。


そしていまでもガンガン走れる。
  • メーターが色あせてようが、
  • テールカウルが色あせてようが、
  • 前後フェンダーのメッキに錆があろうが、
  • エンジンの塗装が剥げていようが、
  • ウインカーにひびが入っていようが、
  • 全く気にしません。
    ので、適当にやれてて当時ものをそのまま現役で使ってる感はズバ抜けています。
    ※Zのミーティングとか行くと逆に目立ちます。

    そんな嫁ですが、人様の新しいバイクと自分の45年近く前のバイクを比べて、
    「うちのバイクがボロイ。」
    とか言い出します。

    そりゃそうですよ。
    「アンタがほとんど金を出さないから。」
    ですよ。

    腑に落ちない

    当倶楽部の全ての車やバイクの整備はアバルトを除いてワタクシがすべて行っております。

  • 消耗品の管理
  • パーツの手配
  • 通常整備
  • パーツのセレクト
  • には一切手を抜かず、本気で全部徹底的にメンテナンスしています。
    ※たぶん、当時レベルの走行性能は維持しています。

    ついでに言うと、
    当倶楽部の車やバイクのメンテナンスや洗車は全てワタクシが奴隷のようにやっています。
    ※そして、なぜか当倶楽部の乗り物の消耗品代は全部ワタクシ持ちです。腑に落ちない。

    「工賃取るぞ、このやろう。」
    と言い掛けましたが大人なので止めました。

    ここはひとまず、
    「上手く誘導してパーツ代をせしめたほうが得。」
    と言う判断です。
    時として「論破することは正義ではない。」のです。

    特に女性は論理的に論破すると「キレる。」と言う生の感情むき出しの必殺技があるので要注意です。
    ※こうなると支援は絶望的。これが最悪の事態です。

    ちなみに・・

    多少くたびれていても、それなりの年月を一緒に過ごしたパーツ群にはそれなりに愛着があります。

    走るのに支障をきたさないレベルであれば、他場見てくれがボロくてもそれはそれでアリかな、と最近一層思います。
    ※ビカビカの旧車は逆に違和感がありますな。

    ワタクシのZ1-Rは常にコソコソいじくってるので全体的に割ときれいなのですが、タンクのメーカーエンブレムだけは、大昔に乗ってたZ2のそのものを付けています。

    塗装が剥げたりしてるのですが、なんだか交換する気になれませんで。
    ※一応新品のリプロパーツは持っています。

    旧車でも特にZ1系はリプロパーツがあるので綺麗にできますよ。
    ただし、
    パーツ代という相応の対価が必要になるのです。
    ※見てくれの外装系パーツは走るのにあんまり影響ないくせに高いのです。

    そして、
    大前提として「いつでもパーツを供給してくれるサードパーティの存在。」があるので全然心配は無いはずでした。

    ところが、
    そうも言ってられなくなってきたのですよ。

     

    Z系の外装はいつでも新品にできるハズだった

     

    ワタクシ
    Z1系バイクの外装についてはサードパーティからのリプロパーツが豊富です。
    資金さえあれば外装だけは割と簡単医綺麗にできる、と楽観視していました。

     

    15年も前のPMCのパーツカタログとか見ると、
    「何でも揃う。」
    という安心感がありました。

    そりゃ40年も経てば、それなりに錆も出ますわな。

    そりゃ40年も経てば、それなりに錆も出ますわな。


    むしろ当時のままの純正で良く持ってるな、って感じすらします。

    PMCのパーツカタログは

  • 壊れたパーツを手配したり
  • 壊れそうなパーツをあらかじめ手配したり
  • こんなパーツ迄サードパーティが作ってるのかと感心したり
  • するのにとても役立っています。
    ※15年も使ってるところが我ながらすごい。

    各種Zの外装セットが純正色各色で手に入るとか信じられない供給レベルです。
    Z750D1とか比較的マイナーな車種の外装もあったり、Z1-Rのシート下の隙間を埋める細いカウルもあったりしてビックリしたものです。
    ※大抵、あのパーツは皆割るのですよ。で、ワタクシが乗り始めた頃はこのパーツが世界的に欠品でした。

    とまあ、
    Z系バイクはリプロパーツの供給が安定して豊富だと思っていたので安心しきっておりました。

    ところが。
    「Z1のフロントフェンダー欠品。」
    ※2021/09現在、再生産の予定なし。お取り寄せ期日未定。

    「え?マジで?」

    22000円程度で販売していた有名ネットショップ三店舗に手配しましたが、全部同じ回答でした。
    ※なら、ネットショップに並べるなよ。

    一応、検索できるようにしておきます。

    Z1 フロントフェンダー
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    どこかのお店のストックがあったらラッキーだと思ってください。
    ※ショートタイプとかFRPの奴なら在庫はありそうですが。

    必要としている現オーナーにはある程度行き渡ったんでしょうかねえ。
    旧車と言うか太古車であるZ1系バイクが今後増えるわけもないので再生産してもメーカーで在庫になる可能性が高い。
    ※しかも鉄製のフェンダーは異常に丈夫ですので買い替えは見込めないし。

    それでも何とかリアフェンダーは新品を押さえましたが・・。
    「なんかすごく高くないっすか?」

    Z1 リアフェンダー
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    なぜだかフェンダー系に限らず、Z系のリプロパーツは楽天が強い。

    そうこうしているうちに「Z750D1外装リフレッシュ計画。」の予算がどんどん膨らんでいきます。
    ※この数か月で、ちょっと嫁に知られると怒られるレベルで散財しています。

    ちなみに・・

    現在の当倶楽部のZ1-Rの白い外装はタンク以外は全部リプロパーツを使っています♪
    ※缶スプレーでの自家塗装はホントに大変でしたがいい思い出です。

    既に10年以上前の話ですが、
    「Z1-RのようなマイナーZの外装がリプロパーツで全部揃う。」
    のには、感動しました。

    FRPで作られた部品は、多少加工精度に難がありましたが 古い外車ならそれが当たり前なので そんなのこちらで修正しますし。
    ※特にZ1-Rは国内仕様がないので中古パーツが解体業者にも全然なかったのでした。

    リプロパーツが販売される前は、Z1系と言えども綺麗な外装なんてほんとに手に入りませんでした。


    純正色外装セットが全種類買える。
    ヨシムラワークスカラーの外装セットも買える。
    ↑少なくとも楽天では売っていました。

    皆錆びだらけのタンクを修正して、タンク内コーティングして、再塗装して使っていたもんです。
    ワタクシが当時の愛車Z2を真っ黒に塗装したのは、ひとえにタンクの見てくれが錆びてボロかったからです♪
    ※プレスタンクとかえり好みしてる場合ではなく、後期型の外プレスタンクでもあるだけありがたかったのです。

     

    Z1純正タイプリアフェンダーは欠品&2005年から超値上がりしてる

     

    ワタクシ
    リプロパーツは2005年のカタログでは結構安いのでこれも安心しておりました。。
    大昔、解体屋回ってボロボロのZ2のメーターに数万円払ってたのが馬鹿らしくなるレベルです。

     

    でも、今回抑えた新品のリアフェンダーはカタログよりかなり高い。

    「えええ。」

    全部調べたわけではないですが、リプロパーツは軒並み値上がりしてるようです。
    いつでもできると思ってたら大間違いだったわけです。
    と思いましたが、15年も前のカタログを見てるワタクシの方が悪いのですな。
    ※給料上がらずにこういうものが上がるんので生活に潤いが無くなるのを実感じますな。

    コレがカタログの値段。

    コレがカタログの値段。


    これが今回買った値段。

    これが今回買った値段。


    ショップによっては、カタログより1万円近く高い物も!

    2005年当時は、
    「この値段でも高い。」
    等と思っていました。
    ※そんな当時のワタクシをしかりつけてやりたい気持ちでいっぱいです。

    当時はまだ中古パーツが今より潤沢で安価だったためにそう思えただけですね。

    今の値上がりを考えたら、当時カタログの値段でいろいろ買い占めておけばヒト財産築けたかもしれません。

    なんでも後回しにするとろくなことがないという教え「エメットの法則。」の通りです。
    エメットの法則位自分で調べなさいと思いましたがワタクシは優しいので書いておきます。
    「タスクへの不安はタスク実行より多くの時間とエネルギーを消耗する。」
    という法則のことですよ。

    いつものように飲み屋で語って嫌われてください。

     

    ちょっと真面目に新品リプロパーツを収集したほうが良い気がしてきた

     

    ワタクシ
    外装に限らず、各種スイッチ類、メーター類、灯火類、各種ハーネス類などはリプロパーツが手に入るうちに買っておいたほうが良いかもしれません。

     

    古いバイクや車を維持するのに一番困るのは、
    「パーツがない。」
    と言うことなんですよ。

    多少高くても、信頼できるパーツが手に入るなら結果的に安い。
    ※安い中古パーツは入手してもうまく動かないことがあることを痛いほど知ってます。

    しかも、
    リプロパーツならデリバリーは1週間程度とかなり速い。
    冗談ではなく、狙ったパーツが見つからない&あまりに高いという事だと数か月、数年単位でバイクを動かせない、という事になりかねません。
    ※これが旧車生活の最大のリスクです。

    中古パーツをネットオークションなどで探す手間とかオークション期限まで待つとか考えるとリプロパーツのありがたさが身に沁みます。
    ※最近、中古パーツをネットオークションで探してる旧車乗りは結構みんな必死ですし、落札出来なければ自分のバイクが動かないという背水の陣で臨んでいるので高額になりがち。

    まだ動いてるうちに、必要になりそうなものはちょっとストックしておこうかと言う気になっています。
    ※動かなくなってからでは遅いし、今更高価なデカいバイクを新しく買う お金 気は全くないのです。

    ちなみに・・

    Z1-RもZ750D1も純正外装は一式ストックしてあります♪
    ※当倶楽部にストックしてあるZ1-Rの外装は純正色ですがどうも米国人が再塗装したっぽいので純血ではないですが。

    四半世紀という期間、集め続けたのでこういうストックがあるわけです。
    当倶楽部のガレージの中二階はこういうストックパーツで溢れています。

    たとえリプロ品に代替しても、古いパーツを捨てないのでゴミのようなパーツ迄取ってあるのです。
    ※一見使えないようなゴミ状のパーツでも部品取りや改造のベースになることは少なくない。

    ただ、結構邪魔。
    そして収納スペースもそろそろなくなってきています。

    なので、
    バイクに乗れない寒い冬の間にちょこちょこ整理してるのですが、どれもこれも愛着があるパーツばかりなので困りものなのです。

    まとめ

     

    ワタクシ

    Z1系のリプロパーツでも欠品が出始めましたか・・。
     金さえあれば 維持が比較的簡単と言われていたZ系ですが、今後はどうなるかわからなくなってきました。

     

    残った分は今後プレミア価格で取引されたりするんですかね。
    それはそれで困る。

    リプロパーツを再生産したところで数多く売れるということはないでしょう。
    既に世界中から日本が買い漁ったのでZ系のバイクは世界的に不足気味で今後増えることは無いですし。
    メーカーさんもその辺はわかってるので再生産は厳しい・・かもしれません。

    ならば、
    買えるうちにパーツはストックしておこうか?と言う気になってきました。
    スポンサーである嫁の協力を仰がねばなりませんが。
    ※これが一番ハードルが高い気がする。

    とはいえ、
    嫁は気まぐれなので
    「ボロイのもいいかもしれない。」
    とか言い出すことがないとはいえません。

    色々考えるとどんどん先送りになり「エメットの法則。」の通り、後でやるのは一層面倒くさくなると思うので、この際本気でいろいろ手配することにします。
    ※とはいえ、パーツ集めは中長期戦になりがちですが。

    Z750D1。色褪せすぎてかわいそうなメーターだ♪

    Z750D1。色褪せすぎてかわいそうなメーターだ♪


    でもメチャメチャ愛着がある。
    皆220km/hや240km/hのjメーターに変えちゃうので逆に180km/hのメーターは貴重です。
    ※Zはそんなにスピード出ませんよ。

    Z1のメーターはたまに壊れます。
    バイクは車種を問わず、コケてメーターを破損する人が多いのでメーカー欠品になりやすいパーツの一つです。

    とりあえず、

  • 綺麗そうなフロントフェンダー
  • 綺麗なメーター
  • 綺麗なハンドルスイッチ
  • エンジン関係パーツ
  • なんかを探そうと思うのでした。
    ※既に中古部品の価格も上昇中。純正じゃなくても全然いいのですよ、ちゃんと動けば。

    外装の交換を予定してる人は早め押さえておくことをおススメします。


    イエローボールなんて30年くらい前はほぼ幻な存在でした。
    ワタクシなら、塗装ベースの外装一式買って好きなように塗るなぁ。

    というわけで、
     お小遣いが許す限り リプロ品を買ってストックしておこうと思います。

    車の世界での部品供給は「国産旧車はハコスカとフェアレディ以外は全滅。」というリアルなうわさも聞いています。

    当倶楽部のバイクはあと10年はオブジェにしたくないのです。

    ちなみに・・

    もう一度言いますが一概に古いバイクがピッカピカな状態がいいとは思いません。

    新品同様にすることは、お金かければ誰にでも出来ますので。
    ※新しいパーツは綺麗で気持ちがいいですが重ねた年代とかそういう重さはありません。

    Z1Rのリアブレーキディスク。

    Z1Rのリアブレーキディスク。


    こういうのもメーカーさんが売ってくれているうちに買っておくべきかもしれない。

    生産された年代に準じて適当にやれた車両と言うのは、それこそその一台しかないわけですよ。
    これこそお金で買えない価値で素晴らしく貴重だと思うのです。
    ※例えば、タンクに貼ってある注意書きのシールとかね。

    とりあえず、
    リプロパーツは古い純正パーツを守りながら運用するためのパーツとして使うのがいいかと思うのです。
    いつでも当時の年代相応な状態に戻せるという、綺麗な旧車が偉いという世間とは逆の方向性ですが。

    多分、このシリーズは第二弾第三弾と続きます。
    ※すでに手配したパーツ多数あるので。

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    Z1-Rに乗り続けて30年
    東京から長野に移住して15年
    ロータスヨーロッパに乗り始めて10年
    そんなワタクシのリアル実体験「北信州のりもの倶楽部。」です。
    車・バイク共に旧車生活の長さや田舎への移住経験、気が付いたことを記事にしています。
     使えない&くだらない 知識量には自信があります♪

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    当倶楽部のオーナーはワタクシです。

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