
周辺にはリゾートや別荘地が多いことでも有名です。
でも一周回ったことがある人はそう多くないのでは?
と、思ったので一周回ってきました。
意外と広い八ヶ岳界隈

シルエットが特徴的なので遠くから見ても判別しやすいです。
でもワタクシは明確に一周した記憶はありません。
それなら行ってみようということになりました。
4月の終わり。
たまたま一日空いたのでバイクで出かけることに。
※GWに丸々一日空けられたのはこの日だけです(´;ω;`)
突然思い立ったので綿密な計画を立てずに八ヶ岳を一周するというざっくりした計画で出立しました。
まずはいつも走る当倶楽部おススメのツーリングルート長野県道40号にて蓼科山までやってきました。
ココまでは長野市外の当倶楽部から下道オンリーで約1時間半といったところです。
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この日は曇天で午後から雨という予報でした。
朝から結構寒いです。
標高が高いので気温はそれなりに低く、バイクはそんなに多くありませんでした。
対向ラインを複数台でツーリングしてた今どきの装備で着飾った感じのバイクのお姉さんの顔が引きつっていたくらい寒いです。
ツーリングのコンディションとしてはあんまりよくないと言えましょう。
※それでも雨が降ってないだけマシです。
ちなみに・・
長野のGWツーリングは寒いのです。
晴れてても標高が高いところは間違いなく寒いです。
バイクに乗るなら真冬装備でもいいくらいです。
※なめてかかると本気で後悔することになりますよ。
調子に乗ってGW期間中に長野の高原でキャンプしたりすると死にそうになりますよ。
※バイク乗りは軽装でキャンプしがち。
ワタクシはGWの某高原でのキャンプで外に出してた缶ビールが凍った経験があります。
持ってる服を全部着て靴下3重くらいにしないと芯から冷えるくらい寒かったです。
晴れて天気がいいと星は綺麗だけれど放射冷却でさらに寒いのだよ。
人間には「温まりたいという欲がある。」ことに気が付くのはそういうときです。
そして。
日によって時間によって全然気温が違うのも長野のGWの特徴かもしれません。
標高の差で気温が違うのはもちろんですが、
朝晩と昼では気温差が10度以上あるのは普通です。
昨日は暖かだったのに今日は寒いなんてのも普通です。
風邪をひかないようにせねばなりません。
※当倶楽部ではGWは普通に灯油ファンヒーターが活躍します。
ビーナスラインをかすめる

実はこの辺りもビーナスラインなのですが全然メジャーじゃありませんな。
連休でご家族連れなどで盛り上がってる白樺湖方面にはいかず、直進します。

VT250FH。蓼科高原。
バイクは誰もいねえ。既に結構寒い。
この辺りは一応ビーナスラインなのですが特に目立った観光ポイントがないので静かなものです。
暴走する県外ナンバーのバイクもほとんどいません。
昔の話になりますがワタクシこの辺りが「裏ビーナスライン。」だと思ってました。
実は「裏ビーナスライン。」は美ケ原の西側のことなんですよねえ。
※非常に行きずらいけれど行く価値はある。地元民は良く行く知る人ぞ知るスポットです。
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連休のビーナスラインといえば混むのが普通です。
なはずなのですが、このエリアはマイナーなルートなので展望スポットといえどもほぼ貸し切りです(笑)
数か所ある展望スポットにはトイレも売店もありません。
富士山が見えたりするわけではないのですが、これはこれで綺麗なもんです。
※たまに県外ナンバーの車が立ち寄ったりしますが大体滞在時間は数分程度ですぐ立ち去りますな。

VT250FH。
展望台からの景観はこの日はイマイチ。
ここからR299(麦草峠)に進みます。
R299から支線に入って長野県道191号にて御射鹿池に向かいます。
とんでもない急勾配のヘアピンが続く道ですが観光客のデカい車や観光バスが入ってきます。
御射鹿池ってそんなに有名なスポットなのかしら?
確かに綺麗な景色ですが実態はただのちっさい池です。
湖面に景色が映るので映えスポットでもあるらしいけれど、湖畔には近づけないよ。
路駐も全面禁止でしかkりとした駐車場がありますが池からちょっと離れてるので車やバイクと一緒に池を写すのは不可能です。
※ワタクシは一瞬路駐して速攻で撮影して立ち去りましたがろくな写真にはなりませんでした(;'∀')。

御射鹿池。
よくまあこんな山の中まで・・というくらいデカい県外ナンバーの車が入ってきます。
この後、長野県道191号を引き返します。
なるべく八ヶ岳に近いルートである長野県道188号に進むことにしました。
ここでとんでもなく迷うのでした。
ワタクシが持ってるGARMINの安い地図では細かい道は出ないのよ。
GARMINは向いてる方向と現在位置が分かればいいくらいの役割です。
ガジェットやデバイスに確実なルートを示唆されるのは楽で便利なのですが、
その場で思い付いた道草ができなくなるので面白くないのです。
時間がある限り、ツーリングは最短距離が偉いわけではないのです。
人生と同じです。
ちなみに・・
今回、GARMINのGPSをバイクに固定するホルダーを変更しました。
今までは角度が悪くて画面が見えずらかったのですがこれに変えたら完全解決♪
今までの固定式のアームから縦横に可動するタイプのアームにしたわけです。
軍事産業のRAMマウントですので細かい商品ラインナップが素晴らしいです。
もっと早くやればよかった。

画面に角度が付けられて見やすくなるのでストレスが少ないです。
別荘地だらけで迷う

※一応、縄文の道に入ったのは確実なんですがね・・。
八ヶ岳周辺一帯は別荘地帯が非常に多いのです。
特に南西方面に多いイメージです。
今でも整地してたりするので新規で売れてるのかもしれませんな。
※廃屋みたいな別荘も少なくないけど。
別荘地帯を走ってるのは県外のナンバーを付けた外車や高級車だらけです。
こちらの過失が少なくても事故にあったらシャレになりません。

縄文の道。
縄文マニアはぐっとくるポイントらしい。
別荘地帯は整地されてるのは導入路だけで家屋が立ってるところは結構入り組んでいたりします。
※そういうところにあんなデカい車でよく入ってきますな。
道端に違法駐車して地図を確認してるデカい県外ナンバー車の多いこと。
※それくらいわかりにくい。
数十分以上走らねば買い出しに行くこともできないので車は必須とはいえ、
デカい車で別荘地に来るのは逆に不便そうでもある。
それに、
別荘地帯の別荘の維持費って素晴らしく高いんのですよ。
道も区画もバブルの頃の開発が多いのですごく贅沢なんだよね。
※こういうお金も維持管理費とか修繕費とかでとられるらしいし。
お金があるところにはあるんですなぁ。
ワタクシにはそんな金の使い方は理解できませんが。
まあ不便さこそ、別荘ライフなのでしょうねえ。
とまあそういう状態の別荘地に迷い込みまして。
別荘地帯の導入路は綺麗に整備されている割に道路表示の青看板とかは全然なくてわかりづらいのです。
思い切りのいい方向音痴である ワタクシは別荘地帯をだいぶ奥まで進んでしまったため、
30分以上迷ってから同じ道を戻ってようやく長野県道484(鉢巻道路)にでました。
※迷ってる間に見たバイクはワタクシのVT250FHだけでした。

八ヶ岳の西側はこんな道ばっかりです。
道に目印が少ないので迷いやすい。
これでツーリングを続けられます。
とはいえ、
結構雲が厚くなってきて寒さも増してきています。
この時点で西側からの八ヶ岳は雲が多くてイマイチよく見えてません。
※名もない道端から撮影したけれどイマイチ。

VT250FH。
こうしてる間にもドンドン雲が厚くなってきます。
山梨県に入る

長野県道484号から山梨県道11号に入ります。
長野県道484号付近はマイナーな快走ルートで空いていますが、
いろんな企業や地方自治体の保養所っぽい施設がたくさんありますな。
そういう発見も面白いものです。
走行しているうちに山梨県に入ります。
この辺りから始まる山梨県道11号はものすごくいいツーリングルートです。
夏季は涼しくて快走できるのでおススメなのですが割とよく走るので今回のツーリングでの利用は最小限にしました。
近くにあった「道の駅 小淵沢。」に入って小休止。
バイク置き場はトイレの前というバイクをないがしろにする扱い。
最近の道の駅はどこでもそんな感じ。
※高速のSAのバイク置き場もひどいけどね。
バイク乗りは群れてくるわりに大金を落とさないし、
うるさくて一般利用者に迷惑になりがちなので歓迎されてないのかもしれませんな。
※ワタクシも休憩時にイチイチ缶コーヒーを買ってたら破産しそうなので最近のツーリングではしぐボトルを持参していますし。
「道の駅 小淵沢。」ではお客さんは外人は非常に多く、売ってるものも高め。
寒かったので暖かいものでも食べて・・と思ったけれどあまりに高いので止めました。
なるべく保水しなきゃとは思いますが、
あまりに寒いので持参した冷たいドリンクを飲む気にもなれません。
まあ、いい。
ココから東に向かって八ヶ岳の東側を一気に北上することにします。
山梨県内は 迷いそうとはいえ なるべくワタクシのGARMINではフォローしないようなマイナーな道を行きたいですな。
雲がどんどん厚くなって気温が下がりまくっているのでちんたら 迷いまくって 走ってる場合ではないのですが。
迷いも天候の変化もツーリングの醍醐味です♪
ちなみに・・
八ヶ岳の南側には
南から
という通り名がついた東西を走る道があります。

VT250FH。
なもない支線にて。
連休なのにだーれもいない。
今回は 一番マイナーそうな 泉ラインを選びました。
小海線に沿って走ってるのでそれはそれで面白いかと思ったのです。
夏の暑い時期のバイク乗りには八ヶ岳高原ライン(山梨県道11号)がおススメです。
※オープンカーでも気持ちいいです♪
野辺山は沸いていた

泉ラインの入り口で給油時にファンキーな恰好をしたスタンドのお兄さんから、
「15時を過ぎると雨の予報ですよ♪」
という地元情報を得ました。
時間はすでに13時過ぎです。
※別荘地帯で迷ったからね。
次第に雲が厚くなり空も暗くなってきました。
いつ雨が降ってもおかしくはないので先を急がねばなりません。
泉ラインは撮影ポイントも特にありませんが森の中を抜ける快走路で車はほとんどいませんでした。
※道も細いし特に景観もよくないですが新鮮ではある。
泉ラインの終点の甲斐大泉駅前から支線に入り北上、結局山梨県道11号に入って国道へ抜けることにします。
これが一番速そうなので。
※南下して山梨県道28号で清里抜けと迷ったのですが天候がやばそうなので先を急ぐことを優先しました。
この辺りから野辺山に向かう行程で標高が上がるとともに気温がガンガン下がり始めます。
細かい雨も降ってるようです。
※VT250FHには小さながらもカウルがあるのは頼もしいね。
道端で袖口や襟元から吹き込む冷たい風の対策をしつつR141を佐久方面に向かって一気に北上しました。
野辺山エリアに入るといつも以上に県外ナンバーの車がうろうろしていました。
いつもはこの辺は閑散としてるのですが。
長野はコナンで沸いている

信濃毎日新聞の一面を飾ったり、ローカルテレビで特集したりしています。
※聖地巡礼で長野県庁は土日祝日も開放してるらしい(笑)
コナン関係、もうなんでもありです。
かくいうワタクシも甥っ子に強烈にプッシュされたため、
当倶楽部でもYouTubeやamazon primeで名探偵コナンを見ることが日課に(笑)。
30年前のTVシリーズの長野県警ものとか見ました。
※割と近所の知ってるところが頻繁に出てきてそれはそれで面白い。
よくできてるけど30年間も小学生なのかぁ。
大枠でサザエさんとかの仲間なのだねえ。
※ストーリー振興の都合とはいえ、こいつら行く先々で人が死にすぎだとは思うが。
で。
野辺山は2025年の映画「名探偵コナン。」の聖地巡礼とやらで流行っているようです。
いつも閑古鳥が鳴いてるので有名な 野辺山の天文台でさえ、交通整理されるくらいに混んでるのでした。
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なので。
今回のワタクシは野辺山の天文台は華麗にスルーです。
混んでるところに用はありません。
空いてるときに行けばよろしい。
とはいえ、
話題としては面白いので野辺山駅には寄りました。

2025年の野辺山はコナン祭りの様相。

これはコナン仕様のサイレージ。
街を上げて浮かれています。
R141から駅までの道路の街灯にはコナンのペナントがたくさんついていました。
※サイレージでつくった牛が映画の副題っぽく隻眼だったりしてちょっと面白くもあり。
で。
野辺山駅構内で立ち食いソバでも・・と思ったのですが
この辺りでぽつぽつと雨粒がカウルにつき始めましたので進行を急ぐことにします。
本格的に冷えてきたので風邪をひいても面白くありません。。
寒い時に雨なんて最悪だからね。
※一応、簡易防水のジャケットを着てますが革のグローブもカメラも濡らしたくないし。
とはいえ、
せっかくなので国道を外れて八ヶ岳を撮影してみました。

VT250FH。
絵面的にすんごい寒そうです。
予定では野辺山を北上して長野県道2号でのんびり帰りたかったのですがR141を突き進むことにしました。
※ワタクシは千曲川の東側にある昔の街道の風情がある長野県道2号線をのんびり走るのが好きです。
車の流れに乗りつつ、松原湖くらいまで来ると多少気温が上がります。
※普段なら十分高原ですが野辺山に比べりゃ標高は全然低いので。
雨こそ降っていませんが気圧がおかしいのか風はかなり強めです。
この辺りからも八ヶ岳を撮影したかったのですが山と森にさえぎられて開けたところがないので仕方なし。
※しかも後ろ方向だからよくわからんし。
R299に入って新しくできた「道の駅 八千穂高原。」に寄ろうかと思いましたが混んでたのでやめ。
最近の道の駅は高級化路線がすさまじく、貧乏人が気軽に休憩に寄れるところではなくなりつつありますな。
時間短縮のため、八千穂高原ICから中部横断自動車道の無料区間を一気に北上することにします。
高架上の道路なので国道以上に横風がすさまじく飛ばす気にはなれません。
改めて思うけれど軽量で馬力のない250ccは高速走行中の横風には弱いねえ。
※強風でも車重が100kg以上重たいZ1-Rだと堂々と走れる気がします。
佐久北からR141に戻ってR18を超えて浅間サンラインにのりました。
ここまでくればいつもの散歩の範囲です。
当倶楽部のガレージにはなんだかんだで16時ちょい前にはVT250FHを収めることができました。
午後からは終始いつ降り出してもおかしくない天候でしたが何とか濡れずにすんだのでラッキーというところ。
早速、ファンヒーターを全開にして暖を取ったのでした。
ちなみに・・
このツーリングで山梨のGSで給油したところ、22km/Lと今までで最も悪い燃費でした。
なんでだろ?
好調なバイクは燃費がいいはずなんですがね。
最近、オイルは交換したしなぁ。
それほどぶん回したわけでもないしちょっと様子見って感じです。
どこかが壊れてなきゃいいのですが。
前回給油時に給油量が少なかったのかもしれないな。
↑プラス思考。
まとめ

八ヶ岳の写真はイマイチうまく取れてませんがまた行けばいいのです。
雨に降られず、無事に帰宅できただけでラッキーなのです♪
次回は逆回りで行こうかね。
今回は突然の思い付きでスタートした八ヶ岳周遊ツーリングでした。
意外と面白かったので八ヶ岳の撮影をするため、再度挑戦するつもりです。
※距離的に200㎞ちょっとでちょうどいいし。
ツーリングのテーマなんてなんでもいいのですが、
こういう何となくの目標があるとワーワー走り回ってるより達成感があったりします。
最近はツーリングもドライブもこういうテーマを無理やり作るのがワタクシのトレンドです。

VT250FH。
今回のルートはものすごい空いていて快走できました。
連休のツーリングとしてはいいルート選択でしたな。
※たぶん、普段も空いてるはず。
一流観光地は高いし不味いし並ぶのです。
混んでいる連休時期などはなおさらです。
そういうところはお金持ちと情報弱者にお任せしましょう。
我々は機動力のあるバイクで有名ツーリングスポットのすぐわきの誰も行かない素敵スポットを見つけたりするのです。
※誰にも分ってもらえないですが地味に楽しいです。
そうそう。
写真を撮影しながらツーリングするなら単独行が一番です。
何度も止まっても文句が出ない♪
下手すりゃ戻ってもいい。
同行する人がいると気を使います。
ワタクシは別に孤独が好きなわけではなく、
せっかくの休みなのに人に対して必要以上に気を使うのが面倒くさいし疲れるのです。
そして。
山の写真を撮るなら適度に遠くからが一番な気がしますな。
もちろん山を直接目で見るなら至近距離がいいと思いますが、
「山がデカすぎるとバイクや車と一緒に写真を撮るとフレームに入りきらないことが多い。」
ということが最近わかりました♪
実体験からいろいろ学ぶことは歳を取ってからもたくさんなるのです♪
だからバイクは楽しいのです。