外車は特にホイールが汚れます。
それには理由があります。
そして、
洗い方ではホイールのブラシの選択で全然労力が変わってきます。
常に新品状態とは言いませんが、簡単な水洗いだけで9割汚れが落ちればいいんですよ。
当記事の目次
ホイールを洗うのに有効なブラシの特徴
今回、色々試した結果、ブラシの髭が比較的柔らかい方が入隅の汚れが良く落ちることがわかりました。
※いろんな事やりつつ写真撮ってたので時間がかかり過ぎましたが。
タイヤ交換の時期にはホイールは洗うもんですね。
ですよね?
※汚いまま保管するとタイヤは傷むし、何より次に組み替えるときに自分が嫌な思いをします。
とはいえ、
なるべく効率よくホイール洗浄をしたいものです。
一日で4台のタイヤ交換
当倶楽部では近所のお年寄りの車のタイヤ交換もするのが恒例になっています。
この作業、年々落ちる体力とともにきつくなりつつあるのですが・・
一年を通して喰いきれない量の野菜や果物をもらうので断れなくなっているのです。
※大根4本一気にもらったりすると二人暮らしではなかなか減らないのですが文句も言えません。
とはいえ、
そろそろ勘弁してもらいたい。
正直、身体が持ちません。
というわけで、
最小限の労力でタイヤ交換&タイヤ洗浄をこなしたいというわけなのですよ。
いろんな洗車ブラシを試す
格好はいいんですが、作りが細かすぎるのです。
最近のカッコいいホイールは複雑な形状をしてる気がします。
細めのスポークを組み合わせるのは最近のトレンドなのかしら?
やはり、
軽量化と高剛性を確保するには複雑なデザインになるんだろうねえ・・
ただし、
格好は良くても複雑なデザインのホイールは極めて洗いずらいのです。
今回用意したグッズ
今回、少しでも簡単にホイールを洗浄すべく、今回複数の洗浄グッズを用意しました。
とまあ、貧乏この上ないグッズの数々です。
洗剤は使うの?
当倶楽部ではホイールを洗う際は別に洗剤は使っていません。
「洗剤で芝が痛む」ので洗剤は全く使いません。
家族に殴られるのを恐れなければ使えるかもしれませんがそんな勇気はありません。
※洗車の際も同様です。水洗い&バリアスコートです。
のがメインです。
この作業では新品のホイールのように綺麗にはなりませんが、ブレーキダストが9割落ちるだけでも印象は全然違います。
※何をやっても、どうせホイールは汚れます。
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どんなブラシが一番使いやすかった?
後、体力と根気も必要ですが。
■ホイールブラシ固
ブラシの髭が固いので複雑な構造のホイールの入隅には届かず。
ホイールの裏側のブレーキダストを洗い流すにはある程度固い髭のブラシが必要と思って長年使い続けていたモノです。
ブラシの髭は固すぎると洗う際に力が要ります。
複数車両のホイール(1台に付き4本)を洗うと次第に疲労が蓄積します。
柔らかい髭のブラシと比較してみるとかなり非効率でした。
※タイヤ交換の終盤(3台終了後くらい)になると右肩あたりがおかしくなるくらいの疲労度です。うむ、歳取ったな。
軽めの筋トレになります。
※タイヤ交換ってスポーツだよね・・
■ホイールブラシ柔
コレが一番簡単で効率が良かったです。
長めで腰がないブラシの髭がホイールの入隅にガンガン入っていくので数か所の磨きづらい箇所を磨くことができます。
ブラシの髭が柔らかいのでホイールに押し付ける力も弱くて済みます。
固い髭のブラシと比較すると数倍の効率のよさです。
とにかく、
方が入隅まで一気に磨けて効率がよろしいです。
そして、
「ホイール裏側の堆積したようなブレーキダストはあんまりブラシの髭が固くなくても落ちる」
ということがわかりました。
ブラシが物理的に大きいのでいっぺんに広範囲を磨けるのも素晴らしい。
何かのついでに買うとか、あと数百円買えば割引!とかいうときにおススメ。
■細めのブラシ
バイクのエンジン回り洗浄用としてホームセンターで売ってる奴です。
実際、オイル漏れがある旧車や2stバイクのエンジン回り洗浄に使うとすぐ油だらけになりがちで使えないという代物です。
エンジン並みに複雑に入り組んだホイールには有効かとおもったのですが。
というわけで、コレも却下です。
※一生懸命やってるつもりでも意外に洗い残しが多いです。
ただし、
洗ってる感というか「仕事してる感はある」ので暇な人はこれでも居んじゃないかと思います。
良くホームセンターで売ってます。
これも、あと数百円ネットで買えば割引適用!みたいな時についで買いってやつですね。
■使い古した靴下
コレがブラシかどうかは置いておいて。
当倶楽部ではSDGs(持続可能な開発目標)の一環として、積極的に廃品活用をしています。
※貧乏くさいとか言うな。
廃品活用なので、
ただの雑巾ですし。
ただし、
一度ブラシで大まかに洗った後、拭き残し箇所を細かく拭くにはこれが一番いいです。
手を靴下に突っ込んで汚れが残ってる個所を直接拭いちゃえばオッケーです。
※かなり便利です。
使い捨古下靴下は他の洗車グッズとの組み合わせで力を発揮するのですよ。
※ちょっとした軍手の代わりにもなるし。
何せ、全く惜しくありません。
ガンガン使い倒して最後は捨てちゃいますが、
「消耗品は最後まで使い倒してやることが最高の手向け」
という理解でいます。
というわけで、
ホイールの効率的洗浄アイテムのおススメは・・
の組み合わせです。
腰の弱い髭の長いブラシはもっと早くに導入すればよかったと後悔しています。
ホームセンターやカーショップなどで複数のホイールブラシを比較する際は、
「髭が柔らか目のブラシ」を選択することをおススメします。
※複雑なデザインのホイールを使う場合は特に。
ちなみに・・
10年くらい前に流行った蒸気を吹き付けて洗う「スチームバギー」、TVショッピングで買いました。
確か、1万円以上2万円近くしたと思いました。
TVCMでは、
みたいなうたい文句でしたが。
ケルヒャーが出してるとなると
「もう一度信じてみよう」
とか思うワタクシもいます。
という代物でした。
「全然ホイールのブレーキダストが落ちなかった」
という実績があります。
※TVショッピングの目の付け所が新しい海外物は大抵ダメです。
あと、酔っぱらってるときに
するのは気が大きくなって冷静ではありません。
危険すぎるので控えたほうがいいです。
※頼んだ覚えがないものが届くと我ながらビビる。
車はホイールやタイヤ周りが汚いと安っぽく見える
ホイールは地面に近いところにあるので汚れるのは当たり前ですね。
とはいえ、
タイヤやホイールが汚れていると車は途端に古く見えちゃうもんです。
タイヤの性能が上がっているので、最近のドライバーはタイヤに関して無頓着すぎます。
汚れてても特に問題はないとはいえ・・
高級車でタイヤとホイールが汚れているとなんだか悲しくなりますね。
汚い高級車よりも綺麗な軽自動車の方が幸せに見えます。
汚い高級車
最近街で増えているのが乗りっぱなしの高級車です。
1世代、2世代くらい前の高級車を乗りっぱなしにするのが流行ってる?
微妙に街の街道沿いの中古車屋さんで叩き売られている高級車とかぶります。
※こういうの見ると、高級車を買うのは「ほんと無駄」だと思っちゃいますよね。
ちょっと前の高級車は中古車で安くても部品は高級車なので高額なので愛着がなければ維持できません♪
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外車のホイールはブレーキダストで赤茶ける
街中では赤茶けた汚れが付いているホイールの乗りっぱなしの外車をよく見かけます。
※フロントブレーキの方が大きいブレーキキャリパーを使ってるので前輪の方が汚れは激しいです。
こういう車のホイールを外すと裏側は真っ赤(茶色)で、触れた手が素晴らしく汚れますね。
※ホイールに指の後がくっきり残るくらいです。
タイヤに艶がなくなってるとタイヤの摩耗も一気に進みますな。
これは、
ブレーキパッドとブレーキディスクの摩耗のカスがホイールに付着するためです。
ブレーキをかけることでブレーキパッドやディスクが摩耗します。
摩耗して粉状になった鉄分が熱いままホイールに付着し、
のが原因と言われています。
この鉄分が酸化して錆びるので赤茶けた汚れになります。
外車は消耗品が多い
外車のホイールの汚れが激しいのはブレーキディスクの消耗が早いことと関係があるようです。
200km/h走行も考慮している外車は、ブレーキディスクの寿命を犠牲にしてでも制動力を高めてると言われています。
※外車に比べると国産車はブレーキディスクの摩耗が異常に遅いです。
とはいえ、
国産車もディスクブレーキ装備の車のホイールはドラムブレーキに比べてはるかに汚れますよ。
ちなみに・・
「低ダストブレーキパッド」というものも存在します。
それになりにいい対価を請求されますが、
興味がある人は
「ブレーキパッドの交換のタイミング」
で検討するのがいいと思いますよ。
※つかえているものを無理やり交換するのはもったいないです。
ただし、
メーカーのうたい文句は
「制動力が変わらず、ダストが10分の一!」
みたいなのはあんまり信用しないほうがいいです。
ワタクシ的には「あんまり汚れ的には変わらん」と言うのが正直です。
※いろんなメーカーが出してるのでピンキリだとは思いますが。
そういうアイテムを調査していちいち実験するくらいなら、
純正のパッドを使ってマメにホイールを洗った方が賢い気がします。
※ホイールをたまに洗うぐらい、車のオーナーなら「割と当たり前」ですよ、何言ってんですか。
ドラムブレーキの車はホイール汚れが少ない
ドラムブレーキはブレーキパッドのカスがあんまり飛び散りません。
実際にドラムブレーキの車両はホイール汚れが少ないです。
ドラムが密閉されてるのでブレーキがらみのカスが飛ばないドラムブレーキは
「汚れないのが当たり前」
って言えば当たり前なんですが。
現在でも軽自動車や安価なファミリーカーのリアホイールにはドラムブレーキが採用されています。
絶対的に放熱性能は劣るとはいえ、街中で使用する際にはまあこれでも十分です。
タイヤ交換のタイミングでドラムの内部摩耗チェックと外部の塗装をして保護しています。
さすがに、
前輪までドラムブレーキだとおっかないですが。
※AT車なんかエンブレかけずにブレーキ踏みまくってる人いるしねえ・・熱こもるとブレーキ効かなくなるってことも知らない人多いんだろうなぁ・・
ちなみに・・
古い車はフロントもドラムブレーキだったりします。
ワタクシは若いので、
旧FIAT500以外フロントがドラムブレーキの車は見たことないです。
※当倶楽部保有の旧FIAT500はフロントがディスクブレーキ化してあります。
でも、
旧FIAT500ってドラムブレーキのクリアランス調整をすごく原始的な方法で実装しててビックリします。
さすが世界で売れまくっただけのことはありますな。
当倶楽部では、
旧FIAT500は年に二度タイヤ交換の時期にエンジンかけるだけになっておりますが。
※税金とかが高くてこれ以上ナンバー取れないのですよ。
ホイールは放置すると汚れが焼き付く
要するに錆びてるってことです。
この色はホイールに付けたまま放置すると次第に焼き付いてきます。
当然ですが、
汚れを放置すればするほど焼き付きますよ。
ホイール洗浄の裏技
時間をかけてもいい人向けの裏技なのであんまり大きな声では言えませんが。
色の薄い柔らかいオイルを使ってホイールに付いた汚れを落とす方法があります。
「クレンジングサラダオイル作戦」
と呼ばれています。
※古くなったサラダ油で十分です。
ボロイ歯ブラシにサラダ油を多めにとってホイール箇所をこすります。
※上下左右にマメにこすって、油が汚れてきたら拭き取ります。
これだけです。
要するに、
「ホイール表面に入り込んだものすごく細かい鉄の粉を油と歯ブラシで掻き出す」
イメージです。
ワタクシも舐めていましたが、実際にやると本当にブレーキダストの汚れが落ちます。
結構末期的?と思われていた旧miniERAターボのホイールはこれである程度落としました。クリアが剥げたところの汚れがひどかった・・
※歯磨きのTVCMで、歯の間のカスを掻き出すあのイメージに近いです。
一か所やると、延々とこの作業を繰り返すことになるので注意が必要です。
※でもやってみると楽しいので、暇なときにでもどうぞ。
目立たない場所でちょっとやってみてから全体に応用しましょうね。
あくまでも、自己責任で。
※サラダ油でやる場合、ちゃんと拭き取らないと猫が寄ってきても知りません。
まとめ
そして特に外車の場合は洗うのが大変な
「複雑なデザインのホイールは選ばない」
コレが一番ホイールを洗う手間が少なくて済みます。
「完璧にホイールの汚れを防ぐのは無理」
どうせ何やってもホイールは汚れます。
汚れ防止に躍起になって無駄な費用をかけるのはもったいないですよ。
ならば、
汚れたら洗えばいいんですよ♪
この程度でも洗浄は結構大変なのです。
車には4本もホイールが付いているんですよ・・
そのためには・・
「細かいデザインのホイールはなるべく選ばない」
というのがワタクシのホイール選択基準です。
ただし、
アバルト595コンペみたく「ホイールが選べない」車種も存在します。
そういう場合は・・
「腹をくくる」
これだけです。
確実にいえることは・・
足回りが綺麗だと車は締まって格好良く見えます。
タイヤがピカピカしてるとそれだけで「新車感」が増すもんですよ。
※細かく満足するのが車に長く乗るコツです。