5年も持てば十分寿命なので交換するいいタイミングということでしょう。
外車のバッテリーは規格が日本国内とはちょっと違うようでイマイチ不明確なものが多いのですが52-1Hという規格です。
交換自体は国産車と同じようにサクリと行えますが。
当記事の目次
つい先日アバルト595で奥会津にキャンプに行ったのだが
物凄い寒かったので車で行って正解でした♪
その時は全くバッテリーに問題はなかったんですよねえ。
先日、突然アバルト595コンペティオーネ'2016のバッテリーが死にました。
当倶楽部のカーポートでセルを回したら勢いがなく、
エンジンがかかったものの、一旦停止したらセルが全く回らず、再始動はできませんでした。
アバルト595のバッテリーのサドンデスは当倶楽部に来てから2回目です。
最初は2019年に発生、新車から3年でした。
今回はあれから5年経ってるのでまあそれも仕方なしと言えましょう。
5年前の写真。黒いバッテリーが3年でサドンデスした新車時のバッテリー。
普段使いしているので気が付きにくい消耗品と言えばバッテリーです。
最近はサドンデス系のトラブルが非常に多い気がします。
バッテリーは消耗品
夏に車を使う場合、エアコンをガンガンかけるのが普通になりました。
避暑地と呼ばれる長野でもそうです。
※長野は盆地なので意外に暑いのよ。
猛暑を乗り切った車に搭載されっぱなしのバッテリーは相当なダメージを受けているのです。
というのも、
最近の猛暑でエアコンはフル稼働してるはずで、
そうなると当然のことながらエアコンのコンデンサーを回すためにバッテリーの負荷が非常に高いのですよ。
実はバッテリーの稼働に適した温度は25℃以下と言われています。
気温が適温から10℃上がると寿命は急激に短くなる、下手すると ショボいメーカーのものは特に 寿命は半分になることもあるようです。
※バッテリーに限りませんが車のパーツは気温が高くなると劣化が促進される傾向がありますな。
真夏日のエンジンルーム内は余裕で最高50℃を超えますよ。
しかも、
エアコンをかけるとさらに上がるし、渋滞すればさらに上がります。
そりゃ寿命も短くなるわ。
逆に、
バッテリーは化学反応する特性上、温度が低すぎても化学反応の活性化が阻害されて蓄電能力が下がりますよ。
バッテリーがサドンデスするのは珍しくないのです。
バッテリーが原因で出先でエンジンがかからない、なんてことはザラにあるのです。
真冬にそうなったらシャレになりません。
秋のこの時期はバッテリーの状態をチェックをして必要に応じて交換すべきなのですよ。
※前回のバッテリー交換から5年もたったら有無を言わず交換したほうが身のためですよ。
本来は乗車前点検すべきバッテリーなのですが、
メンテナンスフリーを謳うバッテリーが普及したことでバッテリーがどこにあるのか知らないオーナーも多いのです。
当然メンテはしてませんな。
車を趣味とするならバッテリーが原因で出先でお不動様になるのは恥なのです。
普通に乗ってればバッテリーな急激に劣化することはないのですが、
最近の車は電装品が多くて負荷が高いのかもしれません。
特に通勤車は
といったバッテリーに対して非常にハードな環境を駆使してるので仕方ないとはいえ、
バッテリーの劣化はもう少し早めにわかると嬉しいのですがねえ。
※それこそ多機能メーターにバッテリーの警告灯とか合ってもいいと思うのですが。
一般に「車のバッテリーは2年から5年で交換すべし。」とされています。
中には7年とか交換しないで乗ってたりする人もいますがかなり稀でしょうねえ。
バッテリーが死ぬと車は動かなくなるので早め早めの交換を推奨される部品でもあります。
AT車は押し掛けできないし、インジェクション車は押し掛け非推奨だし、そもそも最近の車は重くて押そうと思わないので、
出先で止まればレッカーを呼ぶことになりかねません。
外車のバッテリーは日本の規格と違うことも有って出先では手に入りにくいので余計そう思いますわ。
※代替品とか互換品とかもあるけれど。
そういう意味では自宅でひっそりお亡くなりになったバッテリーというのは職務を全うしたと言えますな。
ジャンプスタートでは起動するも・・
なので、それを一個ずつやってみます。
突然セルの勢いが弱ってもユーザーが出来ることは多くありません。
せいぜいバッテリーの状態をチェックすることくらいです。
最近のバッテリーにはよくついてるバッテリーの状態を示すインジケータを見る限り良好を表示しています。
バッテリーの電圧をテスターで測ってみても12.5V以上普通にあるし。
メインキーを回せばメーター内の表示は普通に点きます。
※前回のバッテリーが死んだときはこれもダウンしたんですが。
今回はただただセルが回らないだけです。
とりあえずセルが回らない原因を明確にするために軽トラからジャンプケーブルをつなぎます。
軽トラはバッテリーが剥き出しなのでジャンプしやすいのですよ。
※でもバッテリーが盗難にあうリスクが常にある。日本はもうそれくらい治安が悪いのだよ。
「シニプライキプライキマイアース。」
の呪文通りの順番でケーブルを接続します。
軽トラのエンジンをスタートします。
軽トラのエンジンの回転をあげたまま、アバルトのキーを回します。
※助手として嫁を使いました♪
で。
当たり前ですが、あっさりエンジンがかかりますな。
エンジンがかかった状態でバッテリーの電圧を測ると14V前後出ていますので発電は問題ないということです。
発電系に問題がなくバッテリーにも問題が無ければ、そのまましばらく走れば充電されるはずです。
でも当倶楽部では自然と放電しちゃったバッテリーは交換する派です。
前回の同じ状態になった時、30分ほど走行したことがありますが帰宅後はやっぱりセルは回りませんでしたし。
※調子に乗って出先でエンジンストップさせたらレッカーモノでした(;^_^A
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出先で元気がなくなったVT250FHのときもレギュレーターとバッテリーを交換しましたし。
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一般的にバッテリーはちゃんとしたメーカーのモノでも5年も経てば寿命ってことです。
※粗悪品だとあっという間に寿命になることはありますし、バッテリーが割れたりすることも有るのです。
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車のバッテリーは持って5年と考える
車の中で最も電力を必要とするセルモーターを回すには電力不足なことがあるのです。
バッテリー能力の低下ではよくあることです。
※その他、アイドリングが不安定とかエンジンの始動性が悪い場合もバッテリーが弱ってることがありますよ。
バッテリーは再充電すればとりあえず動くことはありますが、
一旦弱ったバッテリーは発電系も電力制御系も傷めるのでさっさと交換するのが吉なのです。
※レギュレーターがすぐ壊れる、というバイクは大抵オーナーが弱ったバッテリーで無理やり稼働させるからという説がある。
出先でバッテリートラブルなんてのは車趣味人としてはかなり恥ずかしい基本的なトラブルだったりします。
という場合はバッテリーの寿命が読めません。
とりあえず、
今は良くても真冬にバッテリートラブルで凍えるとか本気で嫌なのですよ。
長野ではヘタすりゃ凍死しますので。
バッテリーは5年も経てば大往生って感じで不具合を感じなくてもジタバタせずに交換するのが吉なのです。
こういう所でケチるとろくなことがありません。
ちなみに・・
バッテリーの性能の指針にはCCA(コールドクランキングアンペア)というものがあります。
バッテリー単体の性能を示す指標です。
具体的には摂氏-18℃の環境でバッテリーが30秒間にわたって定電流放電を行った後、電圧が7.2V以上を保てる限界の電流値を表します。
この値が高いほど、低温時にエンジンを始動させる能力が高いことを示します。
が。
素人がこれを調べるのは結構大変なので一応知っておくといいよレベルです。
セルを回せるような電流値を測れるテスタ持ってる人なんてそうそういないと思うし。
我々素人レベルのガレージツールでは、
位しかできないのですがね・・。
まあセルが回らないようならCCAの値が下がってるな、というセリフを吐けると素人ではないな、と思われるくらいです。
眉唾物のバッテリー延命装置的な物は昔からありますが効果はあるんですかねえ。
こんなものつける位ならバッテリーの交換頻度を上げたほうがいいような気もします。
気休めかもしれませんがこういう オカルトチックな 機械は昔から売っていますな。
ワタクシも弟子から貰ったのでとりあえずラパンSSに付けてみましたがよくわかりません。
今回手配したのはAC-Delcoのバッテリー
やはり有名どころが信用できると思ったからです。
それでも5年でバッテリーは寿命を迎えました。
で。
今回もPanasonic製を探したのですが・・。
なぜか52-21Hというアバルトに適合するものがネットショップでは見当たらず。
タイミングが悪いのか欠品なのか何故か全然売ってない。
↑このリンクからいろんな車種用のバッテリーが検索できます。
次点ということでACDelcoの同規格のものをチョイスしました。
※同じ規格のBOSHのものもあったんだけれど、個人的に最近BOSH製品は信用ならんのです。
52-21Hと互換性のある奴を選べばよろしい。
アバルト595のバッテリーは52-21Hという規格です。
国内のバッテリー規格とは表記が違いますので出先で簡単に手にはいるとは思わないほうがいいですよ。
この表記はこういう規格を持つバッテリーです
ということは、52Aの容量を持つバッテリーなら国産表記の規格でも応用できるってことですな。
自体の大きさや端子の太さ(外車のバッテリーは端子が太い)のチョイスは必要ですが、
アバルトやFiatに乗ってる人はピンチの時に何とかなるかもしれないので知っておいた方がいい知識ではありますよ。
一応、一晩は充電してから搭載したのだ。
バッテリーをネットショップで発注してから2日で来ました。
長野の田舎に住んでいてもヘンテコ車やバイクのパーツはこういう流通網に助けられています。
毎度思いますが素晴らしくありがたい。
※もう宅配のにーちゃんとも顔なじみ。「今度はバッテリーっすか?」とか言われる。
ちなみに・・
アバルト595コンペティオーネはバッテリーの搭載がちょっと変わっています。
※アバルトだけじゃなくFiat500なんかも同じと思われます。
バッテリーはボンネットを開けて向かって右側に積んであるのですが、
バッテリーは薄い被膜付きのスポンジで包んだ上でナイロン製のベルトで固定してあります。
ナビなどのおもてなし装備は一切ないのでメモリーの保持バッテリーすらつけない潔さ。
プラスマイナスの端子を外すだけじゃなく、ナイロンベルトを固定している金具を外さねばなりません。
※金具は14mmのナットで固定されています。深いところにあるのでジョイント付けたラチェットがあると便利。
スポンジで包むのはさほど効果がないようにも思えますが寒冷地対策なのかね?
外車は 割と高級車でも 結構スポンジで何かを包むとかそういう設計が多い気がしますな。
スポンジは汚れるしボロボロに劣化するしでいいことないような気もします。
長く乗ることを考えてないのかもしれませんな。
当倶楽部のアバルト595はコンペティオーネとしては初期型です。
車齢は8年経過していますが、スポンジの劣化はそれほどでもなく形状は保っています。
こういうパーツでもディーラー経由だと「くそ高い。」んだろうから、ボロくなったら自作すると思うけど。
偏見かも知れないけれど、外車は基本設計がアレでクオリティが低い気がします。
いろんなところが値段の割にちゃちいし素材が安っぽい。
※SUZUKIはあの値段なのでちゃちくてもしょうがないけれど。
新車の外車は超高価なくせにあっという間に値下がりするのですごいコスパが悪くて損だよね。
※しかも消費税や高価なタイヤ代を考えると高価な車なんか買う気になれんのです。
まとめ
真冬の出先でやられるより100マシだし、交換時期だったってことですね。
電気は見えないので事前に察知するのが難しいですな。
基本的にバッテリーは消耗品ですよ。
2年から5年で交換するものとされています。
2年を過ぎたらちょっとしたトラブルでもバッテリーの交換を考えたほうがいいかもしれません。
セルの勢いが無くなったりと言った兆候を感じたらサクリと交換すべきものだと思います。
バッテリーも例にもれず年々値段が上がっていますので大容量のバッテリーだと結構な出費になるのですが、
なにせサドンデスされればそのままドライブは終了だし、余計な時間もお金もかかります。
最近の車はいろんな電子装備が付いてるのでどこでどのように電力を使ってるかわかりませんしねえ。
※最近の車はバッテリーがデカいから高いんだよね。
今回は自分で交換したのでバッテリー代の1万数千円で済みました。
バッテリー交換を自分でやればかなり出費を抑えることが可能です。
やり方を知らなきゃ知ってる人に聞けばいいだけです。
※世の中には動画でご丁寧に説明してくれるサイトが山のようにあるし。自己責任ですが。
こんなことでもディーラーに持ってくと普通に5万円位の請求が来るのですよ、外車は。
※国産車でもディーラーなら3万以上は確実に取られると思う。
せっかくなので
バッテリーを長持ちさせたければ、
バッテリーの過充電や深放電を避けて適切な充電範囲を維持することです。
オルタネータのベルトが緩んでるとか劣化してるとか、レギュレーターが壊れてるとあっという間にバッテリーは劣化しますよ。
車のバッテリーを劣化させる原因はそこかしこにあるのです。
バッテリーの定期的メンテナンスは、
バッテリーの電圧を定期的な確認と必要に応じた補充電です。
テスターやバッテリー充電器が必要だし、バッテリーを外した際の設定のリセット対策などもせねばなりませんがね。
バッテリーに負荷をかけないために、
車内の不要な電装品の使用を控えることです。
バッテリーからの電力持ち出しが多いということは蓄電される電力が少なくなるということです。
電力が少なくなった状態で短距離移動を繰り返し、セルを回す頻度が高くなればバッテリーはさらに傷みます。
エアコンやオーディオ、ナビなどの電装品は必要以上に使用しないのもポイントです。
シートヒーターとかついてる車も多いですしねえ。
5年もたつとインジケータは正常を示しているんだけれどセルが回らないレベルまで消耗するのだ。
夏の夜の雨の渋滞はいろんな電装品を使うのでバッテリーにとってすごく負担がかかると思いましょう。
※こういう場合は出かけない(笑)
こういうことを知って徹底するとバッテリーの寿命が延びます。
バッテリートラブルで路上ストップで周りに迷惑をかけたくなければ学ぶことですよ。
真夏はエアコンを多用するのでバッテリートラブルが多発するのですが、夏を超えたバッテリーは這う這うの体だったりします。
ちょっとでも違和感を感じたら、路上ストップする前にバッテリーの状態チェックをして必要に応じて早めの交換をおススメします。
出先でバッテリートラブルが起こると気が滅入るのです。
どうしようもないので。
年々バッテリーの値段は上がってるし、新しい車ほど電子制御が入るのでバッテリー容量が大きく値段が高くなる傾向にあります。
バッテリーは結構高価ですがタイヤと同じくらい重要な消耗品なのでケチらないことですよ。
※なんでもそうですが今が一番安いのよ。これから価格改定で安くなる要因なんて一つもないよ。
ちなみに・・
ロータスヨーロッパには予備のバッテリーを積んでいます♪
というのも、
以前シリンダーヘッドから漏れたオイルがオルタネータープーリにかかるベルトに付着して滑り、
オルタネータが回転せずに発電しなくなって焦ったことがあるからです。
青いのがロータスヨーロッパの予備バッテリー。Panasonic製♪
今は対策してシリンダーヘッドからのオイル漏れはすっかり直ったのですが、
心配性なワタクシはそれ以来、電圧計を装備し予備のバッテリーを積んで走っています。
※積載性に余裕があるのでな。
それほどバッテリーの突然死は怖いんですよ。
そして、
ロータスヨーロッパは一年を通して乗れるとは限らないのでバッテリーカットオフスイッチを付けてあります。
これで乗らないときはバッテリーの放電を最小限にしています。
さらに、
トリクル充電器で月一程度の充電をしています。
乗る頻度が少ない車には必須。
冬はバイクのバッテリーも含めてこれで充電しています。
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