ここから先の話です。
ワタクシの文章力では上手く伝わらないのでだいぶ端折りました。
その分、画像を大目にしました。
山登りはそれなりに面白いし、体力作りになりますな。
というわけで「その2。」です。
当記事の目次
崖を登るような「千畳敷カール。」から「乗鞍浄土。」までの道
途中で二股に分かれて「散策コース。」と「登山コース。」のルートになります。
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「千畳敷カール。」の神社でお参りして無事を祈って出立します。
最初の15分くらいは楽勝なのですが、いきなり垂直に見えるくらい急でガレガレの岩が続くルートになります。
途中のちょっと広い箇所では人々が休憩してたりしますが、
狭い所では人がすれ違うのがやっとという幅ですので、所々で登りと下りの人が譲り合うため、渋滞が発生しています。
※この立ち止まりが呼吸を整えるのにありがたい。
これを淡々と登りきったところが「乗鞍浄土。」と呼ばれる第一関門です。
※要するに「千畳敷カール。」から見えたの崖の上です。
空が信じられないくらい青い。
画像では伝わらんのが悲しい。
下界は30度を余裕で越える気温でしたが、ここでは風が涼しいです。
崖の向こう側まで見えるので「千畳敷カール。」視界が一気に開けてさらに綺麗に見えます。
空がくそ青いし、雲は全部眼下です。
※この日の天気での景色はほぼ天国なので、浄土ってのもあながち間違ってません。
ここは結構平らなゾーンなので、山荘が二つありまして休息のポイントにもなっています。
山荘から南側に「宝剣岳。」があり、北側に「中岳。」がありその先に「木曽駒ケ岳。」があります。
※「宝剣岳。」山頂は鎖場があり、それを待つ渋滞が発生していたので途中まで行って戻ってきました。
ここから、北に向かい「乗鞍浄土。」から見える「中岳。」を目指します。
GARMINの右上の高度に注目。
割と楽勝♪「中岳。」までの道
とにかく、
登山というのは足を大きく上げないのがポイントの様な気がします。
足は身体の中でも重たいユニットです。
普段全然気にしませんが実は持ち上げるのに相当なパワーが必要です。
階段を上るのは結構いい運動になるというわけです。
※目下体力低下中の中高年にはきついのです。
登山の場合、大きく足を持ち上げないとクリアできない石などが多いです。
その際、出来るだけ遠回りで歩数が多くなっても、足を大きく持ち上げないですむルート探しが重要な気がします。
実はこれは、オフロードバイクで悪路を走破する時にも似ています。
大きな障害を乗り越えるとは出来るとしても、そのセクションで減速したり失速したりするわけです。
少ないパワーで最高の効率を求める時、段差に差がないルートをとるほうが有利な気がします。
「乗鞍浄土。」から「中岳。」までは当然登りですがそれほど段差の大きなセクションではありませんでしたな。
景色はいいのだが、この先下り&上りが待ってる。
「中岳。」からは木曽街道と御嶽山が見える
何十回も通ってる木曽川に沿った谷あいにある木曽街道が木々に隠れてとぎれとぎれですが見えるようになります。
「中岳。」からの景色も絶景です。
山脈ではなく、独立系の山なのでひときわ目立つのが御嶽山です。
御嶽山はやっぱり火山っぽく、色が他の山とちょっと違いますな。
多くの人がここで一息入れます。
というのも、
ここから先はちょっと下ってまた登るルートだからです。
結構急なガレガレの下り坂です。
行ったら帰ってこにゃならんのです。
しかも、
距離こそ長くはないのですが結構な急勾配です。
ルート上の石もデカい。
こういう所を小学校低学年の子供とかそれ以前の小さい子供とかがちょこちょこ登ってきます。
※ということは、すでに一回降りて登ってきたということですな。やるな小僧。
小さい子供だと石が凄くデカく見えます。
クリアするのが大変そうですが、子供って体力無限。
身体の柔かさもあると思いますが、休憩している大人たちが温かい目で見守る中、信じられない体制で登ってきます。
※中には、疲れた疲れたとブーたれている子供もいるにはいる。
こんなところにテント村がある
ここにはテント場が併設されていて色とりどりのテントが設営されていました。
この日は快晴でしたが日中でも風は冷たかったです。
ここにテント泊すれば夜とか相当寒いだろうけれど、星とか朝日とか雲海とかスゲエキレイでしょうねえ。
※ワタクシはやりませんが、これもやってみたら楽しいのかもしれませんな。
ワタクシ的には酒の売店もないのにキャンプするなんて信じられないのです。
キャンプ場に併設してる頂上山荘でトイレを借りることもできますが有料です。
※当たり前だ。
で、コーラなども山値段で買えますが常温です。
※当たり前だ。
冷蔵庫なんてないだろうし、運んでくる人の苦労もあるので山値段は高くても仕方ないのですよ。
資本主義でいう所の需要と供給の法則です。
鬼の目撃情報でもありましたかね?
※ワタクシが言うまでもないけど、昼間は鬼でないよ。
ここでどういうわけか鬼殺隊の一行様と出会いました(笑)
このご一行の誰が言い出したんだか知りませんが、グッジョブです(笑)
コスプレはマラソンだけかと思っていましたが登山でもアリですな。
※子供に大人気でした(笑)
いよいよハイライトの木曽駒ケ岳へ
これもそれほど距離はありませんし、割と勾配も緩やかです。
いやぁ。
ここまでくると遮るものが少ないのでひときわ絶景です。
もうスゲエとしか言いようがないですな。
※文章力がないのですげえすげえというしかないのですが。
あまりの天気のよさに観光協会のパンフレットの撮影できるわ。
ネットが繋がらないので正確に地図と照らし合わせることはできませんでしたが、前日に立ち寄った味噌川ダムが見えました。
この画像で味噌川ダムを見つけよう。
よく見るとわかります。
特徴のあるロックフィルまで見える。
※ワタクシは未だに視力は1.5以上ある♪緑内障ですが。
この景色の前では色々説明不要ですな。
360度とは言いませんが山頂からはかなり広範囲に視界開けています。
山頂には神社がありましたので一応拝んでおきます。
※山岳信仰者ではありませんがなんだかありがたい気持ちになったのでお賽銭は奮発しておきました。
3000mにちょっと届かないくらいの山頂から、しばらく景色を楽しみました。
持って行ったパンで栄養補給をしましたが山頂でカップ麺を食ってる人たちが多く、美味そうな匂いで羨ましかったです。
※ところでちゃんとお湯は沸騰してるのかしら?
のんびりしているとお昼前には既に雲海が晴れてきて、
雲が下から上がって来て山頂付近でも時々雲が直撃して視界が真っ白になります。
目の前で雲が山に突っ込む一部始終が見られる。
ボチボチ降りることにしました。
一歩一歩降りるのがなんだかもったいないくらいのいい景色です。
とはいえ、
下山は登りに比べて素晴らしく楽ですな。
景色を楽しむのは下りの方がいいかもしれませんな(笑)
帰りはあっけなく「千畳敷カール。」まで降りられました。
※ただし、ロープウェイは混雑のため整理券が配られ、乗るまでにまた1時間かかりました。
ちなみに・・
山頂で周りの人達が食べていたカップ麺が異常に美味そうでしたので、帰りは伊那の街中にある有名なローメンのお店でテイクアウトすることにしました。
※飲み歩きに出かける気満々だったのですが、総員の反対にあったため、宅飲みに変更になった。
これも20分くらい待たされたのですが、久々に食すローメンが美味しかったです♪
※「でも焼きそばでいいんじゃね?」などと言ったら今回の旅に同行した伊那市在住のKに凄く怒られました。
ローメンは単独行で日本を回ってた時に食べたことがありますが、それ以降食べる機会がありませんでした。
そして、
「ローメンにはもっと羊の肉を入れて欲しい。」
と昔と同じことを思いました。
そもそもなんで羊肉なのか、なんでこういう形態の麺料理なのか、謎がたくさんあるのがローメンです。
羊肉をドーンと入れてインパクトを狙ってもいいような気がします。
それくらい特徴がないなら、焼きそばの方が簡単でいいような気もしますが、それはこの地方の文化なのかもしれません。
焼きそばをスープに入れて食べる地域もあるしな。
まとめ
この時期は繁忙期値段でロープウェイの値段は高かったですが、最高の天気でしたのでむしろ安いと思うくらいでした。
良い登山でしたな♪
登山は自分の体重を使ってできる最高のトレーニングだということを実感しました。
登ったら降りてこなきゃいけないので途中で諦められない強制力もあるしねえ。
そういう意味でも登山は なんでもすぐ諦めがちな 中高年の体力増強には有効かもしれません。
※ちゃんと準備して臨む必要はありますが。
いやあ、いいところだわ。
ところで、
南信州方面は北信の長野市に住む我々からはかなり遠いのです。
長野県人あるあるなのですが、
「北信の人は南信に行ったことがない。」
「南信の人は北信に行ったことがない。」
人は少なくありません。
それくらい距離的にも心理的にも遠いのです。
※「信濃の国。」という県歌はそういう人たちをひとまとめにするというプロパガンダ的な歌であるという説を支持。
そして、
「山登りする長野県人はかなり少ない。」
のですよ。
それは、
小中学生時代に「登山合宿。」を強要されるかららしいですな。
エリアによっても乗る山は違うらしいのですが少なくとも2500m以上級なのは間違いないらしい。
ワタクシの住む千葉は高い山が皆無なのでそういうのは全くないので理解に苦しむのですが、
生粋の長野県人は大抵「登山合宿にいい思い出は無い。」ようなのです。
登山はきつい思い出として長野県人のトラウマになってる様なのですよ。
※そりゃ無理もないよな。
価値観なてのはどんどん変わっていくものなので体力作りのために登山もやってみればいいと思うのですが、
長野県人はスキーする人も多くないくらい意外と屋内に籠りがちなのでもったいない気もします。
なので、
県外からの登山客が多いのですなぁ。
というわけで、
長く長野県人をやってる人でも北信に住んでいると「木曽駒ケ岳に登ったことがある。」という人は意外と多くありません。
※近くに山がこれだけあるのに遠くまで行ってキツイ登山をするんもが信じられないらしい。
まあ、いい。
とりあえず、
今年の目標の1つであった「木曽駒ケ岳登山。」を攻略しました。
所々きつかったですがスゲエ景色が見れて楽しかったです。
大満足ですわ。
※長野~伊那までの行き帰りのツーリングも楽しかったので、さらにお得な感じ♪
稲刈りの季節ですな。
稲がすっかりなくなると長野は一気に寒くなるのです。
ちなみに・・
登山をやって見て思ったのは「意外と若い人たちが登ってる。」ということでした。
「登山なんてのは枯れた中高年ばかりに決まってる。」
と思ったのですがそんなことは全然ありませんでした。
中高年の登山者はやはり多いのですが、
ちょっと前にブームになった若い女子の「山ガール。」はたくさんいました。
※女性だけのパーティも多かったし、女性二人くらいのグループも多かったです。
また、若いカップルで登山している人たちも多かったです。
これも意外でした。
※二人とも運動が好きじゃないと成り立たないデートですな。
また、大学生くらいの団体がすごく多かったです。
※団体というか男女混合5~8名くらいのグループね。大変健全でよろしい。
さらに、
小さな子供を連れた若い家族連れグループもすごく多かった。
夏休みじゃないぞ、と思うくらい子供が多かったです。
※ということは夏休みはもっと子供だらけなのかな。
朝のロープウェイのチケットを買うために大行列になるくらいだし、
「登山。」は意外と盛り上がってるのかもしれません。
本文とは関係ありませんが、久々にコスプレのAE86見た。
※昔は結構いたもんですが。
キャンプブームの次は登山ブームかもしれませんが、
お金を払っても買えない 体力がないと出来ないので「登山ブームはやっぱり無理がある。」かもしれません。
とはいえ、
登山ブームになるとキャンプブームのように料金が上がって民度がさがるので、あんまりブームが盛り上らなくてもいいのかもしれません。