最近のバイクは
メーカーごとのアクの強さみたいなもんがよくわからない
感じがしています
まあ、
一番の原因は
ワタクシが最新のバイクにそれほど興味がなくなった
ことだろうとは思うんですが。
こう見えても90年代くらいまでは、
遠くから迫ってくるバイクのライトとかちょっとした色とかで車種を当てることが出来たんですよ
※嫁にビビられるほどマニアというかオタクというか
記事の内容
最近のバイクはどこのメーカーかもよくわからん
正直、
各社ともデザインが有機的になっているし、
スーパースポーツはカウルに車名(社名?)が書いていないと何が何やらわかりません
※全部白いゲルコートのカウルで覆ったらどこのメーカーかもわからない自信はあります♪
確かになんだかかっこいいですが、
時代を先導できるデザインか?
と言われたら・・没個性な気がします
10年、20年後もきっちりと個性を主張できて、あの時代はね・・と目を細めて眺められるようなバイク。
はっきり言うと現行車種にそんなバイクないですよね?
クルマもそうですがバイクのデザインは迷走している感じがします
※もちろん、デザイナーさんは頑張っているしウケないデザインは社内的にGOサインが出ないんでしょうが・・
こういう混迷のタイミングで突然でてきたエポックメイキングなデザインが他社デザインにも影響を与え、
後続のモデルになんらかのマネをされるようなカッコいいデザインはないもんでしょうか?
※懐古主義的なデザインもいいですけどね
すんごい偉そうですが、
あくまでも個人の見解でバイクのデザインの歴史を振り返ってみます
デザインに見るバイクの歴史
超個人的に年代別にバイクのトレンドとデザインの変化をまとめてみました
チコちゃんに叱られる!!の「多分こうだったんじゃないか劇場」っぽく読んでいただけると幸いです
タンク、シート、サイドカバーが独立していたデザインの時代(おおよそ1970年前後まで)

CB-fourのみっちり詰まった感はかっこいい。意外に小さいんだけどね・・
とにかく機能優先
というかある意味没個性なんですが
タンク、シートも似たようなデザイン
パット見、色ぐらいでしか判別できないくらいみな同じようなデザイン
その中で、
語り継がれている名車というのはそれなりに個性的です
やはり4本マフラーは、「おお!」と思わせるに十分なアイキャッチポイントですし、
といった当時の最新装備満載だったCB750Kシリーズは当時としては強烈だったでしょうね
テールカウルが付いた時代(おおよそ1980年前後まで)

あの時代ではやっぱりずば抜けてカッコいいよね、Z2
テールカウルが付くだけで、ぐっと近代感が増します
- これに影響されて、
- CB750KⅡ
- GS750
- GX750
などに派生していきました
- 大型だけではなく、
- RD400
- KHシリーズなど
中型車にもデザイン的に影響を与えましたね
ワタクシもボロボロの初期型Z2(車体番号3000番台)にしばらく乗って日本中を旅しましたが、ボロくっても同道としててカッコよかった・・
この時代はリアルタイムでは知りませんが、想像するに
「テールカウルが付いてないバイクはダサい」
とか言われていたのではないでしょうか?
70年代後半にZ系は、
丸から角(ワタクシの愛車Z1-R)に大きくデザインの路線を変更してもその流れは続きます
この辺から
「テールカウルが付くのが当たり前」
というデザインのトレンドが始まります
タンクからテールまで流れるようなデザインの時代(おおよそ1980年中盤~現在)

今でもHONDA車で一番好きだわCB-F系のデザイン(1100Rは神のデザイン)
Zに何やっても勝てなかったホンダが、
ここで一気に巻き返しを図ったのが、
CB-Fシリーズですね
いわゆる「ストリームライン」と呼ばれ、
一体感を持たせて連続的にデザインされていますね
CBX(1000cc6気筒の)は、
まだZのデザインの延長だったのに対し、
は一世代進んだデザインに思えます
CB兄弟はみんなこのデザインに一新、
CBX400Fも大ヒットしました
ここからも各社に派生していきます
大ヒットとなった、
YAMAHAのRZ250やXJシリーズなどはもちろんこの流れです
※YAMAHAは一時期XZシリーズなどでちょっと路線が変わったけどねぇ
ここでブチ切れたのが、
いつもやってくれるSUZUKI
GSシリーズの後継機種として満を持して4バルブ化した、
GSX-Eシリーズは海外でも「ダサい」といわれ、
ハンスムートデザインのGSX-Sシリーズ、
いわゆる「刀」をぶつけてきます
※その前に650Gがありましたね♪

やっぱり「ベコ」というあだ名通りのデザイン

突然カタナを出しちゃったSUZUKI
基本的にエンジン同じでもデザインでここまで違うのがすごいぜ!SUZUKI!
ショーモデルがそのまま市販されたような「刀」は大ヒット!
SUZUKIも「刀」デザインのエッセンスを入れながら、
中間排気量(GSX125もありますが)まで
デザインのラインナップを広げます
ただし、
SUZUKIはこの後「刀」のデザインの呪縛からしばらく逃れられない時代
に入ります

ちょっとした刀の呪いだわ

全然カタナから逃れられてない(笑)
刀の呪いから逃れられないSUZUKI
レーサーに近いほうが偉かったフルカウルの時代(おおよそ1980年中盤~現代)

性能の急速な進化の先駆けはこのRG250γ
RZ250から始まった
「レーサーに近い」
運動性を売りにしたバイクが大ヒット
この頃から、
文化人とかもバイク乗り始めて、
今では考えられないようなバイクブームに。
各社RZ250に対抗すべく、
ラインナップを充実させていきます
とにかく、
が偉かった時代があったんですよ
ものすごい過去の話っぽいですが、ワタクシ世代はリアルなハズ
RZで波に乗ったYAMAHAはビキニカウル装備のRZ-Rに進化
一気にカタログスペックで8psもアップして、盤石化を狙ったのですが・・
SUZUKIが
などの本格装備がRZと比べるとはるかにレーサーっぽいRGγシリーズを投入
値段が思いっきり高かったにもかかわらず、ここで一気に爆発します
そしてまた、SUZUKIは調子に乗る