自作品を分離するとこんな感じです。
ワタクシ
バイクや車のエアクリーナーは基本的には使い捨てです。
意外に簡単に自作可能、せこくやるとリユースが効きます。
特にZ系のエアクリーナー(エアフィルタ?)は簡単に自作可能なので作ってみればいいと思いますよ。
初期のZ1、Z2もこの手法が応用できますがZ750F以降のエアクリーナーボックスがゴツくなったZ系は特に簡単です。
※ちなみにゼファー400のエアクリは、Z1の時代からまったく進化していない形状でした(半笑
工夫と勇気と力で勝負です。
消耗品費が節約できますよ、というお話です。
純正のエアクリーナーを改造して再利用
ワタクシ
単純な形のエアクリーナーの自作なんて楽勝です。
フィルタの紙の部分を取り除いて汎用のフィルタスポンジを詰めるだけです。
※捨てない分、だいぶエコです♪
このエアクリBOX付きのZ系は自作エアクリ作成は楽勝です。
とにかく、中身の紙をとってスポンジを詰めるだけです。
エアクリ自作に必要なもの
- 純正の使い古したエアフィルター
- 市販のエアフェイルターエレメント(スポンジ)
- はさみ、カッターなど
自作エアクリ―ナーってのはコレです。
作業時間は20分ってとこですかね。
自作エアクリの手順
使い捨てのエアクリーナーは金属のボックス状の枠の中に濾紙が入っているような構造です。
濾紙をキレイにはぎとります。
この工程が一番面倒くさいです。
スポンジ状のエアフェイルターエレメントを適当な大きさに切ります。
※金属ボックスの内壁に這わせる感じです(少し大きめでよろしい)
切ったデイトナターボフィルターを濾紙の代わりに詰めます。
今回はデイトナターボフィルターを使っています。
※どうせ見えないんだし、結構適当でいいです。
ちなみに目の粗いほうがエアクリ側、細かいほうがキャブ側です。
※湿式の場合はエアフィルター用のオイルを散布してもいいし,2stオイルをすこーしだけ全体にしみこませればいいです。
フィルターオイルはこれを使っています。
可もなく不可もないです。
※2stオフ車用ですが。
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※デイトナのターボフィルターは古くなると黄色い部分のスポンジが崩壊することがあるのでマメにちぇくはしましょう。
この改造をすることで、
汚れてきたらデイトナターボフィルターを交換
(せこく洗浄して使いまわすのもOK)、エアクリーナーの外側にフレームはほぼ永遠に使えます。
この手法を編み出したワタクシはマジで天才かも♪とか一瞬有頂天になったものです。
ちなみに・・
昔はデイトナターボフィルターしか汎用品が無かったんですが、最近は各社で出しています。
厚みもいろいろ選べます。
個人的には厚めの方がいいと思っています。
※値段もそれほど変わりません。
強者は、ホームセンターの農機具用エアフィルタースポンジを加工して付けてたりします。
自作エアフィルターはいろんな車やバイクに応用可能
ワタクシ
実はこの手法、車にも応用が効きます。
ただし、形状が複雑なエアフィルターは作るのが難しいです。
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当倶楽部の場合
- ロータスヨーロッパ
- SUZUKI ラパンSS(まあ新品買っても安いもんですが気分ですよ気分)
- DAIHATU ハイジェット
- Z1-R
- Z750D1
- セロー225W
については自作エアフィルター方式を採用しています。
Z750D1のエアクリはここに入っている
ネジを一個も外さないでエアフィルターにアクセス可能です。
ちなみに・・
純正ですでに入手不可能となっている車種にもう応用が利きます。
超変態車mini ERAターボのエアクリーナーもアルミのアングルとターボフィルターで自作しました♪
※このエアフィルターの最終ロットはただの厚紙と濾紙で作られたエアフィルターが15,000円とかしたので怒りまくった記憶があります。
このように、
工夫と研究次第でいろんな車種に応用が効きます。
しかーし!
オフロードバイク全般は、形がエアクリの形が複雑すぎて無理です。
少なくとも、DT200WRやKTM125EXCは難易度が高い形状です。
職人が切った張ったすればたぶんできるんでしょうがやったことないです。
※セロー225Wのエアクリーナースポンジはただの板なので、楽勝で作れますが♪
切って接着剤で張り付ければ何とかなりそうですが接着面が切れてそこからホコリ吸ったりしたらシャレになりません。
※素人には作れる気がしない形状ですが新品が買えなくなたら多分作ると思います。
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2stのエアクリは社外品でもそろそろパーツが厳しいです。
KDX125SRは・・
がんばればなんとかなりそうですが純正や社外品が手に入るならそれでいいやって感じです。
頑張って作ってもオフ車の場合マメに洗うので、すぐエアフィルターはダメになります。
※新品買えるならとっとと新品に変えたほうがいいです。
ちなみに・・
自作が難しい変な形のエアクリーナーってのは実在します。
ワタクシが経験した中で記憶に残っている変な形のエアクリは、
変態車SUZUKIのDR800Sのエアフィルターです。
金属のシェルまではいいのですが、形状が複雑すぎて中の濾紙を取り出すことができず断念したこともあります。
たぶん一回真ん中でぶったぎってやれば何とでもなると思いますが、人のバイクでしたのであきらめ。
※Kちゃん、もうやめた方がいいよ、DR-Big。その車体でジャンプするのも禁止(笑)
エアクリーナーって結構大事
ワタクシ
ワタクシは絶対にバイクにも車にもエアクリーナーつける主義です。
エアクリーナーボックスも必須です。
※むかーし、CR29キャブのセッティング出しでちょっとだけエアクリーナー外して走ったことあるにはあるけど気が気じゃなかったです。
自作品を分離するとこんな感じです。
乾式の場合、中性洗剤で洗ってよく乾かして再装着すればよろしい。
エアクリーナーボックスの役割
エアクリボックスの主な役割は雨を始めとした水分をキャブに行かないように逃がすというものです。
エアクリボックスの吸気口から入った水は、いったんエアクリボックスの下部まで導かれて外に排出されるようになっています。
エアクリボックスにつながる豚鼻状のゴムパーツを外して吸気効率アップ!という話を聞きます。
愚かな・・
純正に意味のない物なんかついてるはずないんですよ♪
ブタ鼻状のパーツがエアクリボックスの下部まで伸びているのは水抜きのためです。
あのブタ鼻のようなパーツを外すと水分がキャブ内にガンガン侵入します。
※確かにKDX125SRの場合、あの部品で吸気が絞られてる気がするのは確かですがアレついててもキャブ交換&セッティングでエンジンが壊れるくらいのパワーアップはできます。
雨天でもツーリングするワタクシは、
レーシングキャブだろうが
ウェーバーだろうが
SUキャブだろうが
デロルトだろうが
ソレックスだろうが
エアクリボックスは絶対につけたいんですよ。
また、
想像以上にキャブはゴミを吸ってます。
エアクリボックスなしのスポンジだけのパワーフィルタの車両に虫が(笑)落ち葉が(笑)・・
当然水分も大量にキャブはもちろんエンジン内部にも侵入してるはずです。
エアクリをないがしろにしてはいかんぞ、若者よ。
むしろ、
エアクリ様にに感謝すべきですな♪
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バイクを雨天の公道でも使用するならやめた方がいいです。
ちなみに・・
パワーフィルタは雨天では一気にふけなくなります。
レーシングキャブを使う場合、サーキット等の限定された場所でならいいかもしれません。
でも公道での普段使いにはかなり厳しいんですよ♪
なぜか皆さんZを買うとレーシングキャブをつけたがるのでエアクリボックスがつかなくなるようで。
一時期ヤフオクで純正エアクリボックスが格安で流通しまくってました。
※今はそんな部品ですらZ用ってだけで高額になりますので困ったもんです。
ワタクシは、
雨でも、
埃だらけのキャンプ場も、
炎天下の海岸線も、
落ち葉舞い散る秋の峠も
ガンガン入っていくのでエアクリは必須です。
※砂も埃も落ち葉も全部キャッチしてくれますよ、エアクリ。
エアクリーナ自作関係まとめ
ワタクシ
エアクリーナーを使い捨てにするの、昔からもったいないと思ってたんですよ。
消耗品の交換って明らかにヘタってるとか減ってるとかならともかく洗って使えるなら洗って使いたくないですか?
という、
超貧乏な発想から生まれたとはいえ自作エアクリーナーはおススメです。
もう20年以上この仕様ですがまったく問題ないです♪
※自作したフィルタースポンジはちょっとでも痛んだらあっさり交換することをおススメします。ケチりすぎるとスポンジが崩壊します。
たぶん、あなたのバイクや車も応用が利くはずです。
特に純正部品が入手しずらい旧車乗りの皆さんは一度検討してみる価値あり、です。
ロータスヨーロッパの純正エアフィルター
のりしろ部分にアルミ板で補強します。
このくらいの複雑さなら余裕で自作できます。
※正規品を買うと数千円もするのよ、このゴムとろ紙のパーツが。
なめんな。
ワタクシ達世代の聖書に近い伝説の名作「北斗の拳」によると、
人間は能力をほんの一部しか使ってないようです。
普段使われていない脳みその端っこ部分を稼働させると
部品の入手のむつかしさ
消耗品を安くあげる
とりあえず失敗覚悟で自作してみる
という思考に行きつくまでにはそんなに時間はかかりません。
「ないものは工夫する」
できるだけ脳みそを使って考えれてみると、
何とか自作できるものは意外に多いんですよ。
ということは・・
意外と何とかなるかもしれませんぜ、拳王様。
※ワタクシは最初は思慮が浅いので大体半分くらいは失敗していますが、諦めなければ最後は何とかなるもんです。