でも、似たような立ち位置のZ900RSやCB1100、W800のようなモデルほど街中で見かけません。
「またSUZUKIが先走りすぎたか?」
とってもSUZUKIらしくて微笑ましいのですが。
刀ファンにとってGSX1100Sのみがカタナ
GSX1100S刀のインパクトは今でもすごいです。
「うを!カッコええ!」
と素直に思えるバイクの一つです。
当記事では以降新型KATANAをアルファベット表記、GSX1100Sカタナはカナ文字苦は漢字で表します。
※もう面倒くさいのよ、同じペットネーム付くと。
バイク乗りにとって、GSX1100Sは唯一無二の存在なのでしょうねえ。
SUZUKIにとっても一時代を作ったバイクですしねえ。
「SUZUKIはカタナに呪われてる。」
と言ってもいい。
こんな記事もあります▼
刀には呪いがある。
なんかオドロオドロシイ書き出しですが・・
GSX1100S以降、しばらくSUZUKIは刀デザインの呪縛から離れられませんでしたね。
80年代前半から中盤にかけてSUZUKIの全てのバイクのデザインにどことなくカタナの気配を感じたものです。
月間オートバイ誌が年に一度 いい加減な編集で おまけに付ける「日本のバイクの100年史」
みたいな流れを追える書籍を見ると、
デザインがどんどん変な方向に行くのが見てておかしいです。
※GSX-Rがでても、γが出ても、何故か刀の呪いから逃れられないモデルがラインナップされてるのが良くわかる。
GSX750Sは?
GSX750S1、S2とあのスタイルにかなり近い恰好で販売されていますね。
とまあ、詳細は微妙に違いますが。
とはいえ、
ほとんどのGSX750S1、S2の個体はGSX1100Sと似たような恰好に改造されていますね。
※逆にアップハンの方が目立つかもしれません。
GSX750S3、S4については、非常に評価が低いけど
「ワタクシが今一番欲しいバイクがコレだ。」
そして、
リトラクタブルライト装備という遊び心が素晴らしい。
オーナーは立ち上がれ!
あんまり騒ぐとこれも値上がりしそうだ・・
と思ったら、すでに結構高い。
そして乗らないならワタクシに20万円位で売ってくれ。動けばいい。直す。
大事にするので。
※業務連絡でした。
GSX250S、400Sは?
アニメ「ばくおん。」でもあったように、中型の刀は空冷刀乗りからは認められてない気もします。
※ちょっとエンジンに迫力がなく、ライトは一回り小さいことを除けば良く出来てると思う。
ただし、
ノーマル同士だったら、ほぼ確実に峠で1100Sより速い。
※GSX250Sでも峠の下りが続くなら軽さを武器にデカいバイクぶっちぎれます。
でも速さだけがバイクの魅力じゃないのですよねえ。
ちなみに・・
GSX1100Sって結構乗るのが難しいバイクです。
とまあ、デザイン優先で作られたのが良くわかります。
※現代にこんな完成度のバイク出したら事故者続出です。Z2の方がはるかに乗るのは楽しい。
それまでのSUZUKIのダサいデザインのバイクから突然でてきた感がすごい。
純正状態のGSX1100S刀で速く走れる人って見たことないですが、
「それこそがカタナ使い。」
なんでしょうねえ。
ワタクシもホンの一時、自己名義で乗ったことがありますが手ごわすぎました。
どうやっても一発でUターンできなかったし、箱根新道の長い下りが怖かった。
懇願されて手放しましたが後悔はしていません。
※今どこにあるんだろね、ワタクシが乗ってた個体。
ニューデザインでも水冷でもダメ
確かに新型KATANAは、
どっかで刀っぽいし、 SUZUKIのダサい刀の呪いから逃れられない中途半端なデザインの バイクよりよほどカッコいい。
ただし、
「誰に売りたいのだ?」
カタナの呪い系バイク。
SUZUKIにはまともなデザイナーがいないと思ってた。
水冷にしたのは、今使える適当なエンジンがそれしかなかったから。
という理由なのかもしれません。
アップハンにしたのは、KATANAの購買層と思われる中高年にはセパハンは無理という配慮なのでしょう。
GSX1100S刀のライディングポジションは、
には無理です。
※GSX1100Sにハンドルポスト立ててアップハンで乗ってる人もいますがね・・
この辺はSUZUKIの良心というか、マーケティングの調査の結果なのでしょうねえ。
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2020年に出たKATANAはブランド継承しただけ
という世間の評価な気がします。
いろんな媒体で新型KATANAを盛り上げようとしているのですが、イマイチ盛り上がってないような気が・・
その証拠に、
Z900RSは結構街で見かけるのですが、新型カタナはほぼ全く見かけません。
※長野だけ?
ワタクシが実車を見たのは、ライコランド長野に展示されてた黒い個体と走行中の銀の個体一回のみ。
※V-MAX後期型より見ない気がします。
「赤い新型KATANAを数量限定でリリース!」
とか言ってますが、SUZUKIのことなのでそのうち普通にラインアップされる気もします。
ツートーンにしないのかね?
今どきのバイクですので乗って楽だと思うし、
それなりに速く走れるんだろうけれど・・
50代前後の購入層には、
「新型KATANAの奇をてらったデザインにちょっと抵抗がある。」
のかもしれません。
中高年になるほど、ごてごてした新型のガンダムに興味がないのと同じです。
「ガンダムMk2が一番かっこいい。」
とか言ってるような人たちにはウケないのです。
もはや、GSX1100SではないKATANAというブランドを喜ぶのは、 ユーザーそっちのけで 話題性の少ないバイク業界だけかもしれません。
どことなく、昔の面影が残ってるZ900RSやCB1100などのほうが中高年にはウケ居られら安いデザインなのかもしれません。
※こういうことを言い始めるとバイクの新しいデザインが発展しなくなるのですが。
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超割高感があるKATANA
使い道とかいろいろ考えたうえでバイクを選ぶ。
遊びに150万出せる層とは誰なんだ?
若者に、150万円なんて出せませんしね。
150万円はデザイン重視の若者がフィーリングで買うには、ちょっと高すぎる。
150万円前後って金額を失敗はしたくないですしねえ。
※SUZUKIのバイクは 全部とは言いませんが 価格の暴落が激しい気がします。
中高年だって、遊びにしか使えないようなバイクに150万円も出せる人は多くはないです。
もう少し安ければ・・とは思うんですが、
鳴り物入りで前評判が良い話題のモデルを安売りしたくはないでしょう。
※中型や小型のバイクを激安で販売してるSUZUKIですので利益取れるモデルが欲しいのが本音でしょうし。
バイクに150万円出す?
予算150万円なら何を買うか?
結構これって難しい問題です。
※今どきは150万円では最新のスーパースポーツバイクは買えません。
ビキニカウル付きはちょっと色とかで遊んでる気がします。
ゼファーよりZ系から離れたけど、中高年ライダーの選択としては無難。
世間の評価は、
懐古デザインで同じくらいの金額出すなら
の方がハズレが少ない気がします。
ツーリングするならツーリングモデルやアドベンチャーモデルがあるし。
もうちょっと頑張って
という流れが強く新型KATANAの入る隙が無いように思えます。
あるいは、
750でも650でもいいので、100万円以下の価格設定したら・・
※でもZX-25Rがそれくらいか・・売れてるのかね、街で見たことないけど。
ちなみに・・
2021年3月時点で同クラスのSUZUKI車ラインナップを確認してみると・・
スーパースポーツ
価格(消費税込み):2,156,000円
アドベンチャー
価格(消費税込み):1,518,000円
スポーツツアラー
価格(消費税込み):1,207,800円
スポーツツアラーネイキッド
価格(消費税込み):1,152,800円
スポーツツアラーネイキッド
価格(消費税込み):987,800円
よくわからんカテゴリ
価格(消費税込み):1,540,000円
なんだかKATANAの割高感が・・凄い気がする。
※GSX-S1000とほぼ同系エンジンなハズ。外装が違うだけで30万円高い。
まとめ
何にも似ていない、という点は素晴らしい。
もうカタナのブランドも捨てちゃえばよかったのではないかと思うのですよ。
ぶった切って跳ね上げたようなテール周りは荷物積める気がしないし。
小さめのカウルは高速走行にも向かなそうだし。
正面から見たらちょっとライト回りが縦につぶれ気味でイマイチな気もします。
横から見るとカッコいいんですが、実車は 結構プラスチッキー 外装が安っぽく感じます。
※GSX1100Sの正面から見た時のデザインと迫力は今でも凄い。四角いライトのバイクで一番カッコいい位。
GSX1100Sは、世界に誇ってもいいデザインなのは揺るぎませんな。
乗ったら大変なバイクですが。
今どきのバイク並みとはいえ、もっと安価なマシンでも付いてるし。
それでも、
何にも似ていないデザインは個性的で格好は良いと思います。
ここが唯一のセールスポイントですな。
鳴り物入りで販売されたけど、意外に短命に終わるかもしれません。
SUZUKIの社員は
「こんなはずじゃ・・。」
と思ってるだろうけど、全て高すぎた値付けがいけないのだよ。
※高価格設定でも行ける!という呪いはRG250γからですな。
ちなみに・・
新型KATANAでイマイチ盛り上がってない冷静な市場も素晴らしい。
結局、だれも買わない割高なバイクになってしまっている新型KATANA。
我がままで目立ちたがりのバイク乗りにふさわしいバイクじゃないですか。
今新型を一台くれるというなら、間違いなくKATANAがいいですな。
※買えませんよ、もちろん。
何年か後に、
いずれの可能性もあるので楽しみでもある。 笑