基本的には、何かあった時に提示できないと一発免停です。
バイクの書類を携帯しているという話はあんまり話題に上がりません。
そういう商品も出ていません。
なので、ワタクシが作ってみました。
※もしかするとビジネスチャンスなのかもしれません。
当記事の目次
バイクの登録書類と自賠責は携帯しないと違反
両方とも携帯していないと違反です。
最悪、一発免停になります。
でもバイクには、書類を入れておくところなんかないんですよね・・
大抵、バイクに積んである書類は固めのチャック付きビニール袋に入ってるくらいで汚いんですよねえ。
251cc以上の車検証や自賠責保険の証書はは数年ごとに新しくなるのでまだマシです。
250cc以下クラスの登録証なんかナンバー変えない限り、ずっと積みっぱなしですよ?
よほど密閉できる小物入れがついてるならまだしも、大半の車種は雨天で走ったりしたら・・ねえ?
※メットインスペースのあるスクーターならまだしも。
一応、いろんなバイク用の車検証入れを検索できるようにしてあります。
とはいえ、
書類の不携帯は「違反」とされています。
※バイクに紙を積むという時点でかなり無理がある。
せめて、免許証みたいにカードにしてくれないかね?
お役所仕事に文句言っても無駄ですが。
※250ccクラスの登録証がA4判になっただけっで、大満足なお役所ですからね。
市販のバイク用書類入れは安っぽい
しかも、そういうところにコストをかけないのが国産バイクです。
※車載工具なんか外車は凄くカッコいいけど、国産はプレスで打ち抜いたような工具が普通です。
でも、チャック付きの厚手のビニール袋ってのも・・ねえ?
ショップがオリジナルで作ってるのもあるようですが、これもビニールにショップ名を印字する程度が普通です。
車の車検証入れは結構凝ったものが多いです。
周りに聞いてみたら、やはり「ジップロック状のビニール袋を使用」してる人ばかりでした。
これでは、ワタクシが納得いきません。
※30年近く書類を適当に積載してきたワタクシがここで一念発起します。
まず、
バイク用書類入れに必要な気にはどんなものか、考えてみました。
防水機能と防塵機能
バイクを新車購入時についてくると思われるチャック付きビニール袋はこれに特化しています。
コスパ的にも安いしメーカー的にはこれでいいんでしょうねえ。
※たぶん今まで文句も出なかったんだろうと思います。
ビニール一枚で大事な車検証を保護できる自信はないです。
ただし、チャック付きのビニール袋はとんでもなくダサい。
しかもシート裏に貼り付けろとか、どうかしてるとしか思えない。
※工具出してシート外すの?
バイクの書類を携帯するにあたり、
最低でも防水&防塵機能は必要です。
書類がグシャグシャにならない
大体、まともに紙を入れるスペースはほとんどのバイクにはありません。
なので、車載工具入れに無理やり押し込んだり、テールカウルの隙間に無理やり押し込んだりします。
大事な書類としてこの扱いはどうなのよ?
という書類を携帯するにはほぼ最悪の条件になります。
※しかも昔の登録書類は、手書きの写し見たいな紙だったので読めないこともあるのですよ。
バイクの書類を携帯するにあたり、
書類がグシャグシャにならない工夫は必要です。
出来る限りかっこよく収納したい
ワタクシは車の車検証入れは結構こだわるこうでして。
カッコいい書類入れだと満足感が高いです。
とはいえ、
バイクにA4判の書類をそのまま積めるスペースはありません。
バイクの車検証入れは車の車検証入れと違って「大きい物は不可」なんですよね。
バイクの書類を携帯するにあたり、
少しでも格好よく携帯するための工夫は必要です。
結局書類入れを自作しました。
さんざん探しましたが、そんなもんはこの世に存在しませんでした。
そういう場合は自作です。
「プロトタイピング手法」
という、実際に作ってみて改良を加えていくという計画性はあんまりないけど、
絶対に何か成果物ができるという得意の手法で作ってみます。
実際にモノを試しつつ少しずつ良くなっていけばいいんです。
※スパイラルアップともいう、ワタクシが得意とするシステム構築手法です。
今回はビニールレザーなのでミシン縫いで仕上げました。
を模索して作ってみました。
※KDX125SRSRは別の方法で書類携帯する方法をとりました。そのうち記事にします。
※KTM125EXCは未だにどうしようか悩んでいますが書類をウェストポーチで携帯する方法でいいかなと思っています。
書類入れ搭載場所
とりあえず、第一案というか試作という位置付けです。
オンロード用
■Z1-R、Z750D1用
エアクリーナダクトと電装プレートの隙間に突っ込みます。
ココしかありませんでした・・
テールカウル内は隙間だらけで、リアホイールが跳ね上げる水を浴び続けます。
汚れるし、工具など入れるとすぐ錆びます。
※それでも最低限の工具はシップロックに入れてテールカウルに入れてますが。
一応、バッテリーの上とかも検討したんですよ。
スペース的にも形的にも相当折りたたまないと入りませんし。
しかも、
テールカウル内はリア周りの配線はむき出しです。
ここに格納するなら、フレームの上に密閉できる空間を作ってそこに入れますが、形もアレなので頑張ってもそれなりの容積の確保は難しいでしょうねえ。
オフロード用
■DT200WR、セロー225W用
メーターとライトカウルの隙間に突っ込みます。
ここが一番走行時の汚れの影響を受けない気がします。
アルミ板でカバーを作成して、書類が入ってるように見せないところがポイントです。
※ゴムを挟んで目隠しにしてみましたが転倒時に吹っ飛んでいきましたので、アルミ板を曲げて蓋状に加工、ちゃんと固定してみました。
まだ、ビニールレザーでカバー作る前の画像ですが。
メーカー指定の書類搭載方法は、
に、ビニール袋に入れて貼り付けろという感じです。
ちなみに・・
丸Zと呼ばれるZ1系のバイクのテールカウル内には引き出し付きの小物入れが存在します。
ちょっと考えられているなぁと思う装備です。
※引き出しのトレー部分が欠損してる個体も多いです。
ただし、
高さも幅も後端が狭くなる形状なので入るものは限られます。
※名目上は一応「書類入れ」らしいんですがA4サイズは最低二回折らないと入りません。
当倶楽部のZ750D1のこのスペースには、
を格納しています。
※たまに洗っていますが常時埃っぽいです。
書類入れの作成
ビニールレザー、ナイロン製の梱包材、アルミ板、ジップロックという多層構造で作ります。
という感じで作ります。
全ての要件を満たすには多層化するしかなかった・・
なんてことはない、市販のビニールレザーをミシンで縫い合わせて作ります。
そのままだと地味なので、スタッズを使ってアイキャッチポイントにしてみました。
また適当にハトメで穴をあけて革ひもを通すとちょっとした「おしゃれアイテム」になります。
※こういう小物は革細工趣味だとすぐにたまるのですよ♪
閉じ口は、ビニールレザーを袋状に縫って、
柔らかい太めのアルミの針金をいれることで軽く閉じられます。
※完全密封ではありません。
結構いい感じに閉じます。
アルミ板は、以前ロータスヨーロッパのタンブラースイッチを増設した際のあまりを使いました。
あまりのアルミ板を寄せ集めて作ったので厚みに統一性はありません。
があります。
※1.0mmのほうが加工は面倒くさいし、買うと高いけれど重厚感があっていい感じです。
梱包材は、ヤフオクかAmazonで何か買ったときに入ってたやつを使いました。
※柔らかい梱包材は革細工でキーホルダー作る際の芯材にすると手触りの良いものが出来ますよ♪
ジップロックは、ホームセンターで売ってる奴で十分です。
として、サイズは適当にチョイスしています。
ちなみに・・
ボタンをつけた蓋をつけて携帯灰皿のように閉じることも考えました。
でも、
ボタンの分がかさばるんですよ。
あくまでも隙間に突っ込む仕様ですので、少しでも薄い方が都合がいいです。
したがって、
今回のプロトタイプの書類入れは
蓋なし仕様としてみました。
以降、
梱包材+アルミ板で格好良くはないプロトタイプを0号機とし、今回のを初号機とします。
書類本書をバイクに積むのは危険すぎる
バイク自体を盗難された場合、登録書類や車検証があればそのまま名義変更できてしまいます。
大きな声では言えませんが、
コピーを搭載しているだけでも、一応お咎めはないという話も聞きます。
※厳密には×ですので誤解なきよう。
複数の先輩方から、
コピーでお目こぼしを受けたという証言を得ています。
※絶対ではありません。現場の判断というやつでしょう。
とはいえ、
書類のコピーすらも携帯していない場合は、現場の判断も厳しくなることが予想できますね。
ワタクシも、
実際にはコピーを積んで本書は自宅保管することにします。
※念のため、携帯で登録書類を撮影して電子データでも持っておきます。
まとめ
ほんとに皆さんバイクの書類入れはどうしてるんだか・・
ワタクシは、今までコピーをウェストポーチに入れる派でしたが、結構グシャグシャになるので困っておりました。/speech_bubble]
とはいえ、
それっぽい商品もないですしねえ・・
※バイクごとに積載箇所が違うので汎用性なんか皆無でしょうけど、人気車種ならそこそこの数売れるんでは?
搭載後の使い勝手の立証はこれからです。
取り合えず、
作ってみたので運用してみてダメなところは解消していく所存です。
梅雨の時期はこういう屋内作業で気を紛らわすしかないですしねえ・・
※冬の間に作っておけって話ですよね。
改良したらまた記事にします♪