エアフィルタースポンジ交換してますか?
もしくは清掃してますか?
バイクの吸気状態は如実にパワーに影響しますよ。
※ということは燃費にも影響あるってことです。
初心者でもチェックと清掃はできます。
気が向いたらエアフィルターの清掃や交換をしてあげましょう。
当記事の目次
湿式のエアフィルターは1回/年交換・5回林道ツーリングで洗浄
砂埃がモウモウとしてる中を走るオフロードバイクはエアフィルタースポンジの汚れが激しいです。
オフロード走行ばっかりしてるオフ車のエアクリはすごい勢いで汚れます。
オフ車でも舗装路のみのツーリングしか使わないような場合は比較的長持ちしますが、それでも数年に一度は交換してあげたほうがいいですよ。
※砂ぼこりの中走ると人間の鼻の中真っ黒になりますのでその汚れは相当なものです。
オフロードバイクの湿式エアフィルターについて
※レースに出たらその都度
オフロードバイクのエアフィルタースポンジは大抵「湿式」です。
ただスポンジをつけてあるだけではなく、これに専用のオイルを塗布してスポンジで取り切れない細かいチリなどもここで防いでくれます。
汚れてくるとこの目が詰まるのでどんどん吸気効率が下がります。
※パワーも出ないし、調子も悪いです。
特に、
2stバイクは吹き返しでエンジンで圧縮されたガスの一部がエアクリーナーボックス側に戻ってきます。
2stバイクのエアフィルタースポンジは
さらされるというかなりハードな環境に置かれるわけです。
というわけで、スポンジタイプは経年劣化でスポンジ自体が崩壊します。
こうなるとエアクリーナーとしての意味がなくなるどころか余計気化器を詰まらせます。
※運悪くフロートバルブに挟まるとガソリンがオーバーフローして駄々洩れになります。
バイクの使い方にもよりますがエアフィルタースポンジは限界まで使うよりもサクリと交換してあげたいものです。
エアフィルタースポンジは交換したらもう一個予備を購入しておくことをおススメします。
※理由は後記します。
ちなみに・・
エアクリーナーボックス内に設置されているスポンジやろ紙が外気のチリやホコリ、虫なんかをろ過してくれます。
※きれいな空気をキャブやエンジンに送るためです。
エアフィルターを清掃すると分かるのですが、そりゃあもう汚ったないです。
ホコリや虫、草の種など多種多様な遺物がエアフィルタースポンジに絡んでいます。
こうなると空気の供給が悪くなります。
エアフィルター機能が働かないと気化器(キャブやフューエルインジェクション)を詰まらせて正常な力が出ません。
オフロード走行が多い場合マメに洗浄すべき
極論を言えば乾いた土の林道を一発走っただけでもエアフィルターの性能は低下します。
エアフィルターくらいは毎回綺麗な状態でエンジンに気分よく回ってもらいたいです。
でも・・そんなにマメにエアフィルターの洗浄をするのは手間すぎます。
気が向いた暇な休日(雨降って出かけられんとか)にゆっくりエアフィルターを洗浄してあげましょう。

シート下が丸ごとエアクリボックスになってるという割り切りの良さ
KTMは基本的にはレーサーなので合理的っちゃ合理的なつくりです。

少しケチって1年以上使ったKTM125EXCのエアフィルタースポンジ。
洗ったらスポンジがボロボロ崩れてきた。
エアフィルタースポンジ洗浄用の薬液が販売されています。
もったいないのでケチケチ使っています。
※でもコレ一回使うといかに汚れてるかがまるわかりです。
汚れが落ちる落ちる。
面倒なので何台も一緒に作業するのが吉です。
中性洗剤(ママレモンみたいなやつね)でも洗浄はできるます。
ただ、ママレモン系で洗うと湿式のスポンジはかなりベタベタしてるのできれいになった気がしません。
※それでも相当バケツの水が汚れますので汚れは落ちてるはずです。
エアフィルタースポンジの洗浄の手順
スプレー式は簡単でいいよ、無駄もないし。
エアフィルターオイルは専用品はスプレー式が主流です。
洗浄後によく乾かしてからスプレーするだけです。
エアフィルターオイルは2stオイルでも代用可能です。
エアフィルター専用のオイルは2stオイルよりもっとベタベタします。
洗浄がマメな人は2stオイルのほうが落ちやすいので洗いやすいかもしれません。
※2stオイルの場合は適当にしみこませて全体にいきわたるように揉むだけです。
揉み洗いの際もそうですが、所詮スポンジなので力業で揉んじゃうと破けますので適当な力加減でやりましょう。
適当にしておきなさいってことです。
※絞ったりすると切れますよ。
乾式のエアフィルターは交換が基本
オフロードバイクではほんの一部ですがオンロードバイクでは乾式エアフィルターが主流です。
それだけきれいなところしか走らん、ということなんでしょうねえ。
とはいえワタクシたちはオンロードバイクで未舗装のキャンプ場にもガンガン入っていきます。
ゆえに・・
オンロードバイクはシーズン前と長距離ツーリングの事前整備の際には必ずエアフィルターを清掃します。
オンロードバイクの純正のエアフィルターは大抵カセット式になってるので丸ごと交換が基本です。
※蛇腹式になってるろ紙で表面積を増やしてゴミや塵を濾しています。
基本的には定期的に交換すべき消耗品です。
とはいえ、
一応清掃もできます。
乾式エアフィルターの清掃方法
※逆にやると余計チリがろ紙内部に侵入して取れなくなります。
コレだけです♪
※同じ方向から「パーツクリーナー」吹きかけて軽く洗うという荒業もありますが濾紙がガビガビになる危険性をはらんでいます。
エアブローすると結構ホコリが舞うのでそれなりに清掃できてるはずです。
湿式の清掃に比べてかなり簡単なんですが、汚れが取れてきれいになった♪という感動はあんまりないです。
エアフィルターの形状によっては自作も可能
単純な形であればエアフィルタースポンジは自作が可能です。
エアフィルターの形状は年々複雑化してる気がします。
※バイク自体のデザインの問題とエアクリボックスの容量増大の影響ですね。
旧車はエアクリ形状も単純なので維持が楽でいいです。
大抵、排気量の割に申し訳程度の板状スポンジがついてるだけです。
※旧車はカセット式でも比較的形が単純なので自作が容易です。
ただの板状や立体的でも単純な形状であれば自作は可能です。
汎用のエアクリーナースポンジが入手できれば切り抜いて使えばいいです。
※業販で農業用のエアフィルタースポンジをロールで購入してる先輩M氏もいることだし。
一般的な汎用品はコレ
安く量産可能とはいえスポンジの寿命もある。
自作すると乾式エアフィルターでもスポンジ部分だけ洗って再利用も可能です。
とはいえ、コレも長年使うとスポンジ部分が崩壊するので適当に更新した方がいいです。
ちなみに・・
当倶楽部所有のオフロードバイクは結構社外品の供給が潤沢なので今のところ何とかなっています。
でも古い年式のバイクだと部品が供給されていないという危険性があります。
※中古車購入で一番怖いのはこういう純正品消耗品が手に入らないことだったりします。
オフ車のような筒状になってるエアフィルタースポンジの自作はむつかしいです。
やろうと思えばできそうですが費用対効果を考えると微妙です。
なので、エアフィルタースポンジは交換したら入手できるうちにもう一個買ってストックしておきましょう。
いつ廃盤になってもおかしくないのがこの手の消耗品です。
どうしても社外品が入手できない場合は自作する予定です。
※切り貼りしてボンドで固めればとりあえず機能するものができるはずです。
まとめ
走行距離や状況によってエアフィルタースポンジは年に一度は交換をおススメします。
※その際、ついでにキャブの内部清掃もすることをおススメしましよ。
ワタクシはバイクシーズンを迎える春先には一通りのメンテを終わらせたい主義です。
※バイクシーズンの陽気のいい晴れた休日にメンテするのも悪くはないんですけど走りたいです。

ついでにキャブも清掃してあげるとバッチリ♪
吸気周りのメンテはカスタムパーツ付けるよりはるかに効果がわかります。
特に2stのオフ車は明確に違いが判ります。
※もともとKTM125EXCはアクセルと体重移動だけで余裕でフロントアップするのですが、エアフィルターを新品にするだけでさらに簡単になりました。
面倒かもしれませんがこういう手間を積み重ねると30年とかそういう単位で同じバイクを維持できますよ♪
※部品の供給がちょっと厳しくなってきましたが。
ちきしょー、KTM25EXCの社外エアフィルターこっちの方が安かったわ。
どうせ使い捨てなんだし。
各メーカー様には部品供給、よろしくお願いしたいもんです。
何卒、よろしくお願いします。
春先はメンテが立て込んで忙しいです♪
でもこんなに楽しいことも他にないのだった(^^♪