一般的に肩こりといえば、デスクワークなどで決まった姿勢を長時間とることによっておこるように思われがちです
一日楽しかったはずのバイクツーリングから帰ってきて、なんか肩がおかしいな?という人意外に多いです
原因がわかれば対策も打てようというもんです
最近、知り合いのリターンライダーからそういう相談されましたので、まとめてみました
当記事の目次
バイク乗りには肩こりの原因への自覚がない
肩こりの原因を自覚している人はそこまでひどい症状になりません
自分が肩こりになる原因と解消するすべを知っているか知らないかだけです
バイク 肩こり とかで検索されてきた方が多いと思うので、各自思い当たる原因を確認されたし!
結局、こまめなストレッチとかやりつつ、今に至っています
※今現在はほぼ全く肩こりないです
原因に気が付くことができるかどうかはいったんおいておいて、「バイク乗りには肩こりに直結する原因となる事象がたくさんあるんですよ、実は」という視点で原因別に書いてみます
ライディングポジションによる肩こり
デスクワークでもそうですが、長時間同じ姿勢を続けていると肩がこる経験はあると思います
バイクもおんなじです
バイクの乗車姿勢って、結構独特なんですよ
何とも似てませんよね
※それだけ普段使わない筋肉に負荷がかかるってことですよ
長時間運転(高速道路など特に)で、ライディングポジションをあんまり崩せない場合、筋肉の血行不良が肩こりを起こす原因です
これを支えている筋肉が緊張してればそりゃ肩も凝るっていう寸法です
とにかく、休憩時には肩甲骨周りを動かすことが重要です
バイク乗りにとって一時間ごとに休憩、というのもあながち体力とか集中力とかだけの問題じゃないんですよね
ライディングポジションはある程度身体に合わせられますが、あんまり酷ければ、アップライトのハンドルを装備したバイクに乗ることをお勧めします
肩こりがひどい人は、間違っても昔のレーサーレプリカのような低いハンドル装備のバイクは止めたほうがいいです
※視線も低くなりがち、肩に力も入りがち、カッコはいいけど、肩こりにはいいことないですよ
意識して肩の力を抜くことも重要ですよ♪
※これができない人意外に多いのでびっくり!
休憩時には積極的にストレッチだ!
解放感と反する精神的な緊張による肩こり
知らない道をバイクで走る、表面上は爽快感があるとはいえ、実は結構精神的なストレスも発生しています
慣れた道、知ってる道だとこの辺はあんまりないんですが、知らない土地へツーリングに出かけるなどの際には心も身体も結構緊張していると思っていいです
※ワタクシは20年以上バイクに乗っていますが知らない道ではいまだにそうです
日帰り程度で、ちょっと道を外すようなツーリングでは、一時的な緊張で解消もさせやすいですが、泊りがけで行くロングツーリングの場合は、緊張状態が継続して肩こりが全然抜けないということになりかねません
キャンプツーリングでテントで寝るのに慣れないと緊張は改善しないので疲れがとれませんよね?経験ありです(特に雨天でテント張るとか)
※キャンプツーリングは最初は近場をお勧めしています
初めて走る道は、ナビとかに頼ればいいんでしょうが、ナビに支配されてそうであんまり見ません
迷ってもいいんですよ、何とかなるという気楽な構えで行けばいいと思いますよ
所詮遊びの一環です
道くらい間違っても誰も怒こりゃしませんよ(笑
手や腕、指を使う筋肉のバランスによる肩こり
-
ライディングって、大きく腕を動かす機会よりは細かく手先を動かしています
- アクセルワーク
- クラッチワーク
- ブレーキング
- ウィンカー操作など・・
首、肩回りの大きな筋肉が動かない上、さらに各種操作で使う指の細かい動作が全体に負担になります
指先につられて手、腕の筋肉が疲労しやすくなって、肩こり状態になり、それを継続するので肩こりスパイラルに陥るのではないかと推測されます
指が攣るとかそういう状態になってませんか?
※ワタクシは本気でオフロード走ると、たまに手首の筋から先が攣って指が変な方向で固まります(泣
そんな時は休憩時にストレッチはかなり効果があります
すぐ効果は出ないんですけどね・・やらなより全然マシです
※ワタクシ的にはヨガの英雄のポーズが効きます
※ワタクシがヨガの先生から教わったのは、片手を下に向けるポーズだったが一般的ではないらしい(笑)
-->お姉さんが教えてくれるヨガの英雄のポーズの動画はこちら
目が疲れることによる肩こり
バイクや車で移動する際には、意外なほど目を使っています
- 常時の危険察知はもちろん
- コーナーの曲率をあらかじめシュミレーションしたり
- 停止線を意識したり
- ガソリンスタンド探したり
- コンビニや道の駅の看板探したり
- 道路情報や警告看板を意識したり
休まることないでしょ?
※ネズミ取りに注意したり、というのもある
こんな感じで常にバイクが走っている限り、目を動かすだけではなく、繰り返し焦点(ピント)を合わせています
この原因は、目の焦点を調整する筋肉が酷使された結果、目の疲れの不快感から、肩こりを起こす筋肉が緊張するように作用して、後頭部付近から肩全般、首スジにだるさを感じたりします
目の疲れは精神的緊張で助長されるようで、この状態が続くと自律神経系を乱すことにもつながるようです
- 目が痛い
- 光がまぶしすぎる
- トンネルで明順応、暗順応がうまくできない
という状態になると目はかなり疲れています
※そのうち目が熱もって来ます
顔洗って濡れたタオルで目を冷やすのも効果的です
※あんまり目が疲れたら寝ちゃうのも手です
ライディングでは視線を遠くに!とよく言われますが、目線が近いと目の処理が追いつかないので余計に疲れますよ
なので目線を遠くに置けない初心者は余計に疲れます
ワタクシは視力はいいのですが初期の緑内障と白内障を併発しているので、休憩時には目を冷やす、温める、目薬を差すなどしています
※あんまり暑いときは目薬の携帯は品質を下げて逆効果だそうです
天気のいいときは休憩時には絶対サングラスを外しません
※もちろん、ヘルメットはライトスモークシールドですよ
温度差、冷えなどに起因する肩こり
バイク乗りは常に温度差との戦いです
今は非常にいいウェアがあるとはいえ、走行中の体感温度は速く走れば走るほど下がります
※でかい扇風機に当たり続けてるようなもんです
扇風機を消し忘れてそのまま寝ちゃうと起きた時に非常にだるいのに似てるのかもしれません
結局、身体がこわばり続けると肩がこるってことです
※寒いと肩こりするってよく聴きますよね
ちなみに、夏場に冷房がガンガン効いたオフィスなどでも自律神経が乱れて疲れます
夏に外気との差があって、オフィスと出入りが多いと、毛細結果の収縮頻度が上がって疲れちゃうんですよ
ちなみに、真夏とはいえバイクでTシャツ一枚で高速を走り続けると異常に疲れます
※体温がどんどん奪われていくのでそれを補おうとするようです
この辺は、少なくとも長袖のウェアを着こんで体温の急変を避ける、空気層を作って身体をいきなり冷やさない、などで対策しています
※ツーリングウェアの素材別特徴についての記事も用意しています
腰をかばうことによる肩こり
重いバイクに乗ってる人に限らず、中高年に多いのが腰痛持ちです
だってあの腰痛の恐怖は刷り込まれてるはずですよ
あの痛さは、経験者しか語れません
※全然他人にはわかってもらえないんですよね、腰痛って
腰をかばうと、背筋というか全身の背面全体がこわばります
思いっきり経験者です
もう腰痛との闘いを語り始めると長くなるので別の記事にします
※ヘルニアで1か月入院しました
ワタクシは、腰を壊してから肩こりするようになったのでこれも真理だと思います
※体幹をきっちり、数年にわたって鍛えなおしましたので、片足立ちとか、結構得意です
常にどちらかの足に体重をかける癖がある、足の骨を折って以降、常にかばっているなど、です
※ワタクシは、左足を折って以降、腰痛になり、肩こりになりといいことないですわ
まとめ
バイク乗りの肩こりについての原因をまとめてみました
あくまでも経験上です
その後、原因と解消法を徹底的に調べ上げて、全部実践してきました
バイクに乗って肩こり酷い人、どれかに当てはまりませんか?
※今はアラフィフ(言いたくないねえ)ですが、ほとんど肩こりないです
特にリターンライダーは一番肩こりの条件がそろっています
※ね、どれかに当てはまるでしょ?(笑
- 身体に合わない低いハンドルのバイクは避ける
- 常に首肩回りを動かす
- 身体全体を冷やさない
- 目に負担をかけない
- 腰に負担をかけない
- 体幹を鍛える
- 長時間のライディングではきちんと休憩してストレッチする
と言ったところでしょうか
バイクは楽しいけど疲れる
※だがそれがいい
でも余計な負担は、心にも身体にも財布にもかけたくないですよねえ
※肩こりが原因で事故とかもうほんともったいないですよ
さっさと肩こりごとき原因に納得して対処して克服しちゃいましょう♪
その方がより一層ツーリングを楽しめます!!
という、珍しいほどきれいなオチでした♪
↓参考までにツーリングから帰ってきたらこれ使うと翌朝全然違いました♪
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