VT250F バイク

【安物買いの銭失い】安価な社外のメッシュブレーキホースは簡単に破損する

安いブレーキホースは漏れる。

安いブレーキホースは漏れる。

 

ワタクシ
ふとVT250FHのフロントフェンダーを見たら後端部の塗装が剥げていました。
それもまだらに複数箇所(´;ω;`)
この原因は安物のブレーキホースが破損したからなのでした。
安物買いの銭失いとはまさにこのこと。
大いに反省しています。

 

VT250FHのフロントフェンダーの塗装が!

 

ワタクシ
ガレージ内に保管してあったVT250FHのフロントフェンダーの塗装が浮いていました。
この現象はブレーキフルードによる浸食ですな。

 

ガレージ内で整備をする際にバイクを押したり引いたりするのですが、
その時にVT250FHのフロントフェンダーの塗装が部分的に浮いていることに気が付きました。
フロントフェンダーの後部とアンダーカウルの前部です。
全体の塗装がダメージを受けているわけではなく、
部分的に塗装がぶよぶよになって浮いてるという感じです。

 

VT250FH。塗装にダメージを食らったフェンダー。

VT250FH。塗装にダメージを食らったフェンダー。


発見時は「うお!」とか言っちゃいましたよ、ええ。

 

これはブレーキフルードによる塗装の浸食ですな。
何度か経験があります。
※ちょっと古めのYAMAHAのバイクのマスターシリンダー付近はみんな塗装が剥げ気味。

ブレーキフルードがどっかから漏れてるってこと!?
塗装は剥げた原因はわかりましたが下手すりゃブレーキ効かなくなってたってことですよ。

これにはワタクシも激しく動揺しまして。
いろんな予定を差し置いてまで原因追及を開始します。
バイクがあるのに動かせないというのはワタクシのポリシーに反するのです。

ちなみに・・

塗装のダメージを見つけた瞬間、
「あーあーあーorz。」
と激しく落ち込みました。
何度か自分の目を疑ったりもしましたが事実は覆らず。

せっかく40年も前の塗装がそのまま残ってたのにねえ。
※車の世界ではそういう新車時の塗装がそのまま残ってるというのが高い評価をされたりします。

再塗装かぁ・・金かかるなぁ・・(´;ω;`)

まあ純正色のタッチペンは持ってるのでこれで胡麻化そうかな。
※目立つところでもないしな。

VT250FH。塗装にダメージのあるアンダーカウル。

VT250FH。塗装にダメージのあるアンダーカウル。


激しく落ち込もうと思いましたが、これも運命であると自分に言い聞かせます。
※事故ったら数倍のダメージだからまだマシ、と思うことにします。

アンダーカウルについてはケータハムSuper7のリアフェンダーの前のついてるガード(フェンダースパッツ、というらしい)みたいに、
アルミ板を張り付けてそれっぽくするのもアリかな、という気もしています。
※でもやっぱり純正色がいいなぁ。

バイクや車は改造すると価値が下がるのよねえ。
特に色変えは非常に評価が下がる項目なんだよねえ・・。
※どんなに上手く塗装していても、非純正色であればリセールバリューは下がりまくりですよ。

 

 

原因はネットで安く買ったメッシュブレーキホース

 

ワタクシ
ではどこから漏れているのか?
ブレーキフルードが漏れている箇所を探します。
と言ってもブレーキのラインは決まってるのでそれを下からたどるだけです。

 

一見、なんともないように見えますがスパイラルチューブとホースの隙間に液体があります。
こんなの注意しないとわかりゃしませんよ。

これをたどっていくと・・。

マスターシリンダーにつながるバンジョー部が緩んでいるのを発見。
じんわりとブレーキフルードが滲んでいます。
漏れたブレーキフルードがブレーキホースを伝って落ちていき、飛散してフロントフェンダー周辺に付着したということですな。
※それに気が付かずに1週間くらい経過したため、塗装が浮いたということですね・・。

確かにこのホースを組む時に緩み止めも回り防止もされていないのでちょっと不安だったんだよね。
※それなら組まないのが普通。

確かにブレーキホースとしてはかなり安かったのだけれど、
その手の機能は命にかかわるので大丈夫だろうという性善説を信じてしまいましたな。

が。

約3年間で大体1万キロ 未舗装路も走ったし 走行した結果、やっぱり緩んだというわけですよ。

さて、どうしたものか。

 

 

ちなみに・・

昔から何十回もブレーキ関係のメンテナンスをしていますが、こんなに明確に漏れたのは初めてです。

気が付くのが遅れたのは、

  • ブレーキフルードが多少滲んでもブレーキタッチは変わらなかった。
  • マスターシリンダーの点検窓から見てもブレーキフルードは減ってなかった。
  • からなのですよ。

    ワタクシとしてもまさかの事態です。
    マジで全然気が付きませんでした。

    とはいえ。

    わずか数滴のブレーキフルードでもこのくらいの塗装面への破壊力があるのですな。

    これからはこれまで以上にチェックしようと思いました。
    大きく反省しています。

    ねじれると緩むし閉めこむと破損する

     

    ワタクシ
    バイクのブレーキホースは柔らかいほうが高級です。
    可動部が少ない車用ならメッシュのブレーキホースは固くてもいいけれど、
    バイクはサスペンションで大きく動く際にブレーキホースはたわむのです。

     

    ブレーキフルードのにじみはホースとバンジョー部の接続の緩みでした。

    ねじれ防止対策がゼロでホース自体が超固いのでフロントフォークが伸縮を繰り返すうちに緩んだ、とみられます。
    ※ホースが固いためかブレーキタッチが劇的に鋭くなったのでまあいいかと思っていましたが、こういう想定をするべきだったね。

    緩んだ個所を締めてみます。
    とりあえず、漏れは止まるようでした。
    ただし、このままだと再度緩んで漏れるのは明白です。

    緩みはマスターシリンダー側だけでなく、
    キャリパー側でも見受けられました。

    各部を緩まないように少しきつめに締め付けると・・。
    バキッという音とともにバンジョー部が破損しました。
    ※増し締めしたキャリパー側が破損した(´;ω;`)

    ぼたぼたとブレーキフルードが噴き出すので慌てて広口のペットボトルで受けます。
    当然、車体に飛散したブレーキフルードにはパーツクリーナーを吹きかけまくります。
    ※やっておかないと2次災害に発展するからね。

    ブレーキホースって割と耐久性の高いパーツなハズですが、見事に破損しました。
    こりゃもう使い物になりませんな。

    まさに安物買いの銭失いという奴です。
    ※何十回もこういう経験しています。貧乏性はやっぱり損ですな。

    ネットではやすいメッシュホースが大量に売られていますがやっぱりこういうトラブルがあるのですねえ。
    ネットショップの商品のインプレッションをみると、
    バンジョー部の緩みを閉めこんで破損したという人は非常に多いので商品として欠陥なんじゃなかろうか。

    そういうものを平気で売る人がネットショップには結構いるのです。
    ※ブレーキホースに限らず、扱ってる商品の知識が皆無でもネットショップ経営している人は多いです。

    信用できるのは自分だけですなぁ。

    ちなみに・・

    最近のメッシュブレーキホースは非常に硬いのはなんでなんだろ?
    昔とは素材が違うのかね?

    昔のEARL’SとかGOODRIDGEとかのメッシュブレーキホースは柔らかかったんだよね。
    ※Z1-RとかZ750D1に使ってるのは当時のホースだけれど非常に柔らかい。

    Z1系はここまでやっても雨ではブレーキが効きません。

    Z1系はここまでやっても雨ではブレーキが効きません。


    このブレーキホースは30年くらい使っていますが寿命ってあるのかね?
  • むき出しのメッシュホースにスパイラルチューブかぶせる(前期)
  • メッシュホースにビニールチューブが巻いてある。(後期)
  • でサスペンションが縮んでもホースは自由に動いたので破損しなかったように思います。

    今、ネットで買える安売りメッシュホースの5倍は高かったけど耐久性も信頼性もあったのです。
    ※当時は上野でスパイラルチューブが1000円/mとかいう暴利で売られていましたが、他に手に入れる方法がなく、そういうもんだと思っていました。

    でも。

    いまEARL’SとかGOODRIDGEのホースってあんまりネットショップで売ってないよね?

    なんでだろ?
    ※円安で仕入単価が高いのかねえ・・。

    そういえば昔はこれらのステッカーは結構気かけたけれど今はほとんど見ないしね。

    安いものは要注意

     

    ワタクシ
    なんでもそうだけれど命にかかわるものはノーブランドとか安いものは敬遠しようと思いました。
    走らないバイクでは問題なくても止まらないバイクは命にかかわるからねえ。

     

    今回思い知ったのは、
    「商品なんだからそんなにひどいものはなかろうという性善説。」
    を信じすぎるのもなんだな、ということです。

     

    VT250FH。ブレーキ周り完了。

    VT250FH。ブレーキ周り完了。


    組んだ直後のブレーキホース。
    この頃はこんな事態になるとはI don't think.でしたわ。

     

    よく 中華の国製の 安いパーツを買って、
    「ネジ穴の位置がずれてる。」
    みたいなのはよくあるのですがそれは加工しちゃえばいいだけの話なので、
    当倶楽部ではそういうあやしい 中華製の パーツを良く買うのですが品質に関しては割と肝要なのでした。
    ※たまに当たりもあるし。

    でも。

    せっかく買ったパーツなのに、
    期待通りの性能が出なくてトラブルになった話は当ブログではたくさん書いています。

     

     

    まあそういうダメパーツもバイクを整備するのが楽しいワタクシとしてはアリなのですが、
    やっぱり命に係わるブレーキ系はシャレにならんと言ったところです。
    ※なのでガレージには使えないパーツが溜まるのだな。

    これからとりあえず命にかかわりそうなパーツは「一応聞いたことのあるブランド。」の製品を買うことにします。
    ※ブレーキとかタイヤとかね。

    まとめ

     

    ワタクシ
    こういうトラブルもあるのよ。
    立ち止まっても状況は変わりませんし、落ち込んでいても結局やることに変わりはないのです。
    さっさと対応してサッサと失敗してさっさとやり直すだけ、です。

     

    今回は安物のブレーキホースの話でした。

    ブレーキホースだけの交換なら別になんということもないのですが、
    塗装剝げの対応もせにゃならないというオマケ付き。

    そんなまさかの笠間君って感じですよ、ええ。

    かえって高いものになったということと、精神的なショックはどうしようもありませんな。

    ブレーキホースの破損て何?という気もしますが、ひとえに自分のせいです。
    誰のせいにもできません。

    当倶楽部に来た時点で付いてた新車時のゴムホースは、
    とっくに賞味期限切れなのは明白だったので交換しなければならなかったとはいえ、
    完成を急いだワタクシが悪いのだな。
    とりあえず、3年間10000キロ近く持っただけでもよしとしましょう。

    今後が買った時点で検品しておかしいなと思ったら使わない、というくらいの気概でパーツセレクトすることにします。

    大事になる前に気が付いてよかった。

    とはいえ。

    こういう子供だまし的な安物パーツがネットショップでは大量に売られているのが現状です。
    安物買いはこういう結果になりかねません。
     ※今月の散財っぷりはすさまじいんだけれども。 

    皆さんも気を付けましょう♪(´;ω;`)

    新しいブレーキホースが来たらインプレとともに記事にしようと思います。

     

     

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    Z1-Rに乗り続けて30年
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    ロータスヨーロッパに乗り始めて10年
    そんなワタクシのリアル実体験「北信州のりもの倶楽部。」です。
    車・バイク共に旧車生活の長さや田舎への移住経験、気が付いたことを記事にしています。
     使えない&くだらない 知識量には自信があります♪

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