
いろんな雑誌で夏の信州ツーリング特集を組まれるくらいですよ。
ただし、
混んでる時期に混んでるところに行くと大変なことになります。
ツーリングのメッカはシーズンを少し外していくか、早朝などの時間をずらせいた方が楽しめます。
ワタクシ個人としては夏のツーリングは標高の高いところをお勧めします。
記事の内容
信州の代表的なツーリングスポット

バイクで走って楽しいに決まっています。
観光地化されたところもありますが、大抵は山の中です。
有名ツーリングスポット

Z750D1。某木曽の有名な展望台から。
空いててすきなんすよ、ここ。
自販機すらないけど。
大体この辺いっておけば間違いないです。
でも実際は、ディープ信州をめぐる方が楽しいのですよ。
※最近のバイク雑誌は、ディープな信州特集が多くて参る。地元民からしたら「そこまで紹介しちゃうの?」って感じです。
信州だって夏の昼間はマジで暑い

誰だ?夏の信州が涼しいとかいうやつは?
場所にもよりますが人が住んでいる平野部はもれなく暑いです。
それも、クソ暑いというレベルです。
大きく分けて、松本平、伊那谷、佐久平、善光寺平と県歌「信濃の国」に出てくる場所は人は多いがもれなく暑いです。
※広さの順に並んでいるところが信州人洗脳ソング「信濃の国」のすごいところですが歌詞からは木曽の立場があまりない。
昼間はクソ暑くても標高が高い所は涼しいです。
そして、
そういう場所でキャンプでも使用もんなら夜は寒くて凍えるくらいになるのだ♪
ちなみに・・
県歌「信濃の国」に出てくる伊那は谷です。
あんなもん、平地じゃないです。
良くまあ、こんなところに街があると思うくらいです。
平地部分は山に囲まれた部分で縦長です。
飯田あたりは本当に谷というか崖です。
わが国では、あれを平地とは呼びません。
※坂の斜度がすごいことになってる。用水路が滝のように流れてる。
ぜひ行ってみたらいいですよ。
長野の南の方に。
関連記事▼
へたすりゃ東京より暑いのが盆地の長野県


高原だけではないのですよ、長野県。
大体交通の大動脈は平地を縫うように走っていますので暑いです。
しかし、
内陸部の盆地というのは
「夏暑くて冬寒い」
という共通の気象条件が付いて回りますな。
※会津若松や京都もこれに近いです。
しかも、
ワタクシが愛する乗り物は、
- エアコンなしだったり、
- プロテクタフル装備で乗ったり
するという「忍耐を強いられる」物しかないが多い。


Z1-R。旧宿場のある街道は大抵暑いです。
当たり前ですが、川沿いの道は標高が低いんですよね。
当然、
冬は全く乗れなくなるので少なくとも乗れる夏のうちに何倍も遊んでおかないともったいないのです。
ちなみに・・
はっきり言って、この数年の夏はバイクやエアコンない車に乗る気にならんくらい暑いです。
当倶楽部は標高350m位あるがの位置にあるのですが日中は40度近くになっています。
※暑すぎて芝生が弱るくらい暑いです。
都会よりいいのは、
夜が比較的涼しくなるという内陸盆地の気候特性ですねえ。
※そして、お盆を過ぎると一気に秋めいてきます。
暑い夏の信州ツーリングは標高の高いところを狙え


標高2,000m級だとかなり涼しいです。
雨だとかなり寒いです。
山之上はガスってることも多いんですよ。
平野部で暑いからといって夏の薄いジャケットなどの軽装で上っていくと風邪ひきます。


DT200WR。近所の林道は標高1000m超えててで涼しいです。
林道は標高が低いと蒸し暑すぎるのですよ。
ちなみに・・
長野県の有名ツーリングスポット、ビーナスラインや志賀草津や麦草峠へ入るルートには日本中からライダーがやってきます。
真夏のライダーは、ものすごい軽装で上っていきますねえ・・
そういうのを見てると
「おたっしゃで♪」
とか思っちゃいます。
真夏で晴れてても1500mを超えるようなツーリングでは絶対寒いですのでちゃんと装備していきましょう♪
それぐらい涼しい(寒い)です。
※特に新潟側から入ると標高0メートル近くから極めて短時間のうちに一気に2000mを超えるわけで体感温度の差は計り知れないです。
関連記事▼
夏は奥志賀林道ツーリング!北信州の秘境雑魚側林道を完全攻略せよ! Toos 志賀草津道路R292から奥志賀方面に抜ける県道471号を北上・・ 奥志賀高原ホテルから県道502に変わり、北信州もみじわかばラインとかぬるい名称になってるが。 奥志賀高原栄線とか名称も変わる ...
夏は奥志賀林道ツーリング!北信州の秘境雑魚側林道を完全攻略せよ!
2019年夏、志賀草津道路ツーリング攻略。東西南北からのアクセス別まとめ Toos 夏は絶対に標高の高いところをツーリングするのがおすすめ! なにせ、平地は暑いではないか。 長野では標高2000m級のツーリングルートが数多い ※ちょっとした生活道路の峠でも1300mとかある ...
2019年夏、志賀草津道路ツーリング攻略。東西南北からのアクセス別まとめ
長野のビーナスラインをバイクツーリングで攻略。おすすめルートとキャンプや周辺宿泊ポイント Toos 長野のツーリングスポットとして名高い「ビーナスライン」です 2019年は、志賀草津道路が通行禁止区域があるので、こちらにバイク乗りが集中する気がします 非常に景色がいいところなんですが、混み ...
長野のビーナスラインをバイクツーリングで攻略。おすすめルートとキャンプや周辺宿泊ポイント
長野県のツーリングはガソリンも食料も補給ポイントを押さえておく


山間部に向かう前にこまめに補給しましょう。
信州らしさというか「360°山」という景観を持つ人が住む平野部ですが、いかんせん混んでる上に夏は暑いです。
極力避けたいところではありますが、
物資は平野部でしか補給できないと思っていいです。
逆に、
平野部を除くとまともに補給すらできない限界集落ばかりな状況が普通です。
長野には、たとえ二桁国道でもスタンドはもちろんコンビニすらない区間は多数あります。


有名な道祖神様。
近くにはトイレも自販機もない山の中です。
そして、
個人商店があればラッキー♪みたいな山間部の集落ばかりです。
※賞味期限が切れてるような缶詰や菓子パンしか手に入らないのがこういう商店。でもだいぶ減りました。
もう一度言いますが、長野ではむしろこういう状態が普通です。
ちなみに・・
長野県のツーリングでは、標高の高いところや山間部だけつなぐルートを作ることも可能です。
ただし、
補給のために街中を経由しなければならないこともあります。
一歩街を外れると、ガソリンや食料を補給できるポイントが一気に減ります。
ツーリングの際は、かなり余裕をもって行動しましょう。
キャンプの際はテント張る直前に給油するくらいの心構えが正解です。(土日や朝はやってないスタンドが多いです)
※それでも最近は広域農道とかにコンビニもできてはいます。でも、結構コンビニは潰れてもいます。
夏の観光シーズンは長野県の観光地には行っちゃダメだ


渋滞すると逃げ道もないし、抜くポイントがない狭い峠道を観光バスがのろくさと走るのでストレスがたまります。
しかも、
渋滞中はバイクからの熱風で高原にいることを忘れさせてくれます。


DT200WR。携帯カメラで景色の撮影はこれが限界ですな。
こういう見晴らしのいい場所が馬に食わせるほどあるのが長野県。
渋滞の傾向
多くの長野の観光地は駐車場に限りがあり、大体そこから渋滞が始まります。
さらに、
「サンデードライバー」
というちょっとしたカクテルみたいな人たちが運転する危険いっぱいの車が多いです。
駐車場待ちの列から突然、ふらふらと立ちはだかりますのでバイクでもすり抜け的な走りはやめましょう。
はっきり言って、
周りをロクに見ていない車が多いです。
また、
駐車場がいっぱいになると路肩に勝手に止め始める奴らが出てくるので、さらに無法地帯になります。
なので、
観光シーズンは観光地を外してルートを作る方がツーリングを心から楽しめます♪
ちなみに・・
街中にある観光地、善光寺や松本城などは混んでいる上に超暑いので覚悟が要ります。
こういうところは、せめて暑くない春か秋に来ることをお勧めします。
どうしてもそういう観光地を目指すのであれば
「早朝や夕方等、混んでいる時間をずらす」
という技が必要です。
長野ツーリン グでは県道を使いまくって本当の信州を見つけよう


信州らしさってのはなーんもない山の中の集落と自然が織りなす景観ではないか?と思います。
別段観光資源などないですが、なんかのんびりするんですよ。
限界集落に近いような田舎の村で、
ようやく見つけた商店の自販機とかで飲料買って、ぽけーっとしながら休憩する・・・
そういうのが田舎の山村っぽくて好きです。


セロー225W。県道メインでツーリングするのにはまっています。
誰もいないような県道は攻略し甲斐がありますな。
こういうところで、バイクの写真を撮ると意外にいい絵になります。
※今度写真撮ってきます。
ちなみに・・
長野県のツーリングの際は、国道や観光道路をはずして県道などを狙うとそんな集落ばかりです。
街と街をつなぐ細い県道レベルの山間道路は大体グネグネしているのでバイク乗りは楽しいと思います。
ただし、
コケて怪我すると、救急車は来ませんので慎重に。
ちょっと開けたところに乗り物を止めて、偶然アルプスとか眺めちゃったら素敵じゃないですか。
それはそれでいい思い出になると思うんですよ、へたに観光地に行くよりも。
関連記事▼
長野のツーリングでは食い物は期待するな


ただし、
そんなに美味いもんはありません。
※信州産の豚肉や牛肉はね・・裏情報知ってるのでメールください。真実を伝えます。
「信州の食いものには、あんまり期待するな」です。
そもそも、
ちょっと前までタンパク質確保で虫食ってたような信州で旨い食い物を期待しちゃダメです。
あ、そうそう。
ジビエ料理のラビットさんオシャレ美味しくておススメです。
関連記事▼


鹿肉カレーがまた美味い


鹿肉ソーセージもうまい!
[/st-mybox]
長野県の食材としては、
などあります。
いずれも大体ボリュームあるので暑い時期は気持ち悪くなります。
特にソースカツどんは、かなりボリューミーです。
※食った後、エアコンなしの車とか、ヘルメットかぶるとかちょっと正気の沙汰じゃない軽めの拷問です。
信州のソバなど有名ですが、観光地で食べると高いうえに待ち時間がシャレになりません。
※有名な蕎麦店は軒並み並ぶので開店時に間に合わなければいかない方がいいよ。東信地区のソバ屋は大盛りの度合いがすごい


昼飯に大盛りそばを食ってるようでは甘いのだった
蕎麦は美味いよ、確かに。でも大盛りは途中から作業になる
ワタクシとしては食事は、街道沿いの定食屋をお勧めします。
「昼の飯に金掛けるくらいなら夜のツマミに金掛けたい」
※ワタクシ個人の話をしますと、昼飯なんてどうでもいいんですよ、夜酒飲めれば♪
定食屋さんは当たればラッキー的な要素も多いですが当たった時の満足感は極めて高いです。
もちろんはずれも多いですが、それはそれでネタと経験値が増えたと喜びましょう。
※トラックドライバーの多い所は旨いです。
あ、野菜は旨いですよ。
夏ならトウモロコシ(ただし朝とれたものをできるだけ早い時間に食う。生で食えます)とか。
野菜は道の駅でおそらくどこでも大量に販売していますので、乗り物に積載力の余裕があればおすすめです。
関連記事▼
長野県のキャンプ場はオートキャンパーに要注意だ


特に標高の高い山方面のキャンプ場は夜寒いです。
信州にはキャンプ場がそこらじゅうにあります。
「お好みのひなびたところ」
を狙いましょう♪


どこも混んでる最近のキャンプ場。
そして道具が新品のファミリーキャンパーが増えた。
有名どころのキャンプ場は高いし、クルマでのオートキャンパーが多いのでうるさいです。
こういう人たちは情報誌やネットの情報を鵜呑みにしてくるので、有名キャンプ場に集まりがちです。
だいぶ減りましたが・・
全然有名じゃありませんが、気持ちのいいキャンプ場がものすごくたくさんあります。
こんないい設備なのに誰もいない、みたいなキャンプ場も多々あります。
そういうのを探し当てると、天候にもよりますが満点の星空を独り占めできたりします。
※光源がないと肉眼で天の川見えるよ。
ただし、
するのですよ、長野県の夏のキャンプ場は。
※クマやサルがごみ処理しないキャンパーの残飯をあさるらしいです。
長野県は温泉天国でもある


公衆浴場っぽいところなら格安で入れたりします。
街ごとに温泉施設があると思っても過言ではありません♪
ただし、
キャンプする場合は湯冷めに気を付けましょう。
信州でのキャンプは夜確実に寒いので絶対長袖の上下は必需品です。
とっととテント設営して風呂張って酒盛りするのが楽しいです
※だんだん寒くなってくるんですが♪


Z1-R。とりあえず、キャンプに行きたい。
お風呂入ってるとき、荷物どうしてるのさ?
皆さんに聞きたいのですが、温泉入ってるときのバイクの荷物ってどうしてます?
心配じゃないですか?
※ワタクシが早風呂なのは荷物が心配だからなのですよ。
関連記事▼
画像や場所なんかは自分で調べてください


そこから取捨選択しつつ、都合のいいルートを作りましょう♪
ワタクシの説明より解説が上手く、画像がきれいです。
要するにせっかく旅行に出るんだから、ストレスのない方へない方へ選択していくのがいいと思います。


ここからの景色もまた素敵です
どっち見ても山ですからねえ♪
最近は
ところにも「外国人旅行者」が結構います。
「みんな一緒でみんなと同じところに行って安心する日本人」
「自分の判断で自分の目で確かめていい旅にしようとする外国人」
という価値観の違いなのかもしれません。
せっかくなら後者の方が楽しんでいるような気もします。
ワタクシは、どちらかといううと外国人っぽい旅行をしております。
※群れて行動できないのは昔からです。
まとめ


そして何よりも、夏の信州ツーリングは意外に暑い!と覚えておきましょう。
- 「混んでる時期に混んでるとこにいかない」
- 「観光情報に踊らされない」
- 「夏は標高の高いところを狙え」
- 「飯にはこだわるな」
- 「補給はできるときにきっちりしておけ」
ということを、ワタクシがやってきたことをもとに書き綴ってみました♪


Z1-R。白樺林は個人的にテンションが上がります。
名もない県道に白樺の原生林があったりします。
夏は北海道もいいけど信州のほうが気楽でいいやね
と本気で思っています。
北海道は休みの少ない社会人にはハードルが高すぎるわ。
※フェリーの予約とか面倒くさいし。
この他にもツブログでは長野の隠れた秘密の観光スポットを地味に紹介しております♪
※県道走りまくれ!みたいな記事ばっかしですが。