その組付け作業を行ったのでポイントと締め付けトルクを記録しておきます。
誰にも必要とされていない記事とは理解しておりますが格好良くなって超嬉しい。
という記事です。
バイクのリアディスクを組み込むのは結構簡単
Z1-Rは重心がおかしいので他のZシリーズよりちょっとセンスタをかけるコツがあります。
そんなのは背筋で持ち上げればいいだけです。
※限定解除持ってる人でもZ1-Rのセンスタを一発で掛けられる人はほぼいません。
この時点でかなりハードルが高いバイクですな、Z1-R。
※Z750D1はもちろん、以前乗ってたZ2もセンスタは楽勝でしたが。
ヨシムラSHOWAのリアサスが長すぎるので、センスタだけだとタイヤが地面に付いちゃうのよ。
センスタさえかけれれちゃえば、あとの作業は余裕です。
※回り止めは今回は再利用しましたが次回は新品に交換する予定です。
ここまで、1時間くらいですかね。
多分、当倶楽部のガレージには一生使いきれないほどの量のねじ止め剤があります。
マニュアルには、
ディスク取付ボルトの締め付けトルク:4.0kg-m
となっています。
※マニュアルではネジロック剤は使うな、となってます。
神々しい輝きで大満足♪
サンスターのリアブレーキディスクキットには、14mm頭のボルトではなくキャプボルトがセットで入っていました。
もったいないので使わずに保管しておきます。
※ブレーキディスクの固定をするなら、ボルトの方が見た目が好きです。
ちなみに・・
ストックしてあったリアスプロケも交換してしまいました。
もちろん530チェーンコンバート対応した奴です。
※もともとついてたのも十分使えるので、予備として保管します。
Z1-R1型の場合
フロント品番:557-18(18T)
リア品番:RK-108-40(40T・ジュラルミン)
チェーンサイズ:530 チェーンリンク数:112
アルミのスプロケは消耗してくると、刃の部分が吹っ飛びます。
※ワタクシはツーリング先で刃が3個掛けたところで気が付いたので良かった♪
スプロケの刃が鷹の爪のように変形してきたら交換した方が無難ですよ。
スプロケの刃が一個吹っ飛ぶと連鎖的にその前後の刃も吹っ飛んでいきます。
マニュアルには、
リアスプロケット取付ボルトの締め付けトルク:4.0kg-m
となっています。
※マニュアルではネジロック剤は使うな、となってますけどね。
減速比や素材でいろいろバリエーションがある。
最安値なら30000円以下です。絶対セットで買った方が割安。
キャストホイールの清掃
ただし、切削面の汚れは綺麗にしておくと足元が引き締まります。
バイクのリアホイールは、チェーンオイルが飛ぶので汚れやすいのですよ。
バイクのチェーンはフリクションの塊なので常に油脂で潤滑されてスムーズに動かなければなりません。
チェーンオイルは、チェーンも遠心力によってチェーンの動線上に飛び散ります。
※チェーンカバーがないバイクはチェーンオイルが飛び散りまくりです。
チェーンにオイルが不足して潤滑が滞ると、
等いいことはありません。
じゃんじゃん潤滑して、ホイールは汚れたら清掃すればいいのですよ。
古いキャストホイールの清掃はアルミも頑丈なので100円均一のスチールウールが大活躍。
※スチールウールはサイレンサーの消音材にも使えて得です。
切削部分がまた一段と綺麗になるのです。
パーツクリーナーと組み合わせてスチールウールで軽くこすると汚れが出るわ出るわ。
※適当にやめておかないといつまでたっても終わりません。
適当なところで胡麻化して終わらせます。
完璧よりも完遂の方が偉いのです。
ホイールベアリングもチェックしておく
Z系のホイールには結構頑丈なボールベアリングが入っています。
ホイールにアクスルシャフトを組みつけた状態で手で触ってガタがあったらすぐに変えたほうが良いです。
※その時点でかなり痛んでいます。
それほど高価なものでもないので各種ベアリングはストックしておきましょう。
今回は特にガタがないと判断しました。
古いグリスを出来るだけ掻き出して、新しいモリブデングリスを入れておきました。
ワタクシはZ2時代にホイールベアリングの異常で一回死にかけています。
こんな記事もあります▼
ホイール組付け時のカラーとワッシャー
それでも何とかなっちゃうようなんですが。
カラーは入るところに入るようにしか付きません。
これは問題ないとして。
クリアランス調整用のワッシャーは個体によって千差万別と言えます。
ワッシャーが一個も入ってない個体もあります。
ホイールやその周辺の動きを邪魔しない&クリアランスに問題がなければそれはソレで正解なのかもしれません。
外さないとチェックできない個所もあるでな。
当倶楽部のZ1-RとZ750D1には、
カラーが入らないパーツとパーツの接点にスペーサーとしてワッシャーを入れています。
例えば、
の二か所に入れています。
ホイールベアリングの動きを阻害しないためとチェーンラインの微調整のためです。
ちなみに・・
ホイールシャフトの27mmのクラウンナットを思いっきりシャフトを締付るのは個人的には反対です。
回り止めのピンもあることだし、ホイールの動きを阻害しない程度に締め付けるのが正解と思っています。
シャフトのネジ山が痛んでいない個体はないわけで、それを加味して車体毎に締付トルクを調整する方がいいのではないかと思っています。
※もちろん緩すぎるのは論外ですが。
マニュアルには、
リアアクスルナットの締め付けトルク:12.0kg-m
となっています。
同様に、リアサスの固定ボルトを思いっきり締めてる人もいますが、それではちゃんとリアサス動かないよ。
スイングアームが上下に動く際にサスの下端は多少前後に動くんですよ。
マニュアルには、
リアショックアブソーバ取付ナットの締め付けトルク:3.0kg-m(サス上側)
リアショックアブソーバ取付ボルトの締め付けトルク:3.0kg-m(サス下側)
となっています。
参考までに、
マニュアルにっよると3.0kg-mというのは、エンジンオイルドレンプラグと同じ締め付けトルクです。
※ドレンボルトなんてもっと緩くていい気がしますけどね。
まとめ
ブレーキディスクが痛んでる梅雨のオーナーはみんなやった方がいいよ。
超満足度が高いです。
マジで頑張って買ってよかった(感涙
もっと早く買えばよかった・・
新品のブレーキディスクが美しい♪
「コレで当倶楽部のZ1-Rは後10年は戦える。」
と、組付けられたリアディスクを眺めつつ、しみじみ思うのです。
長い間本当にご苦労様でした。
今後は当倶楽部のガレージでキャップスタンドの足として加工される予定です。
誰も分かってくれなくてもいいのです。
ヒトに迷惑かけずに趣味の範囲でワタクシだけ楽しければ。
このような
「普通の人にはツマラナイことをイチイチ噛み締めて喜ぶのが人生のクオリティQOLを上げるコツ。」
なのです。