ABARTH595 クルマ

アバルト595コンペ 試乗とその動力性能の印象

Toos

ふとしたところで、近所に出物のアバルト595コンペの新古車(1,800km走行)を発見、見つけてから見せてもらいに行く予約取るまで15分!
こういう場合は速攻が利く!

そこに鎮座していたのは・・
運命の出会いを感じてしまったわけですよ、主に嫁が

稼働させてみる

某国産車のディーラーに鎮座しておりました。
ほぼ新品で匂いも新車のまま、手垢すらろくについていないほどの新古車・・
なんだか、前のオーナーはイメージと違う、ライフスタイルと合わないということでせかっく買ったのにほとんど乗らずに、某国産車に買い替えたらしい。
という、いわくつきの個体でございます。

仕様
2016年式 アバルト595コンペティツィオーネ
ハンドル :左ハンドル
ミッション:MT車
外装   :黒(グレーのサイドライン入り)
内装   :黒ブラウンのツートーン
その他特記:ナビなし
     :ほぼオプションなし

コクピット

颯爽とまずワタクシが男の仕事場である「コクピット」に乗りこんでみる。
やはり、着座位置が高い。
偏光機能付きのルームミラーが視界の邪魔。
左ハンドル車は久しぶりなのでちょっと緊張する。
チルト機能で、上下方向にのみ調整が利くハンドルを合わせる。
ウィンカーとワイパーは国産と位置が逆。
折り畳み式で大き目のイグニッションキーをひねってエンジン始動。

「う、うるせえ・・」
4本だしのマフラー「レコルトモンッツァ」は半分直管。
後で聞いた話だが、高回転になると直感部分にも排気が流れるデバイス(YAMAHAのEXUPだね、こりゃ)があるようだが。
アイドリングでも十分うるせえ。ぶん回したらまたうるさくなるのであろうか?
この辺が、前オーナーがライフスタイルに合わない、といった原因かもしれない。
※田舎では結構遠くから音が響くのだった。

かるーくブリッピングしてみると、そこはホレ。
いまどきの車だし、アクセルも軽いし、エンジンのツキもいい♪
※4気筒のバイクのフォーって音じゃなく、どちらかというとデロデロ音に近い。ので嫌いな人は嫌いかもしれません。

シフト関係

MT車が希望だったので全く問題ありません♪
コクッコクッと決まります。
ワタクシは、なぜかシフトフィーリングのいい車にあんまり縁がなく、どっちかというとガキッガキッと入る武骨な車に縁があるようで、気持ちの良いシフトと今どこに入っているのかわかるという基本的なところに感動した。
※感動の沸点が低い。

逆に、ATモード付シーケンシャルシフトも今となっては乗ってみたい気もするけど、日本では貴重なMT車だし!これがいいのだっ!

足回り

歩道から車道に乗り出すときの段差で、ちょっと硬めかな?とは思うけど、旧miniのラバーコーンサス(スプリングに変えてもあんまり変わらん)固さよりは100マシです。
が、街中を流す程度では全く問題なし。
タイヤの扁平率も高いのでこちらのクッション性も期待できないのはわかってたし。
足が固いのはいいけど、足が突っ張る分ボディにダメージ喰らったりする方がイヤだなぁ、と思ったことを覚えている。
※のちに峠で遊んでわかったことだけど、かなり踏ん張るよ、この足回り。ワタクシごときの腕では峠で全くブレイクしないもん。

加速

もうね。
何も言うことはないです。
素晴らしくいい加速します。
慣れないと、アクセル踏みこむときに身構えます。

SPORTMODE

そういや、こんな機能もあったっけ、とバイパスに出て最初の信号待ちで、SPORTMODEに切り替える。
SPORTMODEのメーターが光って、動いて、
メインのメーターの表示が変わる・・
アクセルちょっと踏んだだけで、全然違う加速する!
MODE霧前々でもあれだけいい加速するのに、さらに加速度合いがアップ。
うわ、マジか。
体感的には、ここ最近乗った車のどれよりもいい加速。
加速感はバイクの2st見たいだわ。

まとめ

アバルト595コンペを一言でいうと、
想像以上の楽しさとかわいらしい姿(ツリ目の車じゃないので)と反社会性の音と運送性能を併せ持つ、ライトウィエイトスポーツ。

腕さえあれば相当なポテンシャルを持っているはず。
ちょっと慣れるまで、おっかないくらいの加速をする。
※かつての280ps車よりも車体が軽い分鋭い加速な気がする。

というか、これ以上の排気量もパワーも不要って感じです。
それでも全然乗りづらくないし、むしろ痛快ですらある。

ちょっと高いけど、おしゃれさと迫力を併せ持つアバルト。

久々に面白い車に乗ったなぁ♪
さすがイタリア人、車から降りても楽しくて笑っちゃったよ。

あとがき

ワタクシが試乗した後、嫁も乗ったのだが。
試乗が終わり、車から降りた瞬間に担当の人に、
コレ包んでください
とか言ってる始末。

そう、この車主に金を出すのは嫁なのだった・・
そして嫁が通勤に使うのだった・・
ワタクシは援助という名目で結構な金額をむしりとられることが、この日この瞬間決まったのだった・・
※ディーラーでもらったFIAT500TwinAirのいろいろ保証付いた見積もり金額とそう変わらないん伝の提示もあり、そのまま契約しちゃいました。
こうして、2016年9月のある日曜日に我が家に家族が加わったのであった。

世間では、セカンドカー的な位置付けなんだろうけど、うちの場合は主力戦闘機の一つとして使い倒すつもりです。
※4人乗れるだけで社会性はある♪

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Z1-Rに乗り続けて30年
東京から長野に移住して15年
ロータスヨーロッパに乗り始めて10年
そんなワタクシのリアル実体験「北信州のりもの倶楽部。」です。
車・バイク共に旧車生活の長さや田舎への移住経験、気が付いたことを記事にしています。
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