なので桜が咲くのが早いのです。
ところが、長野市で桜が散っていても周辺の標高の高い都市ではまだ桜が満開だったりするのです。
桜を追いかけてZ1-RとZ750D1でゆったりと千曲川を少しだけ遡ってみました。
当記事の目次
長野市役所の標高は362mと意外に低い
春は標高が低い場所から始まります。
2021年は桜の開花が早く04/10には長野市街地の桜はほぼ散ってます。
長野市は長野県の中ではかなり標高が低いのです。
桜の開花は意外に早いのです。
2021年の長野市の桜の見ごろは既に過ぎています。
ところが、
標高が高い場所ならまだ桜は咲いているのですよ。
標高数百メートル単位で桜の満開時期は全然違います。
土手にはこういう桜並木が結構ある。
長野県の主要都市の標高
■参考>各役所の標高
※どこの街でも隣接した山があるので山に登れば市街地+10日くらいは満開の桜に会えます。
この様に、スカイツリーより標高が高い都市が長野にはいくらでもあります。
※しなの鉄道北しなの線の古間駅(無人駅)は633mでスカイツリーと1m違い!というの比較写真があったりするのです。
正しい田舎の何にもない風情がある駅です。
そしてついでなので、
最高地点
最低地点
となっています。
この標高差で長野県内は各地気候がだいぶ違います。
夏は標高の高い所を目指すと涼しいです。
秋は桜とは逆に紅葉は標高が高いところから始まる傾向があります。
※栄村は標高低くても豪雪地帯なのでイマイチ参考はなりませんが。
冬は標高が高いところほど早く道が凍ります。
※雪があるから寒いわけではないのが不思議。
というわけで。
今回は桜を求めて長野市郊外から、千曲川にそって上流に向かうことにします。
真冬並みの寒さの2021年4月10日
市街地での最高気温は10度。
バイクで峠を越えてはいけない気温です。
前日も気温が低く寒くて「山は雪降ってるよね?」という冷たい風がゴウゴウ吹いていて、バイクでの峠越えはヤバい匂いがしました。
※春の長野ではコーナー抜けたらいきなり積雪ということも普通にあります。
長野県北部では春先に雪が降ることがあります。
GW並みの陽気が数日続いても気を抜いてはいけません。
車のスタッドレスから夏タイヤへの交換はギリギリまでしないのが無難なのです。
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とはいえ。
季節ものの「桜。」を追うので、このタイミングを外せません。
※そんなに休みもないし。
という条件で進軍を開始します。
というわけで、
千曲川の土手を上流に向かって延々と遡ることにします。
一応目的地は「小諸懐古園。」にしました。
春先に無理してもしょうがないので、
「飽きたら帰る。」
位の緩さでいいのです。
麓があったかくても高原ではこんなのは普通です。
AM9:00の時点では長野市街地は7度。
天気は良くても冷たい風で凍える寒さです。
出立して15分で身体の感覚がマヒしてきます。
雪国の春は寒暖差が凄くて困ります。
※この時点で早くも嫁が寒さでくじけそう(超ペースが遅くなる)でしたが、美味しい蕎麦を餌に進軍を続けます。
ちなみに・・
最初は「高遠城址公園。」を目指す予定でしたが、あまりの寒さにやめて正解でした。
バイクで出かける際は身体が冷え切ると思うように動かずに危険度が増します。
緯度的には延々と南下することになるので一見暖かそうです、街と街の間では標高が高いところを何度も超えます。
そういう場所は、平地では道が乾いていても凍ってたり積雪が残ってたりするもんです。
※バイクで春の峠越えはマジで寒い。そして状況によってはかなりアブナイ。
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桜は所々で咲いてる
川沿いの風は冷たいですが、道が凍ってないだけマシです。
※川は大抵市街地の一番低いところを流れます。街道沿いは川沿いのことが多い。
普段から、千曲川沿いの道は渋滞しがちなR18の抜け道として地元民には知られています。
信号も少ないし、いざとなれば橋を渡って対岸に出ることもできる。
距離を稼ぐにはいいルートです。
※バイクは良いのですが道が狭いのにデカい車が多く走ってるので車だと若干走りづらいです。
ただし、
この時期は川を越えてくる風が非常に冷たいのです。
※夏は虫がすごいし、秋は雑草が伸び放題ですが。
2019年の台風で流された上田電鉄の鉄橋を脇に見ながらさらに進軍します。
※復活してよかった。
上田電鉄は別所温泉に行きます。
川沿いでも何本かまだ立派な桜が咲いています。
※川の両脇の山を見ると桜がポツポツ咲いていたりします。
やはり土手や公園には結構な桜が咲いていますな。
走りながらそういうスポットを見つけて、気分次第で寄ってみて、人に迷惑が掛からない範囲で写真を撮る。
こういうのんびりしたバイクでの散歩もいいもんですな。
せっかく近く迄来たので「海野宿。」にもよってみました。
※桜的には見るべきものがありませんが。天気の良さは伝わるかと。寒さは伝わりませんが。
「うだつが上がらない。」のうだつをリアルにみられます。
ちなみに・・
オフ車でくれば未舗装の土手道を進めましたな。
※轍があるので進入禁止ではないはずだし。
土手道が桜で覆われてるような場所もあって、Zで来たのをちょっと後悔しました。
結構砂利が深かったので止めておきました。
当てのない散歩ツーリングはすぐUターンできるような小さいバイクが向いています。
※当ブログの「県道ツーリング。」記事はマイナーな場所ほどオフ車を利用しています♪
ただし、
エンジンからの発熱量が少ないオフ車はさらに寒いのです。
東信で信州蕎麦と言えば「草笛。」
珍しく混んでないので油断したのですが、冷やし系蕎麦が猛烈に冷たく、中盛り(+350円)でも死ぬかと思う量でした。
「角煮天丼定食。」
という俺天国的なメニューがあったので、それを注文。
※角煮を天ぷらにしたものがメインの天丼+蕎麦のセットです。お得。
スゲエ美味いのですが、腹いっぱいだともったいない。
さらに、
「ざるそば中盛り。」
を頼みます。
※オプションで「かき揚げ。」を単品で。
スマン、調子に乗った。
どれもいつもながら大変美味しいのですが、
というトリプルパンチで「腹12分目くらい食った。」うえ、腹が冷えてしゃべるのもキツイ。
ストリートファイターで言うところの「ピヨる。」状態で ヨタヨタとお店を出ますが、寒い。
飯食ったのに寒い。
なんでだ。
ちなみに・・
東信地区のおそばの大盛りはシャレにならんことが多いです。
「マジか。」
って言う量です。
※上げ底だと思ってチャレンジすると量の多さにやられます。
美味しいんですがねえ。
でも、
「なぜか普通盛りを頼むのは負けた気分になる。」
のです。
そして、
「負けるわけにはいかない。」
のです。
何度も食べて後悔しているんですが、 洗脳されているのか なぜか並盛ではすみません。
大食い自慢のライダーはぜひ。
東信地区の大盛蕎麦にチャレンジしてみるといいです。
草笛は東御市の「信州そば処 ふるさとの草笛 」がおススメ。
※他の店舗は大抵観光地に隣接してて土日の昼時はいつも混んでる。いくなら11時間店と同時がベスト。
食べた後、腹いっぱいすぎてツーリングが続行できなくなっても知りませんが。
※中盛り(+350円)の上に当然、大盛り(+500円)があります。美味しいのですが「うへえ。」という量です。
寒くなったで小諸の懐古園でリターン
相変わらず、川沿いからすごい標高差の河岸段丘をかけ登り高台にある懐古園に到着。
ただし、
「桜が見頃なだけに凄く混んでる。」
ので裏にある神社にお参りするだけにとどめました。
やはり、桜の名所には来るもんじゃないね。人を見に来てるみたい。
※この時点でまだ全然腹に余裕がないので苦しくて歩けないので歩きたくもないのです。
普段はこっちの駐車場はガラガラなんですが。
何せ裏側の駐車場も満車でした。
小諸市は長野市より、10日遅れてもまだ桜が満開でした。
標高差によるものと思われます。
コレが確認&確証持てただけでも良かったのです。
ちなみに・・
長野市街地でも、ちょっとした山(長野県民は丘だと言い張る)なら、市街地より10日遅れても桜は満開だということです。
翌日、某スピリチュアルスポット皆神山に登った友人が言っておりました。
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まとめ
そういうスポットを目的もなく、のんびりとめぐるのは楽しいのです。
バイクってこういう使い方もあるんだね、と年取ってから思いました。
細かい路地迄散策するなら、オフ車とか小さい小回りの利くバイクがおススメです。
ガイドブックには決して載ってないような場所を渡り歩くのです。
寒くなくて 天気さえよければ、最高の近所ツーリングになります。
※今回は往復で150kmほどの移動でした。少なくとも半日はたっぷり遊べます。
後から来たバイク乗りも止まって写真撮ってました。
目星をつけたポイントの桜が予想通りに咲いてたりするのも面白いのです。
そして、
桜とバイクはものすごく絵になるので年賀状の写真候補がまた一枚増えるのです♪
ただし、
少しでも寒い場合は冬の装備で行くことをおススメします。
オーバーパンツ履いて腹いっぱい食って走ると苦しいのですが。
※後、フル装備だとトイレが面倒くさい。
道路の反対側に引っ越してました。
そして、
長野県民として「千曲川源流。」に行っておく必要があると感じましたわ。
※夏のツーリングの目的地の一つにしようかと思っております。